バトルの行方

　新エネルギーを発見したふたりの物理学者と雇われたふたりの操縦士が、それを使った通称<かぶと虫>の飛行とレーザー照射実験を、資金提供した支援者に支えられながら北海道の研究所で行っていた。
だが、強盗に研究所を襲われて実験機と機器一式を強奪された上残った機器を爆破される。
ただ、予備機を渋谷区にある支援者宅の別棟で管理していて学者は研究を続ける。
　実験を進める中、学者らの三人の子供が次々に自殺を装い殺され、支援者の妻は放火により殺された。
被害者家族は有名探偵に調査を依頼する。探偵は一件ずつ真実を暴き殺害した犯人を特定し事件を解決してゆく。
その結果、実行犯の背後にある国会議員の存在が判明し、学者らは仇討ちをしようと考えるが、その実行前にその議員が暗殺される。
　以降、国会議員や官僚などの暗…続きを読む