ブジルさん人情味がありますね。転じて自らを窮地に追いやりましたが、天が味方したのでしょうか。
ダイナミックで印象的な戦闘の一幕、ハラハラしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そのように言っていただいて嬉しいです。
ティムール・マリクや水上戦の推移の方は、歴史家のジュワイニーがかなり詳しく伝えているのですが、ブジルの方は征西に加わったとあるくらいです。なので、実在はしているのですが、かなり創作が強いキャラです。それもあって、(隊商のアリーとともに)本作のテーマの「仇」を分かち持たせている人物でもあったりします。
他方で第1稿には存在せず、最初の(「なろう」さんへの)投稿中に想いつき、育ったキャラでもあります。なので、私自身の想い入れも深いです。名前がもう少し日本人になじみ深いものであれば良かったのですが、ここらへんはどうしようもないですね。
拝読致しました。
戦場の中、人であろうとするからこそ自らの命を危険に晒すという矛盾。戦場の無情というか、人でなしの世界というか。
ていうか、戦場に子供連れてくんな、て感じではありますが。仕方がなかったのかなぁ。
俄然、ブジルさんには頑張ってもらいたくなりました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ここは、居城からの逃走なので、妻子を連れているのは致し方なしですね。陸はモンゴル軍に抑えられてますし、川の上(船の中)が1番安全となります。
スルターンも途中まで妻子を連れて逃げてますし、ジャラールもインダスでの決戦に、妻子を連れています。日本の戦国武将もそうですが、歴史時代は、手元に置いておくのが1番安全と考えたのでしょうね。妻子をどうやって守るかというのは、往時、最も難しい問題の1つであったのかもしれません。本作では、あまりそこに焦点を当てませんでしたが。
ブジルさん。この後も活躍します。ご期待ください。
ブジルさん、子供にかけた情けが仇……にならなくてよかったです(´∀`)
状況的に、まだまだ安心はできませんが。
戦記物とはいえ、彼のような人情味ある好漢には死んでほしくないものですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ブジルに感情移入していただいて嬉しいです。彼は、アリーとともに本作のテーマである『仇』に深く関わる人物です。関わり方はまったく異なりますが。
そして、ともに若いということもあり、作品中にて変化というか成長というか、そこのところを描ければと考えた2人でもあります。ブジルさんの今後をお楽しみに!