概要
人々に伝播する悪夢。暗澹たる未来世界への標。今、丹沢で邪神が胎動する
山岳地帯の未踏走破を目指す硬骨漢・天童信介のもとに、怪僧・泰彦が訪れた。泰彦は奇妙な夢を見る人々の相談を受け、丹沢奥地への探索を持ちかける。さらに、山岳部の部長・八咫上実隆を巻き込み、三人は丹沢に赴くのだが、この山行には邪神復活の謎が秘められており……。
悪夢により人々に呼びかける邪神の謎を追い、丹沢に入った信介たちを襲う数々の怪異。読者に混沌の脅威を突き付け、低山での遭難の恐ろしさをまざまざと見せつけるパニックホラー第二弾。
※この小説は「SOS房総半島 ―神話生物シィヤピィェン登場―」の続編ですが、単品でも楽しめる構成になっております。
悪夢により人々に呼びかける邪神の謎を追い、丹沢に入った信介たちを襲う数々の怪異。読者に混沌の脅威を突き付け、低山での遭難の恐ろしさをまざまざと見せつけるパニックホラー第二弾。
※この小説は「SOS房総半島 ―神話生物シィヤピィェン登場―」の続編ですが、単品でも楽しめる構成になっております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!見よ、現実と狂気の境を
前作「SOS房総半島 ―神話生物シィヤピィェン登場―」から引き続き拝読させていただきました。
お話はそれぞれ独立していますが、個人的にはやはり前作を読んでからこちらをお読みになることをお勧めしたいです。
本作の見どころは、なんと言っても現実世界に超常的な事象が浸食してくる、いつの間にか足元が覚束なくなっている恐怖だと思います。
この世界において、神とも同義な超越存在に対し、普通の人間である主人公たちがどうやって抗っていくのか。
いやいや、そんなん絶対ムリですやん、と両目を手で塞ぎ、指の隙間からしっかりガン見する気持ちでお楽しみください。
本家ラヴ・クラフトのクトゥルフ神話にある固有名詞も…続きを読む