11話 ドイツの国じまい(仮宮村 婚姻花視点)
二歳まで
お
だから、
それでも。
両親に
ドイツへ
ドイツへ帰る日が
クリスマスプレゼントなんて、いらない。
わたしはドイツに帰りたいだけ。
22時21分。
<ブルーメ。日本へ来たときに、
「ううん。ていうか、アリス。
クララもわたしも、
今
イギリス
<イギリス製?
「わたし、フランスに
わたしたちの元親は、そこまで
<クララちゃんの
「ありますよ。ヨーロッパでは、魔銃を
わたしの
<クララちゃんは魔銃で端末を充電している。クララちゃんの端末
でも、
地下室のスピーカーから十五分に一回、日本
<
パニックを
大蕗寮の地下室でも、ラジオの
ニ十分
でも、こんなニュース通知なんて知りたくなかった。
[
でも、端末のエネルギー
今はもう日本のラジオが
<
さらに、
今、日本のラジオでも速報として
<
「世界でヨーロッパが
そして、「ヨーロッパの
「ドイツ記念国?ドイツが国じまい?
亡命政府は?」
わたしの
先谷先生も、
「もう、国として
わたしはいつ、ドイツへ行くことが出来るだろうか。
わたしの
「ドイツ大使館はドイツ記念大使館として
「日本も戦争に
先谷先生ははっきり「怖い」と言ってくれた。
「第二次世界大戦のときは『負けました』って言ったでしょ。
第三次世界大戦はよくわからないうちに終わっちゃったし。
第三次世界大戦は
一年の
戦争は
先谷先生だけは
飴をカランコロン、
「
わかんないよ」
先谷先生はとうとう飴を舐め終えてしまって、ソファーに
「世界が
こうして、国っていう
でも。
「ブルーメは日本で
ルナとエンドが「
わたしは先谷先生から
<わたしは
「今は東京の話なんて、していない!」
先谷先生も「
「アリスの
東京だって、ドイツだって、時代で
ドイツの
でも、再建国を思うことは
人それぞれ、ものごとのとらえ方は
エンドが
「イチゴは
しょっぱいイチゴなんてありえない。
アリスもエンドも
わたしは
悪いのはドイツを
先谷先生はもういつもの
「ブルーメだって、【ウミック】から逃げ回ってる先谷先生には言われたくないんじゃないですか?
今日もお
先谷先生が
いつものエンドらしい、
<先谷先生。
もし、この
「
<アリスちゃんは、ブルーメちゃんの
先谷先生は
ブルーメちゃんは、
中型・大型の破壊活動は、
涙堂先生が
「わたしはバンクカウンセラーです。
破壊活動は
<じゃあ、もう、喋らないで。
君が喋ると、
僕がそう
だから、もう、先谷先生は何も考えなくて良いんだよ。
地下室で
「涙堂先生。
今はそんなこと、どうでも良い。
クララちゃんの
地下室で避難していたい先谷先生は一人で
エンドの
あっ、そうだ。
クララ。
わたしの妹。
二時間前、
でも、この寮にいると、「ずっとお姉ちゃんをする」のを
「クララちゃんのいる寮から、
『遮断は
エンドは
「
そうですよね、涙堂先生?」
<
「
これから、
ルナもわたしも
<いつまでも、言うこと聞かない日本を捨てるんだ。
<俺たち日本人、
だから、難民として逃げなかった日本人は
ルナ、殺されるなよ。
ルナの兄、
<
でも、俺はルナの口に
日親君の
「
本当に死んじゃうの!
戦争
<
おばさん、アンタは民間人だ。
アンタは地下の避難所でそのままピーピー泣いてろよ>
日親君の言葉は
先谷先生はもう、涙さえ
わたしは倉庫にあった
「
それだけのこと。
わたしは先谷先生を
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