月光旅譚　～あずきとおはぎと月の女王～　

小学六年生の野咲あずきは、ある日祖母から送られたメッセージカード内に、妙な文言を見つける。

『月の女王は紅茶がお好き。満月の夜、湖に小舟を浮かべ、ティーパーティを催します』

夏休みになり、飼い猫のおはぎを連れて祖母の家に遊びに行ったあずきは、そこで自分に流れる魔法使いの血のことを知ることとなる。

そこで祖母より教わった、自分が実は、魔法使いの末裔であるという真実。

飼い猫おはぎと共に、祖母の家近くに密かに存在していたゲートを通って魔法世界に跳んだあずきは、月の女王の住まう月宮殿を目指して箒に乗って旅をするのであった。

本作はわたし、雪月がアマチュア作家を始めて最初に書いた作品のリメイクとなります。
ルールも分からず情熱だけで書いたものを、今の雪月ならどう書くか、と考えブラッシュアッ…続きを読む