第39話 3月20日 極上‼
あやみを送り出した後、いつもの3人がスモールワールドから来た。
「主様、いくつか収穫できたものがありますから、スモールワールドに来てください。」
と言われ、すぐに向かった。
「主様の有機肥料のおかげで、先日食べたものより美味しく出来上がってます。」
と3人の分身体のザリガニ、ウナギ、蠅から言われ、苺とメロンを味見してみると、確かに極上の品質に育っていた。
鑑定すると、極上メロン、極上苺となっていた。
ダンジョンの10000倍速理論を使って、だいたい1日で1年分育つらしい。
他の区画にも、いろいろなものが栽培されていた。
市場に出荷すると問題になりそうなので、ここに保管しておいて自分たちで食べたり、身内に配るかな、なんて考えていると、
「主様、大変です、レベルを確認してみて下さい。」
と皆が騒ぐのでステータスボードを見ると、Lv701になっていた。
「我ら3人は専属眷属であるがゆえ、主様とレベルを一にしておりますが、主様と直接繋がりのない我らの分身体のレベルが1上がっていました。」
「ということは、誰でもここで獲れたものを食すればレベルが1上がるのではないでしょうか。」
「これは世に出すと危険じゃな。」
「では、食べる分だけ収穫して、分身体はレベルを1日1ずつ上げていきましょう。」
と提案して、いくつか収穫したものを分けてもらった。
今日は晩ご飯のデザートに、今日収穫した極上フルーツの盛り合わせを出して、あやみにめっちゃ喜んでもらった。
いつものように夜を過ごし
僕は天使Lv702、あやみはLv55+Lv27でLv82になった。
極上フルーツ恐るべし。
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次の日、あやみを送り出した後、いつもの3人がスモールワールドから来た。
相変わらずエロ可愛い・・・。
「主様、フルーツがひと段落つきそうなので、次は酪農に挑戦したいのです。」
と言ってきた。
そんなに簡単にできるの?と思いつつ、スモールワールドに入ると、放牧できるように草原が広がっていた。
「いつの間に」
「主様と昨日出かけた時、お昼にステーキ食べて、食後にチーズケーキ食べて、美味しいって言ってたから、喜んでもらいたくて。」
「ありがとう。」 なんてできた眷属なんでしょう。
嬉しくなって、3人を抱きしめ、ほっぺにチュウしてあげた。
・・・! ×2
・・・♡ ×1
リヴァはちょっと顔を赤くしていたけど、他の2人は、少し動揺していた。
3人とも見た目が美少女だから、つい。
しばらくして、落ち着いてきたので、有名な牧場に瞬間移動して、4人で牧場や酪農工場を見学して、何頭か牛を譲ってもらった。
神成の取締役の名刺で、だいたい話が付いてしまう。購入した牛はスモールワールドに直接転送した。
「主様の有機肥料のおかげでおいしい草がたくさん生えてますから、すくすく育つこと間違いないです。」
リヴァが嬉しそうに言いながら、牛を撫でていた。
「我ら3人で主様直伝のコピー魔法で、工場を再現してみます。」
3人の分身体も協力し、3人と3体で、工場を建ててしまった。てっきり2,3頭飼って、手で搾るのかと思っていたが、本格的にやるようだ。
ダンジョンに詳しいコキューが、美味しい魔獣を連れてきて食肉用に育てると言っていたが、聞こえないふりをした。
美味しい肉は食べてみたいけど
今日の夜は、食後に、スモールワールドで搾った牛乳を使って極上苺ミルクを出すと、あやみにめっちゃ喜んでもらった。
いつものように夜を過ごし
僕は天使Lv704、あやみはLv57+Lv28でLv85になった。
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