ホラズムも本当、よりによってという悪手に出たなぁという感じです。
ただ後世から見るとそう思えるのであって、当時のホラズムからすると、「何か大きめの遊牧民の群れ」だったかもしれません。
断るならフツーに断れば良かったのに……。
「お祈り」までしてしまった以上、内に対しても後に引けない姿勢のアピールとなってしまいましたチンギス。
ハラハラしながら見させていただきます^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
読んでくださり、ありがとうございます。コメントまでいただき、嬉しいです。まさに、後世の我々から見たら、だと想います。
モンゴル高原を拠点とする突厥は西域を臣従させましたが、イスラームを奉じるアラブ軍により徐々に追い払われました。
その後、突厥を臣従させた唐が攻め入るのですが、アッバース朝がやはり撃退します。これが、有名なタラス河の戦いで751年です。それから470年余り経っている訳ですから、昔話も同然です。
そんな遠いところから攻めて来る訳がないと考えても、何の不思議もないと想います。しかも、自国もまた強勢の盛りにある時ですから。
続きをお楽しみいただければ、幸いです。
拝読致しました。
弱き者:アリー君の臓腑を抉るような悔しさから、強き者:チンギスの深い悔恨と煮え滾る怒りへ。
虐殺から端を発した怒りの思いが伝わってくるようです。
祈りのシーン、チンギスの荒れる内面と、呼応するような嵐が迫力を感じさせます。
そして配下への篤い想い。
蒼き狼、斯くて起つ、という雰囲気を感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
我々は後の歴史を知っているので、どうしても、チンギスを神がかった英雄と見なしがちですが、やはり、大きな失敗をし、また、後悔をすることも多かったと想います。特に人の生き死にに直接関わる場合は、なおさらでしょう。
支配者にも、いろいろあり、利にさといタイプであれば、あえてホラズムと戦争とまでは行かないとも想います。ただ、チンギスは仇を討つことを優先しました。だから、あのような大帝国を、とまではなかなか言えぬことですが、だから、家臣はついてきたとは言えるとは想います。