概要
岐阜県の郡上八幡といえば橋からの飛び込みですが……。
20年も経つと、故郷は何もかも変わっている。
俺も変わっていた。
だけど、こんなんじゃだめだ。
だが、旧友は囁く。
「変わりたければ、ここから飛び込め」
※エブリスタさまの「三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第74回『今も忘れない』で佳作入選しました。
俺も変わっていた。
だけど、こんなんじゃだめだ。
だが、旧友は囁く。
「変わりたければ、ここから飛び込め」
※エブリスタさまの「三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第74回『今も忘れない』で佳作入選しました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!思い出が交錯する、人を誘う物語
主人公が、何かに誘われてやってきた故郷の学校橋。
彼を誘ったのは、決して旧友だけではないと思います。
想いを寄せていた少女。
彼女の思い出も、白昼夢のような物語の大きな要素です。
詳細な地名のおかげで、読者それぞれにぴったりの舞台を用意してくれます。
そういった表現も、小説やホラーには欠かせない技法ですよね。
このお話を読まれた方は、きっと地元の同じような風景と、幼い頃経験した不思議な体験や、後ろめたい事件を、密かに思い出すのでしょうか。
最後。主人公の耳元で聞こえた声の主。
それは、物語に描かれた以上の想像が出来ます。
不思議な物語をありがとうございます。
にぎた