崩救神陸─希望も絶望も全ては仕組まれたものだった─

個人的に非常に優れた小説作品だと感じております。


詳しい作品レビューは後ほど執筆させていただきます。

第33話までのレビューとなります。

現代で目も当てられない凄絶で陰惨ないじめに、毎日耐え凌ぐ主人公の雨川思恩（あめかわしおん）。
実の弟、奏時（かなと）を失った本当の理由を知ってから沸き起こる憎悪に胸が締め付けられるような共感を覚えます。
思いを同じくした仲間といじめグループへの復讐を果たすべくナイフを手に。
相手の背中にナイフを振り下ろすサスペンスシーンや窓から飛び降りて至らしめる狂気に息を呑みます。
しかし、この復讐劇、さも当然に自然な感情任せの成り行きかと思いきや、どうやらそうではないのです。

物語の真の黒幕は誰か？
これは、神陸（しんりく）という異世界を巻き込んだ仕組まれた罠なの…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（190文字）

ジャンルはえっと、異世界ファンタジーだな。
よし……！と思い読んだ自分は、1話から展開にハラハラとさせられ、もう既にこれからの展開に期待が止まりません。

これはただならぬ雰囲気を持っていますぞ、この作品は！

読みやすく、展開もスムーズであっという間にここまで読んでしまいました。
非常に緻密に構成されている気がします。
キャラクターの感情が伝わる描写が見事だと思いました。
先がとても楽しみです。

イジメという重い(けれども身近な)問題をメインテーマにしているとお見受けしました。

これからどうなっていくのか、怖くも楽しみな作品です。