第20話 初めての夜?

 瞬間移動でマンションに戻ると、だいたいの作業は終わっていた。


 管理人さんから新しい鍵をもらい、あやみに連絡すると、病院を出たというので、部屋番号を伝えた。


 玄関の外で待っていると、すぐにあやみがエレベーターから降りてきた。


「こっちだよー」


 と言うと、可愛らしく走ってきて、飛びついてきたので抱きしめた。


 今日は引っ越し祝いだ


 あやみが風呂に入っている間に瞬間移動で買い物して、冷蔵庫に入りきらない余った食材は異空間ボックスにしまった。


 自分のレベルが高いので、実際に料理してみると、ここ2,3日で食べた高級料理くらいは余裕で再現できた。


 あやみに料理を振舞うと、目が♡状態がずっと続いて、


「私、この世の中で一番幸せな人ね。」


「じゃあ、僕もそうだから2人とも1番幸せだね」


 と言って、惚気あった。




 先日神成家で家族を鑑定した時に、家が厳しくて父親が認めないと交際できなかったあやみは、24歳になっても、まだ誰とも交際したことがなかった。


 もう婚約したようなものだから一緒に寝るくらいはいいだろう。


 2人は食事が終わると、手をつないで寝室に向かった。


「ふつつかものですが、よろしくお願いします。」


「こちらこそよろしくお願いします。」


 天使眼を使って、あやみの筋肉の動き、精神状態を把握しながら、どうすれば気持ち良くなってもらえるか鑑定しつつ、いろいろなマッサージをして喜んでもらった。

これからは一緒に気持ち良くなっていこう。


 あやみのレベルはテニス俱楽部で50%ステータスアップさせたおかげで、Lv38がLv57に上がっているので、体力的にも長時間耐えられたようだ。


 天使クラスは寝なくても大丈夫で、疲れることもないので、一晩中愛おしく見守ることができた。


 あやみには疲れが残らないように、パーフェクトヒールと、クリーンをかけておいた

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