日常の、何気無い一つのコマに満ちる謎の塊。影と言ってよいのでしょうか?喪失感だとか、ちょっとした意識の裏側に潜む、得たいの知れない影が、突如顔を除かせるお話。不気味であるけれど、主人公はなぜかすんなりと、抗うことなく受け入れてしまう。きっと、それは自分自身の影だから?色々と考えさせられる物語です。にぎた
あたりまえだと思っているものはどこか安心してるのだと思います。本編にある家電品もそうですし、スマホやSNS、街に出歩いてる人。それが当たり前。誰も歩いていない街やスマホがない日常。あって当たり前と安心していたものが突然なくなった時の不安や怖さ。そんなものが電池をキーワードとして描かれています。私たちは世の中のあらゆるものに対し、当たり前と思わず、感謝しないといけませんね。。
日常の喪失を現した話です。言葉の意味を理解すれば、むむ、となり、そういうことなのかと納得できます。普段当たり前のものがなくなる、これほど怖いものはありません。ものだけでなく、不意に自分の人格がなくなっているかもしれない、そんな些細なできごとをただ、電池というエネルギー源に変えて語っています。次の作品に期待して星2つ送らせて頂きます。