作者様の名作『雨宿りの際は、思わぬ先客にご注意を』の後日談──ということで、まずはぜひ本編を読み、感動を味わってからお読みください(^^)
雨宿りのバス停で、不思議なおばあさんと出会ったことで過去をやり直すチャンスを与えられた美麗。
本編では様々な努力をして、様々な経験をして、様々な感情を抱いた彼女ですが、その経験はすべて今のこの彼女であるがためにおばあさんが与えてくれたものだったのではないかと思えます。
本編でも心優しく努力家で十分魅力的だった美麗ちゃんが、今作ではしなやかな強さやさらなる勇気を身につけて、未来を変えようと努力します。
本編のネタバレになるから言えないけれど、周りの人達が温かく美麗を支える様子も素敵。
読んで心が温かくなり、タイトルがぐっと胸に刻まれる、そんな素晴らしい物語でした。