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  • 拝読致しました。
    慎重なのか、臆病なのか。
    広大な国土を利用して壮大な鬼ごっこをしているようにも思えてきます。
    しかも住民に逃散を勧めるとか。
    追うモンゴル、逃げるスルターン、さてこの捕物の結果は……?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     ある意味、一徹ですね。サマルカンド→バルフ→ニーシャプールは主要街道沿いの大都市なので、ここまでは追って来ても、この先には来るまいと想ったのではないでしょうか。はてさて、どうなることやら。引き続き、お楽しみいただければと想います。

  • 拝読致しました。
    すみません、「水盤棒持者」とはどのようの役職なのでしょうか?
    奴隷から成り上がるなんで、初代さんすごいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     水盤棒持者(tasht-dar)とは、主君が食事の前後に手洗いをなす際に、水差しと(水を受ける)水盤(=たらい)を差し出す召使いのことです。ところで、この者(もしくは用具)の費用をホラズム地方が負担するとされています。よって、ここで2通りの解釈があります。一つはこれの監督官ではないかと、もう一つは、近侍を許す名目的な職名ではないかと。私は後者ではないかと想います。というのも、この費用元という縁で、この後、この者はホラズム・シャフナとの称号を得ますが、これもまた名目的なものであったとされますので(実質的なホラズム地方の統治を委ねられた訳ではない。日本の〇〇守みたいなものですね)。

     奴隷についてですが、西域では、あくまで主人との関係(金で買われ、隷属している)でして、(インドのカーストやアメリカの奴隷のような)身分という訳ではないです。子供時分に購入し、手塩にかけて育て上げます。

     そして主要な人材調達ルートでもあったりするので、結構、奴隷で成り上がった人が多かったりします。ガズナ朝とか(エジプトの)マムルーク朝などは、奴隷軍人の開いた王朝です。それでも、すごいのはすごいですね。誰でもなし得る訳ではないので。

  • 拝読致しました。
    当初よりスルターンを通して登場していたテルケン・カトンさん、遂にスポットが当たりましたね。
    途中で少し登場されましたが、どんな方かと、実は待っていました。
    スルターンとの間柄が、愛情だけでも嫌悪でもないと分かり、より興味が湧きます。
    二人の関係がどのように綾なすのかが楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     果たして、ご期待に添えますでしょうか。

     モンゴル史料たる秘史でも、チンギスを叱ることができるのは、母のホエルンのみです。

     『母は強し』という言葉があります。日本だと、何となく忍耐強いというニュアンスですが。大陸の方では、権勢が強い。武則天や西太后というのは、悪く言われますが、もともと彼女らがああなりえるほどに、そもそもの権勢が強いともいえます。引き続き、お楽しみいただければ、と想います。

  • 第80話 生存者 終話への応援コメント

    拝読いたしました。
    人同士が殺し合う戦争の中での命の誕生、とても尊いですね。
    自責の想いに苛まれていたアリー君が、これからは命を背負う立場になり自覚を持って幸せを求められるようになれば、と応援したくなります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     アリーの将来に想いを馳せていただき、嬉しいです。アリーには私も一際想い入れがあります。

     アリーの話、というか、隊商とブハーラーの商人の話は、本作の第2軸ともいうべきものでして、ここで終わりです。ここで本編完結もまたありかなとも想わなくもありません。それはそれで、余韻が残る、いい終わり方かなとも想います。実は余韻に浸るのが好きで、それで読むのが遅かったりします。

  • 拝読致しました。
    主に去られた軍隊となれば、有数の都サマルカンドと言えど、長くは持たない。
    故に命懸けの脱出劇となりますが、その迫力と人間ドラマ、駆け引きに戦闘、いずれも臨場感に溢れて読み応えがありました!
    ありがとうございます。
    引き続き、物語を読み進めさせていただきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    読み応えあったと言っていただけて、とても嬉しいです。
    サマルカンド戦で、象さんをホラズム側が使ったのは史料が伝えるところであったりします。

  • ブグラーは奥さんの話が印象的で覚えておりましたが、ブジルは誰だったかなと戻り読んでみると、第一部最終話にも出てきていた人でしたね。ここにも仇討ちを為さんとする人が一人いましたか。

    それはそうと、前話のコメントにて大変興味深いお話を沢山教えて頂きありがとうございます!
    2人の歴史家の話もカンクリとホラズムの対立の件含め興味深く…
    そしてトクチャル、まさか禁止されていた略奪をしてしまうとは!この結末は予想していなくて知りもしなかったので、教えて頂きありがたいです。その後のジャラールとチンギスの決戦も気になりますし…!

    こうした歴史のエピソードを知るのは大好きで…学生の頃は東洋史専攻だったのもありよく触れていたものの、今はなかなか歴史に触れられる機会も少ないので…
    カクヨムでこの作品を読めるだけでなく、コメント欄の方でも色々学ぶことができて大変ありがたいです!(他の方のコメントについても大変勉強になり、読ませていただいております^^)

    長文…そして度々のコメント失礼しましたm(*_ _)m

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     少し種明かしをしますと、『第1部 第30話 問責の使者3』冒頭での、モンゴル人使者2人が争うというのは、他サイト連載中におもいつき、急遽、付け足したエピソードです。

     中年の方は、ホジェンド攻めをしたと史料が伝える3人の武将の1人ということで、すぐにスイケトゥ・チェルビに落ち着いたのですが。

     若い方はなかなか決まらず、結局、元史が征西に赴いたと伝え、1世代下と想われるブジルさんに白羽の矢が立ったのです。ティムール・マリクとの絡みは私の創作なのです。ところで元史はでたらめなエピソードを伝えていますが、面白いので紹介しますね。

    『その陣に臨むごとに、ブジルは奮身力戦。身に数矢を受ける。チンギス自らこれを見て、人にその矢を抜かせた。ブジルは血流が体に満ち(←『血が流れ出て』の誤りかもしれません)、悶え倒れほとんど死にかける。チンギスは牛を1頭連れて来させ、その腹を割かせ、腹の中にブジルを入れ、その血中の熱に(ブジルを)浸すよう命じる。時が移りて(ブジルは)ついに、よみがえる』

  • 拝読致しました。
    決死の部隊の突貫。
    対して彼我の戦闘力の差を読みカンへの影響を憂う将兵。
    いよいよ、戦闘が佳境に入りつつある雰囲気を感じます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     当時は突撃がとても有効ですね。ただ逃げるだけでは、いいように討たれてしまいます。本作ではバリシュマスに志願させましたが、作戦上、必要な動きでもあります。と同時に勇気と覚悟がなければ、できることではありません。いわゆる、一番槍の誉れという奴ですね。引き続き、お楽しみいただければと想います。

  • おおっテルケン・カトンもここで退場ですか。
    未だスルターンは捕らえられていないものの…流石はチンギスの選んだ精鋭3人、イーラール城のことも嗅ぎつけたとはきっちり仕事してますね。

    テルケンが、モンゴルは女を処刑することがないのを知っていたかはわかりませんが…逃げ回るスルターンに比べると、女帝らしく潔い最後の行動だなと感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     実は追跡に関わった3将のうち、トクチャルは軍令に背き、アミーン・アル・ムルクの領地で略奪をして、呼び戻されてしまいます。この略奪のため、アミーンに対する調略は失敗に帰します。この後、トクチャルは名誉挽回のために赴いたニーシャプール戦で戦死という悲劇的な結末を迎えます。
     他方、アミーンはガズナへと赴き、そこを拠点とします。そこにジャラールを迎え入れて、チンギスとのインダス河畔での一大決戦に至るという、これはこれで、別の物語があります。

     テルケンの降伏の原因として、2人の歴史家(ジュワイニーとナサウィー)は日照りによる水不足を伝えます。期間こそ、ジュワイニーは悪意もあからさまに2週間程度、ナサウィーは妥当な4ヶ月と違いはありますが。ただ、遠路はるばる赴いて、わざわざ井戸の無い城に籠もるとは想えません。これは、歴史家たちによる偽作と考え、採用しませんでした。
     テルケンが籠もった地は、下流で稲作ができるほど、雨が多い地なのです。それでも、降らないとなれば、テルケンが天に見放されたは明らかとなります。歴史家たちは、それを強調したいのだろうと。
     ナサウィーはジャラールの伝記を執筆、ジュワイニーはジャラールを英雄視しています。こんなところにも、テルケン(カンクリ勢)とジャラール(ホラズム王家)の対立の余波があるのかな、とは想います。一応、血のつながった祖母と孫ではあるのですがね。

  • 拝読致しました。
    のっけから遁走するスルタン。
    逃げようとするもの、功を得ようとするもの、武人の本懐を全うしようとするもの。
    戦争という正に命がかかった事態に直面して出てくる本性と、その人々が織り成す群像劇が、これからの物語の展開を期待させます。
    これからいよいよ本戦、どのように進むのか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    こうして丁寧な感想をもらうと、書いていた頃が想い出され、懐かしいです。この後もお楽しみいただければと想います。


  • 編集済

    ルクン王子との再会に、おおっあの「グールを破りし者」の時の王子が立派になって!と感慨深く思ったものの、
    かつて王子の成長を願っていたスルターンにとって、その王子の連れてきた三万の兵が邪魔になってしまったとは…なんとも皮肉ですね。

    スルターンが二ーシャープールの時から見捨てるように兵を置いていくのを見て、生き延びたとしてその後臣下の心が離れないのか…と思わなくもないですが、やはり命あっての物種といったところなのでしょうかね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    自らの戦の経験に照らして、勝ち筋がみつからないんでしょうね。追って来ている軍勢は、万人隊3隊なので、大きく劣る訳ではないのですが。その後ろにいるチンギスの中軍を恐れているのでしょう。
    ただ、一方の主役がひたすら逃げるというのは、物語の観点から見れば、困ったちゃんではありますね。

  • 拝読いたしました。
    責任感ある隊長級の活躍(負けちゃったけど)から、名もなき兵士のあえなき死にざままで。
    他作品では見られない様々な兵の顔が見えるような描写、ひとしずくの鯨様の特徴ですね。とても面白いです。
    モンゴル軍にはモンゴル軍の、スルタンの兵にはスルタンの兵の、それぞれの想いがあり、生き延びようと言う意思があり、仲間を想う気持ちがある。
    その群像劇に引き入れられます。

    また、こちらにて失礼しますが、弊作品にレビューを記載いただき、ありがとうございました!
    戦闘シーンについて言及頂けまして、本当に嬉しかったです。
    重ねて御礼申し上げます!あありがとうございました!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     丁寧に読んでいただき、うれしいです。

     また、レビューを気に入っていただけたようで、何よりです。たけざぶろうの作品の多面的な魅力を伝えることができたのかは、不安に想うところではありますが。

  • 拝読致しました。
    二人の指揮官、仲が険悪になると思いきや、己の信じるところに従い各々で行動したのですね。
    結果、将は死に、兵は生きた。
    自分の判断が生死に直結する将という仕事は本当に難しい。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そうですね。精神的にしんどい仕事ですね。特に死なれてしまってはね。

  • 拝読致しました。
    さすがは道教を修められた方、と言うべきか、天然自然な雰囲気ですね(^_^;)
    しかも愛すべき、と付けたくなるような。
    雰囲気が変わって良かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     ご本人としては、『あくまで行く積もりだったけど、行けなかった』で済ましたかったんでしょうけどね。それをチンギスは許さなかったということですね。

     ただ、転じて、チンギスに直接会った記録(実際は弟子が書いたのですが)を残すことになります。これは、なかなか貴重なものです。なので、後世の我々も長春さんには感謝することになります。

  • 拝読致しました。
    何やら、口ほどにもなかった使者。
    それでも、命があっただけ良かったのか。
    物語的に言えば、母后たるテルケン・カトンの抑制された性格を際立たせる役にしかたたず。
    一筋縄ではいかない空気を感じました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     史実に照らしていえば、まさに、命があっただけ良かったのだと想います。

     使者に赴いたことは、史料が伝えております。

     また、そこで何の盟約もならなかった――つまり、テルケン側としては殺しても良かった――というのは、その後の展開から明らかとなっています。

     また、この後のダーニシュマンドの活動を史料が伝えており、モンゴル宮廷で文官として重きをなしたであろうことはそこから読み取ることはできます。恐らく、テルケンの下に赴いた勇気――蛮勇に近きものかもしれませんが――を評価されてのことだと想います。ここの部分を作品中に盛り込むかとも、考えましたが、その後の展開のネタバレになるので、止めておきました。なので、読まれる方には、少し消化不良の部分もあるかとも想います。

  • 拝読致しました。
    スルタンの軽挙妄動の果てに、力無き者達が渦に巻き込まれ、命を落として行く。
    背負いきれない罪の意識に、心が潰されていく者達もいる。
    戦争の裏側ですね……

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    同様のことが現代でも起こります。プーチンです。彼1人のために、多くの人が命を失ったことを想えば、胸塞がれる想いです。

  • 拝読致しました。
    なまじ目端が利いたばかりに命を落としてしまうとは……
    大局的には優勢に傾いているとはいえ、やはり前線は命懸け、ということが如実に伝わりますね。
    盾が命綱に感じられるほどに。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     そうですね。やはり深追いは禁物です。

     ところで、ここのところは、耶律氏に焦点を当ててます。耶律氏といえば、キタイ(遼朝)。モンゴルを考える際、キタイというのは、避けては通れないものです。そんなこんなも含めてお楽しみいただければ、と想います。

  • 拝読致しました。
    坑道からの侵入、気づかれないための密やかな作戦行動。
    行き詰まるシーンでした。
    特に矢を放つシーンは緊張が感じられました。矢を放つ瞬間って、急ぐと力みが生まれて微妙に外れちゃうんですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     メンスゲの緊張を味わっていただき、何よりです。

     少し裏話的な話をすると、綿思哥をメンスゲと読んでいいのか、それほど自信がある訳ではありません。対して、前話に出て来るこの者の兄の忙古台をマングダイと読めるのは、ほぼ確かです。マングダイとはマングト氏の子供ということで、これより阿海の妻がマングト氏だと分かったりします。

     余談はこれくらいにして、引き続きお楽しみいただければと、想います。

  • テルケン・カトン、前話で堂々たる女帝のような風格があり、そんな彼女の待つウルゲンチでチンギスの息子達と戦う展開なのかなとワクワクしていたのですが…彼女もスルターンと同じく逃げる道を選んだのですね。
    強い女性かと思っていたので、苦労人のフマルさん同様少々ガッカリし…スルターンとは似た者親子だから同族嫌悪みたいな感じで仲が悪いのかな?と想像しました。

    そしてニザーム・アル・ムルク、久々の登場で懐かしいです!
    スルターンの元からお目付け役もままならぬ感じで逃げ帰った印象がありましたが、罰せられたり呆れられたりもせぬまま重宝されている様子を見て、本当にお気に入りなんだなと…今回の話でそれを目の当たりにして笑ってしまいました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     ここら辺は史実なので。16~17年前、グール朝のムイッズ・ウッディーンが、スルターン・ムハンマドの遠征中の留守を突いてウルゲンチを攻囲したときは、テルケンが指揮して、スルターンの帰還まで持ちこたえたりしたのですが。今回は逃げてしまいましたね。モンゴル軍が大軍であったことと、すぐ帰ると想われていたゆえ、と想います。

     テルケンとスルターンの対立は、政治的な権力争いですね。この時のホラズムは2人の共同統治のごときものです。もともと、トルコ・モンゴル系は女性の政治権力が強いことに加えて、カンクリ勢がテルケンの後ろ盾となっています。互いに邪魔に想うも、互いに必要ともしているという、ややこしい関係です。

  • 拝読致しました。
    部下の心の裡をくみ取ろうとする君主。
    勇壮に草原を駆け巡るチンギスにそういった繊細な心遣いがあるというのは、面白いです。
    年を取り気が弱くなり、部下の心を気にしすぎて猜疑心に捕らわれる君主もいたように思いますが、さてこのチンギスはどうか?
    こういった性格描写を見ると、物語に深みが出るよう感じます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     あるべき君主像というのも、興趣がつのる話題ではあります。チンギス政権の特徴と言えるのは、一族でないものの重用ということかと想います。通常、(突厥やキタイなどの遊牧政権では)弟や子がつく右王、左王ともいうべき地位に、チンギスは一族外のボオルチュとムカリをつけます。
     とはいえ、政権そのものは、やはりチンギスの子供たちが受け継いで行く。ここら辺は色々ある。そこを番外編では多少なりとも扱っていますので、良ければ、御覧いただければと想います。

  • 第80話 生存者 終話への応援コメント

    アリーくん、「全てがあやまちの如くに」なんて思っていましたが…
    自分を待ってくれていた家族に会えて、ようやく生きて帰ってこれた喜びを感じてくれたでしょうか。彼の旅路を最後まで見られて良かったです!

    ハーリドの名前が「永遠」という意味なのも、なんだか胸にくるものがありますね。アリーの心の中で、ハーリドらの存在は生き続けるのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    アリーとハーリドに想い入れいただいて、うれしいです。

    実は名前を決めるのは一苦労だったりします。一応、その時代、その社会にある名前にしたいと想いましたので。男性の方は史料に色々な名前があるので、それを用いれば良いのですが。女性の場合はほとんどありません。仕方がないので、バハールの名前は、ネットで現在の名前を調べ、それを用いました。

  • 拝読いたしました。
    モンゴルの隊商を陥れた者達も、遂には心を壊してしまいましたね。
    ありもしない神意を読もうとしたり、できもしない独善的英雄行動を取ろうとしたり。
    そして現実感を失い、男性の象徴を奪い、奪われる者達。
    人の命に関わる心の負担の厳しさ、でしょうか。
    印象深いシーンが続きました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ここはまさに因果応報というところで描いてます。前話同様、読み取っていただいているのには感謝しかないです。

  • 拝読いたしました。
    戦争に関わる者、それぞれの想い。
    モンゴルの隊商が行く道を調えたヤワラチも。
    己が競争相手を陥れるきっかけを作り、戦争の一端に関わってしまった副長老も。
    己を責め、どこかに確かなものを求めて、しかしそれに怯えて酒に浸る。
    戦争と言う大きな淀みにかかわる人間の描写、胸に迫ります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     私の書きたかったところを読み取っていただき、うれしいです。「隊商」と「ブハーラーの商人」の話は、(チンギスとスルターンの話を表とすれば、)本作の裏テーマとさえ言えるほど重要なものです。後悔や苦悩は重たいテーマですが、生きている以上、それと無縁ではいられませんので、虚実を交えてとはいえ、歴史小説たらんとした本作にても、そこを描いています。私自身、こうした重たい話はエンタメとしてどうかと想わないでもないですし、ここのところは好き嫌いがはっきりするところとも想います。ただ、現実でウクライナの戦争が起こると、人の目というのは自ずと厳しくなり、苦悩や後悔の無い戦記など絵空事だろうとなると想えば、やはりこうした部分は必要なのだろうと想います。

    編集済
  • モンゴルの軍議の話、毎回面白く拝見していますが、今回はオゴデイ目線とは!

    酒好きで平和主義なオゴデイのキャラクター好きなので、心の声がたくさん聞けて嬉しいです。
    口に出すと父上に叱られることばかり考えているのも面白く、また最後に本心の厳めしい顔になるオチも笑ってしまいました。

    ジョチとチャアダイが不仲なので、果たして戦場で協力できるのか気になりますが…ウルゲンチの戦い、楽しみです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    オゴデイがお気に入りとのことで、何よりです。オゴデイの酒好き、そして、その尋常でなき寛容さも史料が伝えるところです。また、後者のゆえに、ムスリムに歓迎されました。

    そして、ウルゲンチ戦を楽しみと言っていただけて、うれしいです。そう、本話はその前振りであったりします。ずいぶん先の話なので、読んでいる人は忘れてしまうだろうと、今となっては、想わなくもないですが。

  • 拝読致しました。
    すみません、行軍と枯れ草の関連性というのは、どのような?
    馬や行軍に使役される草食動物達の食料は枯れ草に頼るのが通例、と言うことでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    もっぱら、枯れ草頼りとなります。冬は、水は雪から、エサは枯れ草からとなります。ただ、冬の間は栄養が足りず、やせて行くので、秋までに十分に太らせる必要があります。

     雪というのは、乾燥地では、手軽に水を得る手段なのです。雨はすぐに地面に吸収されますが、雪は一度降ると、寒冷な地では、溶けずにそのまま残っていますので。冬の時期にはこの雪を頼りに、(夏に行けないところまで)遊牧の範囲を広げることもあります。

     反面、大寒波が来て、豪雪となったり、雪が凍り付いたりすると、雪の下の枯れ草が食べられなくなり、家畜が大量死してしまいます。

  • 拝読致しました。
    チンギスさん、巧みに調略と宣伝を使いますね。
    トルコ語で宣伝するところがまた憎い。モンゴル軍って、もっと進撃につぐ進撃をするイメージを持っていました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     もともと、寡勢から身を起こしたというのもあり、チンギスは慎重ですね。

     この西征の前も、西夏や金国を無闇に滅ぼそうとはせずに、その臣従を受け入れてます。この両国は結局は・・・・・・ということになるのですが。

     ウイグルやオイラト、オングートに対しては、婚姻を通じた同盟関係を結びます。このホラズムとも、初手が食い違わなければ、そうした関係もありえたかとも想います。まさに、たらればの話ではありますが。

  • 第22話 西域の地勢への応援コメント

    拝読致しました。
    人が手を下さなくとも、川の水量で町が滅び、人は流れる。
    そして異国に渡り、ひとつの勢力となって生きて行く。
    儚くも、逞しいお話しです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ソグドというのには、また別のロマンがありますね。本文中でも述べましたが、これらの地は毎年、夏、日照りです。そんなところでよく、と想いますが、彼らからすれば、日本の気候(梅雨~蒸し暑い夏)もまた、そんなところでよく、となるのでしょうね。

  • 拝読致しました。
    こんな筈ではなかった、というスルターンの心の声が聞こえてくるようです。
    ひとつ前の回までにあった局地戦の様子では、現場の判断で手応えがあったり、やられたり。ですが、被害は確実に積もり行く。
    敵討ちの勇壮さと、兵達の痛みや悲しみと。
    西の地で続いて行く戦の響きに、思いを馳せてしまいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     思いを馳せていただき、うれしいです。実は、このスルターンという人物、一応、軍事的英雄と呼んでも良い実績はあります。(梟雄という言葉の方がふさわしいかもしれませんが)父と己2代で、ホラズムを帝国という規模に拡大させました。

     そんなスルターンがスタコラサッサとばかりに逃げるのは、やはり、チンギスが尋常ではない軍勢を率いて攻め入ったゆえと想われます。ムスリム史料の一つは60万と伝えるのですが、これは明らかに誇大と考えられ、おそらくは15~20万。

     本作の冒頭のところで、自ら迎え撃ったジョチの隊が2万人隊とすれば、10倍近くの軍勢をととのえて来たことになります。

  • 第27話 死地2への応援コメント

    野戦が得意でも、城市が相手だとなぁ……と考えてしまいます^^;

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    モンゴル軍は降伏した城市の城壁を破壊するのが常でしたから、よほどに苦しめられたのだと想います。面白かったと言っていただけて、うれしいです。

  • 拝読致しました。
    防衛側の若い力。
    これから激戦になると思うと、これらの意気に切なさも感じます。
    本格的な戦争がこれから始まる……!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    カンクリ側の3人の隊長は、私の創作です。それだけに想い入れが深かったりします。3人を待ち受ける運命はそれぞれですが。そのうちの一人は、今、連載中の番外編に出て来ます。この話が初出かと、我ながら懐かしかったりします。


  • 編集済

    面白かった。面白かったです。そして大きかった。広かった。
    すごく楽しませてもらいました。
    ああ、読み終わっちゃった…と余韻に浸っていたけれど。
    番外編がある♪ 嬉しいです。

    また拝読しに伺います。
    大きくて広くてあたたかで、ひたれる歴史を
    ありがとうございました。

    また読み返したいと思える本にであえて
    幸運です♪

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    『また読み返したい』というのは、最高の褒め言葉です。とてもうれしいです。

  • 拝読致しました。
    戦の前、軍義での牽制、緊迫した雰囲気が伝わります。
    上に立つチンギスの苦労が偲ばれますね。
    じきに戦闘が始まります。
    モンゴル騎馬軍が、城に対してどのろうな戦をするのか?
    楽しみです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     モンゴル史料の『秘史』によれば、チンギスは4子に厳しかったようです。彼らは、その血筋(正妻ボルテの子)から、そのうちの一人が後継者となり、他の者も、ノヤン(武将)の上に立つことが約束されています。だからといって、おごり高ぶられては、どうしようもないとなる。ノヤンの中には、4子より年長の者も多く、また、何より、チンギスのために、命を賭して戦場に立って来た者たちです。

     引き続き、お楽しみいただければ、と想います。

  • 拝読いたしました。
    Googleマップで風景を見ながら進めると、感慨深いですね。
    だだっぴろい平原、険峻な山脈の脇を走る街道...
    おもわずストリートビューで A351 とか A365 とか書かれた街道を辿ってしばらくかちかちやってしまいました。
    オトラルの遺跡のビューも凄い。
    延々と続く眺望というか平原というか...人間ちっちゃい。
    次話からいよいよ戦ですね。
    楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    地図大好きの私にとって、グーグルマップは素晴らしいの一言です。

    オトラルは、この地の北の玄関といって良い地で、後年、ティムールが明朝への遠征途上で亡くなったのも、この地です。 

  • 第4話 モンゴルの進軍1への応援コメント

    拝読致しました。
    先の進軍前の祈祷、そして今回の進軍の様子。
    いずれも迫真の様子が伝わり、とても興味深いです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    トクというのは興味深いです。起源が漢地なのか遊牧勢なのか、はっきりしませんが、トクを祭るというのは、双方に伝わる慣習です。日本では、柱を祭ることはあるのですが、このトクについては伝わっておらぬようです。

  • 拝読致しました。
    この蒼き狼さん、すばらしく懐が深いですね……。
    これほどに臣下に心を砕くのであれば、人もついて来るでしょう。
    その分、敵となるスルタンにどれほどの力で向かうのか、と想像してしまいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     実はチンギスというお人は苦労人です。配下の気持ちが分かるのは、そのゆえと想います。何となく、イメージとしては信長に近いのかもしれませんが、幼少の頃の苦労といい、長生きしたことといい、家康に近いです。さすがに、幼子のときは襲われることはないのですが――モンゴルにも、車の車軸より背丈の低い子を殺してはならぬという習慣法があります――その後、まず首を刈らんとして襲って来たのは、同族のタイチウトです。

  • 拝読いたしました。
    関係者各位の心情が伝わり、各々に溜められた想いが次の章で発露する、という構成ですね。つまり開戦までの長い序章、といった感じでしょうか。
    その開戦の前兆である部分を、ここまで迫力を以て描かれたのは、素晴らしい文章だと思います。や、ほんとに迫力ありましたから。
    ここまで溜められた内容ですので、次の章への期待がいや増します。
    引き続き、読み進めさせていただきたいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     迫力を感じていただけましたのなら、何よりです。この後もお楽しみいただけましたら、と想います。

  • 拝読致しました。
    弱き者:アリー君の臓腑を抉るような悔しさから、強き者:チンギスの深い悔恨と煮え滾る怒りへ。

    虐殺から端を発した怒りの思いが伝わってくるようです。

    祈りのシーン、チンギスの荒れる内面と、呼応するような嵐が迫力を感じさせます。
    そして配下への篤い想い。

    蒼き狼、斯くて起つ、という雰囲気を感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     我々は後の歴史を知っているので、どうしても、チンギスを神がかった英雄と見なしがちですが、やはり、大きな失敗をし、また、後悔をすることも多かったと想います。特に人の生き死にに直接関わる場合は、なおさらでしょう。
     支配者にも、いろいろあり、利にさといタイプであれば、あえてホラズムと戦争とまでは行かないとも想います。ただ、チンギスは仇を討つことを優先しました。だから、あのような大帝国を、とまではなかなか言えぬことですが、だから、家臣はついてきたとは言えるとは想います。

  • 拝読致しました。
    ああ、数話前に書いたコメントが...
    命を繋いだけれど、大切な者、仲間とか、気持ちとか、失ってしまったアリー君。
    庇い合う仲間達がいっそう悲しさをいや増します。
    これが引き金、なんですね。
    引き続き、読ませていただきたいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     これは有名な事件です。ただ、なぜ、こうなったのかは、あまり良く分からない。使者や隊商を殺せば、この時代、戦争覚悟ということになります。
     たとえば、鎌倉幕府はクビライの使者を殺しますが、これは実質降伏勧告を携えた使者であったので、どの道、戦争だということで、分からなくはない。
     ただ、ホラズムにチンギスが送った使者と隊商は、対等な交易の申し出であり、これを殺す理由は無い。またスルターンは史実として1度は協定に合意している。そこで、協定合意により不利益を受ける商人たちの暗躍があったのではないかと、考えての第1部のお話です。
     隊商がスパイ行為を働いた故との見方もありますが、この時代の使者や隊商は、そもそも、そんなものです。それで殺していては、そのほとんどを殺さねばならないとなってしまいます。

    編集済
  • 拝読致しました。
    ラクダを得たアリーの気持ちが伝わるようです。
    いつかは死んでしまう生き物ではありますが、商人として活躍するためには必須の相棒。でも高価でおそらくは自身ではそうそう手の届かない高嶺の花。
    嬉しくって、新妻に自慢し誇りたい気持ち。
    アリー君、変なフラグ立てないで、ちゃんと帰れれば良いのですが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    アリーの気持ちに、想いを馳せていただき、うれしいです。

  • 拝読いたしました。
    9日間の宴! さすが、騎馬民族はスケールが違う。
    馬乳酒は良く耳にしますが、乳茶、というのは初めて聞きました。
    ミルクで茶を煮出した、ロイヤルミルクティーのような存在でしょうか?
    モンゴル人にも様々な人がいて面白いです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    塩を入れるのが特徴です。茶葉を沸騰したお湯で煮出して、そこに1晩置いた乳の上澄み(油成分が上に浮いてきます)、それと塩を入れます。
    茶葉は暖かいところでしか取れず、塩も内陸では不足しがちです。(内陸の寒冷な地の)遊牧勢はこれらを交易で入手します。なので、これは高級品のおもてなしとなり、作り方は違いますが、ロイヤルという名前はふさわしいかもしれません。

    編集済
  • 拝読致しました。
    強行騎乗の旅程、迫真の描写が素晴らしいです。
    馬で無理に先を急げば、それはこうなりますよね。乗馬で尻の皮がむけるなどは、なかなか気づかないけれど、いかにもありそうで納得でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    お褒めいただき、嬉しいです。引き続き、楽しんで頂ければと、想います。

  • 拝読致しました。
    前回から今回のエピソード、スルタンのどす黒い想いが伝わるようです。
    時代が時代なだけに、強い想念を抱えて生きてきたであろうことは想像に難くありませんが。民衆からスルタンに至るまで、様々に。
    引き続き、読ませて頂きます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     登場人物の想いを感じていただき、うれしいです。
     これほど遠く隔たった両国がどうして開戦に至ったのかというのは、しばしば論じられるところですが、それほど明快な答えがある訳ではありません。カラ・キタイの滅亡により、モンゴルが東西のユーラシア草原を扼し、両国が直接国境を接するようになったとはいえ、モンゴルの帝国、特に軍事の重心はあくまで東側です。
     そこを私なりに解釈してというのが、第1部となります。お楽しみいただければ、と想います。

  • 拝読させて頂きました。
    皆様言っておられますが、モンゴルをテーマにした歴史作品は珍しいですね。
    遊牧民がどのように戦をしてきたのか、どんな生活を送ったのか。
    読み進める中で雰囲気が楽しめると嬉しいと思いつつ、先を読ませて頂きたいと思います。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     私の場合、知らないことを調べるのが好きというのがあり、また、なぜ、モンゴルのみが、あれほどの大帝国を築き得たのか、というのが、そもそもの本作の執筆動機となります。

     是非、続きもお楽しみいただければ、と想います。


  • 編集済

    チンギス・カンをきちんと知り
    たのしめる贅沢を、ありがとうございます。
    大きな世界に息をのんで読み進み、学んでいます。


    身に余るレビューをいただきました。
    頂戴したお言葉を☆とお守りにして胸に抱いて
    描いてまります。
    嬉しくて、光栄で、何度もお言葉を読み返しています。

    ありがとうございます。

     ゆうつむぎ 拝

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    チンギスの件、楽しんでいただけて、嬉しいです。また、レビューの件、気に入っていただけて何よりです。
    私も幸村たちの物語を楽しませていただきます。彼らの色気がまぶしいな!



  • であった。おった。ゆえに。おれぬであろうから。このような言葉を使った戦闘物語を書きたいと思いますが、女性なのでチョット無理かもしれません、きっと難しいでしょうね。
    ひとしずくの鯨さんだから書けるのでしょうね。読み応えが有って毎回楽しみに読んでいます。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    楽しみに読んでいただけて何よりです。
    あのね!様の戦記も是非読んでみたいと想います。

  • 第4話 兄弟ゲンカ 1への応援コメント

    ふぅむ、そういう経緯があったのですね。
    曹丕の場合はその逆パターンですね。斎藤義龍も道三殺しの原因になったという俗説がありますし。
    昔はDNA鑑定がないので分からないことは色々とあるのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    チンギスにとっては苦慮するところだったと想います。疑惑が史料に残っているということは、顔は余りチンギス似ではなかったんでしょうね。

    チンギスの決断は妻ボルテを慮ってのことと想われます。己の子か否かは定かならずも、ボルテの子であるは確かですから。



  • 第1部終了、お疲れさまでした。
    実は私、チンギス・ハーンと一緒にモンゴルを征服した夢を見た経験がありまして (我ながらアホですねぇ(笑))
    それが理由でもないけれど、この壮大な物語をわくわくしながら楽しませて頂きました。
    第2部以降も勿論しっかり読ませて頂きます (^_^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    夢を見られましたか。それは、羨ましいかも。私の夢には、チンギス含め、他のキャラも出て来たことがないんじゃないかな。

    長い小説ですので、のんびりお楽しみいただければと思います。

    編集済
  • いいです!
    しびれます!!
    すれ違いの一騎打ち!
    さすが分かってらっしゃる!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    内実をいえば、バトルシーンは、出し尽くしているという感じですが。

    アルプさんの、あるいは、チャガンの見るアムダリヤ越しの夕日を、コッポラの『地獄の黙示録』の真っ赤な太陽ーーあちらは朝日だったかなーーと重ね合わせていただければ、幸いです。そしたら、ほら、ジムモリソンの歌が。

  • あれ、話数が増えてるよ?
    ついにウルゲンチ編ですね。また読ませていただきます。
    あと、途中で「美しさき空色」という表記がありました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。のんびり更新なので、気が向いたときに読んでいただければと、想います。

    御指摘ありがとうございます。後で修正しておきます。トルコ石はトルコじゃ採れない。そんなことをつぶやきつつ、ご機嫌ようであります。

  • いつも楽しみに読ませていただいています(第102話まで拝読したあとで書いています)。

    たどってみましたが…いまでもたいへんなところのようですね。

    現在は、マー・ワラー・アンナフルがウズベキスタンやトルクメニスタン、このあたりはイラン、と国が別れていますが、本来、ひと続きの地域なんだな、ということを感じます。

    またよろしくお願いします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    グーグルマップでたどれるというのは、今ならではの楽しみ方ですね。普通、ここまでは追って来ないだろうところにテルケンも逃げてはいるんですが。ここの山岳はダイラム朝の故地であったりします。雨が多く、このあたりでは珍しく稲作が行われていたりします。日本に近いですね。



    西域では、遊牧トルコ系と定住ペルシア系の混じり合いの中で歴史がつむがれます。大陸ならではの広大さとも想います。



  • 読むほうの私も最終章を残しています(番外編も)が。

    ようやくここまでたどり着きましたね。
    お疲れ様でした!

    三国志改変ものもたのしみにしています。

    最終章は、落ち着いて読める環境を確保して、読もうと思います。

    またよろしくお願いします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ここで終わりにできたのは、タイトルに助けられての観も正直あります。

    ここまで読んでいただき、まさに感謝であります。

  • この回の上官の心の描写が非常に好きです。
    自分の運命を呪い、周りを恨み。

    ゲームの世界では『モブ』といわれるような人物の、何億通りもの葛藤の上に、歴史が有るのだろうなぁと、胸が熱くなります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    深く読み込んでいただき、嬉しいです。かたき役の上官に感情移入していただけるならば、歴史小説書き冥利に尽きるといいうものです。


  • 宴会的に飲んだり食べたりする時は「とことん」やるのがモンゴルやアラブの人の魅力ですよね (^_^)
    知り合いのモンゴル系イラン人の方がそうでした。

    その方は「自分は昔にアラブを征服したモンゴル人の子孫だ」と、アラビアンナイト的な超絶美女の奥様の前でも公言しておられました。

    でも大昔とはいえ、「モンゴル系」なのにイランでは名家らしいです。
    地理的条件からして、何千年も前から、いろんな民族の血が混合して、それが当たり前なんでしょうね。

    で(実はこれが最も言いたい?)、ご馳走して頂いたペルシャ料理は美味しかったです!
    ケバブとかだけではなくて、たぶん日本人にも好まれる味。
    イラン革命以来、ヨーロッパやアメリカに逃げる富裕層が多くって、フレンチなんかの影響を受けてモダン化、グローバル化してるのかも。
    でも私は、もっと伝統的なイラン料理も食べてみたいですけどね。

    モンゴル料理って美味しいのかな?
    なにしろ食べたことがないもので。
    ラムじゃなくてマトンだったら臭うかなとも思うし……

    長文失礼しました (^^;)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    歴史時代のモンゴルは、穀物の類いが入らず、肉と乳製品ばかりですからね。食通にはきびしいかも。

    新鮮な内臓が大好きという方には良いかも。

    あと、本作でも出て来ますが、タルバガンとい大ネズミを好んで食べたりしますが、これがぺストの媒介をしたりと曰く付きでして。

    ここらへんには日本人がフグを好むのに通じるのかも?

  • う~ん、なにしろ壮大な物語だし、現代の日本で手に入る資料は少ないし、ストーリーの細部を詰める苦労、お察し致します。
    私には絶対無理!
    さあ、この後はどうなるの?
    日本の戦国ものや中国の三国志ものと違って、先が読めないのが「ワクワク」するところですね。
    大河ドラマみたいな「予定調和」が無い!
    楽しみです(^_^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この先も、お楽しみいただければ、何よりです。

  • カンの息子たちの出番が増えてきて、非常にワクワクしております…!
    歴史上でも名の知れた彼らが話をしている様子を読めたり、人間関係が垣間見えるのが大変面白く…特に兄弟がバチバチ喧嘩?してるところなんか、個人的に読んでてたまりません(笑)

    今後も彼らの活躍を期待しつつ、読み進めたいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    彼らにとっては、後継者争いの側面もありますので。

    この先をお楽しみいただければと想います。

  • こういう自分に素直なご老人……。
    大好物です!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    タマゴ王子に続いて、長春真人もあげます。もう、年なので、じきに羽化すると想います。お楽しみに!

  • 完結、お疲れ様でした。

    モンゴル、イスラムと、本邦には、あまり馴染みのないエリアの話を、よくぞここまで活写されたものです……と、敬意を表します。
    歴史はこのあとも続いていくのですが、物語としては終わります……歴史ものならではの物悲しさと感嘆を覚えつつ、面白かったです、とあえて申し上げます。

    お疲れ様でした!

    ではではノシ

    作者からの返信

     コメントありがとうございました。

     よくぞここまで活写されたと言っていただき、とても嬉しいです。

     調べることが好きということもあり、そこは苦にならなかったのですが。ただ、イスラームに関しては――特にブハーラーの商人のあたり――どこまで読んで下さる方が共感していただけるのか、難しいものを感じました。イスラームにも諦観・運命論・死生観はあるのですが、これを1から説明していては、興趣も何も無いとなりますので。

     また面白いとの言葉は最高の褒め言葉です。本作は泣き笑いの分かる大人向けの娯楽小説を目指して、書きましたので。

     長過ぎる本作にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

    編集済
  • 本編完結お疲れさまでした。

    抑えた筆致で淡々と語られるこの時代の戦のシーンがかえってなまなましく、とても迫力がありました。
    ほぼ毎回登場人物紹介があるのも、歴史にうとく特にカタカナの名前が秒で頭から抜けていく自分にはとてもありがたい工夫でした。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     最後までおつきあいいただき、また戦闘シーンを褒めていただき、とても嬉しいです。見せ場でもあり、それゆえ苦心したところでしたので。

     名前については、私自身も同様の状況にすぐ陥りますので、読んで下さる方は覚えられないだろうなというのは実感から分かり、人物紹介を載せることにしました。ブハーラーの商人をああいうあだ名にした理由の一つも、ムスリム名だと憶えてもらえないと考えたためです。

     春泥様のサカイちゃんがショートショートに出張出演していたのは、ちゃんと憶えているよ。ネコとお婆さんを捜していた。

  • 完結お疲れさまでした。
    最後の仇は取れなかったようですが、ウルゲンチ戦に続くのか、いやもうスルターンごと離れるのかな。

    異国の歴史を舞台にした難しい作品だったと思いますが、モンゴルの戦記を堪能させて頂きました。

    また、番外や新作も楽しみにしておりますね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     仇(ティムール・マリク)も、スルターン(ジャラール)も、ガズナの方に行ってしまいますので、ここから後は出てきません。『バルフのスルターン』に出て来たアミーン・アル・ムルクなどと絡んでどうこうというのはあるんですが、そこら辺を描こうとすると、倍の分量となりますので、ここら辺で終わるのが適当かなと想います。

     私自身、ブジル君でラストの場面になるとは予想していませんでしたが、ある意味、彼が「仇」の精神を最も担っているとも想いましたので、こうなりました。多少、強引な『まとめ』という気もしますが。本作を締めるとすれば、「アリーがサマルカンドに戻る場面」「スルターンの死の場面」そしてこの「ブジルの場面」のいずれかとなります。まあ、これだけ長いと、どれがベストか良く分からないというのが正直なところですね。

     いずれにしろ、アクリル板W様には、最後まで読んでいただき、また、感想をコメントにて寄せていただきましたので、とても有り難かったです。そうしたところを、次作以降に活かして行ければなと想います。

    編集済
  • この話を読んで、西夏ってうろ覚えですが確かモンゴルに…と思って気になって調べてしまい、鳥肌がたちました…!
    ここでの対応が違っていればその辿る道も変わったんでしょうか…面白いです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そうですね。この時、遠征に参加していれば、歴史は変ったでしょうね。現代に西夏の流れを汲むタングートという国さえ、ありえたのかもしれません。今では、西夏語は滅び、タングート勢の子孫と想われる人々もいるようですが。



     


  • 編集済

    スルターンがナレ死してしまったのら。
    これからも応援するから頑張るのら。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     がんばるなのら(笑)
     というか、現在、『チンギス』の世界にどっぷり引っ張られて疲労感が半端ない、という創作者あるあるの状態です。ただ、本編完結すれば、これへの私の想いと共にこの作品も成仏するかな、と想います。

     アクリル板W様も創作者あるあるのお疲れには、ご注意なのら!

  • 遅読ではありますが、第1部読ませていただきました。
    歴史はやはり、経緯や因果関係といったものを知るのが面白いと感じるので、開戦に至るまでの経緯を丁寧に描写されていてとても興味深かったです。
    この後の開戦、戦記の部も楽しみにしております!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     また、第一部を読んでくださり、ありがとうございます。この後も、ご自身のペースで読んでいただければ、と想います。

     あと、書く人の場合、書く方優先で良いと想いますよ。そして書くのに疲れたり、また筆が進まないなという時に読めば。私自身も読むのは早い方では無いし、自分でも書くので、この書く・読むのバランスをちゃんと取らないと、本末転倒になってしまうなとは想います。何気に、このバランスで頭を悩ませている人は多いのかも、とも想います。

     経緯や因果関係について・・・・・・そのように言っていただけてとても嬉しいです。実は私も調べるのが好きで、もしかして、書くのより調べる方が好きなんじゃなどと想ってしまいます。
     

    編集済
  • おお、まさしくその島は……
    連載100話記念カキコ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     丁度、100話で終わりとはなりませんでした。あと少しでーす!
     終わりが見えて元気が出て来た作者でした。

  • 惜しい、大将首を取り逃がした。ブジルは紳士さんだったのですね。
    そのまま溺死なんて展開にならなくて良かったです。
    あと途中で「最初の子どこは」という表記がありました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     ブジルは直情径行的な正義漢ですね。そしてここで死んでは作者も困ります。しかし、(たまたま思い付いた後付けのエピドードのために、)急ごしらえしたブジル君が、最終盤でここまで活躍するとは、私も想いもよらず。人に運はありますが、キャラにも運があるのですね。

     ご指摘ありがとうございます。のちほど、修正しておきます。

  • モンゴル題材ですか、ちなみに自分はソロモン72柱をライトノベル新人賞に応募した作品でメインヒロインや題材にしてますね!
    だから精霊と悪魔で分けてるとこあるんですがライトノベル新人賞に応募した作品にはソロモン王じたいもでてるという
    チンギスハーンは大好きですね 昔社会でよく教わったなぁ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     
     私自身はユダヤのソロモン王については残念ながら詳しくありません。
     ただ、イスラームに入り、ソロモンはスレイマーン(もしくはスレイマン)として尊敬され、また人名に用いられることも多いです。

     旧約聖書由来という点では、アブラハム(イスラームに入ってはイブラヒーム)と並んで、2大人気の名前かもしれません。

     チンギスが大好きということで、私の小説も楽しんでいただければ何よりです。

  • 出世のために妻の反対を押し切って使者になって殺されたブグラーさん!
    慕われていたんですねえ。護衛の矜持もあるのかな。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     
     ブグラーのエピソードをおぼえていただけて、とても嬉しいです。ブグラーの一連の流れというのは、私のお気に入りでもあります。

     ブジル君の方は、アクリル板W様の言われている如くですね。使者の旅では同行したので、多少は親しみを持つ間柄にもなっていますし、また往時の戦乱激しい時代柄ゆえ武人としての矜恃も強い。更にティムールにバカにされて。これに輪をかけているのが、ブジルの若さです。

     ただ、内実を言えば、その心の動きの背景というのはちゃんと書き込めていません。実際、最初の投稿時(他サイト)は名前さえ決まっていませんでしたから。ただ、本作は登場人物が余りに多く、現行でさえ各人がそれぞれに持つ背景とその展開は渋滞気味です。

     それでブジル君は、そこは空白で、読者の想像にお任せしているのが実態です。アクリル板W様が、上記のように想像されたということは、作者の設定とほぼ合っており、良かった、良かった・・・・・・です(笑)。

  • ふむふむ、今回もまた因果応報であるのですな。
    そろそろ残すはスルターン本人くらいですかね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     かなり巻き込まれ事故に近い因果応報ですけどね。実は、テルケン・カトンは公平・公正であったと伝えられ、その評判はそんなに悪くないのですよ。

     そう、そして残りは逃げ回るスルターンです。

  • 地図だけ見ると西に逃げすぎた感じなんですかね。
    四狗って四駿に比べるとちょっとアレな名前だと思いましたが、そういう意味があったんですね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     逃げたところは悪くないと想うんですよ。おっしゃるとおり、自国内で最も西の方ーーこれ以上、西に行こうとすれば、あのアッバース朝カリフの領土ですから、それはそれで敵国ですーー加えてテルケンの場合はちゃんと山城に入っています。

     ただ、阿呆な息子が近くに逃げて来たため、モンゴル軍が付いて来た。これらの部隊はスルターンのみを追うよう命令されたため、スルターンが離れたところに逃げていれば、少なくともこんなに早く見つかり攻囲されなかったと想います。

     まあ、カンクリ勢が助けに来なかったのは、やはり己の命大事で見捨てられたということでしょうね。ウルゲンチはアムダリヤの支流沿いにあって、水が豊富で、ゆえに水堀がしっかりあり、この地の都城としては堅固な方です。助けに行くならば、モンゴルと野戦せねばならぬ可能性がありますので。

     

  • なんかアニメ三国志の歌が頭に流れますね!流れ流れていつか忘れされるとしても〜という時の川という曲ですが
    むちゃくちゃいい曲ですよ!
    意識してますかね?どことなくですがそう感じてしまいまして

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     残念ながら、その曲を知りませんので、何とも返答のしようがないのですが、引き続きお読みいただければと想います。
     ハガネ様の作品も後ほど読みに行かせていただきます。

  • なるほど、さすがは抜け目ないですね。
    追手を撹乱するばかりか、目の上のたんこぶを攻撃させようとは。
    まあ、他に打てる手がないとも言えますが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     一石二鳥を狙った良い策といえます。そもそも自らが招いた逃げ回らねばならぬ状況ゆえ、何ともではありますが。この時ばかりは快哉を叫んだことでしょう。

     ところで、このスルターンという人物、本作でもどこかで述べましたが、父子2代でホラズムを帝国へと築き上げたという点では、ひたすら愚かという訳でもありません。まあ、そのおごりゆえに招いた状況かもしれませんが。

  • 第86話 ホジェンド戦1への応援コメント

    おっ、ついに川に守られた難所ですか。
    またここに来るのだろうなと思いましたが、拠点が3つ落とされてようやくだなと。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     憶えておられて、嬉しいです。相変わらず前振りの回収に忙しい作者です。
     この城塞も装甲船も史料が伝えるものです。以降、水上戦となりますので、楽しんでいただければと想います。


  • 編集済

    若いアリーくんを応援しながら読んでいたので、数話前から不穏な空気でハラハラしてましたが…やはり事件が起こってしまいましたか。

    ハーリドも隊長も、いい人達でしたね…。
    今回の話は特に感情が揺さぶられました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     そう言っていただけるのは、とても嬉しいことです。
     
     この事件は後の歴史を変えたという点でも大事件で、また、なぜ起きたかという問題もあり――なぜ、和平協定を結んだにもかかわらず、これが起きたのか――歴史学の方でも、様々に論じられています。

     本作でも「モンゴル対ホラズム」の戦記を1方の主軸とすれば、「隊商とブハーラーの商人の話」はもう1方の主軸となります。引き続きお読みいただければ、と想います。

    編集済
  • 骨太で濃厚なお話なのに、読みやすいのでワクワク感が倍増です(*´艸`*)

    そして、文頭と文末の注がまた、おばかな私にはめちゃめちゃありがたく。・゚・(ノ∀`)・゚・。

    史実をもとにお話を書くって本当にすごいと思います!

    またまたじっくりと……(≧▽≦)♪

    私の作品にコメント、ありがとうございました。・゚・(ノ∀`)・゚・。

    作者からの返信

     こちらこそ、コメントありがとうございます。

     史実をもとにするのは楽な部分もあれば難しい部分もあります。
     楽なところは、おおまかなストーリーは決まっており、それに沿って書けばよいところです。難しいところは、ストーリー上、こうなれば盛り上がるのにな、ということが明らかでも、史実に沿う以上、それができないところです。

     信長のように、劇的に歴史の舞台に登場し(桶狭間)、劇的に死ぬ(本能寺)のは稀ですから。ただ、その思い通りにならないところが、歴史物の良さなのかな、とも想います。酸いも甘いも噛み分けるという言葉がありますが、そのようにして楽しむのが歴史物なのかなと。

     
     マクスウェルの仔猫様のところの伊真莉おばあちゃんの活躍こそワクワクです。続きを読むのが楽しみです。


  • 編集済

    第80話 生存者 終話への応援コメント

    おお、アリーくん、良かった良かった。
    最初は「アリーが死んだと思ったから俺が娶ったんだ」とかいう展開かと思いました。うん、全くもって笑えない。

    あと、前回はチョイ役と表記としたことで考えさせてしまったようですみません。本当はサブキャラと書こうとしたところでした。
    確かに戦記ものという視点が強くて、実在する偉人たちに関心が引き寄せられてしまった感はあります。こういった作品の難しいところなのかも知れません。
    でも、彼らが登場して普通に生きる民の視点を垣間見れて良かったと思います。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     アリー君もようやく回収しました。どう考えても長すぎだろうと自分でも突っ込み入れたくなりますが。

     チョイ役については、率直で妥当な印象なのかなと想います。作者の方は想い入れがあるので、どうしても、そこが見えなくなりますが。ただ、作者の想い入れが無い小説というものほどつまらないものは無いとも想いますので、想い入れを捨てる訳にも行かない。それゆえ、今回のようなアクリル板W様の率直なコメントはありがたいものです。


  • 編集済

    最終決戦に向けてチョイ役のキャラたちの結末が書かれていく感じですかね。
    敗戦後に安寧が訪れるのも皮肉ではありますが。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     実はこの2人は作者の中では重要人物であったりします。確かに割り当てた文章というのはチョイ役相当なのですが。

     この「ブハーラーの商人とアリーたちオトラル隊商」の部分は、因果応報と天意を巡る物語で本作の一方の軸をなし、他方での軸として「モンゴル対ホラズム」の戦記――支配や権力を巡る世俗の物語があり、この2軸を歴史が媒介するという構成なのですが。

     そこがうまく伝わっていないというのは、構成上問題があるということなのでしょうね。なるほど。

     そもそも歴史上有名な人物とまじえて描けば、有名な方が自ずと重要人物とみなされますものね。ここら辺は歴史物を扱う時に注意しなければならないところですね。


  • 編集済

    あら、割りとあっさりと処刑されてしまったイナルチュク。
    後はスルターンくらいですかね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     物語はもう最終コーナーを抜けてという感じですね。
     いろいろと回収して、ウルゲンチ戦へなだれ込みとなります。
     実は、チンギスはこの軍議の後、出番がほとんどなかったりします。

  • カンの息子や孫たちの名がたくさん出てきましたね!
    世界史の勉強で、系図を見ながら誰が何をしたのか…興味深く学んだ頃を思い出しました。

    彼らが為したことは学んだものの、その人物像については詳しくないので…これから彼らがどんな人物として書かれるか楽しみです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     西征では、息子たちも重要な役回りを演じます。お楽しみいただければ、と想います。

  • セルジューク朝の人物名がいろいろ出てきて、興味深く読ませていただきました。
    ニザームやマリク・シャーがセルジューク朝の有名な人物と同じ名前だなぁと読んでて思ってはいたのですが、
    確かにホラズムとセルジュークは深い関係があり、そのために同じ名や称号がつけられたという経緯があったのですね…!そこまで考えが至っていなかったのでこの話で理由がわかってスッキリしました!

    ホラズムのニザームは、セルジュークの偉大な宰相と同じ称号をつけられたため、スルターンに疎まれてしまって…少し可哀想な人物ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
     スッキリしたと言っていただけて嬉しいです。セルジューク・ネタの本話を楽しんでいただけたこそとも想います。

     念のために言っておきますが、この名や称号が付けられたのは史実ですが、その理由は私が推測して小説にしたものであり、そこまで史料に載っている訳ではありません。ただ、ホラズムからすれば、セルジュークというのはかつての主筋、とすれば、同じ名や称号を付けるにおいて、意識しないことは無いと想います。

     ホラズムのニザーム。確かにそうかもしれませんね。彼にはテルケン・カトン(スルターンの実母)という庇護者がいるのですが。権力者の側近というのは、権力者同士の争いに巻き込まれがちですからね。

  • チンギスの情の深さに涙します。
    さらに、モンゴル軍の情報伝達力、機動力に脱帽です!
    この時代であれば、まさに驚異的! チート能力と言っていいのでしょうね!!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     この時のチンギスの悲しみと苦しみは大きかったと想います。といいますのも、「和平協定を結ぶ→それが反故にされ、隊商が虐殺される」という流れは史実だからです。現代の我々から見ても理解しがたきことですが、往時、配下を殺されたチンギスにとっては、なおのことであったろうと想います。

     農業国だったら、水利というのが重要な国家事業となりますが、遊牧国家の場合、それが無い代わりに、この宿駅網の整備が重要な国家事業となります。

  • ああ······巨大な流れを描く以上は避けられない悲劇ですね。
    現代を思わせる経済戦争。人の業を深く感じ、胸が痛みます。

    思いやりあふれた隊長のファンだったので、ざわついて鳴りやみません。

    チンギスがどの様に? 出方に大注目です!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     オマル隊長のファンと言っていただいて嬉しいです。是非、今後の展開に注目してください。

  • ニザーム・アル・ムルクといえばセルジューク朝の宰相が有名で、トルコ民族史を好んで学んでいた私は思わず反応してしまいましたが…この話はおそらく別人で、同一の称号の方がホラズム側にもいたのですね…!勉強になります。
    スルターンのお目付け役ということで、この物語上でも重要な人物だという予感がし、ニザームの今後の出番が楽しみです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     おおっ。ニザーム・アル・ムルクに反応してくださる人がいらっしゃるとは。まさにご推察の通りです。

     そして第10話にて、そのセルジューク朝を絡めた話があります。まさに、この話はほのなえ様のためにあるようなものです。セルジュークを知っている人に読んでいただけるとすれば、私もこの話を書いた甲斐があり、また、感慨無量というものです。

     是非、お楽しみいただければ、と想います。


  • イナルチュク、捕ったどおぉぉぉ!
    あとはチンギス・カンの前に連れていってメッてするだけですね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     まさに、モンゴル勢にすれば、その想いだろうと、私も考えます。

     西征はまさに名実ともに仇を討つための戦争です。それも100名余りの仇にしか過ぎません。そのために、この当時でいえば、老境に近いと言って良いチンギスが自ら親征し、また、跡継ぎ候補たる正妻の4子全員に同行させ、対金国戦部隊を除いたほとんどの軍勢を従軍させました。

     モンゴルは、そこまでして、ようやく、その仇の1方を果たしたのです。後はスルターンです。ただ、こいつは・・・・・・。まさにその後の顛末が、この後に語られます。ご期待ください。
     


  • 編集済

    あのときの上官の名前を僕たちはまだ知らない。
    これで仇がまた一人。

    作者からの返信

     「つわものどもが夢のあと」たる戦場なれば、名は多く伝えられておりませぬ。
     

  • なんと、カラチャの方が先に死んでしまうとは。
    やはり、イナルチュクにメッてするまでは終わりませんね。
    あと途中で「ぎょろりと睨みつられた」という表記がありました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     ここら辺は史実通りです。ここでは、カラチャは殺されましたが、臣従を願い出て許される場合もあります。先のダーニシュマンドマンドの話にて、テルケンに離間の策を仕掛けたりと、モンゴルも武力一辺倒ではないのですし。ここでは、結果が伴いませんでしたが、カラチャが間違ってたとも言い切れないでしょうね。指揮官としては難しいところです。

     誤字の指摘、ありがとうございます。修正しておきます。

  • ボヤオハイにポロポーズされたとき、アラハイはこう言ったと思いますよ。
    「あら...はい」

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     
     きっと、そうだと想います。ちなみに、トルコ・モンゴル系は女性の名前が史料にちゃんと残っており、往時の女性の地位の高さは、他の社会を圧倒しております。

  • 私が作成している小説作品に対する高い評価とレビューをしてくれてありがとうございます。

    感謝の表示で小説作品に対するレビューを投擲しました。

    今後に良い結果があってほしいです。

    作者からの返信

    ThinkingExperimenter様

     素晴らしいレビューをありがとうございました。

     『正体不明の想像超越主人公の余暇と称する魔王生活』は独特な作品ですね。ずい分と面白く、また刺激的でした。続きを読むのも楽しみです。

  • ブハーラーの決着が付いたので、後はイナルチュクにメッてすれば、当面の仇打ちは一段落付きますね。

    作者からの返信

    フフッ。アクリル板W様。お忘れのようですね。スルターンなる者がいることを。

  • ガキの使いやあらへんで。
    自分の話題を一方的に喋り続けることが話術だと営業術だと思い込んでいる輩がいますよね。(自戒)
    生きて返されて良かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     多分、そういう輩――自信過剰な輩でないと、この使者には行かないとも想います。何せ、隊商は虐殺され、先の使者ブグラーは殺されておるのに加え、まさに、戦争中――血みどろの殺し合いをしている相手国に行くのですから。

     他方で命懸けだけあって、高く評価され、ダーニシュマンドも文官としては高位に登りました。

  • この回はスルターンの心理描写が圧巻ですね!
    出来のいいディズニーアニメを見ているかと、錯覚しました。
    脳裏にその表情が大映しになりました!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     褒めていただき、とても嬉しいです。

  • 長老、ちょん切られて死んでたのか。
    ブハーラー編は因果応報な話でしたね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     まさに「因果な話やな」というところに収まりました。


  • 編集済

    前から気になってたんですが、サマルカンドってFF10のザナルカンドのモデルなんですかね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     FFシリーズは途中で脱落しており、10までプレイしたかどうか定かではなく、ザナルカンドの記憶もありません。多くは忘却の彼方に去っております。何か飛行船に乗っていた記憶はあります。そこで全滅したような記憶もあるようなないような?

     ただ「何々カンド」といのは「何々の町」とか、確かそういう意味だったので、そこら辺を知っての命名は確かでしょうね(他の例として、パイカンドやコーカンドがある)。名前のそこの部分は変えていませんから。全てを0から作るのは大変ですから、多少は参考にした可能性は高いですね。

     そしてゲームではなく、アニメですが、海外のとある地方の雰囲気を知るために、スタッフ一同でロケハンに行ったという話を聞いたことがあります。複数のスタッフがザナルカンドの造形にかかわるなら、現実にあるモデルを設定した方が、各人のイメージがずれなくて良いですね。

  • ヤクシヌー!
    こんなに早く死ぬなんて。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     この短い間に薬師奴にそこまで思い入れいただいて、嬉しいです。
     きっとアクリル板W様には、その主たる薬師如来のご加護がありましょう。

  • カンも登場し、次第に登場人物が増えて面白くなってきました…!

    モンゴル名は聞き慣れないのもあって人名を覚えるのが難しく、誰が誰だっけ…と混乱しそうなところですが、毎回冒頭にある人物紹介のおかげで混乱せずに読み進めることができ、大変ありがたいです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。面白いと言っていただけて嬉しいです。

     登場人物が多くなるのは、歴史物の欠点ですね。人物紹介がお役に立てて何よりです。

     以前、ほのなえ様の短編を読ませていただきましたが、後ほど、他の作品も読ませていただこうと想います。

  • チャガンにマムルーク、虚心ではいられませんね(笑)
    モンゴルは本当、ワールドワイドって感じがします!

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     チャガンのファンの四谷軒様にのみお伝えします。
     チャガンとこのマムルークはウルゲンチで再び相まみえます。
     お楽しみに。


  • 編集済

    「できうるならば、その者を生きて捕らえて来い」
    こうチンギスに言われて阿海はきっとこう答えたのだと思います。
    「あ、ハイ」

    王の王、カンのカンを唱えた人でしたっけ。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     きっと、そう答えたと想います。
     キタイというのは、モンゴルにとって先行者で多くを学んだに違いありません。他方で、警戒心も強い。チンギスにとって、ボオルチュやムカリの如くには、心を許して接することができない。また、阿海にとっても、同じくです。そこら辺を感じ取っていただければと想います。
     
     そうですね。グル・カンの意味について、チンギスに説いた人物です。
     もともと、『グル・カン』の語についてはラシードの『集史』に説明があり、モンゴル学ではこれに基づいて説明しています。ただ近年、キタイ文字の解読により、グルを国と読めるという見解が示されてます。実は、あの話は、そこら辺を背景にした話でして、まあ、そこら辺を知らなければ、あまりパッとしない話かもしれません。いずれにしろ、あの話は、このブハーラー戦の前振りとして、捉えていただければと想います。

    編集済
  • これにてブハーラーの商人との因縁は決着ですかね。
    決して陰棒、じゃなかった陰謀が明るみになったわけではないですが、因果応報な末路を迎えました。
    史実にある戦乱なのでフレーバー的な者でしょうが、1つの節目かなという気がします。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     実は、サマルカンド戦後にまだ少しあります。
     お楽しみに。

  • 因果応報で同情の余地もない訳ですが、モンゴル側に真相は伝わるのかなと思います。
    あと、誤字なのか分かりませんが「大踊りを吹き抜ける寒風」(大通り?)という表記がありました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     アクリル板W@雨々霧様におかれましては、どうやら、ますます本作の深みにはまっていただけたようです。
     本作の特徴として、「モンゴル対ホラズムの戦記」と「ブハーラーの商人とアリーたち隊商を巡る話」が折り重なってつづられて行きます。本作の場合、前者はいわば世俗の論理で動き――チンギスといえど、天意の代理という訳ではないのです。あくまで自身の利益、またモンゴルの国益のために過ぎません――後者はより大きな、天意なり因果応報なりの物語です。例えば、必殺シリーズなどは、仕掛け人たちが天意を代弁する形で動く訳ですし、その分、読者のカタルシスも大きいのかもしれませんが。本作はその分複雑で分かりにくい構成となっていますが、そこでうまく陰影が出ればいいなと想っており、ある意味チャレンジです。この長さの小説でそれをやるべきかといのは、正直、想わなくもないですが。他面、守りに入らなければならないほど、失うものがある訳では無い。というか、全く無い。
     いずれにしろ、深みにはまっていただくのは大歓迎です。せっかく読んでいただくなら、これまで読んだことがないものをとの、わずかばかりの野心を抱く鯨でした。

     誤字報告ありがとうございます。これ、面白いから残しておこうかと想わなくもないですが、修正しておきます。

  • 携帯でダーニシュマンドと検索するとヾ(´∀`*)ノの顔文字が出ました。ホラズム系の名前ですかね。

    あと、人物紹介で「ダーニッシュマンド」とありますが、本文中は「ダーニシュマンド」になってましたのと、「カンの軍勢を1兵とりとも」(たりとも?)という表記がありました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     これは名前ではなく、称号です。他サイトでは、その意味するところを物語から脱線して論じており、その一部を抜粋すると以下となります。
     『ダーニシュマンドとは――ムフティー、もしくはシャイフ・アル・イスラームに相当するところの――高名な、もしくは際だって高名な宗教的権威のことと理解しうる。(ムフティーはイスラーム法 (シャーリア)に関するより高度な法学者とされる)

     これに相当する語を漢語や日本語に求めれば、『師』となろうか。例えば、元の開祖クビライはチベット仏教を信仰したが、その導きをなしたパクパ(パスパとも)は国師となり後に帝師となった。日本にても、伝教大師最澄、弘法大師空海などなど。

     みなさんに分かりやすい例を挙げれば、スターウォーズのヨーダのような存在である。つまり単に知識や技術を教えるだけではなく、世界の真理に通じた存在への尊称と考えてもらえば良い。ヨーダ、つまりジェダイ・マスターであり、英語で言えばteacherではなく、masterと分かる。

     恐るべし、スターウォーズ。筆者の一押しは『帝国の逆襲』であるが、それはさておき、これよりダーニシュマンドの称号の持つ一般的なイメージが分かっていただけたであろうか』

    史料では名が伝わらず、称号のみが伝わることは良くあります。ハージブもアラビア語の「侍従」を意味する称号で、分かりやすく言えば、「側近」や「近侍の臣」となります。



     誤字報告ありがとうございます。修正しておきます。

  • 東洋史好きなので(特に中央アジアからイスラム圏にかけて)、タイトルを見て即フォローしました…!
    目次見てるだけでワクワクします。長編とのことですが、ゆっくり読ませていただきます!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     異国ゆえのロマンですね。
     是非、お楽しみいただければと想います。

  • せっかくの城壁突破なので欲も出ますよね。
    このまま城門を落とすとか活躍すると思いきや、ほぼ全滅とは厳しいものです。
    まあ、それでも帰ってこられたのは凄いことですが。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。
     攻城戦だと、どうしても1進1退となりますね。野戦だと、関ヶ原みたいにとんでもない大軍対大軍でも、あっさり勝負がつきますが。
     ちなみに、ハルカスンさん(←誰ソレとの声が聞こえそうですが)、ずっと後の(ジョチの次子)バトゥの西征に際してモンゴル秘史に出て来ます。いわば、ここは、そこら辺を知っている読者へのサービスでもあります。まあ、誰が知っているんやではありますが。

  • このエピソードにも、お嫁さんの話が出てきますが。

    イスラム圏の人には、時折とんでもない美女がいますよね。
    見ているだけで、まるで千夜一夜の物語の世界が彷彿とするような。
    あれはもう、容姿だけでひとつのドラマ!
    アリーの新婚の奥さんはもっと若い、可愛い感じみたいだけど (^_^)

    とにかく、この作品を読むと、ずっと昔にアラビアの砂漠に憧れていた頃(古ーい映画「アラビアのロレンス」をテレビで観てからの病気(?)でした)とか、これも古い知り合いのイランやサウジアラビアの人々が思い出されて懐かしいです。

    で、そのイランの富豪の息子(当時はアメリカ在住)が言うには、「イランは昔、モンゴル軍に征服されて、自分にもモンゴルの血が入っているのだ」とか。
    確かに、ちょっと東洋系の顔つきでした。
    本作品とも関係してくるかな?

    長文、失礼しました m(__)m

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     髪を隠すベールをまとうとなお一層、美しいと感じますね。国によっては、目元しか出さないところもありますし、それはそれで魅惑的ですよね。
     本作は、ウルゲンチ戦までなので、その時代までは書きませんが、モンゴルの血が入っているのかもしれませんね。