応援コメント

第36話 ブハーラー戦10:本丸戦2:亡霊1」への応援コメント

  • 拝読致しました。
    部下の心の裡をくみ取ろうとする君主。
    勇壮に草原を駆け巡るチンギスにそういった繊細な心遣いがあるというのは、面白いです。
    年を取り気が弱くなり、部下の心を気にしすぎて猜疑心に捕らわれる君主もいたように思いますが、さてこのチンギスはどうか?
    こういった性格描写を見ると、物語に深みが出るよう感じます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     あるべき君主像というのも、興趣がつのる話題ではあります。チンギス政権の特徴と言えるのは、一族でないものの重用ということかと想います。通常、(突厥やキタイなどの遊牧政権では)弟や子がつく右王、左王ともいうべき地位に、チンギスは一族外のボオルチュとムカリをつけます。
     とはいえ、政権そのものは、やはりチンギスの子供たちが受け継いで行く。ここら辺は色々ある。そこを番外編では多少なりとも扱っていますので、良ければ、御覧いただければと想います。