応援コメント

第19話 サマルカンドのスルターン2」への応援コメント

  • コーエーの「チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿」というシミュレーションゲームをやってた時期があるのですが、西洋史好きのためチンギス・ハンを選択せずに、リチャード1世でプレイしてました。いつも早々にホラズムが滅亡してましたので、まさかホラズムを攻めるまでにここまでのドラマがあるとは思ってませんでした。
    スゴい情報量ですね! またそれを物語に出来るところが素晴らしいです!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     褒めていただき、嬉しいです。
     私は、「三國志」で遊んでいました。

     この開戦ですが、実はあまり理由がよく分からず、様々に論じられています。両国とも、この時点ではあえて戦争をする理由がない。ただ、この勃興間近の早い時点で、大きく西方、しかも今のイランの地まで及んだのは、後の大帝国の成立につながったのかな、とは想います。突厥、そしてそれを引き継いだ唐が及んだのは、サマルカンドやガズナあたりまでですので。これでも、領域としては、かなり広大ですが。ちなみに、玄奘さんは、この突厥支配下の地を通って、インドまで旅してます。

     引き続きお読みいただけたら、と想います。
     

  • 拝読致しました。
    こんな筈ではなかった、というスルターンの心の声が聞こえてくるようです。
    ひとつ前の回までにあった局地戦の様子では、現場の判断で手応えがあったり、やられたり。ですが、被害は確実に積もり行く。
    敵討ちの勇壮さと、兵達の痛みや悲しみと。
    西の地で続いて行く戦の響きに、思いを馳せてしまいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     思いを馳せていただき、うれしいです。実は、このスルターンという人物、一応、軍事的英雄と呼んでも良い実績はあります。(梟雄という言葉の方がふさわしいかもしれませんが)父と己2代で、ホラズムを帝国という規模に拡大させました。

     そんなスルターンがスタコラサッサとばかりに逃げるのは、やはり、チンギスが尋常ではない軍勢を率いて攻め入ったゆえと想われます。ムスリム史料の一つは60万と伝えるのですが、これは明らかに誇大と考えられ、おそらくは15~20万。

     本作の冒頭のところで、自ら迎え撃ったジョチの隊が2万人隊とすれば、10倍近くの軍勢をととのえて来たことになります。