拝読致しました。
この蒼き狼さん、すばらしく懐が深いですね……。
これほどに臣下に心を砕くのであれば、人もついて来るでしょう。
その分、敵となるスルタンにどれほどの力で向かうのか、と想像してしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
実はチンギスというお人は苦労人です。配下の気持ちが分かるのは、そのゆえと想います。何となく、イメージとしては信長に近いのかもしれませんが、幼少の頃の苦労といい、長生きしたことといい、家康に近いです。さすがに、幼子のときは襲われることはないのですが――モンゴルにも、車の車軸より背丈の低い子を殺してはならぬという習慣法があります――その後、まず首を刈らんとして襲って来たのは、同族のタイチウトです。
こんばんは、御作を読みました。
チンギス・カンにここまで言われたら、そりゃ心服しますよね。
自らの過去を明かしつつ心をほどくシーン、器の大きさを感じました。面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
チンギスは幼少の頃、苦労しているという点では、家康と似ているかなと想います。長寿という点でも。家康も健康にずいぶん気を使ったようですが、チンギスも長寿を望んだようです。その場面そのものは、本編に描かなかったのですが、呼び寄せた道教の師たる長春真人に、その法を尋ねたりなどしています。