概要
朝鮮戦争を生きる男二人の、友情かどうかよくわからない関係とその決着。
辺境の村の領主の屋敷で働く使用人であるミンギルとテウォンは、奴婢に近い存在として、常に軽んじられ馬鹿にされてきた。
お互いの存在しか頼る者がいない二人は、兄弟よりも深い友情で結ばれており、楽しいことも辛いことも何ごとも分け合って生きている。
しかし「朝鮮民主主義人民共和国」という名の新しい国が戦争を始めたことをきっかけに、二人の人生は徐々に違うものになっていく。
朝鮮戦争を生きる二人の北朝鮮の兵士の、友情かどうかよくわからない関係とその決着の物語。
※noteにも掲載しています。
お互いの存在しか頼る者がいない二人は、兄弟よりも深い友情で結ばれており、楽しいことも辛いことも何ごとも分け合って生きている。
しかし「朝鮮民主主義人民共和国」という名の新しい国が戦争を始めたことをきっかけに、二人の人生は徐々に違うものになっていく。
朝鮮戦争を生きる二人の北朝鮮の兵士の、友情かどうかよくわからない関係とその決着の物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!互いを補いあい、全てを分け合い生きてきた男二人は朝鮮人民軍の兵士となる
屋敷で奴婢扱いされているミンギルとテウォン。体格や能力、すべてが正反対の二人はお互いに足りないものを補いあって生きていた。何事も分けあい、いつでも一緒だと信じていた二人の関係はしかし、国に訪れる変化と共にゆっくりとズレていくのだった。
ミンギルを通して「朝鮮」を擬似体験できたように思います。それは緻密に描かれた暮らしや文化等であったり、重い歴史であったり、彼が物事に向ける思考・感情であったり。そういったものを私も実際に目にし、肌で感じ、時にミンギルの感情を直に受け取り、時に一歩引いた所から彼やテウォンという人間を理解しながら読むことができたように思います。
二人の、辛い今を耐え未来に期待す…続きを読む