第10話 天界ダンジョン
カリストさんと瞬間移動で天界に到着した。
すぐに天界ダンジョンに飛ぶ。
入場制限も何もない、これも神の力なのだろうか。
中に入ると、いきなりLv300の上位悪魔が出てきた。
実践経験が少ないので仙界で戦ったようには上手くいかず、少し攻撃を受けてしまい、カリストさんに回復してもらった。
それでも経験値が100倍で入るので、どんどんレベルが上がっていき、
50時間くらいでLv500を超えた。
それからは、カリストさんにいろいろ教わりながら、火属性、水属性、木属性などの天使魔法を順番に試したりして練習した。
30時間ほど練習しながら敵を倒していくと、レベルが600になり、
最後のダンジョンボス部屋に入ってLv600の上位魔将と対峙した。
かなりの天使魔法を使いこなすようになった僕でも念のためとカリストさんがバフをかけてくれたおかげで、ダンジョンボスをすんなり撃破し、天界ダンジョンをクリアした。
自分のレベルは612になった。
「やっと帰れる。」
「お疲れ様でした。」
「そろそろ90時間経ちますので、帰りましょうか。」
「界を跨ぐと半分にレベルが下がるので、Lv612だと仙界に降りてLv306、そのまま下界に降りてLv153になります。」
「今、上にある神界の門をくぐれば、界を跨ぐので、人間界に戻ると更に半分のLv76になります。どうしますか?」
少し考えて、
「このまま帰りましょう。」
と答えると、
「かしこまりました。」
とカリストが返し、瞬間移動で元居た公園に着いた。
「少し時間が経過しましたが、時空魔法で戻しましたので、母上様と電話を切ってから5分程しか経ってません。」
「ありがとう、いろいろ気を使ってくれて。」
「身体は新しくお創りになることもできますが、今までどおりでよろしければ、そのままご利用いただけます。」
「あと、レベルは60に見えるように偽装してあります。」
「Lv153でも人間界のレベルを遥かに超えてます。万が一Lv100以上の力を使うと、周りに被害が出る恐れがありますので、ご注意下さい。」
「わかっています。」
「あと、さっき言ってた、身体を創りなおす件だけど、部分的に創りかえることはできるの?」
「はい、Lv600超えの上級天使ですし、更にゼウス様から頂いた魔導書があれば、大体のことはできますよ。」
「そうなんだ。」
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