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2022年11月3日 12:19
拝読いたしました。戦争に関わる者、それぞれの想い。モンゴルの隊商が行く道を調えたヤワラチも。己が競争相手を陥れるきっかけを作り、戦争の一端に関わってしまった副長老も。己を責め、どこかに確かなものを求めて、しかしそれに怯えて酒に浸る。戦争と言う大きな淀みにかかわる人間の描写、胸に迫ります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。 私の書きたかったところを読み取っていただき、うれしいです。「隊商」と「ブハーラーの商人」の話は、(チンギスとスルターンの話を表とすれば、)本作の裏テーマとさえ言えるほど重要なものです。後悔や苦悩は重たいテーマですが、生きている以上、それと無縁ではいられませんので、虚実を交えてとはいえ、歴史小説たらんとした本作にても、そこを描いています。私自身、こうした重たい話はエンタメとしてどうかと想わないでもないですし、ここのところは好き嫌いがはっきりするところとも想います。ただ、現実でウクライナの戦争が起こると、人の目というのは自ずと厳しくなり、苦悩や後悔の無い戦記など絵空事だろうとなると想えば、やはりこうした部分は必要なのだろうと想います。
拝読いたしました。
戦争に関わる者、それぞれの想い。
モンゴルの隊商が行く道を調えたヤワラチも。
己が競争相手を陥れるきっかけを作り、戦争の一端に関わってしまった副長老も。
己を責め、どこかに確かなものを求めて、しかしそれに怯えて酒に浸る。
戦争と言う大きな淀みにかかわる人間の描写、胸に迫ります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私の書きたかったところを読み取っていただき、うれしいです。「隊商」と「ブハーラーの商人」の話は、(チンギスとスルターンの話を表とすれば、)本作の裏テーマとさえ言えるほど重要なものです。後悔や苦悩は重たいテーマですが、生きている以上、それと無縁ではいられませんので、虚実を交えてとはいえ、歴史小説たらんとした本作にても、そこを描いています。私自身、こうした重たい話はエンタメとしてどうかと想わないでもないですし、ここのところは好き嫌いがはっきりするところとも想います。ただ、現実でウクライナの戦争が起こると、人の目というのは自ずと厳しくなり、苦悩や後悔の無い戦記など絵空事だろうとなると想えば、やはりこうした部分は必要なのだろうと想います。