概要
そうだ、犬に食わせちまおう
ホラー短編小説集です。各話は独立しているので、どこから読んでいただいても大丈夫です。
第1話【いぬのかお】……老母の遺体を処理するために、男が思いついたのは、衝撃的な方法だった。そうだ、犬に食わせちまおう――(10,357字)
第2話【人形屋】……人形屋の主人は言った。人形は玩具じゃない、魂があるんだ。飽きたから捨てるだなんてことは、できないよ。(8,583字)
第3話【滅ぶべき者】……未来を見る力があるという女性。俺の役目は、その女を捕えること。だが女は当然のことながら、すべてを見通していた。そう、すべてを。(10,081字)
第4話【記念日には青い薔薇を】……薔薇の花の咲き乱れる洋館に迷い込んだ、一人の子供。洋館の主は子供に語りかける。なぜ薔薇が青くなるのか知っているかい、と。(
第1話【いぬのかお】……老母の遺体を処理するために、男が思いついたのは、衝撃的な方法だった。そうだ、犬に食わせちまおう――(10,357字)
第2話【人形屋】……人形屋の主人は言った。人形は玩具じゃない、魂があるんだ。飽きたから捨てるだなんてことは、できないよ。(8,583字)
第3話【滅ぶべき者】……未来を見る力があるという女性。俺の役目は、その女を捕えること。だが女は当然のことながら、すべてを見通していた。そう、すべてを。(10,081字)
第4話【記念日には青い薔薇を】……薔薇の花の咲き乱れる洋館に迷い込んだ、一人の子供。洋館の主は子供に語りかける。なぜ薔薇が青くなるのか知っているかい、と。(
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!人は何に恐怖するのか
ホラーに欠かせないのが「生命の危機」と「警告」。
前者は言わずもがな。
「殺人鬼や悪霊に追われる」のと「万引きGメンに追われる」のとでは危機感がまるで違う。
Gメンも描写次第で面白くなりそうだけど。
いや実際面白いんじゃないか? 内申点に響くのを恐れる学生とか、アル中故にワンカップパクって早く飲みたいダメな大人とか。
それはひとまず置いといて……。
人間が最も恐れるのはやはり「殺される事」でしょう。殺されるまではいかなくても、死に等しいような耐え難い苦痛は誰だって嫌だ。
幸運にも日常で死を予感しないからこそ、非日常的な状況に恐怖し、感情を刺激される。
もはや麻薬みたいなものですね。死…続きを読む