応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 遅ればせながら読ませて頂いてます。
    最後は怒涛の展開で、紫月と碧霧は離れ離れ(藤花さまが亡くなった頃のタイミングだったのですね(T_T))
    深芳さまと与平さんはめでたくくっついたけど……と思っていたので、二人が会えてよかったです!

    次は人の国のお話になるとか。
    また違った物語が始まりそうで、それもまた楽しみです!

    作者からの返信

    こちらも読んでいただいて、ありがとうございます!

    ちょうど藤花が亡くなったタイミングで、猿師が碧霧と本格的に接触します。猿師は、碧霧に人の国の知識を叩き込むつもりです。こうして、ハイパー伯子になっていくんだと思う。たぶん。

    次は人の国が舞台となります。がらりと現代の要素が入ってくることになります!

  • 更新、すごく嬉しいです!
    しかも、与平さんと深芳さん!
    名前の呼び方、凄く変わりましたね。一瞬、「え?」と思いましたが、もう一度、読んでみたら、しっくり来ました。だって、ここはもう阿の国ではないんですから!
    新しい生活らしくて、凄くいいです。
    与平の呼んでいる本が株の本というのが、いかにも「人間の国での与平」という感じがしました。

    でも、そうですね。この時期に藤花が亡くなったんですよね。
    深芳が、もう碧霧や阿の国と関わりたくないというのも仕方ないです。
    「元白家の血筋は、藤花の姫君だけ」ではないんですよね、本当は。
    もしも、紫月の血筋がバレてしまったら……と考えると……。
    ずっと人間の国にいて、阿の国と関わりがなければ、バレないかもしれませんが、少しでも関係すれば、あの旺知なら必ず気づくような気がします。

    ラブラブなふたりに対して、紫月がちょっと冷たいのは……ああ、なるほど、碧霧との再会前だったということもありそうです。
    そして、碧霧登場。
    間が悪いようなタイミングも、なんだか碧霧っぽくて、ああ、この物語の世界に戻ってきたなぁ、と思いました。

    ところで、このエピソードのタイトルですが、「堅物の与平さんと……」ではなくて、「堅物だった与平さんと……」のような?

    作者からの返信

    さすがにカクヨムコンの間に1回くらいは更新しないといけないなと思い、幕間の小話を更新しました。
    次の話は、現代日本が舞台となるので、読者さんにも軽く肩慣らしというか……。
    深芳は、千紫が成旺に「千」と呼ばれていたのが密かにうらやましかったようです。(こちらの作品しか読んでない方には分からない裏事情💦)
    与平は、人の国で猿師の仕事を手伝っています。が、最近では投資について勉強を始めました。がっちり稼ぐ男、与平です。(深芳が経済力ゼロなもので……)

    藤花のごたごたがあった時期と重なります。これで、元伯家の血筋は表面上は伊万里だけとなります。でも、そうなんですよね~。
    旺知も感ずいています。落山襲撃で深芳と対峙したときに、「あれは誰の子だ? なし者の子に月詞は歌えない」と深芳に問い詰めているくらいですから。
    だからこそ、千紫は人の国に二人を逃がしたとも言えますね。旺知がそう簡単に探し出せないというか、探すすべを持たない場所。

    で、碧霧に会えない紫月は、与平と深芳のラブラブさに辟易しています。
    間が悪いのも碧霧の得意とするところ。これ、生まれ持った資質です。

    タイトルは、そうなんです!
    もう堅物ではなくなったので……シリーズものだったので、タイトルはあえて変更せずなのですが、月ノ瀬さん、エスパーですか? 

  • 9 そして、始まるへの応援コメント

    まさか人の国の方に物語が進むとは、本当に意外でした! それと同時に強いわくわくも感じました。
    異世界だと思っていたところが、私たちの生きる現代と繋がる。なんだか感動的なものがあり……そのあたりを歩いていたら紫月とすれ違ってるかも、なんて少しでも考えられるのが嬉しいですね。

    ここまで紫月たちはそろって苦境でしたけど、深芳と与平が幸せを手に入れられたことはよかったです。それ以外のことは、とても良い状況とは言えませんが、一つでもいいことがあって本当によかった。
    紫月と碧霧が再会できたこともまた、喜ぶべきことですね。考えてみれば紫月が無事であるのもです。落ち着いて見渡してみたら、悪いことばかりでもなかったのかな……いえ、それでも大変な状況であることは揺るがないのですが……

    どうやって鬼伯を打ち倒すか。向こうは対抗戦力も集めていますし、一度の成功体験も踏みにじられてしまいましたし、藤花のことも……今はやりたい放題。
    こっちが打てる手があるかどうか。私には思いつかないのですが、きっと紫月たちならまた立ち向かって、今度こそ勝ってくれると信じています。
    現代編は何やら新たな存在も現れるようですし、楽しみにしております。お体ご自愛されて、また素敵な物語をお待ちしております!

    作者からの返信

    ここまで読んでいただいて、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ

    そうなのです。この話は、実は人の国へと繋がっていくのでした。最初の構想は、次の「人の国編」からなんですよね。
    書き進めていくと、思ったよりも恋愛以外の要素も強くて、ジャンルを変更しようかと悩みもしましたが、異世界とも現代とも言い切れず。結局、「恋愛」のままです💦

    二人の状態は決して良いわけではありませんが、Ifさんがおっしゃるように悪いことばかりでもなかったというか、とにかく無事にここまで辿り着いたというか。
    深芳がおかげさまで、ゴールインしました。も、これを書きたかったのかなと思うほど。
    旺知はやりたい放題ですね。藤花のことは……、シリーズ別作品の『藤の花恋』で詳細を語っているので、こちらでは兵衛の語りのみとさせていただきました。

    そして次回は、一気に時間が流れます。すっかり馴染んだ人の国で何が始まるのか、お付き合いいただけたら幸いです!

  • 7 白銀の瞳への応援コメント

    ああ、右近さんよかったぁぁぁぁ(>_<) もうだめかと思いましたぁ。
    腕も再生して(ちょっと怖いけど)よかった(≧▽≦)
    浮かんでどこかへ行ってしまう紫月と、とうとう親子対決になりそうな碧霧も心配です!!

    作者からの返信

    右近、なんとか一命をとりとめました。(ありえない方法ですけど、)
    そして、助けに来たはずの二人がしっちゃかめっちゃかに!
    碧霧にとって、本格的な親子喧嘩です。


  • 編集済

    沈海平反乱編、完結おめでとうございます!
    楽しかった〜!

    そして人の国ケモノ狩り編も、なにやらとっても面白そう!
    右近さんや深芳さんたちのお話も!

    わくわくお待ちしています♪

    作者からの返信

    第2話は、タイトルの「鬼を狩る者」がけっこう気に入ってます。私にしてはいい感じじゃないか。(まあ、まんまなタイトルというのは相変わらずなのですが)

    右近と深芳はやっぱり書いときたいので、頑張って幕間に入れます。

    こちらにもコメント、ありがとうございました!

  • 9 そして、始まるへの応援コメント

    人の国!
    二人がようやく会えて、よかったです。紫月ちゃん、人の国に馴染んでいるみたいですね(もともと人の国文化には親しんでいましたものね)

    >怒りは力となりますが、恨みは足枷となります。

    この言葉を、兵衛が言った、というのが、重いです。
    彼の胸の中には、本当に、たくさんの飲み込んだものがあるのだろうな。

    まずは一息、といったかんじですが、乗り越えなければならないものはたくさんあるし……。
    これからも、楽しみです!

    作者からの返信

    そうなんです。人の国なのです! こうして物語が人の国へと移っていきます。

    兵衛の言葉は、自分自身への戒めみたいなものですよね。藤花が残した最後の言葉も「誰も恨んではならぬ」でしたから。

    ひとまず再開を喜んで欲しいなと。(お互いに顔をベタベタ触りあいっこしてそう)
    ここからがスタートです。なんとも長いスタートまでの話にお付きあいいただき、ありがとうございました。

    毎回のコメント、とても励みになりました。 月ノ瀬さん同様、李奈さんの直感的なコメントは、物語を深堀するきっかけにもなりました!
    本当にありがとうございました!

  • 次の話は、人の国がメインになるのですか!?
    厳しい立場に置かれている碧霧が気になるのですが、人の国のほうも『九尾~』のときに、「あ、これは、あとで紫月と関連する?」みたいなところがあったので、凄く気になっていました。楽しみです!
    「月夜の里追放から十数年」ということは、ちょうど伊万里が人の国に来たころでしょうか?
    また、『九尾~』のみんなに会えそう。わくわくと待っております。
    もちろん、与平&深芳、右近&魁のエピソードも楽しみです。

    改めて、沈海平反乱編、完結おめでとうございます。
    本当に、お疲れ様でした。

    作者からの返信

    そうなのです。次は、人の国メインになるのです! そしてお見込みの通り、時期的には伊万里が人の国へと来た頃から始まります。(なので、すっかり人の国慣れした紫月たちに出会えると思います!)
    そして、後半には伏見谷の狐たちも出てくる予定。(彼らはもともとこの話のサブキャラなので)

    というわけで、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

  • 9 そして、始まるへの応援コメント

    いよいよ、碧霧も人の国へ。わくわくします。
    ――が、その前の、兵衛との会話は、重いです。
    碧霧が『月影を統べる王』に向かって、進み始めたのかな、と思いました。

    紫月、マンションに住んでいたのですか!?
    なんとなく、なんですが、都会から離れた、元の家に近い形の家に住んでいるような気がしていました。
    でも、そうですよね。紫月、人の国の服とか好きだったし、人の国に来たからには、現代風の生活をするのがいいですよね。

    そして、やっと逢えました。本当に良かったです。
    紫月、もう逢えないと思ってた、なんて……。碧霧は紫月のいる場所を知らなかったけれど、紫月のほうは知っていたわけなので、心の問題とか、自分と碧霧の置かれている立場とか、いろいろ悩み、考え続けていたんですよね、きっと。
    居場所を知らない碧霧も辛かったけど、紫月も辛かったと思います。

    どん底かもしれませんが、あっちこっちに味方になってくれる人がいます。
    ふたりが今まで築いてきたものです。
    だから、未来が輝いています。
    沈海平反乱編、お疲れ様でした!

    作者からの返信

    ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございます。

    紫月はマンションに住んでます。この話を考えた当初からマンション住まいで、そのまま何も考えずマンションです💦
    あえて言うなら、どこかのあやかしの里に身を寄せている訳でなく、単体で住んでいるので繋がりが希薄なイメージのマンション最上階となりました。空からの侵入も可能ですし!

    お互いにいろいろ考え続けた一年だったと思います。いつも碧霧は紫月に黙って出ていこうとして、それを彼女は不満に思っていた訳ですが、同じこと(それ以上のこと)を碧霧にしちゃった訳で。

    どん底なんですけど、ここからスタートでもあります。そうですよね、スタートまでが長かった。二人が築いてきた絆が、次へ繋がっていきます!

    毎回コメントをいただき、とても励みになりました! また、いろいろ足りない部分も気づかせてもらい、助かりました。
    本当にありがとうございました!

  • 6 激情の伯子への応援コメント

    勇比呂さん……。
    右近さんも酷い怪我で、紫月さんの力で治せたとしてもあまりに負担が掛かるのではと心配です。
    そんな中で飛び出して行った碧霧さん。こんなに冷静さを失った碧霧さんは初めてですね……。

    作者からの返信

    勇比呂は、悲しいことになりました。
    右近も瀕死で、さすがの紫月も手がつけられない状態です。

    碧霧は、最悪の形で火トカゲが戻ってきました。ここまで怒ったのは初めてです。ある意味、これが彼の始まりともなります。

  • 8 二度目の夏の来訪者への応援コメント

    碧霧、ずっと、心配で、さみしかっただろうなあ……。
    そんな中でも、周囲の環境を整えていくのは得意なのですね。

    右近さんがいいかんじそうで、よかったです。

    美玲さん、きっと、いろいろな感情を抱えているのだろうなあ。
    御用使いたち、ちゃんと見て聞いてきたことを伝えてくれそうな名前!

    そして、兵衛。
    感情的でない話し方の向こうにある思いを思うと、苦しくなります……。

    そしてやっぱりエイですよねっ!

    作者からの返信

    知らされず放っておかれるというのは、辛いですよね。千紫は碧霧には厳しいので、聞かれてすんなり教えるようなことはしないですし。
    しょうがないので、できることをやっているという感じです。

    右近は元気にやっています。たぶん、最初はびっくりしたでしょうけど!

    美玲も辛い経験だったと思います。自分自身にケジメをつけるために利久に遣わされました。少しは気持ちの整理ができたと思います。そして、良見と多聞。「見ざる聞かざる」みたいで私のお気に入りネームです!

    兵衛はきっと苦しすぎて、表に出せない状態かと思われます。で、すべての思いを碧霧に叩き込むつもり。(ある意味、怖い)
    そして兵衛と言えば、エイとカラスです!

  • 8 二度目の夏の来訪者への応援コメント

    碧霧、何ヶ月も(1年位?)紫月の消息が分からないままは、本当に辛いと思います。
    探しに行きたいのに、今は耐える時期、と。周りも自分も理解していて、理性的に自制する。
    なかなかできることではないと思います。

    そして、美玲がお使いに来たことも予想外でしたが、「千紫からの」お使いではなくて、「利久からの」お使いであることに、更に驚きました。利久は、誰かに情報を伝えるようなことはしない人物だと思っておりましたので、思うところがあっても、中立を保つかなぁ、と。
    これは、嬉しいです。
    (ただ、美玲はいろいろ辛いですよね。信頼されて、お使いを頼まれたのは、嬉しいだろうと思いますが、それよりも前に、いろいろありすぎました)

    そして、兵衛が碧霧のもとに……って、藤花が亡くなったのは、この時期に当たるわけですね。
    知ってはいましたが、やはり悲しいです。
    ……そうでしたよね、藤花は兵衛に何も言わなかったんですよね……。
    碧霧と同じ。でも、碧霧は、これからいくらでも守ることができます。
    碧霧、頑張って。

    作者からの返信

    碧霧の一年近くの流れを駆け足で、です。
    >今は耐える時期、と。周りも自分も理解していて、理性的に自制する。
    そうなんです。碧霧は旺知に対抗するためのシンボル的な存在でもあるので、隠ではないですが、軽率な行動に出て「死んでもらっては困る」のです。

    美玲のことをずっと書くことができていなくてここに入れました。落山事件は、母親の佐和が関わっていることで、加害者の家族となりますが、結果として美玲の信頼を失墜させることにもなり、母親も殺されて、被害者とも言えます。
    利久は、世代交代の時期に来ていると密かに感じています。今回は、美玲のために動いたといったところです。情報戦で遅れを取りがちだったので、利久の肩入れは心強いですね。

    >藤花が亡くなったのは、この時期に当たるわけですね。
    そうです。藤花が亡くなったのが春なので、それから数か月後といったところです。
    何も知らされなかった自分と碧霧との境遇を兵衛は重ねている気がします。周囲の大人たちの思いが、すべて碧霧に集まってきます。

  • 7 最高の日への応援コメント

    やったあああ!
    言ったあああ!
    深芳さん、おめでとうう! よかったねええ!!!

    途中から「おっ」てなって、あとはにやにやでした。
    与平さんの、ストレートな言い方が素敵です。
    今までの深芳さんのアプローチとか、いろいろ思い出しました。
    純愛が実るのって、いいですねー。

    で、碧霧。
    彼は……。

    *

    おかげん、いかがですか。
    ご無理なさらず、どうぞお身体おいといくださいませ。

    作者からの返信

    李奈さん、お返事遅くなりました。

    与平、やりました! 淡々としながら人の国に深芳を連れ去る気まんまんです。
    深芳は本当に頑張った甲斐があった。もう変な方向にばかり頑張っていたから。
    兵衛に住む家の準備を頼んだ時から、もう二人の仲は兵衛にばれちゃうなあと思い、こういうシーンになりました。
    自分の本命は深芳だと意思表示しておいた方が、碧霧からも怪しまれないし。(←ここ重要)

    そして残された碧霧は、となります。



    おかげんは──、体調悪いけど熱がでないので誰も心配してくれないと言う生殺し状態です。お気遣い、ありがとうございます。
    真ん中の子まで発熱し、看病に明け暮れております。これ以上、感染が広がらないことを祈るのみ。ようやく子どもたちの熱も落ち着いてきたので、私もひと息ついています!

  • 7 最高の日への応援コメント

    兵衛が出た! それだけで、テンションが上がります!
    『九尾~』では、紫月が人の国にいましたから、ああ、繋がっていく……と思うと、わくわくを通り越して、感動、という感じです。

    「与平の要望通りの部屋」のくだり、それぞれの反応が、それぞれらしくて、にやにやしてしまいました。
    そして、そこからの与平のプロポーズ。
    ああ、やっと、これが見られた! と思いました。
    よかったです。深芳&与平、おめでとうございます!

    旺知は、重丸の洞家召し上げをしなかったのですか。
    これは、裏がありそうです。より面倒臭いことになったような。

    そして、紫月が「最高の日」からの新しい生活を始めているであろうころに、いろいろと報告を受けることになった碧霧は……やはり、苦労人だと思います。(がんばって……)

    ---
    近況ノート、読みました。
    体調はいかがですか? どうか無理をなさらないでくださいね。
    お子さんの体調が悪い間は、なかなか、ゆっくりできないとは思いますが、罹患してしまっていても、いなくても、できるだけ、体を休めてください。
    絶対に、無理してらっしゃいますから!

    作者からの返信

    月ノ瀬さん、こんにちは。お返事遅くなりました。
    兵衛の登場で、人の国へとようやく繋がっていきます。そして今回は、与平のプロポーズでした! ほらだって、新しい家ではやっぱりですよねぇ。もう、しがらみもないですし!

    六洞家は、洞家召し上げまでは至りませんでした。重丸は受け入れるつもりでしたが、旺知たちなりの判断です。そうですね、臣下のままというのは、立場に縛られるので面倒です。

    どん底の中で最高のスタートをきった紫月ですが、碧霧は何も知らないままとなります。ほんと苦労人です。


    お気遣い、ありがとうございます。ただいま真ん中の子まで発熱し、せっかくの連休をほぼ看病に費やしてます。私はなんとなく体の不調は感じるものの熱はなく、このままいきそうな……。5類になったので、発熱しないと検査もしてくれません。もう、生殺し状態。
    でも、ようやく子どもたちの状態も落ち着きました。

  • 6 六洞衆の排斥への応援コメント

    紫月ちゃんたちが隠れ場所にいるシーン。
    視点が深芳さんではなく紫月ちゃん寄りで話が進んでいるのが、深みがあるなあ、と思いました。
    なんというか、うまく言えないのですが(私、コメントで年中「うまく言えないのですが」って言っています……。ぬるい目で見逃してくださいm(_ _)m)深芳さんが何を思っているのか(この視点からは)見えず、会話が明確に聞こえないかんじがすきです。
    深芳さんたちの想いを想います。

    今回のシーンとは系統の違うものですが、加野さんが「そのものを直接見ていない」という、あのシーンもすきですし、描写の向こうにあるものを見たり思ったりするのがすきなのかもしれません。

    で!
    兵衛さん、きた!

    作者からの返信

    「深みがある」というコメント、ありがとうございます。
    ここはあれこれと深芳に語らせるようなシーンじゃないなと思い、こうなりました。なんていうか、それこそ「うまく言えない」というやつです。
    全ての気持ちを言葉にできる人っていないと思うので。この場所が、深芳にとってどれだけ特別な場所であるかは、おそらく『藤恋』を読んだ人しか分からない……ということに、今気づいた。(『月影~』だけの方は、ただの物思いシーンですね、たぶん💦)

    でもまあ、それでいいんです! 端から見たらどうってことない場所で。そういうことっていっぱいある気がする!

    この直接描写せずに、読者に任せるという表現は私も好きです。なんというか、遊びの部分って大切だと思う。(人生も遊びがないと潰れるじゃないですか!)

    そして、やっと兵衛が来ました!

  • 6 六洞衆の排斥への応援コメント

    あれ? ひょっとして、隠や左近は、深芳と与平の仲を知らないのでしょうか。
    (深芳があの通りなので、表向きは何もないことになっていても、誰もが気づいていそう。……いや、深芳は「与平の前ではあの通り」なだけなので、知っているのは千紫くらいなのか!)

    洞家の召し上げとなったとしても受け入れるとは、心中穏やかではないでしょうが、重丸は冷静ですね。
    旺知の部下でなくなるほうが、碧霧とともに反旗を翻しやすいと考えている、といったところでしょうか。里外へ追い出されるのは、むしろ、密かに準備を整えるのには好都合、となるはず。
    重丸というと、どうしても、藤花に袖にされた男というイメージになってしまう(すみません。第一印象がずっとそのままで)のですが、いまや、兵衛の次に頼りになるような気がします。

    そして、紫月。久しぶりのような気がします。元気そうでよかったけれど、碧霧に何も言わないままというのは辛いですよね。
    ひとまず隠れた場所が……まさか、そことは。深芳と与平は複雑な気持ちですよね、きっと。

    ああ、やっぱり「案内人」は、兵衛でした!

    作者からの返信

    ああ、そうなんです! ほら成旺が亡くなったの、碧霧と紫月が出会う一年ほど前なので。それまでの関係としては、「深芳が秘密裏かつ勝手に押しかけて、与平が甘く相手をしつつも追い払っている」って感じですね。でないと、不貞になってします。(まあ、押しかけている時点で、甘く相手をしている時点で、不貞ですが💦)
    なので、大人な二人なのにずっとプラトニックな関係です。与平から「きつめのチュー」をもらったのも、幕間①の時ですし。

    紫月が奥院に上がるまでは、深芳も御座所にほとんど姿を見せてません。(もっぱら深芳に会うという名目で、千紫が成旺に会いに落山へ来ていた)
    うーん、親世代の関係はややこいし、本筋にあまり関係しないので『月影~』では深入りしていないのですが、皆さん消化不良かな? 

    重丸、最初の印象が……(笑)! 今では初音とおしどり夫婦ですよ!

    紫月ようやく再登場です。たどり着いた場所がここでした。
    二人にとってここが特別な場所だとは──、紫月は知るよしもなく。深芳はどんな気持ちで庭を眺めていたのかなと、ちょっと私もしんみりしたシーンです。


  • 編集済

    5 雲隠れへの応援コメント

    加野さん、大変でしたよね。あの時の光景(直接的なものは見ていないのに、何がおきたのかはっきりわかる、凄いシーンでした)を思い出します。

    いろいろあって、いろいろ話して、左近さんの腕の中で、少し落ち着けたようでよかったです。
    (「大丈夫です」とあっさり離れちゃうの、状況や彼女の性格から、まあそうなるかな、ではありますが……左近さん、どんまい)

    離れていた情報が、よりあわさってきましたね!

    作者からの返信

    加野、なんとか左近に出会うことができました。花月屋に保護されたのはいいのですが、御座所の状況がまったく分からないため、不安ばかりが募っていたと思われます。
    左近に甘えることもで、ようやく落ち着くことができました。でも、そうなんです。甘えベタで身の程を低く保つ彼女だからこその遠慮です。らしいのですが、左近にしてみれば物足りない。頑張れ。

    そして、情報がいろいろ繋がってきました。次、隠が重丸からの伝言を語ります!

  • 5 雲隠れへの応援コメント

    那津って、「波瑠の兄貴分」としか思っていなかったのですが、実は何かとんでもない事実を隠しているのでしょうか!? 本文の通り、底が知れません。
    (もともとは、ひらがなで、はる、なつ、あき、ふゆと名乗っていたのを、千紫が取り立て、漢字の名前も与えた、そんな感じの鬼たちだったと思っていたのですが……)

    加野、今まで怖かったですよね。怪我をしても簡単には死なない鬼なら、きっと人(鬼)が死んだところなんて、めったに見ないですよね。「ひとりで逃げてきた」の言葉は、初めに聞いたときには左近と同じく、何を言っている? と思ったのですが、あとからゆっくりと、そう言った加野の気持ちが分かってきました。

    加野が花月屋を出ようとしたのは、報告のためでしたか。納得です。
    でも、危険すぎるので、それよりも前に左近が来て、本当によかったです。

    左近と、加野、あとから隠と。互いに情報を交換して、状況を把握したわけですが、どれも、あまり良い話ではないですよね。今の月夜は暗いです。
    ……隠、与平の家の話は? ああ、でも、今はもう、与平の家にも誰もいないはずでしたね。
    (碧霧にこのことを報告したら……、碧霧、どうする!?)

    (せっかく、左近と加野が再会したのですが、落ち着くまで抱きしめる、で終わってしまいました。月夜の状況的に、そんな場合じゃないけれど、やはり、残念)

    作者からの返信

    那津は、波瑠や阿紀、布由の長男で四季兄妹のまとめ役です。里中育ちが千紫に拾われ、独自の進化を遂げました。特に那津は、それなりの力を秘めていると思われます。(ものごっつい脇役ですが、この設定どこまで生かせるだろうか……)
    当然、花月屋で起こったことは千紫に筒抜けなのですが、その事を誰も知らず。なので、加野が左近のお金で花月屋に保護されていることも実のところ千紫は把握しています。
    一番怖いのは、千紫ですね。

    加野、心細かったと思います。目の前で殺されたのを目の当たりにして無我夢中で逃げてきたけれども、あとから「置いてきてしまった!」と自責の念にとらわれていました。
    せめて千紫に伝えようと必死でしたが、那津はただの花月屋主人としか思っていないので、堅く口を閉ざしてます。
    でも、左近に会えて少し甘えることもできました。(もっともっと甘えていいと思うのですが、もともと彼女は甘え下手。気持ちが落ち着いたら、身を引いちゃいました。)

    そして、隠と情報の擦り合わせとなります。与平の家の話は、次回少しだけ。月夜の今後も含め、碧霧が黙っていなさそうですが、今の状況でどこまで許されるかなのです。

  • 4 母親の涙への応援コメント

    そうか。隠、隠なのだから、「ここまででいいよ」と言われて「そうすか」とはならないですよね……。
    でも、与平さんがいると、なんとかなりそうな気がします。

    深芳さんの涙に、ぐっときました。
    紫月ちゃんも、ちゃんとわかって、言い訳ではなくごめんなさいが言えて、よかったです。
    その後の三人の姿にちょっとほっこり。
    あの深芳さんが鼻チーン姿を披露するとは。素敵。(はなをかんで素敵、というのもあれですが、そう思ったのです)

    お、そして、加野さんと会った!

    作者からの返信

    碧霧の命令は「無事に屋敷まで送り届けろ」なので、後をつけることにした隠です。まさか、与平の家にたどり着くとは思わずw

    深芳はずーっと心配していたと思います。娘に怒りをぶつけた後は、気が緩んで涙が止まらなくなりました。
    からの、鼻チーンです。与平の前では好き勝手です。

    そして、左近は花月屋に金を払った甲斐があった! 

  • 4 母親の涙への応援コメント

    紫月、強引に押し切って、隠を返したようですが、彼は諜報部隊の長なので、こっそり見守っているのでは……と、思ったら案の定でした。まぁ、そうですよね。

    深芳は、紫月なら沈海平に行くと分かっていたでしょうし、ちゃんと断っていけば、心配でも笑って背中を押してくれたと思います。紫月に、そのことに気づいてほしかった、なんですね。
    深芳には可愛い面も多い(主に、与平といるとき)ですが、こういうところは、凛としていて凄いな、と思います。
    そして、深芳と与平の仲の良さが深まったのが微笑ましいです。酷い事件でしたが、それだけは良かったと思います。

    一方、左近。まず、花月屋に行くわけですね。
    そして、加野と再会……。この先、どうなるんでしょうか。ものすごく気になります。

    作者からの返信

    「屋敷まで送れ」と言われた隠が、素直に紫月に従う訳がありませんでした。

    前回の沈海平行きと違うのは、勝手に単身で行ってしまったこと。前回は碧霧も三番隊もちゃんといて、彼らに任せることができました。
    毅然と娘を待ち続け、彼女の至らない点もしっかり注意した訳ですが、さすがにほっとしたら号泣しちゃいました。そこは母です。

    で、左近。目立った行動は控えたいということで、便利な花月屋をご利用です。加野とようやく再会となります。便利です、花月屋。

  • 3 新たな鬼兵団への応援コメント

    ああ、そうでした!
    出兵がある、となればお金がかかる。そのお金はポケットマネーでどうこうできない……。という、考えてみればそうなのだけど、考えてもみませんでした。
    こういう流れ、リアルで好きです♪

    千紫さん、大変そうです……。
    各方面に手を回し、気を回し、押し殺して。
    立場と頭脳があるから、なおさらなのかな。

    作者からの返信

    夕食後に寒くて丸まっていたら、不覚にも寝てしまってました💦
    戦は金がかかります! なんかもう妙なところで現実的なんですが、なぜか考えてしまうという……。

    千紫、あれもこれもと問題が山積みです。今の月夜の要でもあるので、みんなが頼りますからね💦
    そういう意味では、碧霧はまだまだ守られている側だなあと思います。

  • 3 新たな鬼兵団への応援コメント

    今回の出兵での勘定方の悩みは、費用なんですね。
    当然といえば当然なのですが、つい前回まで前線を見てきた身としては、なんだか微妙な気持ちです。
    でも、費用についても、しっかり触れるからこそ、この作品が確かな重みを持ったものになっているんだな、って思います。

    六洞衆の立場が危うくなり、千紫としては厳しい状況ですよね。
    すべては旺知のひとことで決まってしまうわけで、千紫の奥の方という立場も、安泰とは限らないのでは……と思うと、本当に胃が痛くなりそうです。
    与平の処遇に関しては「深芳と紫月の護衛」と言われれば、重丸と十兵衛は、ひとまず納得できても、事情が気になるのは当然ですよね。
    千紫は隠し通すつもりのようですが、しんどいと思います。事情を知るのは……美玲がいました。紫月が遠くに行くとなると教育係はできなくなるので、千紫の頼りになる部下になってくれるといいなと思います。
    ……そして、今って、藤花の懐妊が分かったところでもあるんですよね。千紫が倒れないか心配です。

    作者からの返信

    十兵衛は月夜の里で報告だけを聞いている立場だということと、沈海平に思い入れがある訳でもないので、ある意味冷静というか淡々としています。
    もっぱらの関心事は、金の動きと月夜の動静です。

    費用の話、こういうの考えちゃいますね~。今回のそもそもの話は、伯子派の六洞衆をなんとかしたいという旺知の思惑がはじまりで、
    対抗勢力を作る時はお金がかかるなあ→公然とできないから裏金を調達するだろうな→どこかの誰かから搾取するんだろうな……、みたいな感じで💦
    そこに碧霧と紫月の色恋が絡んで話がややこしくなりました。


    そして紫月たちのこと。千紫としては、とにかく「今は」隠し通すつもりです。心の支えでもあった二人がいなくなることは千紫としても断腸の思いかなと。これに藤花の懐妊問題がオンされている状態なので、実は彼女もいっぱいいっぱいです。
    思えば、ずっと苦労人ですね。碧霧は、そういう苦労気質を受け継いでいるような……。

  • 2 小さな嘘への応援コメント

    嘘をつかないといけなくなっている紫月ちゃんが、悲しくて。
    そうそう言えないし、でも隠し切ったり、嘘を続けるのも難しそうだし。
    彼女には、起きた出来事だけでなく、今の状況もつらいだろうなあ。

    碧霧が、嘘をついていることに気づいた時に、変に何か言うようなことをしなくて、よかったです。
    二人の仲は、きっと大丈夫、だと思うのですが、本当に、もう……。

    そして、千紫さんがでてきた!

    作者からの返信

    紫月、辛いところです。でも碧霧に「体を求められて押し倒された」とは言えないです。
    正解がないだけに、あれこれ迷いますね。
    碧霧の気づいても問い詰めないところ、私も好きです。だから大丈夫だって紫月に伝わればいいのですが、もう少し時間が必要かもです。

    そして、千紫が出てきました。こちらはこちらで、予断の許さない状況です!

  • 2 小さな嘘への応援コメント

    今まで、それどころじゃない、という状況だったので、そのままになっていましたが、確かに紫月は嘘をついてばかりでしたよね。
    でも、彼女にしてみれば、そのほうがよいと判断してのことで、紫月の精一杯。

    気づいていた碧霧の「嘘をついている」という言葉には、「嘘じゃなくて、隠しごとなの!(ニュアンスが違うの!) 嘘とかじゃなくて、紫月の気遣いなの!」と、内心で思った(反発した?)私ですが、そのあとの「左近に追わせる」判断をした碧霧、偉いと思います!
    これで、ふたりともが気持ちが楽になる方向に解決できるのではないかと、期待しています。

    (でも、紫月はどこに帰るんでしょう? 最終的には人間の世界に行くのだと思いますが、とりあえず、今、どうするんでしょう?)

    さて、ところ変わって、月夜。
    いろいろ問題はありそうですが、また、新たな事件が起きたのでしょうか。
    千紫も苦労が絶えませんよね。

    作者からの返信

    紫月が嘘をついてしまうことについて。ここ、ちょっと言葉が不足してました。(激しく反省)
     二つの嘘に共通するのは、碧霧に心配をかけたくないという思いもありますが、「自分が性的な対象となり旺知に襲われた」という事実を隠す(言えない)点です。
    ここを言い出せない限り紫月の嘘は続く訳で、彼女としては黙ってやり過ごしたいと思ってます。それぐらい性被害の事実は口に出せない。
    ※というわけで、ここら辺の紫月の心境をちょっと加筆しました💦

    紫月の異変に気づいて左近に追わせるあたりは、さすが碧霧なのですが、真実にどこまで辿りつけるかなのです。

    紫月は、ひとまず与平の家に戻ります。隠、邪魔なんですよね……。

    月夜では、今回の旺知の目的がようやく明らかになってきます!

    いつもコメントありがとうございます!
    自分の至らない点を気づかせてもらえるので、後から修正をちょいちょいしてます。
    (そんな不完全なものを読ませるなというツッコミを受けそうです……。すみません!)

  • 1 信じる望みへの応援コメント

    大変なことがあった直後ですが、前向きになれそうな流れ。
    左近さんの「妹が大事なお兄さん」と「娘の彼氏を前にして素直になれないお父さん」感がミックスしたような様子に、ふふってなりました。(真剣なのは、わかるのですが)

    右近さん、寝ている間に自分のことがいろいろ決まってしまいましたね。
    でも、たぶん、彼女にとっては、これが良い流れだったのかな。
    左近さん案に決定していたら、目を覚ましたときに、「え……」となりそうです。

    作者からの返信

    敗走的なあれですが、それでも進みます。

    左近、戦う妹に対しては厳しいのに、恋する妹に対しては過保護です。
    そして、寝ている間にいろいろ決まってしまいました。西の領境で目を覚ましたら、「え?」となりますが、魁たちのテントで目覚めたら「? ? ! !(声にならない)」となりそうです(笑)。

    幕間の小話あたりで書けたらいいなあ。

  • 1 信じる望みへの応援コメント

    新展開、待っておりました!
    前回が、ああでしたので、これからの皆に、期待です。

    今回の事件は、とんでもなかったですが、魁たちとの絆という意味では、良い方向になりそうですね。つらい事件でしたが、それを乗り越えて、無理やりにでも好転させるところ、良いです。

    右近にとっては、まったく想像もしていなかったことですよね。
    右近の意識が戻らないうちに、周りが決めちゃっていますが、凛香の言う通り、「悪いようにはしない」ですね。
    (左近の言動が、微笑ましいです。でも、鬼の年齢を考えると、左近と右近の歳は、親子と言ってもおかしくないくらいに離れているかもしれないんですよね。深芳と藤花は姉妹ですが、深芳は、母を亡くした藤花の母親代わりでもあったんですし)

    作者からの返信

    はい。最後は、物語の後始末的な? そんな話となります。
    魁とは、しっかりした繋がりができました。真比呂たちを無事に森の奥へと導けたことと、魁と繋がれたことが唯一の成果ですね。(碧霧としては納得できてないかもですが)

    そして、右近は図らずも旅に出ます。本人そっちのけですが(笑)、「一緒に行きたい」と思っていた訳ですから大丈夫!
    左近は月夜の変から百年過ぎた頃に生まれた子です。右近はさらに百年後となり、二人は百ほどの年の差があります。左近にしてみれば、「どこの馬の骨が~!」って感じでしょうか。左近としてはもう少し魁に説教をかましたいところでしたが、さすがに隠と紫月に阻止されました。そりゃ野暮ってもんよ。

  • 10 決別の言葉への応援コメント

    ひとまずは迷い道が現れて、逃げられた、けれども。
    碧霧。今回は負けてしまったけれども、父親と訣別し、強く立ち上がって立ち向かっていくのだろうな、という、この先が見えてくるようでした。

    真比呂の「罵らない」というのも、重いですね。
    何か言われるよりも、碧霧としてはのしかかる、みたいな(うまい表現がみつからないのですが……)

    でもでも!
    最後のひとこと!

    そうよね、さあ、これからどうやっていくのだろう!

    作者からの返信

    碧霧は完敗です。全部、ひっくり返されました。
    ここから碧霧は立ち上がる訳ですが、旺知のひっくり返しはまだ少し続きます。

    真比呂も本気です。碧霧に中途半端な気持ちで伯子でいるなと。結果以外はいらないと言われたようなもんなので、ある意味、きつい一言です。
    それだけ碧霧を信じているとも言えるのかもですが。

    そして最後の一言、そこに向かって再出発となります! 

  • 10 決別の言葉への応援コメント

    碧霧が旺知を倒して伯座に就く、という類のことを言うのだろうとは思っていましたが、やはり、はっきり宣言されると、ドキッとします。
    そして、まったく予想外だったのが、真比呂の態度。碧霧の立場は理解していると思いますが、水天狗たちをまとめる長として、犠牲になった者たちのために何か言うのかな、と思っていたのですが……もっと重い、けれど、信頼の「何も言わない(聞かない)」でした。

    香古と、香古と気まずい状態の紫月が気になって、ちゃんと話をしてほしいと思いつつ、それは酷かな、香古に無理やりに納得させるようなものかな、と複雑な気持ちでした。だから、森の精(?)が迎えに来てくれたのは、現在のところでは、一番、良い方向に行ったのかな、と思います。(それでもやはり、心は晴れないのですが、仕方ないですよね)

    最後の数行。今まで碧霧が頑張ってきたことが、旺知によって、すべてなかったことになったのは、非常に辛いです。
    でも、最後の一行が!
    月夜の歴史をこれからも、見守っていきます!

    作者からの返信

     沈海平反乱編は、碧霧が父親となぜここまで対立するに至ったかを語る話でした。(いえ、紫月との出会いの話なんですけれども!)

     真比呂の態度は、そうですね。この状況にあって、碧霧を責めないことで、仲間の死をすべて自分が背負うと同時に碧霧にも背負わせました。
     もともと真比呂は碧霧が助けに来ない(来れない)と思っていて、それでも彼を信じると決めて避難をしたわけで、だからこそ碧霧には半端な覚悟でいて欲しくないと思っています。

     そして香古についても、これまた言葉で伝えるものじゃないなと。もの別れのような形になってしまったことは残念ですが、これが争いの理不尽さでもあるので、あえて香古と紫月に救いの場は設けませんでした。


     とても悔しい結果となった訳ですが、ここからが始まりです!(我ながら始まりまでが長いなっ)


  • 編集済

    9 関わってはいけない者への応援コメント

    腕を再生させ、天気を操る。
    そして、黄泉がえりができない理由。
    白銀の子おそろしさ(「おっかなさ」とは違う、おそろしさ)に圧倒されます。

    でも、キスで紫月ちゃんを取り返せちゃうところ、さすが!

    白銀の子のことについて語りたいところですが、今やらなければならないことが迫っている!

    十一月上旬に向かって、どきどきですね!

    作者からの返信

    白銀の子、あやかしを超える存在を感じていただけたでしょうか。
    そんな彼でも勇比呂の復活は、黄泉の国への干渉となるためできません。

    そんな超越的な白銀の子ですが、キス一発で追い払う碧霧も強者ですね。(煩悩代表?)

    沈海平反乱編の終わりまで、なんとか目処はついたのですが、毎回、着地って本当に難しいです!

    編集済
  • 9 関わってはいけない者への応援コメント

    この前のコメントのお返事で教えていただいておりましたが、碧霧はちゃんと白銀の子のことを覚えていました。ホッ。
    ああ、でも、勇比呂を連れ戻すことはできないのですか……。(もしかしたら、と思っていたのですが、自然の理に反してしまいますものね)

    碧霧が紫月を取り戻した方法は、なんか碧霧らしく納得です。
    白銀の子供に対しての態度が、碧霧と紫月で似て(同じ?)いますね。あやかしの中でも最強の種族である(で、いいんでしょうか)鬼のふたりよりも、更に高位の存在は、きっと理屈でなく恐ろしいものなのだと思います。(読者としては、名前を聞いてほしいのですが、そうもいきませんよね)

    でも、白銀の子供のことよりも、今は、沈海平が直面している現状について、碧霧の方針(決意?)を皆に言わないと――ということ、でしょうか。
    碧霧の次の言葉をいろいろと想像すると、……これは、凄いことになりそうです。

    作者からの返信

    白銀の子との会話の続きとなります。相変わらず好き勝手に喋ります。多少は受け答えしてくれるようで💦

    >ああ、でも、勇比呂を連れ戻すことはできないのですか……。
    そうなのです。「黄泉帰り」は禁忌の行為であり、可能なのは再生までです。(でも黄泉からの干渉を排除できなければ、やっぱり死ぬしかない) 

    そして碧霧の必殺キス攻撃です。今までもさんざんやってます。感受性の高い紫月には、直接効く攻撃です(笑)
    あんまり関わりたくないと直感的に感じたのか、二人ともわりかし塩対応。てか、白銀の子がもそっと二人の話を聞けば、友好的になれるかもですね……。

    でも今は、その話はちょっとお休みです。二人でこっそり話したいという気持ちはもちろんですが、何より真比呂たちに話をしないといけない。でないと、沈海平は終わらない。

  • 8 親子、衝突への応援コメント

    旺知、やはり強いです。くやしいけれど。
    碧霧への攻撃も、「このくらいにしておこう」という加減が見えて、そしてたぶん旺知からしたらこの攻撃はちょうどいい加減に収まったようなきがして、それがまた……。
    (でも、碧霧もさすがの強さでした)

    二人のぶつかり合い、迫力ありました!

    火がおさまったようで、よかったです!

    碧霧、白銀の子(紫月ちゃんを借りた)の問いにはこまっただろうなあ。
    そして、一段落、と息をつく間もなくあらたな展開になりそうで……!

    作者からの返信

    父は強しです。本来なら、碧霧がよそ見をした時点で斬り込むところですが、そこは掌底をぶちこんで、でも最後はばっさりいっちゃいます。
    むっちゃ迷惑な親子喧嘩です💦

    白銀の子、碧霧と会話のキャッチボールをしようなんて気はさらさらありません。いきなり自分の言いたいことを言って、違うことを言い返してきたら怒ります。でも悪気はないです。

    そして夢だけかと思ったら、白銀の子はまだ居座ってました!(でも、やっぱり悪気はないです!)

  • 8 親子、衝突への応援コメント

    文字通り、正面衝突!
    ――と思ったら、ここに来る前に指示した「森への攻撃」。
    そして、旺知は碧霧を斬りつけるわけではなくて、掌底。そのあと警告した上で、斬る。
    ……悔しいけど、旺知のほうが「上」と、言いたくないけど、言わざるを得ません……。
    そりゃそうか。碧霧は怒りに任せて突っ込んできたけど、旺知は冷静に対処しただけなんだから。

    でも、紫月――を乗っ取った、「月の光にして影」の「刃」と、碧霧の出会いが!
    これは物凄く重要なものですね。高まる期待に、旺知への(私の)怒りが吹き飛びました。
    けど、このことは、目覚めた碧霧は覚えていないんですか!?(大事なのに!)
    そして、森の火が鎮まったのに(「月の光にして影」の出番が終わったと思ったのに)、紫月が元に戻っていない!?
    どういうことなんでしょう?

    作者からの返信

    がちんこ真っ向勝負からの変化球。旺知が一枚も二枚も上でした。

    >旺知は碧霧を斬りつけるわけではなくて、掌底。そのあと警告した上で、斬る。
    手加減はしてますが、ある意味、きっちりお仕置きです。殴り付けるだけで済まさないのは旺知ですね。あくまでも死なない程度にヤキを入れる。

    白銀の子供が追いつきました! 碧霧相手に勝手に問答のようなやりとりを始めます。で、質問したら怒るという……。
    大丈夫、碧霧は覚えてますよ! 今は夢と現実が混濁している状態です。
    が、紫月が元に戻っていないので、いっきに目覚めてくれると思います!

  • 7 白銀の瞳への応援コメント

    碧霧、強い! さすが!
    「やればできる子(スマホで「やれば」と入力したら「できる子」が続いて出てきた)」の域を完全に超えています!

    戦いの様子がスピーディで、美しいです。

    しかし、その迫力にどきどきしていたら……出てきましたね! 

    そして紫月ちゃんが!
    右近さんの腕、再生したのは凄く嬉しいですが、ここまでの力、どこかおそろしくもあります。
    この先、どうなるのか……。

    作者からの返信

    六洞衆に可愛がられて(?)育ったので、実は強いです。学問は千紫にみっちり仕込まれてますし、ある意味、文武両道の英才教育を受けております。はい。

    >戦いの様子がスピーディで、
    ありがとうございます(*^.^*) ほら、怒って突っ込んで来てますから!!

    一方で紫月に異変が起きました。
    ご指摘のとおり、過ぎる力はちょっと怖くもあり。
    この先、どうなるかなのです。

  • 7 白銀の瞳への応援コメント

    碧霧、むちゃくちゃ強いです。
    佐之助が逃げ腰になっている、やった! ――と思ったのに、旺知がそこにいました。
    後ろの方で、高みの見物をしてると思ったのに……。
    (よく考えたら、自ら出向いたくらいなんだから、前線にいないわけがなかったのでした。「一方的に仕掛ける」とか、好きそうですし)

    もはや、この親子の衝突は避けられませんよね。
    佐之助すら「手加減をして(=穏便に、ってことですよね)」と言ってしまう状況ですが、旺知が、そんなことするとは思えません。
    ……いったい、どうなってしまうんでしょう!?

    そして、前回のラストで、とても気になる状況だった紫月ですが……。
    まさか、乗っ取られ(?)てしまうなんて!?
    しかも、右近の腕が再生している!(嬉しいけど、驚きのほうが大きかった!)
    吽助が素直に従っているので、敵ではないと思うのですが、ハラハラします。
    (でも、自分で飛べるのに、何故、吽助を連れて? 紫月に戻ったときのためかなぁ?)

    作者からの返信

    碧霧は、重丸が師匠ということもあり、六洞衆の隊長格がこぞって面倒見ています。本人、真面目なので全て吸収してますし。「やればできる子モード」です。
    ただ、父親が黙っていません。後方で様子見でしたが、弓矢隊がやられるのを黙って見ているような御方ではありませんでした。そもそも、戦う遺伝子は旺知の血筋ですからね~。

    そして紫月の体で、白銀の子が発現しました。
    あっという間に右近を再生し、勝手にどこかへ飛んで行きました。吽助は、自らついて行ったという感じです。(紫月に異変が起きたときに、吽助が黙っているわけないなと思い……。でも、ご指摘の通り素直に従っているところがミソ。敵だという認識はなさそうです)

  • 6 激情の伯子への応援コメント

    碧霧の怒りはもっともなんです。もっともなんですけど……怒りで我を忘れた状態でぶつかっては、幾ら頭が良くても、危険でしかない……
    忠告を聞き入れて別の商人を頼っていれば、と思うかもしれませんが、どちらにせよ火トカゲを調達する力はあったでしょうから、遅かれ早かれこうなったのではないかな、と思います。
    とにかくヤバいのは鬼伯ですよね。どこかでぎゃふんと言わせたいですけど……今ここで立ち向かうには、あまりに戦力差が、ですよね。

    そして、右近と勇比呂……まさかこんなことになっていようとは。
    右近は命が助かったとしても、隻腕。今までのように戦うことはできない。そもそも命が繋がるかどうかも分からない状態……
    勇比呂に至っては、もう紫月でもどうにもならない。どうして鬼伯一人の勝手で、こうならないといけないのか……私も碧霧みたいに怒っちゃいそうです。

    山場ですよね。この先もどうなるか心配しつつ、楽しみにしております。

    作者からの返信

    消えた火トカゲが最悪の形で碧霧のところに戻ってきました。
    完全にコケにされていますよね。ただ、冷静さを失った状態で突っ込んでいくのは、無謀でしかなです。

    立場も下であるに加え、全面対決をする気がない碧霧側は、どうしても受け身になってしまいます。旺知は旺知で、伯子の背後にいる六洞家の存在を忘れてはいないので、両者の力関係は本当に微妙なのです。

    右近と勇比呂が絶望的な状態で運ばれてきて、助けられない悔しさだけが募っていきます。
    Ifさんのように臨場感溢れる戦いをなかなか描くことができず、なんかもうあれなんですが、沈海平反乱編の山場となります! 


  • 編集済

    6 激情の伯子への応援コメント

    勇比呂が……。
    香古ちゃんの叫びが、心に痛くて。まさか、こんなことになるとは。

    それに右近さんも。
    そうか、大地の気がこの状態だと、難しいのですね。紫月ちゃんの、自分の非力さ(そんなことはないのですけどね。でも、そう思ってしまいますよね……)を痛感する気持ちも、凄く伝わってきました。

    碧霧、気持ちはわかる。だって、あんまりだ。
    でも、でも、この感情のまま、この状況で行くのは……!

    ……と、なにか変化が⁉

    作者からの返信

    しんがりを務めた勇比呂、悲しいことになってしまいました。後悔はないでしょうが、無念だったと思います。
    治せると信じる香古が辛いです。

    右近も瀕死状態で、危険です。紫月の術はあくまでも治癒なので、再生・蘇生ではないので限界があります。
    こうなると自分の非力を感じるしかなくなります。

    そんな中、碧霧がとうとうキレてしまいました。
    自分が考え出した火トカゲを、あんな風に使うなんて、そりゃ傷つきます。
    もう、あっちもこっちも収拾が! からの、紫月の異変です。

    予定調和と不協和音がごちゃまぜになりながら続きます!

  • 6 激情の伯子への応援コメント

    読み終えて、呆然としております。
    だって、そんな……。
    勇比呂が亡くなったなんて、信じたくありません。香古のためにも、どうにかして魂を呼び戻せないものかと、考えてしまいます。

    今まで、父に「反感」を抱いていた碧霧ですが、たった今、「反感」なんてものではない感情を抱きましたよね。それは、いずれ必要なことだったのだと思いますが、きっかけが、これというのは、辛いです。

    紫月が治療に集中できないと、右近も助からない。どうなっちゃうの?
    ――と、思っていたら、「何か」が?
    ひょっとして、白銀の髪に白装束をまとった童……とか。
    (はい、私は藁にもすがりたい思いなのです)

    作者からの返信

    水天狗たちへの容赦ない攻撃、これはまあなんとか今後のことも考えて我慢した。
    勇比呂の死、瀕死の右近、あまりに突然過ぎて呆然自失状態。
    そして、これらの原因が火トカゲによる火矢の攻撃だったという事実、これでもろもろキレてしまいました。ふざけるなよ、と。

    一方、紫月の方もいっぱいっぱいです。碧霧まで暴走し、自分はなんのために来たのか分からない状態に。
    そんな中、彼女に異変な訳ですが……。
    予定調和と不協和音が入り乱れた状態でお送りしております!(言えるのここまで!)

  • 5 合流と再会への応援コメント

    紫月ちゃん、合流できてよかったです!
    彼女が登場すると、なんといいますか、ふわっと空気がかわりますね。
    しかしこのような場は、彼女に物凄く負荷がかかりそうです。
    (物理的なものもそうですが、流れ込んでくる感覚が)

    そして、碧霧も来た!
    かっこいい登場。そして紫月ちゃん発見のときのやりとりが、二人らしいかんじ。
    紫月ちゃんの咄嗟の嘘、心が苦しいです……。

    それにしても凄い迫力です。
    熱や音がスマホ画面から湧き上がってくるよう……!

    作者からの返信

    ようやく紫月たちが合流することができました。
    碧霧は、割りと間の悪い男なんですが、ここではきっちり決めてくれました!
    で、「なんでいるの」となります。紫月を見つけた時の、ただただ純粋な碧霧の心の声です(笑)

    ただ、紫月は月夜の里で起こったことをさすがに言えません。言えないですよね。思い出すのも嫌という感じでしょうし。

    迫力、多少は出ておりましたでしょうか。今回、火矢の縦断爆撃の切羽詰まった感じをひいひい言いながら書いておりました💦

    編集済
  • 5 合流と再会への応援コメント

    紫月、到着! ほっとしました。
    旺知や次洞よりも、だいぶ、あとから出発したので、紫月の到着はもう少し先かと思っていたのですが、吽助えらいです。(あと、紫月が風を読めたのも、早く着いた理由でしょうか)

    だけど、攻撃が激しい。「逃げる」を選んだのに、こんなに被害が出ているのだから、もしも「抵抗する」を選んだら、本当に皆殺しだったと思います。想像以上に、容赦ないです。
    ――というところに、碧霧が!
    あああ……でも、穏便にしないとダメなんでした。もどかしいです。

    そして、最後に現れたのは、右近を抱えた魁――でしょうか。(そうだといいなぁ)

    作者からの返信

    ようやく紫月が到着しました。吽助が頑張ったのと、紫月の風読みが大きいです。

    旺知の攻撃は容赦なく、制圧ではなく報復ですね。しかも10倍返し。
    No more火矢!からの碧霧たちの到着です。腹は立ちますが、できるだけ大事にしたくないので我慢の子です。

    そして最後に現れたのは──ここは予定調和な流れですね!

  • 4 最後の結界への応援コメント

    もう本当になんてことに……
    右近、一人で敵に立ち向かうなんて、本当に立派な人です。
    言えなかった言葉があるのに、戦いぶりには未練がない。
    きっちり公私を分けられるの、本当にかっこいいです。
    でも、もう窮地。
    碧霧や紫月が間に合ってくれたら、と思いますが、先程式神が来たところで難しそうですよね……
    だとしたら魁に祈るしかないんでしょうか。
    彼女には幸せになってもらいたい……

    それにしても鬼伯のやり口がもう本当に、もう……
    火トカゲをこんなことに使うなんて許せなさ過ぎる。
    もうこのまま首を取ってしまいたいような気持ちです。
    どうして息子のやり方を認められないんでしょうね。

    作者からの返信

    右近、六洞家の意地を見せます。戦う姫君です。
    最後に魁のこと思い出しますが、自分がやるべきことはブレません。そういう風に育てられていますし、碧霧のことを主として守るべき存在だと思っています。(あくまでも主従関係なのですが)
    碧霧も紫月も大急ぎで来ています! 早く合流してくれっという感じです。

    旺知はですね、気に入らないんです。「好きなだけくれてやるっ」てな感じに、火トカゲを水天狗たちに投げつけています。
    息子に対する愛情もあんまり……ないなあ。


  • 編集済

    4 最後の結界への応援コメント

    火トカゲ、こういうことか!
    これ、たんなる実用性だけで火トカゲを使ったのではないですよね、いかにも。
    旺知に、むきーってなるのと同時に、火トカゲのことを思うと、悲しくなります。

    右近さん!
    さすが、強い。(結界のスキルが、というだけでなく)すなさとさんの描く、強く美しい姫だ、と思います。

    どうか、無事で……。

    作者からの返信

    火トカゲ、こういうことです!  使う人でこうも違ってくるという……。
    そうですね。旺知は、霞郷がこれで莫大な利益を得ていると考えていますから、「そんなに欲しけりゃくれてやる」ってなもんでしょうか。


    右近、身を呈してみんなを守ります。そこはやっぱり六洞の姫なのです。

    編集済
  • 4 最後の結界への応援コメント

    こんなところで、火トカゲが出てくるとは!?
    旺知、とことん、嫌な奴です。

    結界は、兵衛から重丸、六洞衆へと伝わったもので、月夜では珍しいものなんですね。
    そして、凜香に微妙な感情を抱いていた右近が、凜香を頼る。
    このあたりに、縁や絆、みたいな、旺知には絶対ないものが、こちらにはある! と思いました。だから、なんとかなる、はず!

    ――って、思っているんですけど、右近が!
    自分の気持ちを素直に認めたところで、そんな……。
    右近を呼ぶ声は気のせいなどではなく、このあとすぐに魁が駆けつけてくれるのだと信じます。

    作者からの返信

    はい、ここで火トカゲの登場です。同じものを利用するのでも、親子で天と地ほど違います。

    結界術は、攻める力の強い鬼にはあまり馴染みがないものです。兵衛が重丸と関わりを持つ前からあるにはあったんですが、拙く古いものでした。(兵衛がかつて地下牢に囚われていた時には、彼は勝手に戒めを解いています) 

    凛香は、頼りがいのあるお姉さんです。右近は一方的にやきもち(?)を焼いていますが、彼女にしてみれば、右近も魁もかわいい年下なんですよね~。

    そんな右近、身を呈してふんばります。六洞の姫としての矜持です。

  • 3 霞郷からの脱出への応援コメント

    根性と誇りで乗り切ろうと、いろいろ言う人(?)が出てくるのは、しかたがないこと。
    でも、魁を下げる言い方はアウトだよなあ……。

    それでもなんとかなりそう、と思ったら……!
    思ったより早い攻撃、そして凄い迫力!
    香古ちゃんの叫びに、胸が痛いです。

    右近さん、さすがです。
    でもでも、この状況は、そんなことも言っていられないようで……!

    作者からの返信

    北と西は仲が悪いので、何かの拍子に相手を蔑む言葉が出てしまいます。あかんです。
    阿の国を回っている魁は、茶めしごとのようですが💦

    旺知、攻めは迷いなく早いです。考える暇なんて与えません!
    今回は爆発する火矢です! 根性も誇りも吹き飛びました。

    香古片手に敵をいなす右近はさすがなのですが、火矢が右近たちに気づいてしまいました!

  • 3 霞郷からの脱出への応援コメント

    あああ……。
    前回はすぐに避難に移るような流れだったのですが、それはリーダー格の水天狗たちの会議だったから……なんですね。やはり、納得できない人はいますよね。
    魁が頼もしいですね。気を悪くしないだけの器の大きさもあるし。
    そして、紫月と碧霧は水天狗たちに絶大の信頼がある。
    これで、うまく――と思ったら、もう来たんですか!?

    もはや私兵ではない――って、どういうことでしょうか? 絶対、良くない何か、がありますよね?
    無事に避難できればよかったのですが、やはり、そう簡単にはいきませんよね。
    どうか、皆が無事でありますように。そして、一刻も早く、紫月と碧霧が到着しますように。
    祈ります。

    作者からの返信

    よくある「集団の無責任発言」あるあるです。できもしないけど、なんか正論だと思えることを精神論だけで唱えるやつ。
    さすがの魁もイラッとしてしまい、ちょっと衝突してしまいました。

    おかげで少し冷静になれたのと、紫月と碧霧が向かっているという知らせとで、なんとか避難の方向で一致団結した水天狗たちです。

    が、旺知、動きが早いです。機を逸しないのは天性でしょうかね。のんびり夜明けまでなんて待ってないのです!

    >もはや私兵ではない――って、どういうことでしょうか?
    これ、テストに出るやつなので、チェックです! 今回、私兵団を旺知が率いて沈海平を攻めたというのは大きな意味があるのです。

    混乱はさらに続きます!(ああああ……)

  • 2 急を告げるへの応援コメント

    「いいところで邪魔」は、私の好きなテンプレですが、知らせの内容はそんなのんきなことを言っていられないものだった!

    式神の番号は、かなりまずい状況を表しているようですが、なんとか届いてよかった。
    そして「逃げる」選択をしてくれてよかった。
    右近さんの、必死かつ上手な説得がよかったのかな。

    ぱっぱっぱ、とスピード感ある文章に引き込まれ、緊張感が伝わってきました!

    作者からの返信

    「いいところで邪魔」というのは、私にとっても鉄板ですが、必死な式神にとっては二人の会話が邪魔?? とにもかくにも右近に重丸からの知らせが届きました。

    右近は旺知の怖さも知っているので必死です。誇りなんて、ぺっぺって踏みにじられてしまうことをよく知っています。

    この「沈む平野」は、もうあれこれ書きたいこと(書かないといけないこと?)がありすぎて、本当に内容を削り取りました。結果、スピード感につながったのかな? 良かったです。だって、ほら、早く逃げないといけないから!

  • 8 向かうは沈海平への応援コメント

    とうとう、沈海平にみんな集結するのですね。
    単独行動の紫月が心配ですが、碧霧もすぐに向かえそうで良かったです!
    それにしても、旺知は碧霧をどうするつもりなのでしょうか。
    思い通りにならない伯子が力をつけたら、敵対するのでしょうか?
    なんだかいろいろ不安だし、先が気になります( ̄ロ ̄lll)

    (紫月が襲われそうになったときにふと思ったのですが、千紫や深芳がずっと若くて美しいのだから、もしかしなくても旺知も見た目は若いのですよね? 
    何となくおっさんに襲われる図をイメージしてました(^▽^;)アセアセ)

    作者からの返信

    旺知は、碧霧をどうするか。どうするつもりもないかもしれない。
    今の御座所が絶妙な力関係でバランスをとっているので、本当なら、そのためだけに伯子として扱っているだけ(というほど扱ってないけど)みたいな感じです。
    この均衡が崩れたとき、お互いにどうなるかですね~。

    そして旺知、おっさんですが、見た目はそこそこ若いです。兵衛より若く見えていると思います。この頃、兵衛は藤花と顔のしわが増えたことを感慨深く感じてましたから、それよりは若い。(ちなみに、藤花は妖刀の鞘を体に収めている影響で、姉姫より年をとっています)

    でも、まあ、おっさんには変わりないのですがね。

  • 2 急を告げるへの応援コメント

    魁との話の途中で式神が来たのは、たぶん、良かったのだと思います。
    右近はとっさに素直な気持ちを言うことはできなかったし、今回の件に魁が協力してくれる流れになったし、で。

    そして、水天狗たちは「逃げる」には抵抗があるものの、避難という選択をしてくれて、ほっとしました。
    好き放題の旺知はムカつきますが、全体のことを考えれば、やはり隠れるほうがよさそうです。
    紫月も碧霧も、こちらに向かっていますし、それまでの間は魁たちがいれば、たぶんなんとかなる。
    最終的に、どう落ち着くのか、とても心配ではありますが、ひとまず安心しました。

    作者からの返信

    式神、当然ながら空気読みません! ひたすらメッセージを届けに邁進します。
    それでも届いたのが遅すぎるくらいなので、右近急げってやつです。魁も協力してくれることになり、結果オーライというやつです。

    水天狗たちの誇りは、右近が強引にねじ伏せました。そういう誇りうんぬんは生きてから吐けというやつです。香古を出されては、戦うとは言えませんよね~。

    とにかく早く急げなのです。

  • 1 誘いの声への応援コメント

    現実世界の飲みニケーションでうまく立ち回れない人種なので、始めのシーンに、自分が現場にいるわけではないのに、なぜか身構えてしまいました。笑

    右近さんの、魁を恨めしく思ったり、凛香さんと魁の距離にモヤモヤ(?)しているところを見て、にやにやしてしまいました♪

    そしてラストの台詞……!

    この二人、どうなるのかしら。
    「どうなるのかしら♪」と書きたいですが、状況が状況だし、エピソードタイトルがタイトルだし……。

    作者からの返信

    飲み会、私も苦手です。いやね、話すことがないんですよ。だから、紅の旅商団のような酒盛りはちょっと憧れます。右近はわりと馴染んでおります。

    魁と再会して、ひそかに乙女になってます。(絶対に内緒ですが)
    ところからの、魁のお誘いです!

    でも、そうですよね。手放しでワクワクできませんよね。だって、タイトルがタイトルなんで💦 (わりと真っ正直なタイトルにするタイプ)

  • 1 誘いの声への応援コメント

    新展開、『沈む平野』――って、不吉な響きなんですが!?
    どうか、みんなが無事でありますように!

    右近のことは気になっていました!
    てっきり魁とふたりで、あれこれ話を進めているのかと思っていたのですが、紅の鬼たちに囲まれていたとは。
    予想外でしたが、和やかな感じでよいです。
    魁とは、これは両片想いでしょうか? ――と思っていたら、魁が行動を起こしました!
    個人的には嬉しいのですが、月夜を出ることになるのは……。
    もうすぐ、すべてが沈海平に集まってくるはずですよね。
    固唾をのんで見守ります!

    作者からの返信

    まずは沈海平に行った右近の近況から。
    魁には仲間がいました! 実は旅商団の頭です。ちなみに凛香は、姐(あね)さんと呼ばれてます♪
    魁との距離も近くなり、右近としては離れがたい(*´艸`)

    でも、いつまでもこのままって訳にもいかないところからの、魁からのお誘いです。右近、どうするでしょう?
    そして、いよいよ始まります!

  • 8 向かうは沈海平への応援コメント

    碧霧が沈海平に行けたことは本当に良かった、ですが……これからですね。
    しかし類は友を呼ぶじゃないですけど、トップがいいとそこに集まる臣下たちも人のいい人が多いようで。
    碧霧が慕われているのが分かって、なんだか私が勝手に嬉しくなりました。笑
    でもそれも分かります。ちゃんと長として頭を働かせているし、下の意見も聞いて考えるし、私も仕えるなら彼に仕えたい、と思わされます。

    そして加野……うまく逃げられたようで、何よりでした。しかしここから接触を図ろうとすると、また危険がありますよね。
    どうにか彼女にも無事であってもらいたいです。

    作者からの返信

    碧霧は、これからが正念場です。碧霧の武の師匠は六洞当主の重丸なので、彼は六洞衆に育ててもらったようなものなのです。

    >トップがいいとそこに集まる臣下たちも人のいい人が多いようで。
    はい。北支部にセトをはじめとした良い人材が集まっているのと同じです! 
    やればできる子・碧霧、頑張ってます。

    加野も、ひとまず逃げのびました。彼女のその後については、もう少し先の話となります。
    ひとまず、皆が沈海平へと向かいます!

  • 8 向かうは沈海平への応援コメント

    碧霧、さすがですね!
    こういう経済にかかわることをさせると彼は力を発揮しますね。
    大変で面倒な状況ですが、こういうことを切り抜ける時の彼は、どこかいきいきしているように見えます(楽しそう、という意味ではなく)。

    だけどここで報告が……!

    しかし、どうにもならなそうな状況が、変わりそう。
    紫月ちゃんのこともありますし、どのように切り抜けていくのか、予測できない流れに、次回の更新が楽しみです!

    作者からの返信

    碧霧、六洞衆に囲まれて、割りとのびのびやってました。大変な状況ではあるのですが、やりたいことを見つけて改革しようと意気込んでいるあたりが碧霧らしい。

    でも、ここで報告です。怒ってます。
    状況がどう変わるのか。
    次回から、沈海平が大きく動きます! まだもたついて書いてます!!

  • 8 向かうは沈海平への応援コメント

    沈海平のときも思ったのですが、碧霧は本当に商才がありますよね。
    (着ている服の値段を知らない、と紫月に言われていましたのが、ちょっと懐かしいです。小さいのもののことは分からないけれど、大きなもののことには鋭いんですよね)

    この調子で、いろいろうまくいってほしい。けど、今はそれどころじゃなくて……の知らせが、来ましたね。
    どうなるのかと思ったら、一番隊長、できる人です! ありがとう!
    彼のお陰で一気に、なんとかなりそうな気がしていました。今すぐ、沈海平に行くのなら、いろいろ間に合いそうですし、何より紫月も沈海平に向かっていますから。
    碧霧と行動しているのが六洞衆で、本当に良かったです。これが、旺知の命令で、次洞家の鬼兵団とかだったら、と思ったら、ゾッとしました。

    作者からの返信

    そうなのです。碧霧は、経済活動としてどう社会を回すかみたいな考えをします。(小さいやりとりは、ぼんぼんなので分からない) 力でねじ伏せるより、金をちらつかせて味方にさせるみたいな?

    碧霧は領境でもやりたいことが出てきた様子なのですが、ようやく重丸からの式が届きました。
    そして笑って碧霧を送り出す六洞衆は、一枚岩のできる人たちです! 大将重丸が千紫に提案した「増援」を奇しくも一番隊長も口にしました。

    ちなみに、次洞家の鬼兵団には別の役割があります。碧霧と行動をともにすることはありません。ここ、沈海平反乱編の後半部分のポイントなのです!

  • 7 相容れない者への応援コメント

    佐之助、論理的やなやつ、ですね。
    周囲の力関係を把握して、自分の置かれている立場を理解して、先のことを考えている。

    ポジションとしては、やなやつサイドですが、佐和のときみたいに、
    「あーもー、ムキーッ٩(๑òωó๑)۶」
    というのとはちょっとちがうかんじで読んでいました。

    やればできる子碧霧、どうするか……です。

    作者からの返信

    佐之助は、常識的なやなやつです。腹黒く常識人。
    二番目ポジションって、常識人が多いなという作者の偏見です。

    そしてやればできる子、頑張る時でございます。

  • 8 最後は笑う者が勝つへの応援コメント

    紫月ちゃんを守る深芳さま、カッコいいです! 母は強しですね( ;∀;)
    ほんと旺知サイアク野郎です。

    与平さんの気持ちは複雑かもですが、深芳さんへの想いはさらに深まったように感じました。

    旺知がまた何かひっくり返そうとしているようで、これからどうなるのかドキドキです。

    作者からの返信

    深芳、体を張って頑張りました。母は強しです。三百年越しの旺知との因縁ですね。

    与平は悔しかったと思います。が、ここで怒っても深芳の覚悟を否定することにもなりかねないので、ぐっと堪えてます。

    旺知のちゃぶ台ひっくり返し、まだまだ続きます。

  • 7 相容れない者への応援コメント

    佐之助、腹黒いです。けど、思考は、割とまともでした。
    確かに、「旺知につく」と決めてしまった以上、次洞家のためには、今のように行動するしかありませんよね。
    (邪魔な者は、すべて始末する、という思考が、悪人のものですが)

    碧霧の現状が出てきました。
    遠くに追いやられて、まだ何も知らない碧霧。これから、知らせを聞くのだと思いますが……彼がどうするのか。大変な状況ですが、期待しています!(ここからが君の見せ場だと思う!)

    作者からの返信

    佐之助は常識的(?)な悪人です。自分の立場上、今さら碧霧の信を得ることは不可能だと分かっています。分かった上で、あれこれと腹黒く画策しています。

    碧霧、赴任場所で真面目に仕事してます。いい子です。できる子です。
    見せ場……。にならないと主人公じゃないので、頑張ります!

  • 6 藤花の懐妊への応援コメント

    追いついてしまいました……面白くて止まらなくて。
    いやもう、本当に、本当に、鬼伯がもう本当に……許せなさ過ぎる……
    紫月が無事だったことは良かったですが、犠牲はありましたから……
    でも深芳さん、かっこよかったです。強い。
    全く望んでいないことなのに、娘を守るために誘惑してのけたシーン、切なかったけどかっこよかったです、本当に。

    それと、私、利久さんがかなり好きかもしれません……
    この人、本当に聡いし、動くべきときをちゃんとわかっていらっしゃる……
    最近急上昇で推しに入り込んできています。
    鬼伯のことを「獣」と呼んでいたシーン、なんだか熱くなってしまいました。
    普段全てを胸に秘めて働いていたんですね。いや本当にこの方もかっこいい。

    沈海平、大変なことになりそうですが、どうにか……どうにか戦が起こらずに済めばいいなと願っています。
    それにしても、鬼伯、どれだけ息子のことが気に入らないんだろう……
    いや息子のことが気に入らないというよりかは、沈海平組に嘗められているように感じて放っておけなかったのかもしれませんけど、いずれにせよやばすぎです。
    紫月に手を出そうとしたことも含めて、本当にこの人は……成敗されてしまえ、って思っちゃいますね。

    それと一つどうしても気になっていたことがありまして!
    深芳さんとかが使う、京言葉? というんですかね、あの独特の言い回し。古代の貴族の言葉遣いでたまに見るなと思うんですけど、私は全然扱えなくて。すなさとさん、どうやって学ばれたんでしょう?
    私も平安時代を中心に日本のお話は好きなので、いつか学びたくて……もしよかったらご教授ください!

    作者からの返信

    ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!

    実は、旺知は三百年前の政変で深芳を手に入れ損ねています。(こちらのエピソードは『藤の花恋』という親世代の話に収録してますが、読まなくても問題なしです)
    結果として旺知に体を差し出した形になりますが、気持ちは負けておりません。彼女も何かと苦労しているので強いです。

    利久はここに来て、読者さんの評価がうなぎ登りです(笑)。美玲の尊敬するパパなので、洞家当主らしくビシッと決めていただきました。今の洞家は必ずしも旺知を慕って臣下となっている者だけではないんですね。そこは千紫の策というか徳のなすところというか。

    「沈海平反乱編」、とうとう佳境となります。他の方から「和平を結んだのにどうしてサブタイトルが取れないのだろう?」と指摘があったのですが、この一連の事件までが今回の話となります。

    親世代の女性が使う「昔言葉」は、特に調べたりした記憶はないのですが、歴史物が好きだったので自然と? ちゃんとした言葉遣いかどうかは全く自信ないのですが、雰囲気です。はい。和テイスト出すの必死です(笑)。

    コメント、ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ


  • 編集済

    6 藤花の懐妊への応援コメント

    こんばんは。

    私は藤恋から月夜の鬼シリーズにハマったので、こうして藤恋とリンクする場面があると嬉しくなります☺️
    この辺、藤恋では藤花目線で話が進んでいたのでわかりませんでしたが、藤花の妊娠ってこんな緊迫した局面の中の出来事だったんですね! 藤恋での穏やかな空気感は、あくまで世情に疎い藤花目線だったからなんだなあとしみじみ…

    それから兵衛と藤花の仲って結構周りにバレてたんですね!?
    この感じだと六洞家はともかく碧霧、深芳、千紫あたりにはバレてそうですね。どんだけいちゃついてたんだよとニヤニヤしてしまいます(。-∀-)
    そう考えると、伊万里が父親のことを知らずに、自己評価低い子に育ってしまったのが不思議…
    やっぱり周りは兵衛とのことを知りつつも、あえて黙ってたのかしら。

    (他作品の話ばかりになってしまってすみません💦)

    作者からの返信

    更木さん、いらっしゃいませ。
    他作品コメント、ウエルカムです。なんでも好きに語ってくださいませ。

    今週は最後に藤花の妊娠と絡みました。タイミング的に、こうなります。はい。
    兵衛と藤花の仲は、バレている人にはバレております。ただ二人とも重丸・初音夫妻以外には公言をしたことも、認めたことも実はありません。ここ、ちょっと説明不足というか、言葉足らずで話が進んでますよね。ごめんなさい。

    あらためて整理すると。
    千紫は政変前のいざこざや二人の状況からなんとなく分かっている。(『藤恋』でも千紫は「愛する者の子か?」という確認だけにとどめ、兵衛の名は出していません)
    そして深芳。実は彼女は姉という立場ではありますが、藤花と兵衛との関係に気づかずに生き別れとなったので、実は知りません。
    碧霧もしかり。逢い引き事件で一度しか兵衛に会っていませんので知りません。紫月もこの件については話していません。(ただ、里中での藤花の噂は真っ赤な嘘だと理解している)
    紫月は、端屋敷に入り浸っていたので、当然ながら気づいたという感じですが、当の本人たちが公言しないので、はっきりと確認したことは実はなし。それはタブーだと理解しています。

    伊万里はこのあと端屋敷に幽閉されて育つ(藤花より若干の自由は認められた)ので、会う者も限られますし、当の本人が父親と名乗ることを拒否ってますので、誰にも告げられることなく育ったという感じです。(でまあ、こじれました)

    ちなみに、藤花は藤花で紫月の出生秘話を知りません。(これに関しては紫月本人も知らないので、知りようがないですが)

    ここら辺、いつか語ることができればいいな。私が頭を整理するためにも。

    きちんと読んでくださって、本当にありがたいです。ありがとうございます!

  • 6 藤花の懐妊への応援コメント

    いろいろな場所で紡がれていた物語が撚り合わされる瞬間が好き。
    こういうのって、長編やシリーズものの醍醐味ですね。
    そしてこの物語世界の絶妙なバランスが凄いです。

    紫月ちゃん、今のままでも立派ですが、強く美しいかたたちに囲まれて、より強くなっていくのかな。

    しかし千紫さん、彼女からしたら、「え、は!?」な事実でしたでしょうね……。

    作者からの返信

    そうなんです。いろんな場所で紡いでいるもんで、油断したら忘れる……いやいや、撚り合わせるのに必死です。
    でも確かに、長編だからできることかもです。シリーズで言うと、私も百万字越えてしまってますね。いつの間にか。

    紫月、まだまだ試練ですが、母親世代とは違った形で強くなっていくと思います!

    千紫、心休まる暇がありません。過労死コースです。

  • 6 藤花の懐妊への応援コメント

    藤花の懐妊は分かっていましたが、千紫から見たタイミングは、次から次に、なぜ「今」なのだ? という感じですよね。
    複雑に絡み合った状況は、物語を読んでいる私としては、「ドキドキが止まらない」なのですが、当事者たちの心情を考えると、なんだかドキドキしているのは申し訳ないことのような気がしてきます。
    (そして、こんな複雑な状況を、まるで本当にあった歴史を語るかのように、とても自然に綴ってらっしゃる、すなさとさんは、凄いです。凄すぎます!)

    最終的には、きっと伊万里も登場して、「すべて良くなる」(でも、どんなふうに「良く」なるんだろう?)と信じております。
    本当に、すごく壮大で、ドキドキです。(紫月をはじめとした皆様、ごめんなさい。やっぱり、ドキドキしちゃいます)

    作者からの返信

    千紫にとってはタイミングが悪すぎますね。それぞれが取捨選択し、前に進むという状況です。その必死さをちゃんと描ければいいのですが……💦

    ヒリヒリとした緊張感、表現できているでしょうか。大河ドラマのような、緊張したやりとりが実は大好物だったりします。
    本当なら歴史物をやりたいなあと思うのですが、歴史物を語るには、知識も勉強量も足りないもんで。(心意気だけある。で、しょうがないのでノリだけで書く!)

    伊万里、後半に壬たちと登場します! そこまで早くたどり着きたいのですが、もう少し先ですね~。


  • 編集済

    5 愚かな女への応援コメント

    うわああ! 佐和!
    びっくりしましたが、びっくりしながらも、描写が加野視点で、佐和の姿を見せないまま何が起きたのかを見せる描写が、とっても鮮やかで凄いなあと思いました。
    (床がみしり。これ、ぎゃあって思いますよね!)

    加野は……大変なことになりましたが、大丈夫なのかな……。
    無事にたどり着きますように。

    紫月ちゃんの考え、行動、彼女らしい強さと優しさがありますね。
    でも、これは不安……。
    そもそも一緒にすんなり逃げてくれること自体が難しそうですし。

    どきどきしながら見守っていきます!

    (あと、大変なことの後ではありますが、深芳さんの寝姿がかわいいです)

    作者からの返信

    びっくりさせてごめんなさい。
    やはり、びっくりされますよね。明らかにやったことに対しての代償が過大すぎるというか。
    でも次洞家と関わるということは、こういうことだろうなと思い、貫かせてもらいました。この理不尽さを含め、次洞家かなと。
    ただ、理不尽さがマシマシなので、直接描写は無理でした。(あと、床みしりをしたかった!)

    加野、結果的に次洞家を飛び出しました。あとは、そう避難先です!

    そして紫月、沈海平へ向かうことを決意しました。
    右近のように武闘派ではないですからね……。

    深芳はもう与平の家を満喫しています。戻る気は当然ながらさらさらありません!(油断しすぎて娘が勝手に出ていっちゃいましたが💦)

  • 5 愚かな女への応援コメント

    え、ええええっ!?
    佐和が……、え、そんな……。
    …………確かに、それは、当然の措置だったのだと、納得はしましたが……、……(でも、呆然としております)。
    ………………利久は、本当に、人として(鬼ですが)、深く物を考えることのできる、立派な方というわけですね。(それに気づかなかったから、佐和は……)

    そして、加野が!
    左近が、花月屋を手配してくれたことが、こうして役に立つ(んですよね?)とは。
    鬼は多少の怪我では命を落としたりしない、との言葉を信じて、無事に花月屋にたどり着くと思っております!

    かなりのショックを受けているのに、泣いている場合じゃないと奮い立った紫月は立派です。
    けど、誰にも何も言わずに、ひとりで行ってしまって大丈夫でしょうか。
    応援したいのですが、心配のほうが大きいです。
    (それに、真比呂たちが「逃げる」を選ぶかなぁ。沈海平は大切な、自分たちの土地だから……)

    作者からの返信

    驚かせてしまい、ごめんなさい。
    軽くあしらわれて終わり、というのも考えたのです。が、次洞家がそんなに甘いわけがないだろうと。
    家頭としては、こんな風に短絡的で騒ぐ女はベクトルをどこに向けるか予測が難しいので、黙らせた方が手っ取り早いとなりました。
    果たして佐和は殺されて当然のことをしたかとなると、そうは思いません。でも、悪いことに首を突っ込むと、自分が思っていた以上の代償を時として払わなければいけなくなることもある。で、こういう結果になりました。

    加野、少し頑張り過ぎました。
    なんとか逃げ出せましたが、そうです、あの避難場所です!
    話が早くて(?)助かりますw

    紫月、一人は心配ですよね。
    それに真比呂たちが素直に逃げるか。
    ただ、旺知がそんなに甘いわけがなく。相手の矜持なんて、叩き割るタイプですからね……。

    編集済
  • 美玲さんがいい人で良かったです! こういう勝気な女性がとっても好きなので、この調子で紫月と仲良くなってくれたら嬉しいな、なんて思いながら見ておりました。
    梅の良しあしにもきちんと気づける辺り、美玲もかなりできる人ですよね。こういう能力のある人、ぜひとも出世して欲しいというか、彼女の望むように生きていってくれたら……と願ってやみません。

    紫月と碧霧、気まずくなっちゃってますけど、なんだか和解できそうですね。
    嫉妬する気持ちも分かるんですけど、碧霧も求められた役割を果たしていただけなんでしょうね。
    いや、それはもちろん頑張れば品行方正ではいられたのかもしれませんけど、相手にされなかった女の子たちがどんな気持ちをするかと思うと、礼儀のようなものとして捉えていたのかも。
    身分ある人、というのも、大変ですよね。

    作者からの返信

    美玲、とってもしっかりさんです。そして、お父さん子です。結婚・良縁第一主義のお母さんとは、あまり合いません。
    反骨精神は紫月と通ずるところがあるので、これからも頼りになりそうです!


    碧霧は、まあそうですね。暗に周囲から役割を求められているというか、そうい目でしか誰も自分を見ないので、やさぐれてしまっているというか。お互い様だろ、みたいなところがあったと思います。

    確かに品行方正路線も考えたんですが、ほら、若者と言っても人間よりはずっと長く生きてますし、んなわけあるかとなりました。
    むしろ、紫月のようなケースの方が稀ですね。自由そうに見えて、わりとガードされていたと思います。深芳と千紫にw

  • 9.垣間見《かいまみ》への応援コメント

    やばい。やば過ぎるΣ(゚д゚lll)ガーン
    紫月ちゃん逃げて!
    旺知に天誅が落ちればいいのに!

    作者からの返信

    はい、ロックオンされています。
    めっちゃアカンやつなのです!


  • 4 どこか遠くへへの応援コメント

    >援軍とは、味方に送る軍のことじゃ

    難しい状況で、ぎりぎりのラインをすり抜けるような緊迫感。
    作中の千紫さんたちはもちろん凄いのですが、こういう状況とか作戦とかを考えるすなさとさんが、本当に凄いと思います!
    (お仕事だって大変そうなのに!)

    さりげない千紫さんの問いかけ、いいですね。

    そして佐和。安定のやなかんじです。
    偉そうに追いつめられている(?)かんじがもう¯⁠\⁠_⁠(⁠ ͠⁠°⁠ ͟⁠ʖ⁠ ⁠°͠⁠ ⁠)⁠_⁠/⁠¯

    作者からの返信

    敵がどちらか分からないような状況で難しい判断を迫られています。

    >こういう状況とか作戦とか……
    ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
    ちゃんとそれっぽく書けてますかね💦
    歴史・軍記物の真似っこです。本格的な戦略なんて書けてない自負もありますので、時々ひとりでこっぱずかしくなって見悶えてます。

    そして、心配しながらの千紫の気遣いです。落山の件は、内紛とはちょっと毛色が違うので、彼女も公の事件として扱うつもりはありません。

    佐和は、確かに偉そうに追い詰められています!
    なんで偉そうかって、本当のところで自分の立場が分かっていないからでしょうね。まだ自分のやったことを信じています。ある意味、憐れですね~。

  • 4 どこか遠くへへの応援コメント

    水天狗たちを助けたくても、千紫たちにとっては反逆行為になる。辛いです。
    千紫は、碧霧の援護はするけれど、実際に何かを決め、何かを為すのは碧霧――とした、という感じでしょうか。
    ……実は、沈海平から帰ってきても、タイトルに【沈海平反乱編】の文字がそのままなのが、ずっと気になっていました。水天狗たちと和平を結んだのに、なんでタイトルが変わらないのー? と。それはつまり、ここからが本番だから、ということなんですね。
    碧霧は大変だと思いますが、物語の広がりにワクワクします。

    いろいろ事件が重なってきて、火トカゲの件が、なんだか些細なことに思えてきました(でも、忘れちゃ駄目ですよね)。
    さり気なく「元気か?」と訊く千紫は、さすがです。

    そして、加野と佐和が顔を合わせ……。加野が佐和のことを知っていれば、状況を掴みやすかったでしょうけれど、顔にも出てしまいそうなので、知らなくてよかったのかも。
    追い出された佐和が、次洞家に来るのは、必然、ですよね。でも、適当にあしらわれそう。
    沈海平の件と比べれば小さなことだと思いますが、地味にややこしい事態になりそうな気がします。あっちもこっちも、大変すぎ……。

    作者からの返信

    そうなのです。敵(?)が自分の主君という、なんともややこしい状況でして。千紫や六洞家は、ギリギリのところで仕えているといったところです。
    なので、旺知と相対する碧霧への肩入れも力がこもるわけですが。

    >に【沈海平反乱編】の文字がそのままなのが、ずっと気になっていました。
    そうだったんですね。『沈海平反乱編』は、沈海平の反乱を始まりとして起こった一連の事件を描いた話となります。ここからが、このタイトルの本当の意味での回収部分ではありますね。

    >トカゲの件が、なんだか些細なことに思えてきました。
    火トカゲ、一生懸命燃えてますので、忘れないでやってくださいw

    そしてさりげに深芳の安否を尋ねる千紫です。落山の事件は、千紫も公にする気はない模様です。あきらかにスキャンダルですもんね。

    そして追い出された佐和、次洞家に泣きつきに来ました。
    果たして、次洞家はそんなに甘いでしょうか。

  • 4.宴の前への応援コメント

    わーい! ひさびさの藤花さまと兵衛さんだ(≧▽≦)
    二人が藤花さまの家を逢引き宿にしてた頃、私も兵衛さんと同じで「人んちでイチャコラしやがって」と思っていましたが、今はなんか懐かしく、微笑ましいです!

    作者からの返信

    はい、『藤恋』のあのエピソードの場面です。碧霧視点で描くとこうなりました。
    ま、どの視点から描いても、残念な結果でしかないんですけどね(((*≧艸≦)ププッ

  • 3 不測の事態への応援コメント

    冷静さを取り戻した千紫さまはやはりお強いかっこいい!重丸さんとの会話も緊張感がヒリヒリと伝わってきました。沈海平のことも心配ですがこれからどうなってしまうのか、ハラハラします……。
    そして与平さん、千紫さまにはこっそり伝えるのかな?と思っていましたが、落山のお二人のことは触れずにだんまりを決め込みそうですね。

    作者からの返信

    千紫、いつもの冷静さを取り戻し、エンジン全開です。情報を分析して策を巡らせる時が一番いきいきして見えますね。

    沈海平は危機が迫っています。紫月や深芳も放っておけないですが、ひとまず与平はだんまりです。

  • 3 不測の事態への応援コメント

    大きく動き出しました!
    千紫さん、さすがです。
    重丸との会話、緊張感がありながらもリズミカルですね。大変な事態ではあるのですが、会話を続けやすそう、というか、そんなかんじ。

    与平さんは知らんぷりすることにしたのですね。
    でも、それができたのは、大変な事態だから、であって……。

    ジェットコースターの、カリカリカリカリッという音をたてながら、のぼるときみたいな緊張感!

    作者からの返信

    千紫、切り替えのできる女です。
    こういう状況で、必要なことだけを伝え合うような端的な会話は、重丸とだからこそできるのかなと。

    与平は知らんぷりです。千紫がしっかりしているので、もうおまかせです。深芳のこともだんまりを決め込みました。

    ジェットコースターのカリカリ。ナイスな表現です。あれ、一気に落ちるんですよね……。(意識を持っていかれるやつ)

  • 3 不測の事態への応援コメント

    千紫が動き出すと、全体が動き出すような感じがします。
    それは、彼女が中心となって人が動くからなのですが、三百年を掛けて、その地位を作り上げたから、ともいえるわけなんですよね。千紫は、やはり凄いな、と思います。

    状況から、沈海平に気づいたことも、さすがです。
    でも、どうやって止めるのか。
    与平も加わって(素知らぬふりが、状況を読むことに長けた与平らしいです)、手にした情報から千紫がどんな判断(策?)をするのか。うまく切り抜けてくれることを期待しています。

    作者からの返信

    いろいろ動揺してしまった千紫ですが、ちゃんと頭を切り替えました。
    で、重丸とは月夜の変からずっと信頼関係を築き上げているので安定のタッグです。

    そして与平は、落山親子を囲っていることは死んでも内緒です。(ある意味、羨ましい状況)

    さて、沈海平への出兵に気づいた千紫ですが、難しい局面が続きます。

  • 2 凡庸で無害な男への応援コメント

    いつも冷静なイメージの千紫さまですが、紫月さんや深芳さまに関わることなので冷静ではいられなくなりますよね……。ここで相対した人が利久さんでよかったなと思いました。

    作者からの返信

    千紫はもともと情に厚い女性なので、身内のこと(彼女にとって深芳、藤花、紫月は身内)となると冷静ではいられません。

    でも旺知がしでかしたことなので、実はできることってそんなになくて。そんな中、利久が冷静でした。(深芳が「こちらで対処する」と言ったのも判断の一つですね~)

  • 2 凡庸で無害な男への応援コメント

    利久の、仕事に対する厳しい姿勢とか、考えを素早く深く巡らせる様子とかに、おおぅ……! です。
    佐和、ほんとに見る目がなかったですねえ。(見ようともしていなかったのかな)

    「千紫がびしびし指令→まわりがばたばた動く」という雰囲気が好きなのですが、今回のやりとりは、それとは違うかんじで、でも、だからこそ新鮮で、どきどきしました!
    (私、感想部分がいつも擬態語か顔文字だ……。ごめんなさい、浅い表現の奥にある、深い思いを読み取っていただけましたら幸いです汗)

    作者からの返信

    利久は、のんびり・あたふたした風貌ですが、それなりの胆力の持ち主です。家でぎゃんぎゃん吠えている内は、佐和のことも大目に見ていたのだとおもいます。(佐和はそれに気づいていませんでしたね)

    今回ばかりは深芳と紫月に起こったことなので、千紫は少し感情的になっています。そのためか、利久に諭されるような形になってしまいました。
    でも大丈夫です。千紫、ちゃんと働きますよ~!

    擬態語・顔文字ウエルカムです! ていうか、李奈さん顔文字いっぱい知ってますよね~。私、どうやって変換しても出てこなくて、いつもすごいなあって見てます!

  • 2 凡庸で無害な男への応援コメント

    利久のことは「良い人」と思っていたのですが、……いえ、間違いなく良い人なのですが、感情では動かない、怖さのような強さを持つ人だと思いました。
    普通の人は、深芳にすべてを託すという決断は、なかなかできないような気がしますし、もっと早く千紫のところに飛んできそうなものですが、利久はそうではないんですよね。
    自分の立場では何もできないと割り切り、慌てることが悪手になると考え、自分の領域の中で最善を尽くす。敵に回したら怖いけれど、味方としては(ときに、焦れたり苛立ったりしてしまいそうですが)、とても心強いです。
    千紫が押されているようにすら感じました。
    そして、その利久が、なにやら決意しましたよね。この先に大きく関わってきそうで、楽しみです。

    作者からの返信

     御用方の「口を閉ざす」は、かなり徹底しています。
     仮に伯家にとって都合の悪い会話であっても、原則は告げ口しません。
    (御用使いの告げ口がまかり通るようになると、御用使い自身が嘘の告げ口をするかもしれませんし、告げ口されることを見越してわざと聞こえるように虚言を吐く者も出てくるかもしれないからです)

     そんな御用使いを率いる利久は、あたふた動き回っている印象が強いですが、何を聞いても口を閉ざし続ける胆力を持っています。(そういう意味では千紫の方が情に厚い)
     ただ今回ばかりは、娘が巻き込まれているので「口を開いた」といったところでしょうか。

     千紫への報告は確かに遅すぎるものでしたが、深芳の「全てこちらで対処する」という言葉と、下手に動けない状況を加味し、対応を彼女に託しました。

     でも利久、ちょっと怒っちゃいましたね。何を決意したのか、です。

  • 11.出発の朝への応援コメント

    女心を緻密に表現しておいでだなと……
    すぐにどうこうなるには、どんなに好きな相手でもちょっと困ることが多いんですけど、でもだからと言っていつまでも何もないとそれはそれで、という。
    そしてその気持ちは直接言うのではなくて気づいてほしいですよね。
    あー、紫月の気持ち、とてもよくわかります。

    何はともあれ、すれ違い気味だった二人がちゃんと上手くいって何よりです。
    二人とも幸せだろうなあと思うと、あったかい気持ちになります。

    それから、恋愛物語ってここで終わってしまうものも多くありますが、むしろここからがスタートとのこと、それって本当にわくわくします。
    二人の関係が成就して、そこからますます心が繋がっていく様子を見られるんでしょうか。楽しみです!

    作者からの返信

    恋愛をどこまで引っ張るかは、いつも悩みの種です。この作品は、シリーズとしては三作目なのですが、恋愛の進展が一作目(紫月の叔母・藤花の娘の話)よりは早くて、二作目(藤花、深芳、千紫の話)よりは遅いという感じでしょうか。

    出会いが出会いだっただけに、少々こじれ気味だった二人ですが、なんとか思いが通じ合いました。

    そしてジャンルが「恋愛」なのに、ここから話が本筋になっていくという……。(もう恋愛は関係ないんじゃないのかという突っ込みはさておきですよ)

    でも、二人の困難はこれからが本番なのです。

  • 1 異変への応援コメント

    佐和の、利久を舐めたような態度にಠ⁠_⁠ಠだったのですが、彼女は結局、彼のことをわかっていなかったなあ、と思いました。
    ただのぼんやりさんなんかじゃないんだよ、と。

    びしりと言った利久はさすがです!
    でも、これから大丈夫かな……。

    千紫、きました!
    ぴしぴしと振る舞うさまがかっこいいです。
    (なんて、呑気に言っている場合じゃないですね……!)

    作者からの返信

    佐和は本当に利久を舐めてます。今の暮らしは、利久の頑張りのおかげだとは思っていないんですね。
    そして、利久にびしぃっと言われてしまいました。
    でも七洞家としては複雑です。加害者でもあり、被害者でもあるわけなので。

    千紫、エンジン入りました!(ブルンブルンッ) こうなると千紫は格好いいですね! できる女は違います。

  • 1 異変への応援コメント

    新展開のスタートは、深芳から……と、思っていたら、まさかの利久でした。
    (そうですよね、彼もまた、衝撃の事実を知ったのでしたね)

    曲者ぞろいの中、利久は温和な印象だったのですが、こういう人こそ、本気で怒ると怖いというのを思い知らされました。
    有無を言わせぬ態度が、恐ろしくも格好いいです。


    千紫は後手に回ってしまった感じがありましたが、異変を感じてからの動きはさすがです。
    ここに利久が戻ってくれば、何が起きたのか、はっきり分かるかな。
    千紫から加野の名前が出ました! 活躍を期待していますが、あまり長く次洞家にいると、ひどい目に遭いそう。適当なところで、左近のところに来てほしいです(左近は今、不在ですが)。

    作者からの返信

    深芳は今ごろ亀さんになっているので、しばしお休みです(笑) 

    利久は、今回の企てをいち早く察知した者で、しかも加害者であり被害者です。(そそのかされた奥方が関わり、娘の名を騙られた訳ですから)

    ようやく千紫が異変に気づきました。彼女が動くと、ちょっとほっとします。まずは情報収集から始まります。加野、出番ではありますが無理をしないか心配です……。

  • 8 最後は笑う者が勝つへの応援コメント

    一番つらい思いをしたのは深芳本人でしょうに…
    娘や与平に辛そうな姿は見せまいと気丈に振る舞う深芳さん、本当にさすがだなあと思います。

    今回、与平がかなりデレてくれましたが、与平や深芳の胸中を思うと素直に喜べないのがまた…
    前回、深芳を抱きしめたシーンではかなりうるっとさせられましたが、今回も胸に来るものがありました。
    ああでも、こういうことがないと与平がここまでデレてくれることはないんだろうなと思ったり…

    そして、旺知は落山単身襲撃だけでは事足りず、またやってくれましたね!
    ホント旺知は! 藤恋の時からこれだから😬

    作者からの返信

    深芳も戦う女です。とても辛い選択ですが、後悔はしていません。だからこそ顔を上げます。

    与平もまた、彼女の選択を否定するつもりはありません。だからこそのの倍盛りの優しさです。

    >ああでも、こういうことがないと与平がここまでデレてくれることはないんだろうなと思ったり…
    確かにそうかも。でも、二人の距離はまたまた縮まったと思います!

    旺知、ただの悪い父親ではありません。まだまだ暴れます。

  • 10.もう離さないへの応援コメント

    無事に問題が解決してよかったです!
    本当にお上手な塩梅で……紫月の見せ場も碧霧の見せ場もあって、それらが本当にバランスよく調和されていて、とても見ごたえがありました。どっちかがより頑張っていたら、もう片方に「もっと頑張って!」って言いたくなっちゃったかもしれないんですけど、どっちも同じくらい本当に一生懸命頑張っていたので、やっぱり二人揃って応援したくなります。

    ただ、これから先もなんだか障害は多そうで……特にお父さんの件、心配です。二人なら何とかすると信じてはいるんですけど、それでもやっぱり不安要素がたくさんなのは心配だー!

    この間気にしてくださってた件をもう一度蒸し返すのですが、私は本当にこちらの作品が好きです。前と同じような話をするかもしれませんが、ちょっとこう、感動したというか、発見があったので聞いてください!笑
    主題は恋愛なんですけど、そこに絡み合う政治的な話だったり、事件だったり、背景だったりがどれも深みがあって、失礼に当たったら申し訳ないんですけど、なんだろう、書きたいことの幅? が自分と似ているのかなととても感じています。言葉が不自由で、なおかつ勝手に一緒にしたような感じになってすみません。
    私は読みたいものを書いているので、だからなんだかすごくぴったりはまったように好きになったんです。「お付き合いだから読んでいる」ということだけは否定したくて、なんだか熱く語ってしまってすみません。出会えてよかったです。

    沈海平反乱編の解決方法やそこに至るまでの経緯、本当に楽しく読ませていただきました。一緒に国を動かしているような気持ちになれて、とても素敵な読書体験を得られました。碧霧の頭の良さが、やっぱり好きです。

    文章の心地よさもそう、作品の深みもそう、キャラクターたちやその葛藤もそう、本当に好きな作品です。この愛が伝わりますように。

    作者からの返信

    ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
    恋愛が主軸の話が好きなのですが、恋愛だけの話もまた書けなくて。(要は面倒臭い奴)

    『Rehearts』の王道ファンタジーのようなどっしり感がない自信だけはあるので、「書きたいことの幅が自分と似ている」と言っていただけると、感無量でございます。

    登場人物が悩んだり失敗したりしながら成長していく様を書きたいと思っています。で、そこに政治や社会の背景なんかも絡ませたい。欲張りかもしれませんが、やはり私もそういう話を読みたいんですね。だってほら、恋だけじゃあメシは食えねえ。

    おかげさまで、碧霧たちはひとまず和平を結ぶことができました! 二人の気持ちも通じ合って、ここで普通なら終わるのでしょうが、まだようやくスタート地点のような状態です。
    碧霧と紫月の恋を少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです!!

    レビューコメントも本当にありがとうございました!! 

  • 与平さんに、このような過去があったとは。
    どこか掴みきれない深さがあるな、とは思っていたのですが、こういうことだったのですね。

    深芳さんが、いきなりのことにびっくり&ショックで亀さんになってしまう気持ち、わかります。

    今の状況と彼の過去。それでも柔らかな時間が流れているなあと思います。

    作者からの返信

    与平、さりげに過去を持つ男でございます。堅物なわりに、深芳の扱いがこなれているのもそのせいです。ある種、世間に擦れまくってます。(堅物なのは生来の性格と、底辺を生きてきた自分に対する反動かな?)

    深芳、あまりの仕打ち(彼女のために必要な処置ですが)に亀さんになってしまいました。深芳の男の歴史を塗り替える男・与平です。

    お互いに酸いも甘いも知り尽くした二人だからこそ、どん底の状況もいたわりあえるのかなと思います。

  • 与平の過去、すとん、ときました。
    彼の懐の深さは、こういう人生を歩んできたからなんですね。
    語り方によっては、深刻な雰囲気になってもおかしくない話なのに、暖かく感じました。
    あんな事件があった直後なのに、流れる空気が穏やかで、さすが、与平です。

    月夜の里にいられなくなったから、どこか遠くへ?
    ……ええと。(伊万里がもうすぐ生まれるということは、その十数年後が『九尾の花嫁』の時代で。確か、紫月も登場して……?)
    (……あれ、でも。与平は火トカゲの件を放置する訳にはいかないよね……?)
    この先が、ますます楽しみです。

    近況ノートの「ミヨシガメ」、素敵です。(素敵? この場合は、素敵でいいんでしょうか?)
    本文からのイメージそのもので、見た瞬間、感動しました。

    作者からの返信

    お返事遅くなりました。

    与平、底辺層の出身です。ひどい話をいっぱい見聞きしてきているので、必要以上に動じません。(それなりに動揺はしていると思いますが)
    紫月のこともそうですけど、深芳の体と心を一番に心配しています。

    >どこか遠くへ──。
     そうです。これキーワードですね。『九尾の花嫁』で紫月が登場するのもここら辺りで繋がっていきます。
     火トカゲ問題はまた後で出てきますよ~。

    ミヨシガメ、個人的にとても気に入っています! 「お、これ、いい感じに描けた!」と思って掲載してみました! 半ベソの顔がお気に入り。与平以外には絶対に見せない顔だと思われます。

  • 8 最後は笑う者が勝つへの応援コメント

    >何を今さら。いいだけ押しかけていたではないですか

    この、与平さんの通常運転ふうの台詞が、こういう場面で出てくるの、素敵ですね。
    深芳さんも救われたのではないかな、と思います。

    市女笠を被せてあげるシーンがキュンです。
    市女笠、深芳さんの一途な純愛の象徴のように思っているので、それを与平さんが被せてあげることで、ああ、想いが通じ合っているんだなあって。

    しかし、まだまだ問題が……!

    作者からの返信

    何があっても通常運転なのが与平です。

    与平が市女笠を被せるシーンですが、あれを被せることで、なんというか「落山の方」じゃなく、ただの「深芳」になる感じがするのです。

    碧霧不在にいろいろ事件勃発ですが、皆がようやく動き始めます。(でも、その前にちょっと幕間です)

  • 8 最後は笑う者が勝つへの応援コメント

    深芳は、本当は、ほわ~んとした女性だと思うのですが、何かあったときは別人のようにキリッと格好いいですね。
    与平は深芳に惚れ直したことと思います。
    数話前を読んでいるときは、深芳は「二度と与平に会わない」と言い出すのではないかと恐れていたのですが、そんなことはなく、前よりも絆が深くなったようにすら見えます。
    このふたりのやり取りを見ていると、旺知が、どんどん小者に思えてくるから不思議です。

    しかし、安心なんてしていられなくて。
    六洞衆のマネをしている鬼兵団は、沈海平に戦を仕掛けようとしている旺知の部下でしょうか。
    碧霧の不在に、いろいろ起こりすぎていて不安でなりません。

    作者からの返信

    >深芳は「二度と与平に会わない」と言い出すのではないかと恐れていた
     実は、この流れも候補としてありました。なのですが、深芳は自分のとった行動(決意)を後悔はしていないし、これで旺知に下ったつもりもないので、やはりいつも通り堂々としてもらおうとなりました。
     絆は、深くなったと思います。与平、さらっちゃいましたから!(避難とも言うけれど)

     碧霧の不在に狙いすましたかのように起こった事件は、幕間を挟んで、次のエピソードからいろいろ動き始めます!

  • 7 佇む後ろ姿への応援コメント

    与平の心情を、思います。
    大切な人がこのような目に遭って(少し前の八つ当たりをしているシーンを思い出しました。八つ当たりで済んでいたあのときと比べ……と)、でも現状を冷静に見据えていて。心の中は、一体……。

    深芳さんが好きになったひとが、与平さんでよかった、と思います。
    女性たちが、どうにもならないものに抑えつけられなければならない世界の中で、与平さんがいてよかった、と思います。

    最後のシーン、悲しい状況ですが、優しいぬくもりも感じる、印象的なシーンでした。

    作者からの返信

    与平、ぐっと堪えています。一番辛いのは、当然ながら深芳なので。自分が怒るところじゃないですもんね。

    >優しいぬくもりも感じる、印象的なシーンでした
    気丈に振る舞う彼女を労わりたいという気持ちからの抱擁です。とにかく黙って抱き締めたかったかなと。

    与平は深芳が弱さを見せることのできる唯一の男性ですからね。いい男を見つけました。

  • 7 佇む後ろ姿への応援コメント

    与平がいてくれて、本当に良かったです。
    (与平だって、相当、動揺したはずなのに……)
    与平のところに行った紫月も偉かった! とてもじゃないけど、冷静に物事を考えられる心境じゃなかったのに、よく頑張ったと思います。

    彼が察してくれて、すぐに深芳のもとに駆けつけて。その途中で、謀反まで考えたのは頼もしかったです。
    けれど、今は「そのとき」とは言えないわけだから、いったいどうなるのだろう? とドキドキしました。
    結果としては、既に旺知がいなくなったあとで、たぶん良かった、のだと思います。

    深芳にとって、与平に会うのは怖かったと思いますが、それ以上に、嬉しかったことと思います。
    強いふりをしているけれど、それができたのは与平が来てくれたから。彼がいなければ、抜け殻だったのではないかと思います。
    与平の受け答えも、行動も、本当に頼もしいです。
    まったく良い事態ではありませんが、一番のどん底だけにはならなかったと……信じたいです。
    ……ほんと、『月夜の鬼』シリーズは、胸が苦しくなりながらも、前を向こうと思うことができて、素敵です。

    作者からの返信

    与平が里に残っていたことは幸いでした。紫月は、必死だったと思います。無我夢中で吽助を呼び出して、与平に助けを求めました。

    >与平に会うのは怖かったと思いますが、それ以上に、嬉しかったことと思います。
     まさにその通りで、今週公開の2話は、あれこれと書き直しを繰り返したシーンです。
     与平に対する申し訳なさと、それでも恥じることではないと貫ける彼女の芯の強さをどうやって描こうか試行錯誤しました。
     そして、そんな深芳を優しく受け入れる与平が書きたかったという……。

    >『月夜の鬼』シリーズは、胸が苦しくなりながらも、前を向こうと思うことができて、素敵です。
     ありがとうございます。(*- -)(*_ _)ペコリ
     登場人物が必死にもがきながら何かを掴み取っていく話にしたくて、そういうところが少しでも伝わっていたら嬉しいです。

     混乱はまだしばらく続きます。

  • あー、やっぱり碧霧は仕事ができますね! 仕事というか、今回については駆け引きのようなものですが、同じようなものですし!
    ちゃんと気づいていて、その上でそれを臨機応変に利用(というと聞こえが悪いかもしれませんが)できるのがかっこいいです。頭のいい人が好きなんです……笑

    紫月もよく頑張っているようですし、やはり良い方に話が進むことを期待してやみません。
    しかし本当に肝が据わっている姫様だ……紫月もかっこいいですよね。

    作者からの返信

    一応、碧霧は「やればできる子」でございます。いろいろ残念なんですが(笑)

    紫月は物怖じしない性格ですよね。なので、なぜか敵地でも好き勝手……。

    あと、Reheartsの私のコメント、「追伸以下を消す」と言っておきながら放置していてごめんなさい💦(も、最近物忘れが激しくて……)
    お言葉に甘えましてそのままにしておきます。はい。

    編集済
  • 6 落ちた市女笠への応援コメント

    深芳さま……。なんて悲しい選択を。
    最後に見つめた市女笠が切ないです……。

    作者からの返信

    娘を逃がすために自分の持つ最大のカードを切りました。
    与平のことを思いながら、ぎゅっと心を閉じた深芳です。

    大まかな流れは『藤恋』で決まってました。混迷は続きます。

  • 6 落ちた市女笠への応援コメント

    なんとなく、そうするのかな、という気が、ちょっとだけしていました。
    こういう世界ですし。
    でも……。

    紫月ちゃん、一応目の前の危機からは逃げられましたが、とてもほっとできるような状況ではないですね。

    どうにもならない世界の中でも、ぎりぎりのところで強く立とうとする彼女たちが印象的です。

    そして、前のエピソード以上に、市女笠も凄く印象的で、悲しいです。

    作者からの返信

    大まかな流れは『藤恋』ですでに決まっていました。

    深芳が旺知に切れる最大のカードでもありますし。これで娘が逃げることができるならといったところでしょうか。
    時間が経てば経つほど、周りの知るところなって旺知には不利ですしね。

    市女笠、印象的と言ってくださってありがとうございます。最後に与平のことを思うだろうな、でももう気持ちを殺しちゃうな、と思いあの描写となりました。

  • 6 落ちた市女笠への応援コメント

    「堂々と召し上げればいい」と言った紫月は、凄い。それに対して、旺知は暴力しかありません。けれど、その暴力が絶対である世界が辛いです。
    しかも、沈海平へ出兵ですって!?

    そして、深芳。
    どう対処するのかと思えば……。
    辛いです。そして、この行動力は、さすがあの時代を生き抜いてきただけあると思いました。
    器が違います。
    でも、悲しいです。

    作者からの返信

    このエピソードの大まかな顛末は、『藤恋』の時から決まっていました。

    旺知の考え方は単純で、基本的に自分より上か下かです。そして、下の者を暴力で服従させるすべを本能的に知っています。女性の自尊心を最も傷つける行為は何かを分かっている。

    三百年前に手に入れ損ねた深芳だけが彼と対等なのですが、さすがにあのまま引き下がってすごすご帰る男であるわけもなく。
    結果として、深芳は娘のために自分が持っている最大のカードをきりました。
    男性が自分に何を求め、どうすれば喜ぶかを、深芳もまた嫌というほど分かっている。

    悲しいし、とても悔しい選択です。

  • 5 予期しない訪問者への応援コメント

    利久、さすがですね。
    さりげなく伝えることができました。
    彼の普段の様子から、万が一現場を誰かに見られていても、「作業中か」でスルーされそうです。

    で、でも!
    来たよ、来ちゃったよ、ぎゃああ!
    めっちゃこわいよう!
    (描写に迫力があって! それほど長い描写ではないのに、くっきり浮かび上がります)

    (「葵欠乏症」だ、と思う言葉の感覚、なんとなく人の国っぽくて、紫月ちゃんらしくて、かわいいです)

  • 5 予期しない訪問者への応援コメント

    利久が、自分の仕事(廊下の補修)と世間話で、深芳に危機を伝えた!
    なるほど、これなら!
    けど、手紙の文字を見て……ってことは、この手紙を書いたのは……。

    さておき。紫月。
    「葵欠乏症」って表現が、なんか紫月っぽいですが、寂しくて切ないですよね。

    ……なんて、思っていたら。旺知が来てしまいました。
    しかも、波瑠に深手を負わせて!?
    月詞で風を呼ぶとか、何かできるかと思っていたのですが、それもできないうちに力ずく!?
    最後の一文、耳元に旺知の声が聞こえたような気がして、凄くゾワゾワして、悪寒が走りました。(いや――!)

    作者からの返信

    どこにでも入り込めることを逆手にとって、深芳にさりげに伝えました。手紙も手に入れたわけですが、そうなのです。(ゴニョゴニョ……)


    なんとなく寂しい一日を過ごしていた紫月の前に、とうとう旺知が現れました。はい、もうアカン流れですね。すいません。(なぜか謝る)

  • 8.奥院の珍事への応援コメント

    面白い……ここまでも面白かったんですけど、ここから一段とまた面白くなったように感じています。
    紫月の行動力、すてきです。魅力あるヒロインってこう動くんだな、ととても勉強になるというか……やっぱり自分で進んで動いてくれる人だと、どんどん応援したくなってしまいます。

    血縁にある、という情報が出てから、もしかしたら……と期待していたんですが、二人にそれぞれ別の人間が現れるのではなくて、こういう形で収まってほっとしています。

    この間のコメントのお返事で、碧霧のことをちょっと残念な、と仰っていたのが分かってしまいました。笑
    お母様の「あの甲斐性なし!」にちょっと笑ってしまって。ふふ、この後息子に何て言うんでしょうか。

    読者としては、こういう儀式の成り行きの中で想いが成就するより、二人にはもっとじっくりと進んで欲しかったとは思っているので、少し安心している私がいます。いえ、残念な気持ちもありますが!

    二人がそろっていれば、これから先に待ち受けているだろう難関も乗り越えられるのではないかなと思います。続きもまた、楽しく読ませていただきます。

    作者からの返信

    いらせられませ。(*- -)(*_ _)ペコリ

    「宵の悪習」は、ただただ紫月が碧霧に平手打ちをかまし、宵臥を逃亡するというのを書きたかった章でした。
    紫月が碧霧から逃げたと勘違いしたので、「甲斐性なし!」となりましたが、宵臥から逃げてきただけだったので、実は千紫としては満足です。(彼女はこの宵臥という因習で苦しめられた女性の一人です。紫月を手に入れるために宵臥として彼女を召し上げましたが、この制度にもともと反対です)


    というわけで、じっとしている性分ではなく、紫月は沈海平に碧霧と一緒に出陣です。
    なんというか、気持ちの上では出来上がっちゃってる感がありますが、もう少し頑張って引っ張ります!

    コメント、ありがとうございます。

  • 8.洞家会への応援コメント

    ご無沙汰しておりまして申し訳ありません。お久しぶりです!
    近頃書きを含めて創作活動の優先順位が下がってしまっていて、訪れが間遠になってしまっておりましたが、決して恋愛色の強いお話が苦手だというわけではありません!
    書く方は恋愛はそれほど得意ではないのですが(照れてしまうので)、読むのは好きです。二人のピュアでありながらもすでに情熱も感じる恋模様、とても楽しませていただいております!
    文章もとても読みやすいので、一度に数話読んでも全然疲れません。情景もよく浮かびます。

    碧霧、腕が鳴るでしょうね。ここで見事全てを丸く収められたとしたら、今度は紫月に名乗ろうと思えるようになるんでしょうか。
    私、彼はとても優秀だと思っているので、無理難題と言われていますが、きっと望む結果を手に入れられるんじゃないかと期待しています。頑張れ……!

    しかし紫月の方は、『葵』への気持ちを断とうとしている様子……でもきっと、ここで終わる二人ではないと信じています。
    もしかしてなんですけど、このまま流れに身を任せていたら2人が再会できたり……お互いが驚くような形で。そんな流れを感じるような。正式な形で2人が会うことになれたら、願ったり叶ったりですよね。私の願望が過分に働いている予想かもしれませんが!

    いずれにせよ、私は本当に2人を応援しています。また会えますように。

    作者からの返信

    ifさん、こんにちは。
    わざわざコメント、かえって気をつかわせてしまいすみません💦
    カクヨムコン8で50万字を越えるような長編ばかり手を出してしまい(長編好き)、順番に読み進めているところです。でないと、またカクヨムコンが来てしまう……。
    なので、あくまで私のペースで読み進めているというだけなんです。突然、再来して驚かせてしまったかも。

    >書く方は恋愛はそれほど得意ではないのですが(照れてしまうので)……
    そうなんですか? 押さえ目でありながら、あの深い愛情表現は、ちょっともう尊すぎてですね。いつか、吹っ切れたセトを見てみたい。とは言え、今読んでいるところが、それどころではなくなっているのですが。


    碧霧は、まがいなりにも英才教育を受けているはずなので、それなりに優秀だと思われますが、いかんせん残念感がつきまといます(笑)。ちょっと残念な若者が好きという作者のわがままです。はい。
    二人の再会は、わりとすぐなんですが、大騒ぎとなります!

  • 3 消えた火トカゲへの応援コメント

    紫月さんと碧霧さんの別れが切ないですね……。どうか何事もなく、無事に帰ってきてほしい。

    そして与平さん(苦笑)
    そんな胸のうちを深芳さまが知ったらと思うともっと笑ってくださいますよ〜!

    作者からの返信

    紫月と碧霧は、しばしお別れです。心配と置いていかれた寂しさとで、紫月はぽつねんとなってしまってます。

    与平、うっすら怒ってます。そして、八当たってます。迷惑です。
    本当に、深芳に言っちゃえば丸く収まるのに~。

  • 4 七洞親子の立ち聞きへの応援コメント

    なんてこと!
    でも、タイミングよく美玲さん親子が聞いていてくれて、よかったです。

    利久パパと一緒のお仕事、大変そうですが楽しそう。
    仕事しながら紫月ちゃんのことを考えたり、パパとお話ししたり。

    ここでパパが、なにやら動いてくれるみたいで……。
    こういうタイプの人が、(世間一般の目には)思わぬ活躍をしてくれるのかな、と、楽しみにしています。

    作者からの返信

    暗雲立ち込めてます。
    タイミングよく美玲親子が盗み聞きに成功しましたが、果たして?

    利久パパ、ただののんびり屋さんではありません。まがいなりにも洞家です。そんなパパの姿はもう少し先になりそうですが💦

    緊張がまだ続きます。そろそろ皆さん、無言になりそうな予感が……。

  • 4 七洞親子の立ち聞きへの応援コメント

    与平が大変な状況で、深芳も何かの罠に……と、思ったら、鬼伯の魔の手が紫月に!?
    大ピンチですが、利久・美玲父娘が、陰謀を聞いていたのが救いです。
    (美玲としては、せっかくの父との楽しい時間にとんでもないことに巻き込まれ……なので可哀想なんですが。それと、利久なら美玲が奥院で大活躍しているのは分かるはず。なので、もっと娘さんを褒めてあげてください。美玲が喜びます!)

    ともかく、一刻も早く動かなければならない事態ですよね。
    利久が「この父に任して」と言ったからには、何か策があるはず。
    頼みは彼だけなので、なんとかお願いします!

    作者からの返信

    悪い時に、嫌なことが重なります。

    でも幸いというか、利久と美玲がたまたま聞いてくれました。
    それに、利久パパ、褒め下手でしたね! 確かに娘をもっと褒めてあげないとっ、でした💦

    緊張が続きます。

  • 3 消えた火トカゲへの応援コメント

    紫月ちゃんと碧霧の、互いを思い合いながら、自分の状況や立場のなかで、精一杯のふるまいをする様子に、ぎゅうっとします。
    どうか、無事に帰ってきて。

    しかし、問題はそれだけではなく。
    与平さん、不機嫌だねえ、八つ当たりだねえ、と、にやにやしていた(彼のふるまいや思考、ちょっとかわいいと思ってしまいました笑)ら、大変な問題が!

    あっちもこっちも問題がいっぱい!
    紫月ちゃんたちみんな、気をつけて!

    作者からの返信

    紫月は心配で一杯です。碧霧は、そんな紫月が心配というか。自分のことには無頓着なので、そんなに心配していないんですよね。ひとまず安全な場所(?)に紫月を置いて行くということが重要なわけで。

    そして八つ当たりをする与平でございます。大きな声で「深芳は儂のもんだ!」と言いたいところをぐっと我慢しています。

    あちこちに問題が噴出してきました。さて、どうなるか? なのです!

  • 3 消えた火トカゲへの応援コメント

    紫月、切ないです。
    碧霧も、彼女との別れを辛く思っているのは分かるのですが、紫月の胸が締め付けられるような感じは、もっとずっと深い気がします。
    ……とはいえ、これから紅一族とどうなるか、どうするか、で頭を悩ませている碧霧としては、「紫月はここで待っている。紫月は大丈夫」という、「寂しい気持ちはあるけれど、紫月のことはなんの心配もない」みたいな、安心感があるのだと思います。だから、仕方ないと言うか……。
    (でもね! 残される紫月は、ぜんっぜん! 安心な状態じゃないんだからね!)

    一転して、与平さんが、深芳は俺のもんだ的な思考をしていますよ!?(嬉しいです)
    六洞の若鬼たちは、ちょっと可哀想でした。
    けれど、それどころじゃない事態ですよね。火トカゲが消えたって?
    これは、碧霧がいなくなって動き出した陰謀? 火トカゲの調達元って、伯子派とは言えないところですよね。……だから、つまり?
    あっちもこっちも、とんでもなく大きく動き出しました!
    みんな、大丈夫でしょうか。

    作者からの返信

    そうなんです。紫月は、「家で夫の帰りをじっと待つ」というタイプではないので、心配で気持ちが一杯になってます。一方、碧霧は安全な所(?)に紫月を置いて行くわけで、そこは安心してますね。見送ってもらう必要性も感じてません。

    そして与平が不機嫌です。みんなが深芳をなめ回すように見ていたということも気に入りません。六洞の若鬼たちは、とんだトバッチリです。

    そんな中、火トカゲが消えました。蟲使いに集めさせた火トカゲです。順風満帆に見えた碧霧の策にもほころびが出てきました。だから頼りすぎは良くないって……。


  • 編集済

    2 佐之助の頼みごとへの応援コメント

    左近と佐和の想いの粘度が対照的で、読んでいて感情が動く動く!

    花月屋でのふたりの会話に、(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+ってなっていたら……!

    佐和の考えが、凄くリアルです。
    静流さんのコメントのお返事にありましたが、「毒親」の思考回路なのだろうなあ、と。

    自分では「家と娘のために頑張っている」と思っているのでしょうが、でも、というかんじが、もう。

    どろんどろんになってきました!

    作者からの返信

    花月屋で、少しずつ気持ちを育む二人です。左近がめちゃくちゃ心配性で。
    加野、守りたい系の女性ですからね~。

    一方、佐和は完全に暴走してます。自分の行いは棚に上げて、紫月を「汚い娘」と呼んでいます。娘の邪魔になるものを排除しようと必死です。実際、これは誰のため? 少なくとも美玲のためじゃないですよね。

    いい感じにドロドロになってきたでしょう!

  • 2 佐之助の頼みごとへの応援コメント

    左近が花月屋に加野を連れてきた理由は、そういうことでしたか。
    思いを打ち明ける……みたいなことになるかと期待していたので、少し残念ではありますが、何が起こるかわからない遠征前、加野のことを思うなら、彼の言動は最高にスマートで格好いいと思います。私の中で、左近の株が上がりました!

    そして、佐和は、やはり機嫌が悪かったんですね。
    美玲があんなに活躍しているのに、その価値が分からないのは寂しいですね。でも、それが、ふつう、なんですよね。
    けど、まさか、美玲が排除を願った侍女が、佐和と繋がっていたとは……!
    碧霧と旺知も対立する親子ですが、美玲と佐和も対立する親子ですね。

    次洞まで加わって、嫌な予感しかしません!

    作者からの返信

    花月屋、なんでもしてくれます。
    左近は加野のことが心配で心配でならんのです。仕方がなかったとは言え、次洞家に入ったことも納得していません。(ほら、次洞家のこと嫌いですし)
    自分のことになると、わりと直情タイプなので、加野の処遇についても「奥の方も伯子もアテにならん!」とか思っているかも。

    そして、佐和はやっぱり機嫌が悪うございました。目標を「伯子の妻」に置いてしまっている彼女は、それ以外で娘が評価されていても「評価されている」に入っていないんですね。まさに毒親。
    清音は、佐和と繋がっていました。美玲の一番嫌いなやつです。そこに佐之助まで加わって、ドロドロスープが出来てきた……。

  • 1 碧霧の出征への応援コメント

    うええ、「ほほほ」がこわいよう!
    こういう場でのふるまいをどうするか、というのは、彼女たちにとって大事なのだろうな。
    紫月ちゃん、いいかんじにさばきましたね。さすがです。
    美玲さんのOKも出たようで、よかったです。
    (美玲さん、頼りになる!)

    碧霧が紫月ちゃんを連れていけないのはしかたないけれど、ここに留まっていても、前回のかんじからして、別の危険がありそうですし、ううむ……。

    おっ、左近がなにやら動いているっ!

    作者からの返信

    通称「ほほほ」会です! 互いの足を「ほほほ」と笑って引っ張り合うという恐ろしい会です。

    紫月はなんとか上手く乗り切りました。いらんことを言うと、背後から「こほんっ」と美玲の咳払い攻撃を受けます。怖いです。

    そして彼女はお留守番です。さすがに連れていけません。不安は残るというか、不安しかないのですが。

    で、左近がストーカー行為を働いております(*´艸`)

  • 1 碧霧の出征への応援コメント

    今回は、紫月が一緒に行く、というわけにはいかないですよね。
    前回のラストから分かってはいましたが、やはり紫月が留守番という未来は覆せないんですね……。(心配、心配。凄く心配)

    六洞(初音)が来ないのは、おめでたい方向ですね?
    (その先を考えると、悲しいんですが……)

    奥方たちとの会話は、紫月には大変ですよね。美玲がいてくれて、本当に良かったです。
    (でも、紫月を差し置いて美玲が答えるわけにもいかないので、紫月は頑張らないといけないわけですが。そういえば、美玲の目の前に、お母さんがいるんですよね。美玲もいろいろ大変そう)

    あれ? 八洞の奥方は話の分かる人なんでしょうか? 八洞家が出てくるのは初めてのような気がするのですが(忘れているだけだったらすみません)、これから、何か関わりがありそうです。(期待!)

    そして、左近が花月屋に加野を連れていきましたよ?
    待ち合わせていたわけではなくて、待ち伏せていたんですよね。
    碧霧が明日出発ということは、守役の左近も当然、一緒に行くわけですよね?
    期待が膨らみます。
    (今回、右近は別行動でしょうか。もう、沈海平に行ってしまいましたから)

    新展開。いろいろありそうで楽しみ(……ってだけじゃなさそうっ! 旺知が!)

    作者からの返信

    今回、紫月は留守番です。さすがに連れていけません。領境は、基本どこでも治安が悪いというのもあります。

    初音が来なかったのは、ご推察のとおりです。時系列的に、今はその辺りの時期の話となります。(『藤恋』を読んだ人しか分からない会話ですね💦)

    八洞家は、与平の上司である十兵衛(勘定方)の家です。
    全然、忘れていていい情報ですが、月夜の変で千紫に声をかけられ伝言役を任されたのが縁で、以来、六洞重丸と並んで千紫と結び付きの強い洞家の一人です。
    のらりくらりの髭面とひょろりとした風貌の持ち主。すなさと、わりと好き。与平は、彼から「下野」という姓をもらっています。

    左近、主人(碧霧)のことを言えません。ストーカー行為です。当然ながら遠征にも同行する訳で。

    みんながちょこまかと動き始めました!

  • 9.垣間見《かいまみ》への応援コメント

    旺知さん、ちょっと丸くなったような?と思ったわたしが間違ってました。

    あかん、それはぜったい。だめ、絶対。

    よく考えたらおじさんがこそこそ若い子を覗き見してその上隠れちゃってるところからしてもう……(苦笑)

    作者からの返信

    ただ今、「ダメ、絶対!」キャンペーン実施中です。
    もうただの変質者ですね。まさかの横恋慕ということで。

    なんか嫌な感じってところで、新エピソードに入ります!