第41話 リヴァ視点

 魔導書の眷属欄を主様が初めて開いてくれた、この中から誰が召喚されるのだろうと思っていると、自分とコキュートスが選ばれた。

 

 主様の前で、緊張していたが、気づかれる前に、50%ステータスアップをかけてくれた。

 Lv580ではこのミッションは難しいと気を遣わせてしまったようだ。

 マグマに潜って、ひたすら冷やす作業たが、主様も一緒に行くと言い、私の上に跨った。

 3000℃のマグマの中を冷却しながら200km離れた山まで進むという難易度の高い作業も、主様が常に魔力を補充し続けてくれたおかげで、何とか成し遂げられた。

 後からついてきた、コキュートスが、少し冷やし切れていないところに、アイスランスを放って冷やしてくれた


 更に驚いたのは、ありがとうとお礼を言われたことだ。


 召喚獣などは使い捨ての駒として扱われることが普通なのに、

 あまりの嬉しさに、専属の眷属になりたいと申し出て、最終的には了承してもらえた。

 主様に友達がいなくて良かった。どうやら友達が欲しかったようである。


 2日後、ゲームをしないかと声をかけてもらったが、人間の姿の方が都合が良いようで、主様のお望みの姿に変身すると、めちゃくちゃ喜ばれた


 ダメもとでベルゼブブの分神体の眷属入りをお願いしたら、大丈夫だったので、人間化が上手くいったおかげかもしれない。


 結果的に800時間×1000回というとんでもない時間ゲームをしたが、一睡もしないで91年以上ゲームをしたことになる。


 もう家族ですね。


 楽しかったとお礼まで言われて、次の日も同じ時間プレイし、流石にその次の日は飽きたからフルーツを食べたいと仰ったけど、

 ここで栽培すれば、いつでも食べられると少しだけ悪い顔をしていたので、頑張って育てますとアピールした。


 主様のご希望に添うように、味覚を鍛え、果実栽培以外にも喜ばれそうなものを探し、可愛い仕草を勉強し、これじゃ恋する乙女です。


 ほっぺにチュウまでしてくれたので、もう妻と呼ばれてもいいのではないでしょうか?


 第2夫人として更に頑張って、主様の思い描く農業王国にしていきます。

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