恋に恋をする年齢と、人生の為に恋をする年齢。
その狭間でこそ、本物の恋を見つけることが出来るのではなかろうか。
そんな想いが去来するほどの感情移入。繊細な心象表現により、誰しも没頭させられる、そんな作品です。
自我が明確になりながらも、世界を知らない世代。自分の中のルール付け。その不文律へ反するものへ否定論拠をはめる。
ここまで見事に大学生の心情を表現する作品はなかなか見つけることが難しい。感服です。
そんな世代の心象を、男女とも、確かにそんな世代だよねとまったく違和感なく感じさせないストーリーも、これまたいい。
などなど、小難しい事を書きましたが、つまり何を言いたいかというと、大学生の頃にもどりてぇ(≧∇≦)!!!
そして、こんな恋、してみてぇよーーーーー!!!!! と、叫びたくなるほどのラブストーリー、同じ思いで悔しがる同胞を増やしたいので、是非ともご覧になっていただきたい!
悔しさだけ差っ引いて、素敵なストーリーをありがとうございました^^
軽い気持ちでしか女子と関わることのない主人公、樹。そんな彼が、ふとしたきっかけから少しずつ近づきはじめた、まるで妹のような後輩の咲。
そんなふたりの、爽やかで清々しい恋の物語です。
真剣な恋は重たいからと避けていた樹にとって、咲は可愛らしい妹そのもの。それでも、他の女子とは違う特別な何かを、彼女に対して抱かずにはいられなくて——。
本気の恋はきっと、自分でも気づかぬうちに始まるもの。相手への説明のつかない想いが少しずつ積み重なり、気づいた時にはもう、高鳴りを止められない。
そんな、恋の不思議さやときめきがぎゅっと詰まった美しいラストは、いつまでも印象深く心に残ります。
爽やかでまっすぐな若々しい恋を堪能できる、美しく素敵な物語です。