概要
白くて大きなもふもふさんとの出会いで、ちょっぴり前向きになる成長譚。
【あらすじ・ネタバレ注意】
始業式、鏡文月は自宅マンション前で人生を変える不思議な出会いを果たす。ペット禁止の建物に現れた、文月より大きな真っ白な犬が話しかけてきたのだ。
その犬は香春隆文と名乗り、子供にだけ見える謎めいた存在だった。隆文は自分を「妖精の一種」と称し、「ワケあり」で犬の姿になってしまったが、善行を積むことで神様との約束により元の身体に戻れると明かす。
隆文は文月に「一緒にヒーローになろう」と提案し、文月の身体を借りたいと申し出る。隆文が憑依すると文月は意識を失い、頭上にオオカミの耳が一対生えた不思議な姿に変身する。この変化は大人には見えない仕組みになっている。
隆文に身体を乗っ取られた文月は、普段とは正反対の行動を取り始める。母親に感謝を示し、進んで家事を手伝い、隆文の料理
始業式、鏡文月は自宅マンション前で人生を変える不思議な出会いを果たす。ペット禁止の建物に現れた、文月より大きな真っ白な犬が話しかけてきたのだ。
その犬は香春隆文と名乗り、子供にだけ見える謎めいた存在だった。隆文は自分を「妖精の一種」と称し、「ワケあり」で犬の姿になってしまったが、善行を積むことで神様との約束により元の身体に戻れると明かす。
隆文は文月に「一緒にヒーローになろう」と提案し、文月の身体を借りたいと申し出る。隆文が憑依すると文月は意識を失い、頭上にオオカミの耳が一対生えた不思議な姿に変身する。この変化は大人には見えない仕組みになっている。
隆文に身体を乗っ取られた文月は、普段とは正反対の行動を取り始める。母親に感謝を示し、進んで家事を手伝い、隆文の料理
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!がんばれ文月ちゃん!
子どもにしか見えない、ふしぎなオオカミ「もふもふさん」が、コンプレックスやや多めの小学校6年生「鏡 文月」ちゃんをちょっとずつ変えていく物語です。
等身大のキャラクターが、とても読みやすい文体で綴られているので、すいすい読み進めることができます。
また、文月ちゃんがもふもふさんの助けで、自分を変えていくことで、少しずつ周りとの関係も変化していくのがいいなあ、と思っております。
あと、個人的には特に、主人公の文月ちゃんと貴虎くんの、縮まりそうで全く縮まらない距離のもどかしさに「あああああ!」ってなっております。思春期直前の醍醐味。
ぜひぜひ!