応援コメント

第32話 ブハーラー戦6: 声6:〈太っちょ〉の場合」への応援コメント

  • 因果応報で同情の余地もない訳ですが、モンゴル側に真相は伝わるのかなと思います。
    あと、誤字なのか分かりませんが「大踊りを吹き抜ける寒風」(大通り?)という表記がありました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     アクリル板W@雨々霧様におかれましては、どうやら、ますます本作の深みにはまっていただけたようです。
     本作の特徴として、「モンゴル対ホラズムの戦記」と「ブハーラーの商人とアリーたち隊商を巡る話」が折り重なってつづられて行きます。本作の場合、前者はいわば世俗の論理で動き――チンギスといえど、天意の代理という訳ではないのです。あくまで自身の利益、またモンゴルの国益のために過ぎません――後者はより大きな、天意なり因果応報なりの物語です。例えば、必殺シリーズなどは、仕掛け人たちが天意を代弁する形で動く訳ですし、その分、読者のカタルシスも大きいのかもしれませんが。本作はその分複雑で分かりにくい構成となっていますが、そこでうまく陰影が出ればいいなと想っており、ある意味チャレンジです。この長さの小説でそれをやるべきかといのは、正直、想わなくもないですが。他面、守りに入らなければならないほど、失うものがある訳では無い。というか、全く無い。
     いずれにしろ、深みにはまっていただくのは大歓迎です。せっかく読んでいただくなら、これまで読んだことがないものをとの、わずかばかりの野心を抱く鯨でした。

     誤字報告ありがとうございます。これ、面白いから残しておこうかと想わなくもないですが、修正しておきます。