概要
『女傑が女傑に転生しました!!』
負けず嫌いにも程がある!『源氏物語』の悪役令嬢ならぬ、悪役女御、弘徽殿女御が、名誉回復後、まったり現代で女子大生として暮らしていたら、今度は、あのマリー・アントワネットの母、未来のオーストリア女帝、まだ幼いマリア・テレジア大公女に転生!
フリードリヒ大王? フランス? トルコ? 絶対に負けないわ!? そしてやっと出会う運命の人。あなたに会うために、わたしは生まれたのね
負けず嫌いが再び火を噴く、精神年齢千歳を超える、元、女御が恋と戦争に走り回る架空戦記。
女帝の夫、そして、あの悲惨な運命を迎える子どもや孫たちの幸せのために彼女は進む。 ハプスブルク家、ほぼ、ハッ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!マリア・テレジアを巡る壮大な歴史ドラマが必見!!
あらすじ:『源氏物語』の登場人物のひとり弘徽殿女御(こきでんのにょうご)がハプスブルク家の『女帝』マリア・テレジアに転生します。宿敵フランスや新興国プロイセンとの戦いに勝利するため幼女の頃から準備を進め運命を変えるために奔走する物語です。
おすすめポイント①:複雑でわかりにくいハプスブルク家や周辺国の歴史や登場人物がわかりやすく詳細に描写されています。要所で登場人物紹介や用語解説もあり歴史が苦手な方でも読み進められるでしょう。
おすすめポイント②:マリアや取り巻く人々の日常風景が面白い。明るく前向きなマリアや家族を愛するカール6世、美人の母親、優秀な夫フランツ、ハンガリーの貴族たちの人間…続きを読む - ★★★ Excellent!!!平安と現代を渡り歩いた最強才女が、近世最高の女傑に転生⁉︎
タイトルにある通り、平安から現代に転移した女性主人公が、今度はハプスブルク家を盛り立てた女性、マリア・テレジアに転生して大活躍するお話です。
概要としては、転生したマリア・テレジア(改)が現代の知識を容赦無く持ち込んで、ウィーンのために働きます。
打倒プロイセン、打倒ポテチ王子を合言葉(?)に、個性豊かな(史実)周囲の人間を巻き込み、コメディ調で話が進むのですが。
本人は勉強家で、当世の知識もちゃんと沢山学んでいきます。
主人公以外でも、楽しすぎる登場人物達が、毎回毎回どんちゃん騒ぎのようにお話を盛り上げます。
ちょっとした会話のやり取りの、言い回しの一つ一つが面白いんですよね。
固有名…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女帝マリア・テレジアと巡る欧州冒険活劇紀行。華やかなハプスブルクの栄光
マリー・アントワネットの母として有名な女傑マリア・テレジアに転生する物語です。負けず嫌いな主人公が幼少期から歴史を改変する戦記物ではあるのですが、この時代の欧州の華やかなファッションや風俗が丁寧に描写されていて、作品の中に入り込んでいくような感覚が味わえます。ある時はカフェでザッハトルテを食べたり、ある時は宮殿でオリオスープ(検索して豪華さに驚きました)を飲んだりといった細部も楽しめます。物語が進むにつれ歴史が改変された驚きの展開になっていきます。果たしてどこまで変わってゆくのでしょうか? 是非ご一読ください。
- ★★★ Excellent!!!その女、マリア・テレジア――史上、燦然と輝く女帝にして、「欧州の祖母」
マリーアントワネットの母であり、「欧州の祖母」といわれる女性がいます。
その名はマリア・テレジア――オーストリア、ハプスブルク帝国の女帝。
その数奇な人生は、異国のためか、この国ではあまり知られていません。
そんな人に転生してしまったら、どうしよう!?
――というのが、このお話です(強引ですみません^^;
実際には主人公の言葉や地の文で「どうなっているか」「これからどうなるか」が触れられていますので、そう堅くならずに、構えずに読めます。
そして楽しいです。
歴史ファンとしては、やがては「欧州の祖母」として、ヴィクトリア女王(ホームズの時代の英国女王)、アリエノール・ダキテーヌ(リチャ…続きを読む