自分の書いたものって愛着があります。それがどんな長くても、見直して、手を入れたくなる。そんな愛着があります。その愛着は――執着といってもいいかもしれませんが^^;じゃあその執着はどうやって生まれたの? その「卵」は?その辺のことをさらっと紹介してくれるこのエッセイ、その紹介するのは、書いているものだけでなく、書いている人のことまで紹介してくれます。それも、赤裸々に。その姿勢が凄い。そういうところが、良いと思います。ぜひ、ご一読を。
思えばあの古典は不思議だらけだ。物語に登場する華やかな女性たちに対して、なぜか男連中は雨の夜に女の品定めでしたかな? でも人生を変えたのはまさしく女たち。特に源氏の人生は明石と須磨で大きく変化します。でも秘蔵っ子の紫の上が好きなんだろうね。 それはさておき、それが『源氏物語』の世界と平安貴族の不思議です。そんな現代との違いを時に楽しくパロディに、時に真面目にオマージュにする著者の創作の思惑が垣間見えます。本編のサイドメニューとしての創作秘話に、楽しく作者の人となりを読んでみて下さい。
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