サクラクラゲの西洋館

出店でもらった箱を開けると、灰色のユリのような花が入っていた。
その花の匂いを嗅いだ途端に私は意識を失い、気づいた時には服装が変わっていた。

人違いで本に人生を取られた私は、不老不死状態になってしまった。
私は元に戻してもらうべく、サクラクラゲにある西洋館へ行くことになった。
その館には、１人の男性が使用人と暮らしていることになっている。
しかし実際は、不老不死状態にある4人の男女と、本の中に生きる１人の女性が一緒に暮らしていた。

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【長編小説】LIIN『サクラクラゲの西洋館』【紹介動画（色付けなし）】
https://youtu.be/pnI5xqFN0Yo