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2022年11月10日 20:22
拝読致しました。何やら、口ほどにもなかった使者。それでも、命があっただけ良かったのか。物語的に言えば、母后たるテルケン・カトンの抑制された性格を際立たせる役にしかたたず。一筋縄ではいかない空気を感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。 史実に照らしていえば、まさに、命があっただけ良かったのだと想います。 使者に赴いたことは、史料が伝えております。 また、そこで何の盟約もならなかった――つまり、テルケン側としては殺しても良かった――というのは、その後の展開から明らかとなっています。 また、この後のダーニシュマンドの活動を史料が伝えており、モンゴル宮廷で文官として重きをなしたであろうことはそこから読み取ることはできます。恐らく、テルケンの下に赴いた勇気――蛮勇に近きものかもしれませんが――を評価されてのことだと想います。ここの部分を作品中に盛り込むかとも、考えましたが、その後の展開のネタバレになるので、止めておきました。なので、読まれる方には、少し消化不良の部分もあるかとも想います。
2022年4月9日 18:26
ガキの使いやあらへんで。自分の話題を一方的に喋り続けることが話術だと営業術だと思い込んでいる輩がいますよね。(自戒)生きて返されて良かったです。
コメントありがとうございます。 多分、そういう輩――自信過剰な輩でないと、この使者には行かないとも想います。何せ、隊商は虐殺され、先の使者ブグラーは殺されておるのに加え、まさに、戦争中――血みどろの殺し合いをしている相手国に行くのですから。 他方で命懸けだけあって、高く評価され、ダーニシュマンドも文官としては高位に登りました。
拝読致しました。
何やら、口ほどにもなかった使者。
それでも、命があっただけ良かったのか。
物語的に言えば、母后たるテルケン・カトンの抑制された性格を際立たせる役にしかたたず。
一筋縄ではいかない空気を感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
史実に照らしていえば、まさに、命があっただけ良かったのだと想います。
使者に赴いたことは、史料が伝えております。
また、そこで何の盟約もならなかった――つまり、テルケン側としては殺しても良かった――というのは、その後の展開から明らかとなっています。
また、この後のダーニシュマンドの活動を史料が伝えており、モンゴル宮廷で文官として重きをなしたであろうことはそこから読み取ることはできます。恐らく、テルケンの下に赴いた勇気――蛮勇に近きものかもしれませんが――を評価されてのことだと想います。ここの部分を作品中に盛り込むかとも、考えましたが、その後の展開のネタバレになるので、止めておきました。なので、読まれる方には、少し消化不良の部分もあるかとも想います。