応援コメント

6 落ちた市女笠」への応援コメント

  • 深芳さま……。なんて悲しい選択を。
    最後に見つめた市女笠が切ないです……。

    作者からの返信

    娘を逃がすために自分の持つ最大のカードを切りました。
    与平のことを思いながら、ぎゅっと心を閉じた深芳です。

    大まかな流れは『藤恋』で決まってました。混迷は続きます。

  • なんとなく、そうするのかな、という気が、ちょっとだけしていました。
    こういう世界ですし。
    でも……。

    紫月ちゃん、一応目の前の危機からは逃げられましたが、とてもほっとできるような状況ではないですね。

    どうにもならない世界の中でも、ぎりぎりのところで強く立とうとする彼女たちが印象的です。

    そして、前のエピソード以上に、市女笠も凄く印象的で、悲しいです。

    作者からの返信

    大まかな流れは『藤恋』ですでに決まっていました。

    深芳が旺知に切れる最大のカードでもありますし。これで娘が逃げることができるならといったところでしょうか。
    時間が経てば経つほど、周りの知るところなって旺知には不利ですしね。

    市女笠、印象的と言ってくださってありがとうございます。最後に与平のことを思うだろうな、でももう気持ちを殺しちゃうな、と思いあの描写となりました。

  • 「堂々と召し上げればいい」と言った紫月は、凄い。それに対して、旺知は暴力しかありません。けれど、その暴力が絶対である世界が辛いです。
    しかも、沈海平へ出兵ですって!?

    そして、深芳。
    どう対処するのかと思えば……。
    辛いです。そして、この行動力は、さすがあの時代を生き抜いてきただけあると思いました。
    器が違います。
    でも、悲しいです。

    作者からの返信

    このエピソードの大まかな顛末は、『藤恋』の時から決まっていました。

    旺知の考え方は単純で、基本的に自分より上か下かです。そして、下の者を暴力で服従させるすべを本能的に知っています。女性の自尊心を最も傷つける行為は何かを分かっている。

    三百年前に手に入れ損ねた深芳だけが彼と対等なのですが、さすがにあのまま引き下がってすごすご帰る男であるわけもなく。
    結果として、深芳は娘のために自分が持っている最大のカードをきりました。
    男性が自分に何を求め、どうすれば喜ぶかを、深芳もまた嫌というほど分かっている。

    悲しいし、とても悔しい選択です。