第25話 3月9日 もうプロゴルファーじゃない?

 朝食を用意してくれていたので、3人で食べてから、近くに神成のゴルフ場があるというので、3人で向かった。


 2人のゴルフクラブはロッカーに置いてあるそうなので、2人がラウンドするのを見て回ろうとしたら、エレナさんがわざわざお義父さんに連絡して、海外セレブが急に来た時のために用意してある予備の来賓用のゴルフクラブを使う許可をもらってくれた。

 

 ウエアやシューズ、手袋などは、新品を用意してくれた。


 9H回って2人は前半41のスコアだったので、昼食後、残りの9H回る前に、練習場で指導したら、後半は37で回れた。

 

 自分は目立たないように、36、36のパープレーで回っておいた。

 2人のスイングをチェックする時間を多めにとるためだ。

 決して綺麗な脚をずっと見ていたわけではない。


 力をセーブしないで回ったら-20の52が出てしまう未来予測だったので、そんな目立つことはしない。

 

 2人とも疲れたから、実家で晩ご飯を食べてから帰ることになり、あやみが実家に3人分追加でと電話してくれた。


 いつもと変わらず、美味しい食事を家族でいただき、くつろいでいると、エレナさんのアヴェンタドールが運ばれてきた。


 愛車をここまで運んでくれた神成レーシングのスタッフにお礼を言ってからリビングに戻ってきたエレナさんは、帰り支度を整えると、


「今度またゴルフ教えてね」


 と僕のほっぺに軽くキスをして、


「英国式だから」


 と頬を少しピンク色に染めながら言うと、


「もーう、お姉ちゃんったらー」


 とあやみが僕に抱き着くように間に割って入ってきた。


 ご両親はその光景を微笑ましく見守っていた。


 エレナさんが帰ったので、ご両親に挨拶をして僕らもマンションに帰った。



「私がトーマくんの奥さんなんだからねっ♡」


 と言って、お風呂で背中を洗ってくれたので、お返しに時間をかけて洗い返してあげた。


 お姉さんに対抗心を燃やしても仕方がないのに。



 ベッドでは、情熱的なキスと、スペシャルマッサージで蕩けさせてあげた。



 夜遅くに鑑定すると2人ともレベルが1つ上がって、僕は天使Lv617、あやみはLv43+Lv21.5でLv64になっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る