第18話 創作について 2
モノを覚えるのが極端にしんどい、本が読めない、文字を起こせない、耳から入る言葉も時々バラバラになる……。
これが年なのかと思っていましたら、単に小さかったと侮っていた脳溢血の「後遺症」という驚愕の事実でした。(セカンドオピニオンの大切さ……もう大丈夫なはず!)
それでもなんとかなり、ようやく不定期テレジアを、週刊テレジアに戻せるようになった昨今ですが、看板倒れに終わった前回の「創作話」……需要は見込めませんが、今回は、わたしの創作について書きたいと思います。(※誤字脱字の話はまたいつか……?)以下、エッセイだけ不意打に読んでしまった方には、意味不明な文章ですみません。まつ毛パーマ回などは、エッセイ的には、割に面白いかと……。
***
※ほぼテレジアに照準が当たっています。
「たての糸は史実~♪ 横の糸はフィクション~♪」
歴史カテゴリーに置かせて頂いてはおりますが、「テレジア奇譚」架空戦記の名のとおり、源氏物語の弘徽殿女御が現代へ……からの、オーストリア、ハプスブルク帝国、マリア・テレジア大公女への転生話なので、のっけから歴史小説ではないと言えばないのですが、マリア・テレジア(弘子・テレジア)のお話は、もともと別小説「葵の上奇譚」で、ちょっと書いただけの小話でございました。(それが、今現在三十万字突破……)
書き出したきっかけは、もともと気になっていたのと、丁度、葵の上奇譚を書き終え、終わりかけていた?(少しあやふや)ので、女大公となってからのマリア・テレジアのキャラが粒だっていた、その上、幼少期が至極普通の姫君育ちだったという史実、そしてハプスブルグ家には結構な数のいわゆる「ハイスペック姫君」がいるのも幸いし? 幼少期の話を盛れば、ちょっとしたお話になるかもしれないと、パラパラと手持ちの歴史本をめくっていたことでした。
面白すぎ……隠れてお肉とか!(はい、いまのところ、テレジア奇譚では、パパのカール6世が罪をなすりつけられております)などと……そんなこんなで、いまだ書き続けています。
で、わたしは基本的に、時系列をあちこちに飛ばす書き方をしているので、お察しのとおり、自分でもややこしいことこの上なく、書き方としては、史実を大雑把に年表を自分で書き起こしてから色々付け加え、オリジナル(え? どういうこと?)年表に変換して、目をやりながら話を書いてます。
他には、登場する架空団体の名簿なども作り、読み返しながら、史実すらも、ややずらしたりしつつ、なるべく面白くなるように書いております。(小粋なジョージとか、ピョートル大帝とか、色々おかしいのも、間違い探し的な楽しみにしていただければ幸いです)
あとは、実在と架空の登場人物を、オリジナル年表にはめ込んで、現実の人物像を追いかけ、そぎ落としたり付け足したり、架空の人物を設定し、名前をつけ人生の歩みを考え、生涯をはめ込み……自己満足なハッピーエンドを用意!
そんな訳で、自家製の年表と架空人物設定書、史実人物を再設定したりしなかったりの覚え書き、本物の歴史関係の本を広げて創作するスタイルが、最近の定番です。
葵の上奇譚の時は、源氏物語と平安時代関係本を二宮金次郎のように背負い、ただただ走り続け、ホームズの時は、ヴィクトリア時代関係本を、聖典と一緒に積み上げ、もう見過ぎてすり減りそうな円盤を、更に回しておりました。また、限定に置いている葵の上異端は、書き出したところですが、頂いたアイディアなどで、想像をふくらませたりして、楽しく書かせていただいております。
テレジアは、ようやく書く為の方法が定まりつつありますが、まだマリア・テレジアちっちゃいので、マリー・アントワネットまで、わたしの人生が持つかどうかが、完結の一番の鍵になるのかもしれません?
2024年7月 桜姫も書きながら……。
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