応援コメント

第100話 スルターン・ムハンマド1」への応援コメント

  • スルターンの己が生き延びれば先に光明があるのでは、と思いたい気持ちと、残ししてきた者たちへの述懐に人としての苦悩が見えます。
    島は…まずい。いよいよなのでしょうか(゚A゚;)

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     チンギスが派遣したのが、このときの2人の名将――四狗(ドルベン・ノカス)のジェベとスベエテイですので――もう一人の期待の新星トクチャルはいろいろあってとなりますが――追われるスルターンとしては、最悪ですね。

     ただ、これより後となりますが、そのジェベも帰還時に亡くなったりと、モンゴル側もその内実は自転車操業であったりします。

     歴史の後を知る我々からすると、スルターンが抱くはあてのない希望と想えますが、往時の基準で高齢と言って良いチンギスが長駆の遠征先で亡くなるというのは、かなりあり得ることと想います。となれば、モンゴル軍は、崩壊とは行かずとも、十中八九撤退するでしょうから。この逃走というのは、そこに賭けたのだろうと想います。

  • 拝読致しました。
    逃避に徹するスルターン、モンゴル軍と鬼ごっこを始めてはや1年。
    ずっと逃げ続けるのも相当に消耗するだろうに、ブレないスルターンの精神力はある意味凄い。
    しかし、島になんか逃げたら、逃げ道が……と言う心配はないのでしょうか。
    勧めたと言う現地の有力者は信じられるのか。
    この先の展開が気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     かの地でも、最善の策はテルケンがそうしたようにやはり山城です。イスマイル派が籠もった山城の中には、モンゴル軍が陥落できなかったものもあります。ただ、テルケンの陥落に見られる通り、モンゴル軍はあまり山岳は苦にしなかったようです。確かに、モンゴルは大部分は草原ですが、東に大興安嶺、西にアルタイ、中央にハンガイと大きな山脈があり、こうした地で戦をしたり狩りをしたりという経験があったものと想います。特に大興安嶺の東の女真族の地(金国勃興の地)は山岳が多く、これを征討するにおいて、山岳戦を多く経験したものと想われます。

     なので、島に逃げたのは、追い詰められた状況での、次善の策ということでしょうね。カスピ海は湖といっても、内海といって良い大きさなので、日本でいえば、瀬戸内海の小島に逃げたという感覚かと。

     ただ、モンゴル軍は本当に水が苦手で、例えば高麗は江華島に遷都して、頑強に抵抗し、ために、モンゴル軍はこれの陥落に難渋します。

     といっても、江華島は水上要塞といってよい代物だったようで、スルターンとは違うと言えば違う。ただ、他の選択肢――西は敵のカリフの地なので逃げられない。後は、北西のカフカスの方に陸を逃げるか、ウルゲンチにて戦うか――より、生きられる見込みが高いと考えたのでしょうね。

  • おお、まさしくその島は……
    連載100話記念カキコ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     丁度、100話で終わりとはなりませんでした。あと少しでーす!
     終わりが見えて元気が出て来た作者でした。