【完結済】あきらめオメガは幸運をもたらさない…!?

「瓶底眼鏡」と出会った早々、自分への陰口を聞いたレイは牧場で競走用の大型の鳥“ラウチェ”のトレーナーをしている。
　そんな彼が“ラウチェレーサー”として育成を頼まれたのは牧場のオーナーの息子であるクードという陰口を叩いていた青年。しかも「オレ、アルファだから、なんでもできるよ」と自信満々に宣言する超お調子者だった。
　クードはカミリヤという名のチャンピオンに強い憧れを抱き、自身もチャンピオンを目指している。だが専門学校を卒業したわりにラウチェの基本すらできていなかった。
　そんなクードに、彼の目標であるルーキーカップ制覇をさせるべく、基本技術やレーサーの技術を教えていくとアルファであるクードは急成長。ルーキーカップの上位レースへの参加資格を得るまでになった。
　そんな彼の成長はなんだかんだで…続きを読む