わわわ、姫VS姫か⁉ と思いきや、姫✕姫になった!
梅の木を剪定する音と紫月ちゃんのうたが響き合うようすがよく似合う、素敵な着地でした♪
美玲さんの、「自慢のお父さん」感が、いいなあと思いました。
ちゃんと、わかっている。お父さんの立派さも、お母さんがアレなのも。
聡明で、自分の脚で立とうとする美玲さんは、紫月ちゃんと合うのでしょうね。
紫月ちゃんの素直さ、美玲さんを受け入れるまでの心の動きが印象的です。
美しい(容姿だけではなく)ふたりが、この閉じた世界にどんな風を巻き起こすのか(そしてその風に、碧霧がどう巻き込まれるのか)楽しみです♪
作者からの返信
>姫VS姫か⁉ と思いきや、姫✕姫になった!
おお、そうなんです! 姫の2乗となりました!!
利久に剪定された梅の木が喜ばないはずがなく、そしてその声を今の紫月なら感じるはじだとなり、久々の月詞の披露です。
美玲は、お父さん子です。なので、実はお母さんが苦手です。
わりと世話焼きっ子でもあるので、天然な紫月は世話のしがいがあると思います。美玲、よろしくお願いします!!
美玲の登場は、かなり早い段階で決まっていたのですが、紫月にどう受け入れさせるかが悩みの種でして。なんとか着地できて良かった……。
本人(碧霧)不在のまま、姫のふたりがどんどん先に行っているような話になりました。
ここからあらたなスタートです。
美玲、自分の半生を紫月に話してくれたんですね。
絶対に話さなければいけないわけではないのに、ここまで詳しく紫月に聞かせてくれたのは、(そのほうが美玲にとって結果的に利益になるから、という面もあると思いますが)、やはり、紫月を認めてくれたからだと思います。
紫月は、素直で真っ直ぐなんですよね。そのあたりを美玲は分かってくれた気がします。
紫月は立場からすれば、嫉妬で美玲を拒絶する、となっても不思議はなかったのに、歩み寄っていました。だからこその美玲の言動、というのはあると思います。(紫月、偉かった!)
美玲のお陰で、紫月は前に進めるようになった気がします。よかったです。
そして、こんなすぐに利久が来るとは。美玲、嬉しそうです。自慢のお父さんだから、当然でしょうか。
紫月の月詞、確かに久しぶりでした。利久と美玲に、梅の木の感謝の気持ちの代弁と、紫月自身の感謝を贈っているようでした。
「七洞の姫と宵臥の姫」というエピソードタイトルを見たときには、バチバチのバトルになるのかと恐れていたのですが、そんなことにならず、それどころか、この先が開けてくるようなエピソードで、本当に良かったです。
作者からの返信
紫月の素直に「知りたい」という気持ちに美玲が応じてくれました。わりと困った子を放っておけない、世話焼きです。
美玲の登場は、けっこう前から決めていたのですが、彼女に対する気持ちを紫月にどうしても整理をさせないといけなくて(←この時点ですでにモヤモヤが始まってました)、今回の大喧嘩から始まった騒動を書くことができて良かったです。
当事者の二人がすでに終わっている以上、紫月も嫉妬しようがないんですよね。しかも、恋愛ですらなかったし、個の感情なんてかまわず動く奥院という組織がありますし。(そこに気づかせるための千紫の采配だったのでは??)
紫月、歌をすっかり忘れてまして💦 それどころではなかったですよね。久々に、いろいろなことに耳を傾ける余裕ができた彼女でした。
そして、あらたな一歩となります!
美玲さんがいい人で良かったです! こういう勝気な女性がとっても好きなので、この調子で紫月と仲良くなってくれたら嬉しいな、なんて思いながら見ておりました。
梅の良しあしにもきちんと気づける辺り、美玲もかなりできる人ですよね。こういう能力のある人、ぜひとも出世して欲しいというか、彼女の望むように生きていってくれたら……と願ってやみません。
紫月と碧霧、気まずくなっちゃってますけど、なんだか和解できそうですね。
嫉妬する気持ちも分かるんですけど、碧霧も求められた役割を果たしていただけなんでしょうね。
いや、それはもちろん頑張れば品行方正ではいられたのかもしれませんけど、相手にされなかった女の子たちがどんな気持ちをするかと思うと、礼儀のようなものとして捉えていたのかも。
身分ある人、というのも、大変ですよね。
作者からの返信
美玲、とってもしっかりさんです。そして、お父さん子です。結婚・良縁第一主義のお母さんとは、あまり合いません。
反骨精神は紫月と通ずるところがあるので、これからも頼りになりそうです!
碧霧は、まあそうですね。暗に周囲から役割を求められているというか、そうい目でしか誰も自分を見ないので、やさぐれてしまっているというか。お互い様だろ、みたいなところがあったと思います。
確かに品行方正路線も考えたんですが、ほら、若者と言っても人間よりはずっと長く生きてますし、んなわけあるかとなりました。
むしろ、紫月のようなケースの方が稀ですね。自由そうに見えて、わりとガードされていたと思います。深芳と千紫にw