概要
異世界転移こそが我らがオカ研の使命なのだよ!
北紅葉高校オカルト研究部部長、原 桐子は異世界へ転移する方法を見つけることに没頭していた。ある時は薄気味悪いトンネルを何十回も往復したり、ある時はエレベーターのボタンを意味不明な順序で押したり、またある時は丑三つ時に鏡の前で「私を連れていけ!」と絶叫したりと、来る日も来る日もあの手この手を使って異世界に至るためのアプローチに身を捧げていた。
そのような奇行に毎度付き合わされているオカ研唯一の部員、田中咲也、通称ライトは桐子に呆れつつもなぜか放って置けないでいた。
そのような奇行に毎度付き合わされているオカ研唯一の部員、田中咲也、通称ライトは桐子に呆れつつもなぜか放って置けないでいた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「それじゃ転生だろうが」
異世界転移に固執するオカルト研究部部長(ボクっ娘)と彼女に振り回される主人公の受難(?)の日々を描いた物語とは呼べない何か。
異世界転移に至るために諸々の儀式に血道をあげた挙句、最終手段とばかりに貨物トラックに飛び込もうとした部長に主人公の放った一言が「それじゃ転生だろうが」。けだし名言である。
そして7巻以上刊行されているらしい作中作「ハゲ治療は異世界で」(略称イセハゲ)が気になるのは私だけではないはず。本作が売れた暁には是非ともスピンオフとして作品化していただきたいところ。
と細かいところが刺さる作品ではあるが、基本、異世界転移以外に興味のない部長(ボケ担当)と主人公(ツッコミ担当)の青…続きを読む