ふとしたことから、喫茶『英仏屋』厨房の扉を開いて、タイムスリップした女子大生のマリア。
あの超有名なシャーロック・ホームズが住む、ベーカー街221Bの下宿に来てしまいます。
とってもゴーイングマイウェイなホームズと共に、事件解決に手を貸すことになり、かなり危険な企てにも参加したりして、マリアは、波乱万丈な出来事のただなかにつっこむことに。
シャーロック・ホームズはじめ、ワトスン博士、ハドソン夫人、レストレード警部など、有名どころもたくさん登場して、とっても面白いですよ。
ファッションや貴重な陶器・古物、慣習や背景からも、当時の英国の雰囲気をたっぷり味わえる素敵な作品です。
ぜひ、おすすめします。
グラナダという英国のTV局が製作した「シャーロック・ホームズの冒険」というTVドラマをご存知でしょうか。
かつてNHKで放送され、絶大な人気を誇った、かの有名な名探偵のドラマであるが、あの世界、あの雰囲気、そしてあの名優の姿と名優の声に、もう一度触れたいと思う時がありませんか。
実は、この作品内では、そんな夢がかなう魔法の扉があります。
その喫茶店の厨房の扉を開けたら、そこはベーカー街221Bです。
あとは――あのTVドラマを思い出しながら、浸りましょう。
そこには、きっと想像もつかないあの名探偵の姿が、あるかもしれません。
是非、ご一読を。
これ、シャーロッキアンなら必読の小説ですよ。
そここここにホームズ愛が詰まっています。溢れています。
ヤバイ薬をやっている時のホームズ先生はかわいいしw
マリアさんやテレーゼさんに技をかけられて撃沈する時もかわいいしw
ずっと笑いが止まりません。
本作には、ホームズ先生の旧友マスグレーヴさんや、原作では可哀想な人だったキティさん、無法者で情報屋のポーキーさんといった、懐かしいおなじみの方々も登場します。
モネさんワールドに生きる皆さんは、凄く元気。魅力的。そしてかわいい!
原作も良いけれど、この作品でしか感じられないエクスタシーというものがあるんです!!
個人的には、レストレード警部が推しですね。
これまでの私は、ホームズものならどの作品でも「ホームズが一番!」と思っていたのですが、本作の警部はとても素敵で良い人で、それからちょっと可哀想で、初めて「ホームズよりも警部が好き!」となりました。
警部、お願い! お嫁さんにしてーー!
毎週の更新がとても楽しみです。どうか一生終わらないで!!!