まならい

～「まならい」のあらすじ～
西暦2032年。
第三次世界大戦終戦から八年が経った日本。
今もなお、危険な未確認疑似生物兵器【ウミック】の破壊活動が魔術道具（魔具）を使った魔術で行われている。
大人だけでは破壊活動が間に合わないため、子どもへの破壊活動を日本内閣府が普及・推進している。
例えば、初等教育で、魔術を習う「魔習い」の授業を設ける。夏休みや冬休みに「魔習いの家」を児童開放して、破壊活動を支援する。

この、いつ世界大戦がまた始まるかわからない国際情勢下。
主人公の小学五年生、一条　白黒有栖には魔具患者として、差別や偏見を受けている。
一年半前に、夏期魔習いの家での米国製魔具暴発インシデント被害のせいで、今も後遺症に苦しんでいる。
危険な米国製魔具輸入・所持・使用禁止となって、次の「冬…続きを読む