今まですなさとさんが書かれていたテーマが、ぎゅうっと詰まったような印象深いエピソードでした。
美玲さん、魅力的ですね。紫月ちゃん、彼女に対して変に対抗するようなことをせずに、ぶっちゃけたのはよかったかも、と思いました。
(露骨なぶっちゃけワードは、紫月ちゃんにはきつかったみたいですが)
美玲さんなら、きっと、不自由な社会に押さえつけられても、しなやかに立ち上がって微笑めるような、自立した女性になれそうです。
作者からの返信
印象深いと言ってくださってありがとうございます。
このエピのキーワードは、「男に認められないと女でない」というところでしょうか。自分で自分の存在を示すことができないのは、女性の立場から言えばとても大きな問題な訳で。
美玲は向上心のある賢い女性です。まだ未熟で世間知らずな紫月の強い味方になってくれそうです。
紫月が、つまらない女子力で競い合おうとしていたら、ぎゃふんと言わされていたかもしれないですね~(笑)
美玲、梅の木について「落山の方さまのお部屋の梅だから、万全に」と言ったあたりで、あれ? と、思ったら……。
なるほど、なるほど。面白くなってきました。
考えていたよりも、ずっと大人の女性ですね。恵まれている紫月に苛立つのではなくて、その先の「苦笑して、ふわりと笑う」までできる人物とは思っていませんでした。
こんな人であれば、紫月の強い味方になってくれそうです。千紫は、見抜いていたんですね、きっと。
さらっと言っていますが、実は右近って、「羨ましい」と思われているんですね。確かに六洞家は、他の洞家とは、意識が違うかも。
右近本人は、いろいろコンプレックスなところもありそうですが、見方を変えるとこうなるんですね。
素直に先が楽しみです!
作者からの返信
美玲、お父さん子です。そして父親の立場も分かってます。
利久、大事に育ててそうですし。(*´-`)
千紫は、それなりの身辺調査はしたでしょうが、美玲も大人しい姫ではなかった(碧霧に相当遊んでいると言われている)訳で、最後は利久ブランド買いといったところですね~。
紫月が恵まれていることに気づいていない無邪気な姫なら、美玲も苛ついていたかも。紫月も大概にぶっちゃけトークしてくるので、そこは馬が合ったんだと思います。
六洞家は武門の家柄なので、女で伯家にお近づきになろうという発想がない。
というわけで、右近は姫的な要素ゼロで伯子の側に侍っている言わばキャリアウーマン。「妻」という職業しかない女にとっては、羨ましい存在だと思います。
美玲さんお強い……!
本当の彼女はちょっとぶっちゃけすぎでしたが、いやはや素敵な方です。バッチバチの女のバトル!?かと思いきや、言葉に重みがありますし芯がしっかり通った強い子だなぁと。
物の考え方は異なれど自分に正直なところはどこか紫月ちゃんに似ているような気がしますし、味方についてくれたらこの上ない頼もしさ!
作者からの返信
美玲、強いです。しっかりしてます。そして、お父さん子です。
〉自分に正直なところはどこか紫月ちゃんに似ている
無邪気に思うまま行動する紫月と、しっかり考えて自我を通す美玲ですが、確かに似てます。
政治力もありそうなので、頼もしい限りです♪