39 伊勢新九郎の夢への応援コメント
義政まで話を広げるとは、スケールが大きくなって良いですね。
一般的に、伊勢宗瑞が時の堀越公方足利茶々丸を討ったのは、明応の政変と連動していると解釈されていると思います。
要するに、明応の政変の結果将軍になった足利義澄にとって茶々丸は、母と弟の仇だったから、伊勢宗瑞に茶々丸を討つように命じた。と。
幕府の命という点を生かして、その発端を義政、対象を両上杉や古河公方まで広げるのは素晴らしいアイデアだったと思います。
感服しました。
作者からの返信
教科書に載っている人を出すと、読む人が増える……そんな風にこの頃は思っていて、足利義政を出しました。
伊勢新九郎の伊豆での活動は、おっしゃるとおり、明応の政変とのリンクを考えるのが妥当だと思います。
でも義政の命令だった、とした方が、物語としては美味しいかな、と思い、こうしました。
そうした方が、北条が両上杉、さらに古河公方に対する討伐にも、正当性みたいなのがあって、面白いとも思ったのです。
動機としては、銀閣の銀というネタがありましたし(最初から銀箔は付けない構想だったという説もありましたが)、これならいけると、当時はひとりで盛り上がってました^^;
ありがとうございました。
38 坂東の覇王への応援コメント
将門さんが出てくるとは、まあ、関東の行く末を決める分水嶺みたいな戦いですから、役も役者も不足なしというところでしょうか。
信仰とか、因縁とか、そういった方向でも盛り上がって、とても良いと思います。
ただ、私は、将門さんの時代だと藤原秀郷が一押しなので、将門さんは敵のイメージなんですよね。
秀郷からみると将門は「若造が、いきがってんじゃあねぇぞ」って感じだったと思ったりしています。
それから、秀郷の伝説上の大百足退治と、将門討伐を絡めて考えてしまって、将門には勝手に百足のイメージを重ねていたりします。
作者からの返信
この時、千葉家が北条家に味方したけど「何もしなかった。できなかった」みたいな書かれ方をしていたのです。
じゃあ現実面はそうだろうけど、ちがう面で味方させてやろうと目論んだ結果が、将門さんです。
何というか、スケールを大きくできるかなぁ、と思いまして^^;
確かに秀郷さんから見ると、将門さんはそう見えますよね。
私の場合は、小学校の頃に劇団が体育館に来て、田舎の純朴な若者の将門さんが、都の悪辣な支配に立ち向かっていくというお芝居を見せてくれたことの印象が強くて、将門さんはまっすぐな青年というイメージです。
ちなみに、秀郷さんの百足については、たしかお姫様に化けたりするので、女性のイメージがあったりします^^;
ありがとうございました。
11 河東は誰にへの応援コメント
大変楽しく読ませていただいています。
実際、今川・北条の和睦を仲介したのは武田だったようですね。それも結構な苦労をして。
信虎追放後に速やかに北条との関係改善を図っている事と合わせて考えると、武田晴信、というか武田家中は北条とは戦わない方が良いという相当強い認識があったのだろうと思っています。
個人的には、信虎追放の理由の一つとして、信虎と晴信の対北条外交路線の対立という要素もあったのではないかと考えています。
何しろ信虎時代の、北条と敵対し諏訪とは同盟するという外交方針が180度転換されていますから。
いずれにしても、この騒乱の決着をどう描くのか、この後も期待しつつ読ませていただきます。
作者からの返信
この時の武田晴信の発想の転換というか、それを今川と北条に「呑ませる」手腕は相当のものだと思います。
それにしても、信虎の対北条強硬路線と、晴信の対信濃強硬路線の対立ですか、その発想はありませんでした。
たしかに、相模と諏訪は、方向としても真逆ですね^^;
そうすると、今川も今川で、駿河を回復するまではいいけど、そこから先を戦う気はなくて、信虎を持て余していたかもしれませんね。
この辺を読み切った晴信の勝利、というところでしょうか。
……このお話を書いている時に思いつけば良かったです(笑)
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
なるほど、この物語には、そういう裏事情というか制作秘話があったんですね。
児童・生徒に読んでもらいたい、先生が薦めたいと思える物を……。
とても僕には真似できません。素直に頭が下がります。
四谷軒さんの作品は、僕の知識の範囲外から攻めてきてくれるので大好きです(笑)
コンゴトモヨロシクお願い致しますm(_ _)m
さて、次は何の話を読ませていただこうか……
作者からの返信
こちらも読んでいただき、ありがとうございます。
ちなみに、このあとがきで、立派そうなことを言っていますが、ある程度「ねらい」があって、言っています^^;
当時、カクヨムは「朝読」といって、児童生徒の朝の読書活動を想定した賞を、カクヨムコン内の部門として設定していたので、その辺へのアピールだったりします。
歴史ものって、あまり賞を通らない印象があったので、「朝読」というフィールドなら、行けるんじゃないかという目論見です(笑)
いや、子ども向けに書いたのも本当ですけれど^^;
それはさておき、私は結構、マイナーだったり、不人気だったりするものが好きなので、そのあたりが、「範囲外」になっているのではないかと思います。
また、食指の動く拙作があれば、その時はよろしくお願いします^^;
それでは、改めまして、これまで読んでいただいて、ありがとうございました。
よろしければ、次回作でお会いいたしましょう!
ではではノシ
42 善得寺への応援コメント
ついに、ついにエピローグまで読ませていただきました。
血みどろで、薄氷の上を歩くようなぎりぎりの戦でありながら、北条氏康という“漢”を中心とした青春歴史ロマンの趣が感じられたのは、四谷軒さんが持つオンリーワンの個性故でしょう。
河越の戦は終わった。そして甲相駿三国同盟が結ばれた。しかしこれで終わりではなく、歴史も人のつながりも途切れることなく続いていく……。
ですが今は、一つのお話が大団円を迎えた余韻に浸ろうと思います。
青空に祖父と両親の幻で〆るラストシーンは、今まで追いかけてきたこちらにも万感の思いが溢れてきました。
この物語を読むのが、毎朝の楽しみの一つでした。本当にありがとうございました!
……えー、最後に一つだけ。
>「いや……鯵ではなく、鰯か」
義元どのー、んなこと言ってると金石斎さん改め栄永翁がアップを始めますぞー(棒)
作者からの返信
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
後北条氏という、稀有な、戦国という時代に咲いた仇花のような存在ですが、それでも確かに彼らは生きていた、ということを描ければと思って書いてきました。
その最たる出来事、河越夜戦。
そんな戦いは無かったという説(扇谷朝定が頓死して終わったという説)もありますが、有ったとしたら、こんな想像も許されるのではないか、というスタンスで書いてきました。
そのあたりを「個性」と言っていただいて、まことに嬉しく、あるいは面映ゆい感じです^^;
実は三国同盟の成立はいつなのか定まっていませんが、「大団円」という雰囲気を出したいため、敢えてこのタイミングで締結してもらいました(笑)
驚天動地の戦いを終え、英傑らとの同盟を成し、そして駿府からの帰り道、興国寺城の姿が。
こういう、脳内ロケハン(?)をしたら、もう、じいちゃんや両親に出てもらうしかないでしょう、と思いました(笑)
定番といえばそれまでですが、やっぱり歴史ものだし、こういう定番で〆るのは、有りだと思い、こうしました^^;
祖父・伊勢新九郎が始め、父・北条氏綱が繋ぎ、そして今、北条氏康が仲間たちと共に、その受け継いだ大業を成し遂げた……そういう「歴史」を演出してみたつもりです。
それを感じてもらえたようで、何よりです!
ちなみに義元さんのギャグセンスは、実は栄永翁と同レベルだったりします^^;
それでは、これまで毎朝お付き合いいただき、まことにありがとうございました!
41 関東の覇者への応援コメント
夏草や 兵どもが 夢の跡
芭蕉の数多い名句の中でも、僕が特に好きな一句です。
冒頭にこの句が置かれたことで、ああ、終わったんだな……という感慨が押し寄せてきました。
本文は「皆のその後」という感じでしたね。半分エピローグ、みたいな。
氏康と綱成は爽やかで、大道寺さんと主膳さんは隠居。小太郎と綱成……何やってんのお前ら(爆笑)
なんか藤子F先生みたいな絵と演出(土煙から頭や手足だけが出てるアレ)が頭に(笑)
金石斎さんは……審議拒否w
武蔵千葉家と下総千葉家、今後はもう少し仲良くなったりするんでしょうか。
上杉憲政……トラブルメーカーですかこの人(滝汗) 越後の若き国主ってま・さ・か(ガクブル)
そして雪斎禅師と幸綱おじいちゃん(まだ若略)。いいなあこの二人。
関東のもっと外からの脅威……越後の龍とか、若い頃の信長に家康とかでしょうか。まあ、最終的にはラスボスの太閤殿下がやってきますが。
>太原雪斎の最後の弟子と、真田幸綱の孫が~
ああ! だからこの二人が! 僕にとっての「歴史」は「連綿と繋がった鎖」なんですが、まさにそれを感じ、立ち上がって拍手を贈りたくなりました。
……いつも以上の長文コメ、たいへん申し訳なく思っております(平身低頭)
作者からの返信
私もこの「夏草や」が好きです。
たった17文字で、ここまで無常感やバックグランドの歴史を感じさせる、名句だと思います。
……絶対使ってやろうと思って待ち構えていました(何を待ちかまえていたのか(笑))。
そんなわけで夜戦が終わりました。
実際は後処理とか、返り忠の対応とか、そもそも第三次河東一乱(また今川と争ってます(笑))とかあったりして、ちっとも終わってはいないんですが、このお話は物語なので、これにて幕、と相なる流れでござんす^^;
みんなのその後、これももうちょっと物語風にサラリとやりたいところだったんですが、いかんせん素人なもので、何だか箇条書き風に書いてしまいました^^;
小太郎と綱成は、描写しませんでしたが、氏康も交えて三馬鹿トリオとして、結構砕けた関係という裏設定です。
そのため、おっしゃるとおり、綱成が小太郎の顔面にジャイアンパンチしたり、小太郎が「やろうぶっころしてやる」と殴りかかったり……そんな感じです(笑)
そして金石斎。
この人、ホントにこんな名乗りを使っているんですよね^^;
氏綱の覇業を支えた名軍師のはずなのに、センスが……(笑)
武蔵千葉と下総千葉は、どうなんでしょうね。
どちらも北条家麾下の扱いになり、少なくとも争いはしなかったのでは、と思います。
上杉憲政さんは……いやまあ、関東管領としての意地とか、叛乱分子(北条家)を打倒する必要がある、というのは分かるんですが、いかんせん門閥貴族というか、頑迷固陋というか、どう考えてもそれやっちゃ駄目なことばっかりしています(笑)
でも最後の最後に越後に到達しちゃうんですよね、この人。
それが関東に新たなる争乱を生むことになり……関東管領としては皮肉な展開です。
アッ、そういえばこの時から、関東管領は長尾……げふんげふん(笑)
その長尾景虎さんですが(あっ、言っちゃった(笑))、この人が、雪斎禅師と幸綱さんが予想した脅威です。
景虎が関東に襲来したせいで、桶狭間後の今川家が北条に援軍を送り、三河が疎かになり、例の狸(笑)が第六天魔王と調子に乗り、そして今川も、武田も……という流れですし^^;
そんな戦国乱世の最後を飾る、大いくさ、大坂の陣。
……小っちゃい頃、大阪にじいちゃんがいて、訪ねて行った時、買ってくれた真田幸村の伝記漫画が印象に残っていました。
それでこのたび、河越夜戦を書き、流れで真田幸綱を出し、そもそも雪斎が登場していて……となると、どうする家康VS真田丸のネタを使いたくなってしまったのです(笑)
私もこういう「流れ」を感じる、感じさせるのが好きなんで、これに気づいてくれて、とても嬉しかったです。
あ、あと長文コメは全然気にならないです。
こちらこそ、返信が長くなってしまい、申し訳ありません^^;
ありがとうございました!
39 伊勢新九郎の夢への応援コメント
氏康が久しぶりに(って言ったら悪いか・汗)主人公してましたね。
かつて伊勢宗瑞が見たという「夢」の真相、サブタイ見た時点でもう自分の中でテンション上がってましたが、そんな事情が……。しかも、道灌公暗殺もそこに関わっていたとは。
そして最後、朝定の亡骸を背負って消えていく善銀さんがただただ切ない……。・゚・(ノД`)・゚・。
作者からの返信
イヤホント、氏康の活躍シーン無くね? というのが作者の悩みでした(笑)
だからあんな、里見との対決という、作者が完全に想像した内容の戦いとか入れちゃうし……^^;
……ま、それはさておき(笑)
伊勢新九郎さんが、何で「両上杉倒せって夢見たお!」と言い出したのか、その理由を想像してみた結果が今回のお話です。
イヤ単に倒したかったから(邪魔だったから)といえばそれまでなんですが、京から下向して来た、幕府名門・伊勢家の人という新九郎さんのプロフから想像したのです。
そんなわけでまさかの征夷大将軍です。
この人、芸術が好きですけど、それを妨害されたら、さすがにキレるんじゃないかなぁ、と思いまして^^;
道灌さんは、そんな銀なんてゲットしてる暇あったら政治をしなさいと思ってたんでしょうけど、忠実に職務を執行しようとしたあげく、暗殺されてしまった……という設定です。
そして銀強奪事件の主犯たちはとっくに死んで、ほぼほぼとばっちりに近いかたちの両上杉当主。
とくに朝定さんは劣勢の扇谷上杉を立て直そうと、手段を問わず頑張ってしました……が。
……善銀さんとの「旅立ち」のシーン、これは平家物語の壇ノ浦のシーンを意識しました。
ああいう儚さとか無常なところがうつくしいと思いまして、ひそみにならってみたのです。
切ない、と言ってもらえて嬉しかったです。
ありがとうございました。
37 危地、そしてへの応援コメント
河越城を死守せんとする大道寺さん、綱成と鬼美濃のダブルヒーロー、「悪役として」二人を相手にする業正さん、鬼美濃を送り出す真田のおじいちゃん……。
熱い漢たちの大共演に興奮しっぱなしの回でした!
作者からの返信
ホントは綱成は氏康のようなキャラで、「ここぞ」という時に真面目モードで突撃して……という初期プロットでした。
それがどうしてこうなった(笑)
大道寺さんは予定通りなんですけど、予定外で登場した鬼美濃さんと真田さんがやって来て、やっぱり予定外で登場した「ラスボス」業正さんの邪魔をする……^^;
そして最初から真面目モードな綱成(笑)
いや、こういう性格じゃないと長期籠城戦には向いてないと思いますし^^;
……そんなわけで(どんなわけだ)、ほぼすべてのキャラが終結していく夜戦、そのクライマックスがやってきます!
ありがとうございました。
34 風よ、魔となりてへの応援コメント
なるほど、風魔衆が北条に仕えたのにはそんな事情が……。
道灌公暗殺の「裏の理由」というのも気になります。
伊勢新九郎強え!Σ(゚∀゚; なんだかここだけ原哲夫先生の絵で脳内再生されそうな(笑)
>「われら風魔、いや『風の者』たちの恨みを、今こそ晴らせ!」
燃えますね。僕はつくづくこういう話が好きなようです(苦笑)
そして北条の将たちがが続々と……、なんですが、
曽我神四郎←しぶとい悪役
善銀さん←全鑑さんが帰っちゃったから、苦労人枠を一人で受け持つ人。かわいそう
この違いはどこから来るのか……(棒)
この作品の業正先生、素敵な腹黒軍師枠ですね(笑) でもなんか憎めないのは歴史物(戦記物)だからでしょうか。
扇谷上杉を壁にして北条と食い合ってもらう作戦も、悪辣とは思いませんし(僕も、光栄の三國志シリーズで何度か同じようなことをしたので・笑)
でも敵方のこういう作戦って、フィクションではフラグなんですよね……(河越城の城門の開く音を聞きながら)
作者からの返信
風魔。
何となく、そういうバックボーンがあった方が、ほぼ関東と無縁だった北条(伊勢)が忍びを抱えた理由になるかな、と思いまして^^;
ちなみに道灌暗殺事件は、この物語の秘奥につながる話なので、今少しお待ちいただければ、「裏の理由」が語られます。
そして伊勢新九郎さんは、そりゃあもう「元祖」なんで、伝説によると徒手空拳で戦国大名に成り上がった男ですから、敵はフルボッコしちゃいます(笑)
そんなわけで風魔=風の者たちは、今こそ「盟約」に従って、上杉を血祭りにあげております。
道灌が鍛え上げ、戦法を教えた人たちなんで、そりゃあもう恐ろしい襲撃だったのではないでしょうか^^;
あと、こういう展開、私も好きなんで、また出てきたりします^^;
曽我さんは敢えて汚れ役を買って出ている節もありますから、恨まれるのは本望と思って振る舞っています。
善銀さんは、頑張っているし、曽我さんからも敬されていますが、いかんせん、善人であることが良くも悪くも彼を縛っていますから^^;
そんなわけで、悪役枠を一手に担っている業正(笑)
「潰し合え~」をリアルでやろうとしているんですが、そんな策がうまく行くほど、世の中甘くない訳で、そのあたりが「憎めない」のでは(笑)
……だって、よりによって、地黄八幡が相手ですし^^;
三国志でいうと、夏侯惇、関羽あたりがフリーハンドで、ジャーンジャーンしてくるって寸法ですから(笑)
ありがとうございました。
32 千葉の北斗への応援コメント
ああ、今回も熱い漢たちが……
反撃の狼煙がこれから上がるぞ、という雰囲気で、読んでいるこちらも燃えてきます。
「千葉」で「北斗」とくれば千葉周作の北辰一刀流がまず思い出されますが、鬼美濃が出てきてくれたおかげで、アニメ版北斗の拳(ナレーションは千葉繁さん)にシフトしてしまいました(爆笑)
テーレッテー! のBGMに乗って、敵陣に突っ込んで大暴れする図が勝手に脳内再生されちゃって……(笑)
次回も楽しみにしております!
作者からの返信
関東諸侯同盟軍も、今が有頂天。
勝ったと思っている盛り(笑)です^^;
千葉さんは、wikipediaなどで「北条に味方しましたけど、それだけです。特に何もしていません」みたいな書かれ方をされています。
そんなわけで、じゃあ千葉さんの名前は出さなくても、めっちゃ活躍させてやろうじゃん、と意気込んだ私です(笑)
そんなわけで、千葉さんの代打として、鬼美濃と真田さん。
まさにケンとレイみたいな組み合わせですが(笑)、拳王・長野さん相手にどう戦うのでしょうか^^;
ちなみに、「北斗」=妙見さまのネタは、いただいたコメントにある、千葉周作の北辰一刀流が元ネタです(笑)
司馬遼太郎「北斗の人」という、千葉周作が題材の小説で、そういうことが書いてありましたので^^;
ありがとうございました!
31 霧隠の城 下への応援コメント
なるほどなるほど、「霧隠の城」とはそういう意味でしたか。昔の講談や忍者物小説の雰囲気ですなあ……と思っていたら実際にそういう伝承があったんですねΣ(゚∀゚;
さすがは築城の天才・太田道灌……。大した奴だ……(違)
そして曾孫の全鑑さん。見逃してくれないかな……と思っていたらまさかの発言! 確か過去作でも、全鑑さんの父上が主君の扇谷家に半ギレしてたような記憶が……(違ってたらすみません)。曾祖父暗殺からこっち、ついに堪忍袋の緒が切れましたかね。
いやはや、今回も熱い展開で面白かったです!
作者からの返信
河越城の二つ名が霧隠城というのはホントらしくて、その理由がこのフォッグマシーン(?)だそうです。
このネタ知った時は(wikipediaに載ってますが)、使うっきゃないっしょ、と思ったもんです^^;
ちなみにこの井戸も残されているみたいです。
まあ、あの太田道灌だからで許される(笑)、そういうしかけですね。
そんな道灌さんの子孫・全鑑。
史実では最初から河越に来ていなくて、岩付にずっといたらしいという確信犯です(笑)
まあ、拙作においては、霧隠の解説役をしてもらいたかったので、河越に参陣してもらいましたが。
ちなみに拙作「高縄原」でも、道灌さんの子孫が裏切ってますが(笑)、やっぱり上杉家の太田家に対する「相当な扱い」に腹据えかねるものがあったんでしょうね^^;
さあ、これで関東諸侯同盟軍の、一番「まとも」な一角が返り忠と相なりました。
果たして北条はこれからどう動くのか。
ありがとうございました!
30 霧隠の城 上への応援コメント
全鑑さん、穏健派なのにヒャッハーを雇ってしまったばっかりに……。
そりゃ「やってられっかボケー!」って言いたくもなるでしょうね。
そして、僕でも名前は知っているレベルの長野業正。実際にどういう人だったか(どんなエピソードがあるか)はよく知りませんが(後でググっとこ)、この作品では腹に一物も二物も持ってそうで怖い……
作者からの返信
全鑑さん、臍を噛む思いですね。
主戦派から舐められないために=「人数は揃えてるぞ」と言い張るために、人を雇ったら、ヒャッハーだったでござる^^;
そして長野業正さん登場。
「信長の野望」で、このあたりの地方でプレイすると重宝するお方です。
史実では、某風林火山の侵攻に抗した、ということでポイント高いです。
実際は好漢なんでしょうけど、拙作では……まあ、悪役がそろそろ欲しいなー、と(遠い目
ありがとうございました。
27 運命 下への応援コメント
>「だから、弁千代、死んでくれ」
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ガチでこんな(↑)顔になりました(苦笑)
実行する当人はまず生還できないであろう策、ということですよね。
これまで北条家の結束の強さ(仲の良さ)を見てきているだけに、命じる氏康の胸中が推し量られてこちらも辛くなりました……
第三部も楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
おっしゃるとおり、弁千代さんは、このあと、伝説に残る「ある仕事」をやることになるので……^^;
逆に言うと、この伝説のおかげで、弁千代さんは後世に名が伝わるという……。
北条家という戦国大名は、非常に特異な家で、少なくとも一族で裏切った者はいません。
向背常ならない関東諸侯は、生きるために謙信とかに返り忠してますけど(笑)、基本的に裏切りがない、非常にチームワークが良い家です。
小田原征伐? あれは人たらし相手の特殊イベント(笑)だから、別枠で^^;
……そんなわけで、チームワークに優れた仲間たちなんですが、そんな仲間に「死ね」と命じる氏康。
でもそうしないと、勝てないから命じています……たしかに、辛いですね。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
24 火蓋への応援コメント
藤三郎、まさに“好漢”ですね。こういう気持ちの良い男たちが複数の陣営にいるというのが、個人的な歴史物の醍醐味だったりします。
……って後半ン!! 左馬助ェ……
氏康たちや面子を潰された小田さんがこの事を知るのはいつになるのか……
作者からの返信
藤三郎、ほとんど無名の人物ですが、この河越夜戦では活躍したらしいので登場してもらいました。
人物造形は、何となく「花の慶次」に出てきそうな感じにしましたが、何というか「侠」というか「漢」というか^^;、そんなキャラになりました。
そして左馬助。
この人も無名です。
この河越夜戦のちょっと前の、外交交渉でその名が伝えられている人です。
おそらく、実際は渉外担当の官僚みたいな人で、目立たなかっったんでしょう。
なので、河越以降には記録に登場してきません。
それをどう解釈するか、というところで、こんな感じに描きました。
果たして、氏康や小田さんがこれ知ったらどうなることやら……。
ありがとうございました。
編集済
20 石浜城攻略 上への応援コメント
隅田川の東、浅草まで徒歩十分少々のところに住んでいるので、在原業平とこの和歌には思い入れがあります。業平橋なんてすぐ近所ですし(笑)
待乳山の聖天さまにも行ったことがあるので、胤利さんもそりゃあ落ち着かないだろうというのが感覚で理解できます(苦笑)。江戸城の青備えが攻めてきたら孤立もいいところですもんね。
……もう捕まっちゃいましたけど(白目)。まあ相手が悪かったということで、強く生きて……
作者からの返信
この石浜という土地は、足利尊氏が弟・直義を倒したところを、南朝に攻められて、逃げて行った先でもあります。
やっぱり川の近くなんで要衝だったんじゃないか、と。
聖天さんは、やっぱり小高いので、そこに城を建てていたんじゃないかなぁ、と思ったのです^^;
で、江戸城の目と鼻の先(笑)
(今の江戸城とは正確には位置がちがいますけど)江戸城は江戸城で、石浜城が邪魔でしょうがなかったのでは^^;
そして気がついたら、真田忍軍にやられていたでござる(笑)
あの真田幸村のじいちゃんだし、そりゃあもう仕方ないでしょ、と私も思います^^;
ありがとうございました!
19 城塞 下への応援コメント
>綱景は後年、直勝が同僚の裏切りを察知できず、その責を感じて、無謀ともいえる突撃を敢行したとき、共に征き、共に死ぬという友誼を示した男である。
何それ熱い。大好き(語彙激減中)
桶狭間より前の知識はさっぱりなので、登場人物が知らない人ばかりでとても楽しく読ませていただいております。『花の慶次』に毎週胸を熱くしていた中学生時代に戻ったかのようです(笑)
そして後半、胤清さんがムチャシヤガッテ……になるかと思ったところで鬼美濃登場!
これで燃えなきゃ男じゃない! ってレベルのヒーローっぷりですね。最高。
作者からの返信
この遠山さんのエピソード、書かないのはもったいないなと思って、しらっと挿入してましたが、気づいていただいてありがとうございます^^;
「花の慶次」はアツかったですね。
奥村助右衛門とか知らなかったです、それまで(笑)
槍大膳さんは、良くも悪くも田舎のヤンキー(笑)なんで、煽るの大好きです。
でも、煽ってたら、ヤベーのが来ちゃったみたいな状態に(笑)
ヒーローと言われて恐縮です。
やっぱり鬼美濃は、こういう漢ぶりが似合うと思いまして^^;
ありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
GW一気読み、二作目です。
確かにおっさん祭りでしたね。
私としては名作にちなんでマリーンドルフ嬢枠で、
高坂弾正の登場を若干期待していたのですが(笑)
後、人物構成にあくどい感じがしない点を不思議に思っていましたが、
最後のあとがきで納得です。
関東に住まう子供たちに、良き昔話として
受け継がれんことを願います。
ああ、まだ
目を付けていて読んでいない
作品がたくさん残っている…(泣)
作者からの返信
こちらも読んでいただいて恐縮です^^;
そして、コメント付きレビュー、ありがとうございます!
まずはレビューについてですが、隆慶一郎さん、そういうことを述べていたんですね。
たしかに当時の北条氏康は、南北から攻め込まれ、駿河東部を敢えて差し出して、その上で河越へ向かうという、あとから見たら最善手なんですけど、その時の人たちには「もう北条は終わった」とか思われていたんでしょうね^^;
でも、駿河で今川義元と武田晴信を相手にするよりは、たしかに河東で古河公方・関東管領・扇谷上杉を相手にする方が、まだ戦いやすいと思います。
古河公方ズは、統制が取れていないし(笑)、おそらく長野業正ぐらいしか脅威が存在しません。
だから乾坤一擲の勝負に出て、そしてまた以後の関東をつかもうと考えたんでしょう。
こうして勝った氏康、義元と晴信と三国同盟を結びますが、この三国同盟の末路、そして各自の「家」の末路もまた、新たな波へ呑み込まれていく……。
そういう、歴史の、時代のうねりみたいなものを感じさせられたらなぁ、と考えておりましたので、そこに言及していただた、非常にありがたい、名レビューだと思います!
こちらからは、応援コメントへの返信です。
オッサン祭りを読んでいただいて、まことに恐縮です^^;
そして、高坂弾正(笑)
その手があったか(笑)
でも、弁千代さんを出してしまったから、もうイケメン枠は埋まっているのです^^;
そして、当時のカクヨムコンは、朝読賞という賞が存在しておりまして、今でいう「5分で読書」につながる、少年少女向けの部門賞でした。
これの特徴は、星が要らないところ(読者選考不要)だったので、当時カクヨムルーキーだった私は、これならひょっとしたら、と思って挑んだわけです。
むろん、少年少女向け、という方針に共鳴した、というのもありますが^^;
おっしゃるとおり、関東に住む少年少女たちに、昔、こんなことがあったんだよ、と伝えられれば、これほど嬉しいことはございません。
それでは、これまでお付き合いいただきありがとうございました。
夜遅くまで読んでいただいたようで……^^;
どうぞゆっくりお休みください。
私の作品につきましては、どうぞお暇な時にでも、お気が向きましたら、ご覧いただければ幸いです^^;
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
改めまして、長編完了お疲れさまでした。
あれですね、DVDとかの付録についているメイキングのような感覚で本作の裏側を覗かせて頂いたようで、興味深かったです(^^;)。
本作に辿り着いたのはもともと「お、四谷軒様の新作、織田信長ではないですか!」というところから入り、「なんかこのオハグロさん、悪役なのに面白い」となって短編を経由してこちらに行き着いた次第で。
何がいいたいかと言うと、四谷軒様の作品は、脇役や敵役も一筋縄では行かないので、奥行きがあり楽しいと感じます。
なのでストーリーのトリックだけでなく群像を楽しむようになれば、きっと娘さんも四谷軒様の作品を楽しんでくれるのではないですかね!(^^)
改めまして、楽しい作品をありがとうございました。
また、別作品に伺わせていただきますね。
作者からの返信
こちらもお付き合いいただきありがとうございます。
何というか、「まえがき」を設けた結果、「あとがき」も無いとなぁ……と書いたところです^^;
まあ、どうせならということで、結構、明け透けなことを書いたと思います(笑)
当時は武蔵野賞が開設されたばかりで、武蔵野ネタならいける……と謎の自信(笑)があったのは事実ですし^^;
そして、そうなんです。
今川義元とは長い付き合いなんです(笑)
「河越夜戦」執筆当時は、「花倉の乱」と「河越夜戦」をリンクさせて、相乗効果を狙っていたわけなんですが、そうは問屋が卸さなかったわけです(笑)
一次創作で長編というのは、私の人生でも初の試みなので、いろいろと四苦八苦し、「やれることはみんなやろう」というスタンスで、盛りに盛りまくった記憶があります^^;
おかげさまで、今、「楽しい」と言われ、やはり苦しんだ甲斐はあったなと、感慨もひとしおです。
ちなみに娘の方は最近、ミステリというかホラー系に走っているので、さらに遠ざかっている印象です笑)
それでは、こちらこそ、改めまして、読了お疲れさまでした。
そして、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
42 善得寺への応援コメント
拝読致しました。
やはり、最後はこの3人で締まるんですね。
てか、義元さんがイイ味出し過ぎています……いや師匠まで……
嗤うと歯が黒いのはもう鉄板ですよね。
前回の綱成さんと小太郎さんのナグリアイもそうでしたけれど、この三人もどこか同窓会のような心やすさが感じられ、戦争を扱う物語なのに不思議と爽やかさがついてまわります。
戦争と言う大悪から目を逸らしているのでなく、受け入れてなお泰然としていられるような三人、といいましょうか。
国を背負い部下を背負い家を背負う、そんな最後に感じ入るものがありました。
歴史の長編、お疲れさまでした&ありがとうございました。
とても楽しめました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
何だかんだ言って、この河越夜戦をめぐる一連の動きの結果、三国同盟締結という運びになりましたので、この同盟締結のあたりをエンディングにしよう、と考えておりました^^;
ホントに奇跡としか言いようのないくらいに、この三国にこの三人がちょうど当主として存在していた、このタイミング。
フツーだったら三つ巴の争いになりかねないところを、同盟してしまうところが凄い。
戦争という観点だけでなく、経済面でもこの同盟を機能させる(塩を送ったりしていたし)この三人、やはり「好敵手」として、互いに認め合っていたんだろうなぁ、と思います。
この同盟は、戦国でも稀有な、対等の、それも三者の同盟として存続し、武田、北条、今川はこれを元に、さらなる発展を遂げます。
……桶狭間という魔境がやって来るまでは。
けれども、今は、河越夜戦を乗り越えたことを言祝ぎ、三国同盟を結べたことに喜び、酒食を楽しむ、今川義元、武田晴信、北条氏康。
これからのこの三人の生き様を想うと、作者としても感じ入るものがあります^^;
おかげさまで完結いたしました。
これまで長きにわたり、お読みいただき、深い感謝です。
ありがとうございました!
41 関東の覇者への応援コメント
拝読致しました。
なんといいますか、皆さん、爽やかですね!
下克上上等のガチ戦国時代前夜であるのに、この淡白さたるや。
堪え忍ぶこと長かった戦を越えた先に開けるこの爽やかな男達、という風情が素晴らしいです(^-^)
そして綱成と小太郎の取っ組み合いのくだりがヤンチャで好きでした(^-^)
素敵なシーンといえば、想定外のダークマスターと真田のおっちゃんのペア旅。
いい味だしてました。
他にも、他にも。味のある人々が織り成す戦後風景、楽しかったです(*´▽`*)
作者からの返信
フツー、8万もの大軍相手に籠城し、最後には夜襲で勝つとかできませんから、北条家の面々は、たぶん、この勝利が「異常」であるという認識があるのでしょう。
そのため、その功績や結果にあまりこだわりを見せなかったのでは。
あるいは、初代・伊勢新九郎以来の、北条家の気風とか、「やり方」がここに来て結実したのでしょう。
そんな中でも、小太郎と綱成はヤンチャです(笑)
まあ、この二人に氏康で幼馴染み三羽烏という設定なので、あの生真面目な綱成も、ちょっとはからかいたくなるというものです(笑)
雪斎さんと真田さんは、やっぱり家康と幸村のネタを出したかったので(笑)、こうしました^^;
きっと二人で兵法のこととか語り合い、「こいつ、やるな」「できるな、おぬし」とか思って、お互いに好敵手であるという認識を抱いたのでしょう(笑)
もっといろいろと、アフター夜戦のことを書きたかった気もしますが、この頃、カクコンに間に合わないという危惧があって(笑)、この辺で締めました。
次回、最終回になります♪
ありがとうございました!
40 夜戦の果てへの応援コメント
拝読致しました。
関東軍、そこで奮戦する実忠さんと藤三郎さんの腹の据わりようと、長野さんや上杉さんの腰の軽さが際立っていましたね。
それらに対峙し、綱成さんの軍神ぷりがとても良く描き出されていると感じました!
藤三郎さんとの一騎打ちの迫力、見ごたえありました。(^.^)
そして、御方の策はここにあったのですね。
名分が反転するその秘奥を岳父に伝えることで戦を諦めさせ、そして生還させる。
ちょっとカッコ悪かったけど、それは達成できたのかな。
やはり命あってのなんとやら。
多数の命をあたら散らした責任はあれども、すくなくとも御方にとっては救いのある結末で良かったです。
作者からの返信
藤三郎さんは、ホントにこの戦いで戦い抜いて、憲政を脱出させ、自分は死んでしまい、憲政から感状を貰っているのです。
そこから逆算して、この話を思いつきました^^;
本来は無名の兵士だったにもかかわらず、こういう働きをして、名を残した彼に、スポットを当ててみよう、と。
綱成とのバトルという最高の舞台を用意し、そして密かに上泉信綱の名前を出したりして、結構、お気に入りのエピソードです。
史実の古河公方さんは地黄八幡に首置いてけされて、スタコラサッサで逃げた模様です(笑)
でも拙作では、地黄八幡は上杉憲政に首置いてけさせちゃったので、こちらは御方に活躍してもらいました。
まあ、それで古河公方に引きずられるように、残った関東諸侯も退いていったので、御方の地味に効く、北条家への助太刀だったのかもしれません^^;
ありがとうございました。
39 伊勢新九郎の夢への応援コメント
拝読致しました。
まさか伏線がじっちゃんの世代に遡るとは。しかも道灌さんの事件の解明まで踏み込むとは。
事の起こりは銀なき銀閣寺。
ちょっとした歴史ミステリーですね。
そして因果は巡り、父祖の犯した罪で倒される朝定さん。
権威を拠り所にして生きてきた彼が、その権威に断罪される悲劇。
世界から捨てられたような彼に肩を貸し、共に舞台から去って行くじっちゃんがまた印象的でした。
作者からの返信
執筆当初のプロットでは、義政が、応仁の乱マジヤバイから両上杉のどっちか京に来て→両上杉に「誰が行くかバカ」と言われる、という設定でした(笑)
でも書いているうちに、そういえば義政といえば銀閣寺だよな、という思いつきがありまして……^^;
そこから道灌の事件とも結びつく、こういう伏線となりました(笑)
そんなわけで、実は「伊勢の鼠賊」と言われ続けた伊勢家=北条家こそが幕命を背負って戦っている、という「どんでん返し」となりました。
だから「私戦ではない」と氏康は言っていたのです。
そうなると、扇谷上杉としては、もう立つ瀬がない。
山内上杉も、これでは討伐対象となり、古河公方なんて、天下への野望を口にしているから、なおのことでしょう……。
ちなみに最後に難波田さんが主の遺骸と共に去って行くシーンは、平家物語の壇ノ浦のシーンを意識しました。
ああいう儚さが描ければ、と思いまして^^;
ありがとうございました。
38 坂東の覇王への応援コメント
拝読致しました。
まさかの手裏剣名人な真田さん。
管理職のはずなのに現場の技能に精通するとは、なかなかな現場泣かせぽいですね(^_^;)
真田さんだけでなく、千葉さんも北条側に立って奮戦、中でも利胤さんは命と引き換えに英霊召喚まで果たして自軍を勝利に導くという筋書、客将達の活躍が面白かったです(^-^)
作者からの返信
長野業正さんとしては「倉賀野さんでも空城なら落とせるだろ……」と思っていたら、「城を守るのなら任せろー!」と、やばい人来ちゃった(笑)
そんな真田さん、手裏剣が使えます。
実は忍術学園の卒業生なんじゃないでしょうか(笑)
そして千葉さん、この人の先祖をたどっていくと、何か凄い人が登場します。
そしたら、この凄い人にお力添えいただく、という反則(?)を思いついたのです^^;
ありがとうございました。
37 危地、そしてへの応援コメント
拝読致しました。
この話は親子がテーマでしょうか。
見事な守将ぶりを見せる大道寺親子に、見事なバカボンぶりを見せつける長野家。
綱成さん、原さんは過去の因縁と絆、そして乗り越えた今、という感じでしょうか。
それ以外にも、風魔&真田のコラボ戦闘も、なにか心をくすぐられるものがありました(^-^)
そして迫力の戦闘は、いよいよ本陣に向け突き進む……(; ゚ ロ゚)
作者からの返信
テーマ、おっしゃるとおりです^^;
正確には、「受け継ぐ」がテーマとなります。
つまり、北条早雲→氏綱→氏康、という感じで。
まああとは、そういうののマイナスな面を長野さん家にやってもらって、大道寺さんや原さんにはプラスな面を担当してもらいました(笑)
そんなわけで危地でしたが、北条サイドはそれぞれの機知や、これまで築き上げて来た縁により、勝利への道ににじり寄ります^^;
ありがとうございました。
36 奮迅への応援コメント
拝読致しました。
業正さん、なんと業の深い……漢字一字持っているだけのことはありますね。
戦況は一手先手をとった北条側が優勢にみえますが、それでも激しく抵抗されている感があり。
この勢いのまま、押しきるのとはできるのか。
北条は木を倒して天下に名を響かせるのか、鼠賊として沈むのか。
この先も楽しみです!(^-^)
作者からの返信
業正さんそれ自体は有能な武将です。
だからこその意地悪(笑)であり、それなりに意味を持った作戦でした、逐次投入による縦深陣。
これで綱成が凡将だったら潰されているでしょうし、時間と兵力に余裕があったらそもそも攻めてこないでしょう。
……が、そういう状況で踏破してくるから、綱成は怖い^^;
こうして業正と綱成という、ある意味、ベストバウトというかたちになりましたが、業正には吉業という息子がくっついているので、それをうまく使えば……。
果たしてその時、綱成の運命は。
ありがとうございました!
35 地黄八幡への応援コメント
拝読致しました。
確かに半年も籠城していたのであれば、兵は飢え、力は枯渇している。
そう思えても何ら不思議はないと思うのです。
しかし、実際はそうならなかった……とすると、残余の糧食は全て兵達に分け与えてから突撃した、ということでしょうか。
その上で、誰が攻めておこうが、どうせこの城を捨てるのだから、攻められても占拠されても痛いことには変わりない。そんな想いなのでしょうか。
攻める北条、受ける今川。
全ての兵力を打ち棄て、糧食は全て使い果たし、状況的な排水の陣を構築、突撃を敢行。負ければ死ぬ。引き分けでも死ぬ。
もしそんな追い詰めらえた想いがあるならば、圧倒的な攻勢も納得が行きます。
後がない想いで攻める地黄八幡軍と、来ることがない幻の援軍を待ち続けて自陣を護る近江守さんと上野介さん、その力の差は圧倒的でした。
この勢いのまま最後まで駆け抜けるのでしょうか。
次話以降も楽しみです(^-^)
作者からの返信
史実の北条綱成は、たぶん、そんなスタンスで戦ったと思います。
乾坤一擲の大勝負、賭けるものは全て惜しみなく……というところで。
……拙作の綱成は、傷病兵とか女性とか子どもが城内に残っているので、それなりに気にしながら突撃しています^^;
だからこその攻撃力が発揮され、近江守と上野介の陣は突破されてしまいました。
山内上杉の長野業正、捨て石作戦というか、綱成を「削り」にきているようですが、果たして。
ありがとうございました。
34 風よ、魔となりてへの応援コメント
拝読致しました。
暗殺シーンの静かな描写から、一転動的な合戦シーンへ。
くるくる変わる場の主、迫力あるシーンを堪能できました!(^-^)
しかし烏合の衆と思わせつつ、敵にも人材がおられる模様。
一筋縄では行かないですね。
それでも征く!
羊たちの群れは征く!
……て、良く見たら狼ばっかじゃん(^_^;)
作者からの返信
これ実際は氏康が物も言わずに突撃して、そのまま食い破っていったんだと思います。
でも、それだと、風魔の活躍シーンが無いので、こんな感じにしました^^;
両上杉、あまり後世に伝わっている人名が無いので苦労しました(笑)
長野父子はその中でも知勇に優れているので、逆にこんな役回りに^^;
ちなみに北条綱成が攻めかかったのは、史実では古河公方となっています。
やはり大将首置いてけをやりたかったんでしょう(笑)
でも、古河公方陣営で、綱成と「バトルしようぜ!」ができる人を見つけられなかったので、山内に攻めかかってもらいました^^;
ありがとうございました。
33 出陣への応援コメント
拝読致しました。
相変わらずと言うべきか、弁千代さんに過保護な姿勢を見せる氏康さん(^_^;)
左馬介さんのことと言い、武将としては優しすぎるかも知れません。
だからこそか、秘奥を一兵卒にまで共有しようと。
なればこそ、皆が命を懸けようとしているのかもですね。
この、前向きな緊張感が伝わります。
対する包囲陣、こちらは主だった将の個々の思惑で動いているのか。
弛んだ巨象に向かう精悍な狼は、果たして敵を食い破れるのか。
いよいよ、払暁に向け事態が動きますね(^-^)
作者からの返信
氏康……正直、元服前の子どもに大任をやらせるってどうよ、と思ってたのかも^^;
左馬助さんについては、元服していたけど……うん、まあ、優しすぎるかもしれませんね^^;
そんなわけで北条軍、反攻の時。
しかし、敵は古河公方、関東管領、扇谷上杉と、関東における幕府であり権威。
腐っても「お上」である敵に、どう抗するのか。
それは下剋上なのか。
ありがとうございました。
32 千葉の北斗への応援コメント
拝読致しました。
弁千代さんの株が急上昇中、ストップ高です!
家と家を繋いだだけでなく、太田さんの心までゲットしました。
これは本作中でも屈指の功績ではないでしょうか。
そして百騎、されど百騎。
包囲網の外側から、変幻自在の智将と雄将に率いられた百騎は、それこそ千騎にも万騎にもなるでしょう!
ナルサスとダリューン……もとい、真田さんと原さんの活躍が楽しみです(*´▽`*)
作者からの返信
岩槻を根城とする太田さんを味方につけたことにより、河越までの安全なルートが確保されました。
しかも、敵の内情を知りまくっている(笑)
弁千代がここまで活躍した、というのは拙作の創作ですが、それはともかく、北条としては、これでかなりのアドバンテージを得たことになります。
千葉の百騎。
本来は、原さんの千騎に比して、主家の勢力が少ないという比喩でした^^;
ですが、まあ、拙作は千葉さん推しなので、そこをこんな風に扱ってみました(笑)
しかもその百騎を、真田と原という驍将二人に率いられれば、かなりの戦果を挙げられるのではないでしょうか。
パルスの智将と勇将にたとえられて、恐縮です^^;
ありがとうございました。
編集済
31 霧隠の城 下への応援コメント
拝読致しました。
霧隠れの井戸……ドライアイスが詰まった井戸を連想してしまいました(^_^;)
本作の霧隠れさん、なかなかお茶目じゃないですか!名が欲しいとは、全く忍ぶつもりがありませんなΣ( ̄ロ ̄lll)
自己主張をする霧隠才蔵……なんかいいっすね(*´▽`*)
そして弁千代さん。
釣り船に乗っていたら大魚が釣れたでござる。
ずっと襲われ護られるヒロイン枠でしたが、最後に意思を見せて功を成しました!
やったね!(*≧∇≦)ノ
作者からの返信
この井戸、ホントに伝説として伝わっています。
そんでもって、霧隠、と来たら、もう霧隠才蔵しか思いつかない(笑)
たまたま、真田さんを出してしまったし、これはもうやるっきゃないでしょ、と^^;
そんなわけで押しの強いイケメン忍者、霧隠才蔵(の父親?)爆誕、という感じになりました(笑)
そしてこちらもイケメンの弁千代さん、二人してボートに乗っていると、何か大物が釣れた様子^^;
……太田全鑑という大物が釣れ、北条にも光明が見え始めました。
そしてもうひとつの光明が、見え始めてきます。
ありがとうございました。
30 霧隠の城 上への応援コメント
拝読致しました。
弁千代さん、お手柄でした!
兄者の助けを借りようとも、目的を果たせたことは、何より嬉しかったことでしょうね(^^)
そして敵将が畏敬するほどの統率力を見せつける北条最強部隊。
夜襲に家の夢を懸けるトリックスター風の主。
既に様子見、逃走が始まった上杉の大樹二本。
やる気のない黒衣の宰相。
巨大な兵数の差。
そして4月20日に何が起こるのか……!
作者からの返信
弁千代さん、伝説だと「帰りも堂々と帰った」と伝えられています(笑)
まったく、関東諸侯同盟軍は何をやっているんだか……^^;
さて、拙作では弁千代さん、負傷しているので、帰りも命懸けです。
どのようにして帰るのやら……。
関東諸侯同盟軍でも、比較的「まとも」に部類される太田全鑑さんの「逃げ」。
そろそろ、同盟軍もポロポロと抜け落ちが始まります。
こればかりは、さしもの雪斎さんも止められないでしょう。
……雪斎さんの最後の弟子も「どうする?」とか思いながら、必死で関ヶ原とか大坂の陣とかで大将として戦ったぐらいだから、いわんや「単なる参謀」に過ぎない雪斎をおいておや、というところです^^;
さて、ついに決戦が迫ります。
その前に、弁千代さん脱出行も^^;
ありがとうございました。
編集済
29 弁千代決死行 下への応援コメント
拝読致しました。
唐突なカンフーアクション、猪助の跳び蹴り。騎馬武者の中にあって無手の殺し合い、魅せてくれますね!
猪 vs 犬の干支対決、勝敗やいかに。
片や、正統派ヒロインが正統派ヒャッハーに襲われて、正統派ヒーローに救われ、さらわれ、めでたしの回。
勇猛な戦士に囲まれた武人の卵・弁千代さんには、不本意だったかもしれません。
是非、弁千代さんには、次回は戦士としての活躍があるよう、期待します!(^-^)
作者からの返信
この猪と犬の戦い、ホントにそういうことがあったと伝えられているんですよね^^;
何というか、動物の名前を使うって、その動物の力をその身にまとう、みたいな設定だそうです。
そんなわけで、「ダーウィンが来た」みたいな対決になりました(笑)
弁千代さん、伝説によると、堂々と馬に乗って入城し、誰も唖然として手が出せなかった、となっております。
さすがにそれやっちゃうと不自然だろう(笑)、と思って、ヒャッハー対兄貴にしてみました^^;
まあまだ元服前だし、「少女のような美貌(ホントにこう伝えられています)」なので、今はヒロイン役でも仕方ないというところで。
ありがとうございました。
28 弁千代決死行 上への応援コメント
拝読致しました。
前半戦は弁千代さんを間に、自身の限界を感じつつも現実的な突破方法を模索し採択しようとする人間・氏康さん。
それでも自虐的な思いがついつい胸からぴょこんと顔を出し、諫められる。
善良かつ責任感の強い性格が浮き彫りにされていますね。
後半戦は氏康不在の中、個々の武将がどんな道を選ぶのか、不安と焦燥に駆られてどんな暴発をしてしまうのか。弱さを代表して描かれる人間・直勝さん。
主不在の中で揺れる武将、しかし氏康の名前を出すと不思議な吸引力が。
その場に居ない対象が虚像として場をまとめあげ、皆に安心感を与えられるのは、常日頃より信頼を勝ち得ているためでしょう。
このリアル氏康さんと虚像の氏康さんを対比として読むと、とても面白く感じられました。
作者からの返信
これが伝承に伝えられる、弁千代の決死行です。
河越城から、そして河越城の外から、同時に仕掛ける。
そのタイミングを計るには、やはり連携が不可欠。
それには、氏康と綱成共通の、重臣クラスの人間がいかないとNG(弁千代は綱成の弟なので、地位としては未来の重臣クラス)。
書状だと偽造が疑われますし^^;
迷い悩みつつも、つかんだ未来への一手。
相模の獅子、ここにありといったところです。
そしてそれを支え、自身がその担い手となる、弁千代。
綱高や元忠たちも、苦しみながらも弁千代を送り出します。
青備えは……まあ、速攻が持ち味だから、逸っちゃったのでしょう^^;
虚像の氏康さん、これはおそらく今までの氏康の「積み重ね」がそれを作り上げているのかも。
まあ、初陣にして、夜襲で逆転勝利をする男ですから、やはり期待されていたのでしょう^^;
ありがとうございました。
27 運命 下への応援コメント
なんじゃそらー!
……あ、失礼しました、拝読させていただきました。
このタイミングで弁千代さんに死ね、かぁ。キツいですね。おそらく、誰よりも氏康さんが……(;>_<;)
普段は飄々としていても、左馬介さんがなくなって自分を追い込むほどの情を持つんですものね。
そう思うと、時代の厳しさが感じられます。
さて、死を覚悟しなくてはならないほどの策がどのようなものか、楽しみです(^^)
作者からの返信
このあと、弁千代さんは、伝説として伝えられる「ある行動」に出るのです。
それがまあ、たしかに「やれ」と言われたら死ねと言っているのと同義の行動です^^;
このために、弁千代さんを最初から出演させていたと言っても過言ではありません。
左馬助さん、もしかしたら北条が両上杉を騙すための「偽の和睦申し出」だったという説もありますが、いずれにせよ、このあとから史料に出てきません。
そこからの想像です。
キツい想像ですけど、「偽の和睦申し出」だったとしても、そういう展開になってしまったのではないか、と……。
そして、そういう展開を受けて、ついに氏康も腹をくくります。
決めるか決めないか、やるかやらないか。
「輿乗の敵」で、氏康自身が述べた言葉のように……。
ありがとうございました。
26 運命 上への応援コメント
拝読致しました。
普段は折り目正しい人が、キレると地が出て粗っぽくなる……というのは良く見かける設定ですが、逆をついて来ましたか(^^;)
冷静さを失うと格調高い武士になる。面白い設定ですね!(^-^)
悲劇をバネにして敵を迎え撃つ、怒りを秘めた戦闘が次回繰り広げられる?
楽しみです(*´▽`*)
作者からの返信
怒ると逆に冷静に、狡猾になるという、ガンダムのキャラが昔おりまして……たしか、SEEDのディアッカというキャラでしたが^^;
その辺のイメージで書きました(笑)
ディアッカさんがキレたところはあまり見たことは無いのですが^^;
そんなわけで、よせばいいのに上杉陣営が煽ること煽ること。
煽った相手が赤備えで、通じて相模の獅子とその仲間たちであるということを、まったく考慮に入れていません^^;
果たして、どうなることやら。
ありがとうございました。
25 曲がり角への応援コメント
拝読致しました。
今際の際において国を、共同体を思い逝く人というのは、どこか人を感動させる何かがありますよね。
自分が司馬遼太郎作品で一番好きなのは「峠」なのですが、純粋に国を思い民を思い他者を思いながら逝く姿は、本話の左馬助も同様と思います。
遂げられなかった無念を受け継いで馬を走らせる小太郎、その姿に思わず共感してしまいました。(^^)
カッコ良かったです。
作者からの返信
何というか、戦いというのを描く以上、人の死を描くのは避けられない、と思っておりまして……。
じゃあ拙作の場合、どうするか、というところで、こんな風になりました。
「受け継ぐ」というのがテーマだったので(早雲→氏綱→氏康、のような)、やはり精一杯生きて、そしてそこで得たものを後に託す、というかたちにしました。
カッコ良かった、と言われて、嬉しい限りです^^;
ありがとうございました。
24 火蓋への応援コメント
拝読致しました。
決して愛着がわくタイプではない雪斎、それでもこの藤三郎との関係は情緒的でいいですね。
なんか藤三郎さん、ちょっと梁山泊的な雰囲気を感じます。
義侠心がありそう、みたいな?
そんな彼に、黒衣の宰相も少し心を開いてみて、断られても憎からず、少し涙目に。
というどこか爽やかな場面を見た後で、えらい生々しいというか、毒々しい謀略シーンが。
天下を狙うのなら、そういう信義に悖る行為をするのは……割とみんなやってるか?
それでも、暗殺、ダメ、絶対。
最後まで部下を想い主を想う左馬助、悲しい最後です(;ω;)ブワッ
そんで調神社。
兎神社としてその筋では高名な神社、今年もお参りに行ってきました!(^▽^)b
馴染深い場所が出てきて嬉しいです!
作者からの返信
本庄藤三郎さんは、ホント無名なんですけど、ちゃんと感状を貰っているらしいので、ちょっと出演してもらったんですが、まさかここまで男前になるとは思わなかった(笑)
そんなわけで、単身赴任中の雪斎さんが、現地の営業さんとホロッと来る感じになってしまいました^^;
一方で上杉さんはダークサイドに墜ちてしまいました。
これ、伝えられるところだと、小田さんが「やっぱ和睦無理。メンゴ」で終わったんですけど、拙作は物語なんで、こんな展開にしてしまいました。
小田さんとしてはメンツ丸つぶれで激おこぷんぷん丸です。
そして左馬助の命運が尽きようとしています。
そんな左馬助の胸中を去来する想いは……。
調神社、こんな名前の神社があったら、もう出すしかない、という気持ちで、勝手に舞台とさせていただきました(笑)
たぶん、ホントはもっと河越に近いところまで行っていたらしいと思いますが……^^;
ありがとうございました!
23 風は武蔵野へ 下への応援コメント
拝読致しました。
さり気なく水夫の生活にまで気を配る氏康さん、いいですね!
上に立つ才覚が感じられます。
そして引き際を心得ている義元さん、意地汚い扇谷上杉の対比。
両上杉の底の浅さがまじまじと感じられます(^^;)
しかし、八万を号する大軍でありながら、士気は低いですね。
数か、質か。古来より、いずれとも言われる議論ですが、この場合は。
この、一種停滞している状況、今後どう荒れてくるのか楽しみです(^^)
作者からの返信
水軍を対消滅(笑)させたのはいいものの、水兵さんの立場はどうするんだい、というところで、民生に尽くした北条家らしい感じを心がけました^^;
そしてあっさり義元は駿府へ帰りました。
小太郎を連れて(笑)
今頃、小太郎はお歯黒の接待(飲み会)につき合わされて、閉口しているかもしれません(笑)
一方で関東諸侯同盟軍。
やっぱり烏合の衆というか、のちの関東管領・上杉謙信のようなカリスマや実力がないと、みんな従わないし戦わない^^;
その辺がなぁ……両上杉や古河公方のネームバリューの低下や、いかんせん実力がないあたりがモロに影響してます。
さっさと短期決戦に出ていれば良かったんですけど、誰も損したくないし(笑)、やっぱり長期戦で囲んでいくしかなかったんでしょうね^^;
ありがとうございました。
22 風は武蔵野へ 上への応援コメント
拝読致しました。
真田さん&原さんの活躍、そして里見さんの撃退を遂行して意気揚々とした北条全軍。
それでも人数差は変わらない……ある意味絶望的と言って良い兵力差。
ある意味、ここまでは前哨戦のようなものだったのが、こんごは本格化するというサイン?
いよいよ、戦闘も本格化してゆきますね!
作者からの返信
そろそろ「まとめ」をやらないと、読んでいる方と、何より作者がわからなくなってきた(笑)、ということで、まとめ回です^^;
おっしゃるとおり、史実には無い戦い、里見との海戦、および千葉家防衛戦は、作者の好きにさせてもらって(笑)、北条サイドの勝利としました。
されど、戦略的な、大規模な視点で見ると、北条が押されているという状況は変わりません。
河東にしても、今川と武田は停戦に応じてくれたけれど、その河東を譲った状態だし。
……この圧倒的不利な状況を、どう覆すのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
21 石浜城攻略 下への応援コメント
拝読致しました。
武を見せつけた虎胤さん、文にいそしむ利胤さん、謀をめぐらせる幸綱さん。
それぞれの技能を活かして、見事に里見軍を引かせましたね!
才のある者達が、それを活かせる分野で活躍し、大きな戦果を得る。
さらにその者達同士に連帯が生まれて友誼を育む。
王道的結晶のような一話でした(^◇^)
そしてこの状況をお膳立てした黒衣の宰相さんをディスる幸綱さん。
でも黒衣さんは弟子兼主のオハグロさんと共鳴しシナジー効果を発揮中。(^■^)
この碁盤の端っこで得られたささやかな勝利は、はたして大局に如何様に影響を与えるのか。
今後の展開が楽しみです!
作者からの返信
千葉さんの扱い(「北条に味方した。それだけ」)が、可哀想だなぁと思って、何かこんなマシマシにして、槍ジャイアンこと槍大膳(笑)をけちょんけちょんにしました^^;
黒衣の宰相も、戦略レベルで頑張ったんですけど、まさかこんな辺境で戦術レベルから脛を蹴られるとは思ってないでしょう。
お歯黒さんはお歯黒さんで、「もう河東もらったからいいや」という心境だし(笑)
そして、じゃあ河越の現状はどうなの、という根本的な問題が立ち上がってきます^^;
ありがとうございました!
20 石浜城攻略 上への応援コメント
拝読致しました。
東京の北寄り、でも河越にはまだ遠く。
遠距離通信が当たり前な当代では想像がつかない程、当時は情報共有が困難であったろうから、互いの現場の空気感は城将が一意に想像するしかないんですよねぇ。
そうなると、河越からの援軍を一日千秋の思いで待っていたなら、そら騙されたくもなりますわ。
特に、くどいように聞いて相手の機嫌を損ねてしまったら……なんて考え始めたら、もう。
あたかももみ手をするかの如き対応のリーマン武士・胤利さんの心中を察しながら読んでしまった時、彼の軽率な行動に一抹の同情を覚えてしまうのでした(^^;)
そして「真田十勇士だ―」と素直に喜んでしまいました。
作者からの返信
関東一円、みんな関東管領の仲間だよ、よろしくね!
……と、言われたところで、胤利さんからすると、その仲間から何の援軍も手紙も来ないんですけど、という状況です(笑)
これで最初から山内上杉の家臣団、だったら、意思の共有や連絡の伝達とかは、まだやり方はあるようなものですが、残念ながら「同盟軍」の弱みが出てしまいました。
同盟しているからこそ、その同盟している同士と、どうつながるか、何かあったら、どう判断するか、という取り決めをしておかないと駄目という弱みが^^;
胤利さんも、彼なりに頑張っていたんですけどね^^;
たしかに同情を禁じ得ません^^;
でも相手が真田さんだからなぁ……。
十勇士、私もこれが書きたかったのです。
やっぱり真田なら、十勇士出さないと、と(笑)
ありがとうございました。
19 城塞 下への応援コメント
拝読致しました。
病中に攻められ、応じなければ浄化を蹂躙すると言う。
そりゃあ悔しいですよね、利胤さん。
しかもそのまま意識を失ってしまい、その後を侍女に任せられるしかないと。。。
戦国時代、上に立つと辛い状況で采配を取る必要がある訳ですが、この身体でこの状況を差配するのは厳しいですね。
そんな苦しい状況で現れるのは鬼美濃さん!
この場合、槍大膳さんは悪役っぽい立ち位置ですが……どんな立ち合いを見せてくれるのか、楽しみです!
作者からの返信
千葉さんは、史実として、河越夜戦の翌年に亡くなっています。
しかも、北条に味方したけど、それだけしかしていない、という扱いになっています。
そういうのを見てしまうと、マイナー好きの作者としては、じゃあ描いてみようかな、と思ってしまったのです^^;
そんなわけで、千葉家の家臣には原さんがいて、そして原さんといえば鬼美濃(笑)
槍大膳さんが、主君の里見さんよろしくイキっているところに、登場してしまいました。
槍大膳としては、消化試合だと思っていたところを、思い切りナイトメアな敵が現れてしまった様子(笑)
果たして、どうなるのか^^;
ありがとうございました!
18 城塞 上への応援コメント
拝読致しました。
北条、四方まっくろけ(^_^;)
どこかにみがたはいねがー?
てことで、千葉の先っちょ?
でもそれが蹂躙されそうで、ついには四面楚歌?
ここからどうやって逆転に導くのか、楽しみです!
そして、奥方の秘策も、漏れなく期待しています(^-^)
作者からの返信
これおそらくお歯黒の仕込みですね(笑)
関東、どこもかしこも敵だらけ(笑)
まあ、伝説どおりの、早雲→素浪人説だったとしたら、「何だアイツ」だし、早雲→名門・伊勢家の役人説だったとしても、やっぱり「よそ者が」だろうし……^^;
つまり、関東では不人気の北条家。
そこを乗じられたのでしょう。
まあこれで、氏康と綱成という不世出の名将を二人も抱えているという豪運がないと、北条家は危なかったと思います。
しかも兄弟同然に育った二人だから、息ピッタリだし^^;
そして妹(姉? 諸説あります)の、古河公方夫人も、何やら思いついた様子。
果たして、どうなるか。
ありがとうございました。
17 燃ゆる波濤への応援コメント
拝読致しました。
やはり、北条陣営はバラエティというか個性豊かですね(^_^;)
特に氏康さん、義元さんを使って期間限定の平和を作るとか、無茶をします……Σ(゚д゚lll)
あと、今話で面白かったのは原さんでしょうか。
下克上に興味を持ちつつ、病弱な故に補佐に回るて(^^;)
相手が弱いと逆に追いたてられない、そんな自縄自縛ぶりが面白かったです!
作者からの返信
北条陣営については、書きながら構築していったので(笑)、何かいろいろとあとからニューキャラが出て来ることになりました^^;
五色備え全員出すとか、全然考えてなかったのに……。
そんなわけで氏康さん、よりによって下剋上の巨星・今川義元まで召喚してしまいました(笑)
義元さん、現場が好きなんで、わりとノリノリで来ています。
で、メンチ切ってたりして、結構楽しんでました^^;
そして原さん。
この人ホントは「悪い大臣」キャラなんで、真面目に描写すると、千葉さんのメンタルはもうとっくにゼロよになってしまうので、何かこんなキャラにしました^^;
ありがとうございました!
16 いざ鎌倉 下への応援コメント
拝読致しました。
義尭さん、なんか良い塩梅で下克上感を出してくれています(^_^;)
昔受けた恩義もどこ吹く風、ひたすらに自分の利を追求するナイスガイ。
昔はこういう人は多かったんですかね?(´・ω・`)?
そんな義尭さんにもNGワードが。
その禁忌にふれるや、まるで月を見てしまったヤサイ人のように理性なんかぶっ飛んでヒャッハーする姿が微笑ましかったです!(^-^)
結論:北条家人は自由人ばっか
作者からの返信
義尭さん、下剋上感満載でお伝えしております(笑)
まあ、この人にはこの人なりのポリシーがあるんでしょうけどね……^^;
八犬伝とかで、里見って「いい殿様」ってイメージになってるので、ちょっとその辺を覆そうと思って、こんなちょい悪オヤジになりました(笑)
でも下剋上した以上、その「上」より「下」だよねって言われちゃあ……そりゃあキレるわけです(笑)
しかも北条家って、初代・早雲が下剋上の象徴、みたいな扱いなのに、その北条家の人に言われちゃったので^^;
ありがとうございました。
15 いざ鎌倉 上への応援コメント
拝読致しました。
おお、雪斎さんや勘助さんと比肩し得る人材が北条陣営にもおられたのですね。
とは言っても、自由人、氏康さんの考えることは一筋縄でいきそうもないので、軍師さんは苦労しそうですが(^^;)
それで、指示は「負けろ」と。これまた難解な。
それでも、氏尭さんの未だ世慣れていない感じと、氏康さんの安定感が良い対比となり安心感を増してくれますので、安心して続きをみられそうな気がします(^^)
作者からの返信
wikipediaをじーっと見ていると出て来る、北条の軍師さんです^^;
この軍師さんも、実は結構自由な人です(笑)
まあ、無敵の先代・氏綱に仕えていたことからお察しください^^;
そんなわけで氏康さんの指示「負けろ」。
酷い指示ですが(笑)、果たしてどうなってしまうのか。
氏尭さん、まだビギナーっぽい空気ですが、この子もだんだんと本性(笑)を発揮していく予定です。
ありがとうございました。
14 田子の浦 下への応援コメント
拝読致しました。
雪斎さんの胡散臭さが光る回でした(^^;)
似合わない衣装を着させられ、おだてられて舞台に強制的にあげさせられた晴氏さん。
「人間、為せば成る!」
そんな言葉が出てきそうですが、為してもならんのがこの世の常。
彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず危うし。
奥さんが誰だろうが、偉大なご先祖様と共通の項目があろうが、自分が大兵力の帥たる技量を持ち合わせていなければ、現実に克つことはできない。
それが分からない時点で、ラスプーチン雪斎さんにより開かれた地獄の門に一直線に突き進むだけですね。
がんばれ、晴氏さん!がんばって生き残ってくれ!(^^)/
作者からの返信
これホントは「北条ぶっ潰したら、次はお前だ」とか言われたら、古河公方としてはホイホイ従わざるを得ないと思います(笑)
でも、そこは雪斎、乗せて乗せてで、アゲアゲで古河公方が「自主的」に参加するように仕向けました^^;
……そう、某斯波義銀さんみたいに(笑)
でも足利晴氏さん、さすがに斯波義銀みたいに不良名門ではなく(笑)、晴氏なりに真面目に野望に邁進する所存らしいです。
何だかんだ言って、ここで北条を叩いておかないと、古河公方も関東管領も、あるいはそういう秩序もぶっ壊されてしまうと思いますし……。
さあ、斯波義銀はサバイブしましたが(秀吉に仕えています(笑))、足利晴氏さんは、一体どうなるのか。
義兄弟の氏康や綱成が激おこぷんぷん丸かもしれませんが、どうなることやら……^^;
ありがとうございました。
13 田子の浦 上への応援コメント
拝読致しました。
若者……武田信玄。
ううっ、なんか違和感がハンパない!Σ(゚д゚lll)
でもそりゃ、武田信玄さんにも青二才の時分はありましたともさ!たぶん……。
とまれ。
鰯が美味しそうです(^-^)
氏康さん、やはり型に囚われない自由人の雰囲気が、限界を感じさせない強さを想起させます。
ああ、ここで氏康さんと晴信さんが手を組んで義元さんをボコったら歴史が変わるのに……と思ったのはナイショです(^_^;)
作者からの返信
その昔、まんま「武田信玄」という大河ドラマがありましてな……^^;
中井貴一も若かったわけです(笑)
今はサラメシですけど^^;
鰯は、何か書いているうちに思いつきました。
この時代の人が、手軽に釣って、気軽に食べられる魚って……と考えていたら、鰯の塩焼きにでもするか、と^^;
氏康さん、まあ伊豆で生まれ育って、就職(?)後は相模で暮らしていますから、そこは漁夫に混じって魚を獲るのは慣れている、というワケです(笑)
義元さんをボコる……その手があったか!(笑)
ありがとうございました。
12 甲斐の虎、相模の獅子、そして海道一の弓取りへの応援コメント
拝読致しました。
普通に考えたら無茶を言っている晴信さん、それをすんなり受けて、さらにノシを付けて贈り返す氏康さん。
捨てるに惜しく、しかるに受けると大変なことに。鶏肋、鶏肋、と言いながらうろつきたくなりますね。
そんな危険物と引き換えに三者鼎談を持ちかけ、悪どく笑うお歯黒さん。
この策の打ち合い、見応えがありすぎます(^^)
自由人と悪戯者と悪童の戦国三羽烏がそれぞれ悪巧みを持ちながらせめぎあう様子、とくと拝見いたします。
作者からの返信
鶏肋は言い得て妙ですね(笑)
晴信さんとしては、氏康が自分と同じ河東譲渡を思いついているだろう、それを「提案してあげる」ことにより、貸しを作ろうと思っていたらこれだよ、という感じです(笑)
まあでもそこは晴信さんなんで、逆にそれを面白いと思ってしまいました^^;
それも氏康の術中かもしれませんが……。
そんなわけで義元さんとしては「何やってんだ」と思いつつも、やっぱり面白いと思ってしまう訳で(笑)
そんなわけで、じゃあ三人で呑むか、ではなく(笑)、ランチ会を開くことになりました^^;
そんな三馬鹿が富士山をバックに、百人一首の名歌を詠みつつ、一体、何を話すのでしょうか(笑)
ありがとうございました。
11 河東は誰にへの応援コメント
拝読致しました。
ザ・自由人の集い。
でも義元さんはちょっと野心でギラつき過ぎかなー?お歯黒のクセに(^_^;)
氏康さんも大概に飄々としていますが、晴信さんは悪戯小僧の風格が漂いますな。
兵数とか状況は、かなりシリアスな筈なのですが、皆さん、どこか余裕とか茶目っ気が感じられます。
面白いですね!
作者からの返信
のちの三国同盟を形成する、ゆかいな仲間たちです(笑)
まあ義元さんは……義元さんだから^^;
この人のレゾンデートルって野望だから(笑)
氏康さんは、この三馬鹿(笑)トリオの中では、実は一番年上なので、結構余裕あります。
国主としての経験とか、でかい合戦の経験も、三馬鹿の中ではトップクラスだし、何より父(氏綱)からちゃんと跡目を継いで、引継や研修も受けていますから(笑)
一方の晴信さんは、親父をトベルーラしてしまった関係で(笑)、もう自分でいろいろと学んでいくしかない状況です。
けど、その分、フリーダムに物事を考えているのでしょう。
結果、勘助が苦労することになるのですが(笑)
ありがとうございました。
10 河越と河東とへの応援コメント
拝読致しました。
干戈は用いずの謀略・諜報フェーズ。
草さん達が縦横無尽に走り回り、策謀家が頭を悩ませている様子が微笑まし(^^)
この氏康さん率いる北条軍は、自由でフランクな感じがしていいですね!
ブラック義元さんも、この人たちにかかっては形無し、お歯黒も終焉を迎えそうです。
知恵と勇気と非常識で面白いことをやってくれそうな氏康一党、という雰囲気が醸成されてきました。
いよいよ今後が楽しみです!
作者からの返信
河越夜戦って、書いてみてわかったんですけど、「合戦」の部分が実はあんまり無いのです(笑)
「合戦」に至るまでのにらみ合いの長いこと長いこと……^^;
だから、綱成が最初に両上杉に攻めかかるのは、拙作オリジナルです。
実際は、最初から最後まで籠もっていたのでしょう……その時まで。
さて、そんなわけで外交だの謀略だのが始まります(笑)
北条サイドは、どちらかというと自由惑星同盟軍的な雰囲気を目指して書いてますので、だからフランクになっているのかな、と思います^^;
さて、お歯黒なアンチクショウこと今川義元さん、北条サイドの蠢動にどう対応するか。
というか、味方だと思っていた武田さんの独走が始まろうとしていますが、それにもどう対応するのか……^^;
ありがとうございました!
09 天秤への応援コメント
拝読致しました。
義元さんと勘助さんの言い合いが、まんま狐と狸騙し合い風ですね。
希代の謀将同士の掛け合い漫才が笑いを誘います(^^)
それにしても。
こうしてみると、今川勢って、ホント義元さんとまっくろ禅師の二人だけなんですねぇ。人材不足が甚だしい。
ほいほい一人で飛び回っている禅師を暗殺しちゃったら、案外軍は簡単に瓦解するのではないかとか……。
いや、案外、スケさんカクさんみたいな強力な守護者が禅師のそばにいたりして??
作者からの返信
義元さんは、悪なんだけど笑えるキャラを目指してました(この頃は(笑)
勘助さんは……まあ、おとぼけキャラというか、だんだん不良中年と化していく予定です^^;
ちなみに今川家は人材がいない訳じゃなくて、執筆当時の私が知らなかっただけで(笑)、ちゃんといます^^;
桶狭間の時に織田家に散々討ち取られちゃっているから、後世にあんま伝わっていないという裏事情もありますが。
いずれにせよ、禅師を討てば今川家は、流川のいない湘北みたいな感じになります(笑)
さてそんな禅師ですが、本庄藤三郎なる快男児がすぐそばに控えているので、実は結構安全だったりします。
設定上、北条綱成と均衡する武力の持ち主ですし……^^;
ありがとうございました。
編集済
08 六連銭への応援コメント
拝読致しました。
なんかブラック宰相さん、放言壮語とか言いそうになったり、知謀をひけらかして得意になって虎胤さんに話題を振ったら変な方向に話が行ったり、どこか剽軽な雰囲気を感じます(^_^;)
それでも現場百遍ではないですが、智に溺れず足労を厭わないその地道さに凄みを感じますね!
そして真田さん。
背中に掲げるトレードマークが三途の渡し賃とは、いつでも逝けまっせという感じで文字通り鬼気迫ります。
死出の準備を整え暴走族する様はまさに地獄ライダーズ。なるほど島津さんもびっくりの軍団になる訳ですね!
作者からの返信
この頃の雪斎さんはまだ若いというか、義元さんと一緒に駿河半国からのし上がってやるぜベイベーみたいな心境なんで、ノリノリです(笑)
虎胤さんは牢人したり、あの信虎に仕えたりして苦労人なんで、「( ´_ゝ`)フーン」という気持ちです^^;
そんなわけで関東における公方に声をかける作戦に。
関東管領と関東公方って、あまり仲が良くなかったりするんで、雪斎としては自分が行かないとアカンと思ってます。
細工とか大好きな坊さんなんで、やっぱりノリノリです(笑)
そして真田さん。
六連銭のネタは、真田さんを出したら、絶対やらねばという謎の使命感(笑)
いやあ、幼い頃、歴史漫画とかで読んだアレを書けるぞと、この時は喜んだものです^^;
ありがとうございました!
07 初雁のなく頃にへの応援コメント
拝読致しました。
この時代の雑兵って、まだ兵農分離が進んでいないのでしたっけ。
初雁が舞い降りた、ということは、もう冬も足音が聞こえる時分。
兵達もかなりの数が、帰郷を想い身が入らなくなってゆく。
そういった動揺はあるのでしょうかね。
それにしても、真田さんはやはりカッコイイ。
出てくるだけで何とかしてくれるような気がしてきます。(^^)
作者からの返信
兵農分離はまだまだですね^^;
やっぱり農閑期でないと、いくさは出来ない時代です。
ましてや、八万の軍を集めるとなると、それはもう(笑)
初雁……川越城の二つ名が初雁城というところからの引用です。
あと、もうひとつ引用元があるのですが、それは次回に^^;
さて、ついに「敵地」に出現した真田さん。
困った時の真田さん、と私も呼んでおりますが(笑)、果たして何をしてくれるのか。
ありがとうございました。
06 鬼美濃への応援コメント
拝読致しました。
なるほど、信玄さんの父親放逐には、あのブラック師弟が裏で糸を引いていた。
そして父親ゲットしたブラック子弟は、信玄さんに糸を結び傀儡にした、と。
そして信玄さんは、その糸を断つべく原さんを出した。
偽りの離反によりブラック師弟の目を眩ませつつ、その原さんを北条のバックアップにつける。そしてその同行者として真田さん、、、
序盤から大変な勢いで謀略が渦巻いているような(^^;)
このペースで行くと、狸さん達の化かし合いについて行けるか不安になるレベル。
楽しみです(^^)
作者からの返信
まあ史実は信玄が、「あんな親父、地獄に落としてやる!」と、ジョジョ第一部のディオみたいに決めちゃったんでしょう(笑)
……でもさすがに殺すのは外聞が悪いので、追放にしてしまった、と。
でも追放先が、あのお歯黒とダーク師匠だった……というオチが(笑)
それはさておき、拙作ではそれを逆手にとって、お歯黒とダーク師匠が暗躍したことにしました^^;
そしてこれに対抗するにあたって、ちょうど関東と縁があり、この頃、牢人となる、うってつけの人材――鬼美濃のことを発見しました(笑)
最初は信玄自身がお忍びで河越に来る、とかやろうと思ってましたけど、それじゃちょっと不自然だなぁと思ってたら、鬼美濃さんがやって来てくれました^^;
……で、鬼美濃さんは苦労人だし強いし優しいんだけど、悪知恵だけは無さそうなので、その辺をサポートするキャラを召喚することにしました。
そう、真田さんです(笑)
ありがとうございました。
05 河越緒戦への応援コメント
拝読致しました。
陰と陽の軍を使い、一騎討ちで互角の打ち合いをして。
迫力ある戦いっぷりですね!
雪斎さんの、悪の大御所っぽい立ち居振舞いがまた憎いです。
ここでは死なないと本人も知っているのでは(^^;)
序盤から激しい駆け引きが続きますが、まだまだ続くのですよね。
日本三大奇襲、どう展開するか楽しみです(^-^)
作者からの返信
史実の北条綱成は、おそらく城にこもり切りで、こんな派手な真似はしていないと思うんです^^;
……でも、これは物語なので、ちょっとそういうシーンが欲しいと思って、つい、やってしまいました(笑)
雪斎さんはまあ、雪斎さんだし(笑)
まだ悪として、脂がのり切ってないから、こういうヤンチャな真似をしているって感じです^^;
さて、北条綱成の方から戦端を切って始まったこの戦い、定石なら籠るところを、何故、敢えて打って出たのか。
対するや、雪斎は何を企んでいるのか。
そして闖入者、鬼美濃・原虎胤。
この人も、いや、武田晴信も、何を考えているのか。
関東と甲斐・駿河を巻き込む河越城の戦い、ついに開幕です^^;
ありがとうございました。
04 常山の蛇への応援コメント
拝読致しました。
氏康さんの飄々とした感じがいいですね。器の大きさを感じさせます。
義元&雪斎 vs 氏康&綱成のW双頭対決。しかしスケールは圧倒的差異があり。
その鍵を握るのが武田の動向……!
このスケール感がいいですね!
作者からの返信
氏康さんって、この時、絶望的状況に置かれても、めげずに歩んでいった感じですので、その辺を飄々とした感じという風に描きました^^;
オラは絶対負けねぇって風にしてもいいんですけど、そうするとミスターお歯黒とガチンコする流れになっちゃうし……(笑)
そんなわけで、今川と北条の二正面作戦同士、がっぷり四つです。
……でも、その大一番を、横から甲斐の虎がまさに虎視眈々とうかがっているわけで……^^;
こういうスケールで外交や戦略を描ける、稀有な逸材がそろっている甲斐・駿河・相模のこの時代って、ホントヤバいと思います(笑)
ありがとうございました。
03 孫子四如への応援コメント
拝読致しました。
武田の風林火山に、同じく中国兵法の三十六計で対抗するとは……!(; ゚ ロ゚)
北条、今川、武田。
いずれの勢力も一筋縄では行かない感がすごくて。
ヤング・義元さんとヤング・何も晴信さんの、笑顔で握手をしているこにバチバチの謀略戦が感じられる雰囲気。
物語も一筋縄では行かないようですね!
この後の展開が楽しみです(^-^)
作者からの返信
これを書いている頃、とにかく、知っている限りの兵法の知識を出そう、と思って書いてました。
風林火山と三十六計を出したら、もうあとは「双頭の蛇」くらいしか知りませんでした(笑)
この頃の北条と今川と武田って、隣接している上に、それぞれの当主がほぼ同世代で、しかも若くて生きのいい状態という、とんでもない状態です^^;
こんな状態で、義元さんが「オウ、北条に殴り込み行くぞオラァ!」と無理矢理誘われた晴信さん。
「チッ、うっせーな。たりぃ」と、実際、バックレて甲斐に帰っていたらしいのです(史実(笑))
こんなチームワーク(笑)で、ホントに北条に勝てるのか^^;
早速、晴信さんは何か企んでいるみたいだし(笑)
ありがとうございました。
02 双つの杉を倒す夢への応援コメント
拝読致しました。
夢語り。
そこから感じられる、周囲との関係性、あるいは北条の置かれている状況。
幼き童の雰囲気を保ちつつ、うまい具合に状況の説明ができていると感じました。
しかし、こうして見ると、北条と今川というのは不思議な関係ですね。
時に協調し、時に相争い。
まあ、義元さんが全てを崩しているようにも見えますが。
とまれ、どこか茫洋として、それでいて大器を感じさせる氏康さんが今後何を見せてくれるのか期待します(^-^)
作者からの返信
伊勢新九郎(北条早雲)が国を興し、北条氏綱が「北条」を始めたという、「ダブル初代」を持つ北条氏。
このあたりの説明を真面目にやると長くなるので(笑)、何となく、夢を見ている、という雰囲気で物語ることにしました^^;
今川家はお家騒動ばかり起きているので(笑)、そのトラブルシュータ―として伊勢新九郎さんが京から下向してきました。
最初の頃は協力関係にあったのですが、義元さんのあたりから、次第に敵対関係に。
でも最初は北条氏綱という不世出の英傑が相手なんで、さしもの義元さんもかなうはずもなく……(笑)
そんな氏綱も死に、ほくそ笑む義元。
氏綱に後を託された、氏康をどのように嵌めていくのやら^^;
そして、新たな相模の獅子・氏康はそれをどう食い破っていくのか……。
ありがとうございました。
01 双つの杉への応援コメント
拝読致しました。
四谷軒様の期待した効果ではないと思いますが、「輿上の敵」を読んでからこちらを読むと感慨深いですね(^^)
なにしろ、誰が化け物か、知っているという(^_^;)
八万の軍、飛び立つ鳥、気取る敵。
雄大な景色に、大きく動く軍。
壮大な物語の始まりを予感させます。
ところで、文中の「難波田|善銀。」ですが、縦棒が余分?
作者からの返信
校正ありがとうございます。
さっそく修正いたしました。
「輿上の敵」は、意図したわけではないのですが(笑)、この「河越夜戦」と同じ流れにある話なので、たしかに「例のラスボスたち」が立ち回っているよなぁ、と思えますね^^;
河越夜戦、史実ではないという説もありますが、もしあったとしたら、八万の大軍を相手に戦うという、関東最大の決戦です。
その八万の大軍の相手だけでも困難なのに、よりによって「例のラスボスたち」が南で蠢動しております(笑)
……そういう不穏で、それでいて駆け抜けていくしかない、という空気が出せたらなぁと思って、こういうオープニングにいたしました^^;
壮大、と言ってもらえて嬉しかったです。
ありがとうございました。
登場人物への応援コメント
拝読致しました。
っても、まだ目次に人物紹介ですが(^^;)
しかし、ここに登場する面々、プロフィールを読むだけでも様々な想像が働いて、これだけでワクワクしますね!
つい最近、その末路を目の当たりにしてしまいました義元さん、本作ではどんな風に動いてくれるのか。楽しみです(^-^)
あとは、里見家に犬の名をもらった勇士が居てくれたら嬉しいですかねっ(^-^)
作者からの返信
とうとうこちらにもお出でいただきましたか^^;
カクヨムに来たばかりで、何も知らずに突っ走った作品でございます。
一次創作では、初めて書いた長編だし^^;
この頃の義元さん、輝いてます。
北と南の双頭の蛇という、とんでもない戦略で北条氏康を翻弄するわけですから(笑)
里見さん……残念ながら八勇士は出ません^^;
いやまあ……史実ベースだから、うっかりワンワンたちを出したら、私が馬琴さんにバキンバキンにされちゃうかもしれませんし(笑)
ありがとうございました。
42 善得寺への応援コメント
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
冒頭から義元さんが多才で吹きましたw そりゃドヤ顔キメるww
再会した三人が楽しそうで、読んでて目が潤みました。
かくして太陽は昇り、斜陽の時間がやってくる。今川、武田、北条、夢を叶えた群雄達は夢と共に滅びゆく。
それでも、彼らが思うままに生きた結果が、轍となって歴史に刻まれた。
面白かったです。
作者からの返信
今川義元って結構謎多い人なんで、ある意味その分からない部分を、やりたい放題やらせていただきました(笑)
特に残酷とか傲慢とか、そういうところが無さそうだし、ちょっと癖のあるあんちゃんみたいな感じで書いていて、そういえば禅寺で修行していた→料理というアイディアを思い浮かべたのです^^;
何だかんだ言って、この国の戦国時代のメルクマールだったと思います>三国同盟の結成。
これで桶狭間という、この国の天地がひっくり返るイベントが無ければ、この三国による漸進でこの国が決まったかもしれません。
ですが、北の軍神とかいたりして、やっぱ無理だったでしょうね……^^;
それでも、少なくとも、北条家という稀代の一族が無ければ、関東は無法の荒野と化していたでしょうし、彼らのことは歴史に残すべきでしょう……。
そういう想いで、書かせていただきました。
長きにわたり、お付き合いいただきありがとうございました。
ではではノシ
編集済
41 関東の覇者への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
雪斎禅師の最後の弟子は、大軍を動かす戦略を極め……。
真田家の孫は大軍を相手にする戦術を極めた。
両者の別れが胸にじんと来ました。
いよいよ、善得寺の会盟ですね。
三家、最高の輝きが遂に。
面白かったです。
作者からの返信
雪斎禅師の最後の弟子――徳川家康と、真田幸綱の孫――真田幸村に言及していただいて、ありがとうございます。
雪斎と真田を出すのなら、やっておきたかったネタでございます。
もうホント、知らない人には「?」なくだりなので、気づいてもらえて、嬉しいです!
さて、ついに善得寺へ。
やっとここまで来ました^^;
三家もこのあたりまでは、光ってましたね(笑)
ありがとうございました。
編集済
40 夜戦の果てへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
綱成さんも凄かったですが、藤三郎さんも魅せました。
一騎打ちではほぼ優位をとり、護衛対象である雪斎禅師を命賭けで守り抜いたのですから、武士としての誉れでしょう。
感状のくだりジンときました。
憲政さん? いや、ほら彼は軍神誕生に関わる天命があるから(⌒-⌒; )
むしろ混乱させ、いけない、やめておこう。
主役二人がようやく再会し、勝利も見えましたね。面白かったです。
作者からの返信
藤三郎は、ホントに感状をもらっているのです(史実)。
wikipediaでこの事を知って、何とかこの無名兵士に等しい藤三郎のことを書いてあげたいなぁと思って、できる限り最高の見せ場を作ってあげたつもりです^^;
地黄八幡相手に、あそこまでやり切れば、冥利に尽きるかなぁと思いまして。
憲政さん?
まあ、あの人の人生はこれからが本番だし(おい
越後でアレを爆誕させてしまうという、とんでもない役割が彼には残っている(というかこれが本命)だし……^^;
長きにわたる戦いも、ようやく終わりに近づきました。
それにしても、主役二人が最終回近くで(作中で)初めて会うってどうなんだろうと思って書いてました(笑)
ありがとうございました。
39 伊勢新九郎の夢への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
足利義政さんという、宗の馬鹿殿に匹敵する困った御仁ヱ……。
彼こそが応仁の乱を引き起こし、日本国を戦国時代にたたき落とした弩級の暗君です。
でもって、日本文化の根底、現代まで続くありとあらゆる芸術の根源を作り上げちゃった、超弩級の文化人です。
義政さんの芸術家としての側面からは、銀は無用だったでしょう。
彼は自然と陰陽にこそ美を見出したのですから。
でも、暗君としての側面からは「銀閣って名付けたし、ノリで銀塗りやっちゃうか」をやってもおかしくないんだ(^◇^;)
なんで将軍なのにポンポン陣営変わってるんだ、常識はないのか!
北条氏と上杉氏の因縁が解かれると同時に、作劇の見事さと……この人やっぱアカン将軍だよねって、妙な感慨を覚えてしまいました。
見事な伏線回収で驚きました。面白かったです。
作者からの返信
足利義政とか、徽宗とか、大内義隆とか、わりと好きなんですけどね^^;
時代と言うか状況が状況なときに、何でよりによってこの人なのっていうところが何とも言えませんね(笑)
でもそれぞれ、ああいう状況でないと、あの「美」は生まれなかったろうし……^^;
さて、おっしゃるとおり、義政さんは「銀? 要らね(/・ω・)/」というスタンスだったんでしょう。
で、書くのは割愛しましたけど、奥さんの日野富子さんへの対抗意識で「やっぱシルバーってイイよね!(^_-)-☆」と転向した裏設定です。
義政さん、ホント、何やってもおかしくないというのは、書いていて思いました。
「銀盗り許さねー」と言っても、「らしい」と思えちゃうところが凄い。
さすが、山名と細川を行ったり来たりしたり、畠山義就さんを翻弄(?)しただけのことはあるお方です^^;
この凄い将軍を出すアイデアは、司馬遼太郎先生の「箱根の坂」からヒントを得ました。
やっぱ伊勢氏なら足利将軍家とのコネを使わないと、と思いまして^^;
ありがとうございました。
38 坂東の覇王への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
真田の爺様(若以下略)の奮戦も見事ですが、千葉さんにやはり惹きつけられました。
彼個人はただ北条に味方しただけ、かも知れない。けれど、そのだけ、がどれだけ北条に大きかったことか。
裏主人公とも言える大役を果たして、往生したのだから、見事な生涯だったなあと思わされました。面白かったです。
作者からの返信
真田のジーさん(若以下略)の騎馬突撃は、ぜひやりたかったので、やらせていただきました(笑)
やっぱ戦国時代を描くんなら、やらなくっちゃ!^^;
で、千葉さんについては、wikipediaで「味方しただけ」と書かれているのを見ちゃって……「ほう、ならその味方しただけの前提を崩さずにやってやろうじゃないか」と思ってしまったのです(笑)
で、千葉さんについて調べていくうちに、坂東の覇王に行き着いたわけです。
私の中での坂東の覇王のイメージは、田舎の気のいいアンちゃんなんで、自分の子孫が「困ってるんです」って言ってきたら、そりゃあ助けに行くだろう、となって、拙作であのような登場をしていただきました。
そして千葉さん、この夜戦のあとに、ほどなくして亡くなります。
実際は関東の中でひとりぼっちの北条家の味方として、かなりのプレッシャーだったでしょうから、心労かなと思います。
でもそういう彼だからこそ、こういうフィクションで取り上げてあげたいなと思い、こうして大役を果たしていただきました。
見事、とおっしゃられてとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
編集済
37 危地、そしてへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
息もつかせぬ攻防に見入りました。
本当にハラハラワクワクしますね。
個人的に、この汚い業正さんと吉業さんが見ていて凄いと思います。
五〇近い父親と、一六才の初陣若者が、一度なりと綱成さん退けて、次に鬼美濃ですよ。
普通ならとっくにお陀仏ですよ。
凄まじいまでの粘りと執念。どこかコミカルに書かれつつも魅力的な悪役だと思います。面白かったです。
作者からの返信
実際の綱成さんは、古河公方の陣へまっしぐらだったみたいです(笑)
まあ、よく考えたら関東諸侯同盟軍の「大将」って、古河公方ですし。
地黄八幡の全身全霊の突撃を食らった古河公方がどうなったかというと、それはお察しください(笑)
で、拙作においては、やっぱり役者の揃っている(笑)山内上杉軍へと向かうことにしました。
史実の業正さんと吉業さんは善戦した方だと思うんですけど、悪役がいないと物語が映えないかなと感じた当時の私のせいで、こんなスラップスティックな悪の華に(笑)
でも、おっしゃるとおり、綱成→鬼美濃の兇悪コンボ相手に「負けてない」という素敵な無敵さを発揮してくれました。
「相手が強いけど……まあ、業正ならしょうがないよネ!」という空気の持ち主だったおかげ(?)です。
ありがとうございました。
36 奮迅への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
そうだよね、ここで策にはめてこその業正さん。成功すれば、韓信の背水の陣が再現できた。
……余談ですが、背水の陣って、入念な事前準備と罠を張り倒した後の、最後に仕掛ける罠なのに、本邦だと「もうあとがないと、覚悟して頑張れ」みたいな勘違いな訓示に使われて困ります。
本作の業正さんと同等か、それ以上の準備をしてから、引用してほしい(^◇^;)
綱成さんも熱いですが、千葉さんももう一つの主人公陣営かっていうくらい燃えますね。面白かったです。
作者からの返信
言われてみると淮陰候の例のアレみたいなことになってますね。
その淮陰候が引用した孫子が「兵を死地に置け」とか言っちゃってるところが、そもそもの間違いの素かもしれませんね^^;
業正さん、国士無双になれるくらい(笑)非常によく頑張っているんですけど、よりによって相手が地黄八幡というところがキツい。
でも今後の人生で、武田信玄とかいう化け物の相手もしなければならないので、頑張って欲しいところです^^;
千葉さん、最後の見せ場が近づいております。
何でこの人を拙作に出しているのか、というところを後少しで描くつもりです。
ありがとうございました。
編集済
34 風よ、魔となりてへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
業正さんは、武田相手にあれだけ粘った人だし、悪辣でも納得します。
光栄のゲーム『太閤立志伝』では、鉄壁無双の観音寺城に並ぶ(どういう評価w)プレイヤーキラー剣聖上泉さんも、彼の部下として地獄を見たからこそ――活人剣というユメを抱いたのでしょうし。
風魔の成り立ちが明かされましたが、道灌さんの死にもなにやら謎が秘められていそうですね。楽しみです。
面白かったです。
作者からの返信
最初は雪斎がラスボスで、こういう悪辣無双をかます予定でした^^;
でも何だか書いているうちに雪斎が改心してしまいまして(笑)、どうしようかなと思っていたら、業正さんが(酷い
まあでも、雪斎だったら兵力逐次投入とか絶対やらないだろうし、結果オーライということで^^;
上泉さんは堅かったですね(笑)
ワイは早々に剣客プレイを諦めました^^;
風魔の成り立ち、そして道灌の死、さらに両上杉をめぐる北条の夢……全ては伊勢新九郎という男に集約されていきます。
よく考えたら伊勢新九郎こそラスボスな気が(笑)
ありがとうございました。
32 千葉の北斗への応援コメント
こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
千葉さんの真田爺様(まだ若いって)に馬と共に託した想いが胸をうちますね。
思うように生きれなかったからこそ、この大一番で魂まるごと願いを込めたんだろうなあって。
そして北斗七星に絡めるのが粋でした。実にいいエピソードだったと思います。
作者からの返信
千葉さんも真田じーさん(若いけど)も、中小国人としての悲哀を分かち合ってますからね……。
現代だったら同業者の寄り合いとかで、お互い杯を傾け合う関係、といったところでしょうか^^;
そんなわけで馬。
千葉氏、そしてこの辺の諸侯は騎馬で鳴らした家柄ですから、馬を出してもらいました。
あと、真田ときたら騎馬という私の先入観のなせるわざです(笑)
千葉さんと北斗七星、むかし司馬遼太郎「北斗の人」(千葉周作の話です)で出て来たのを覚えていて、つい使っちゃいました^^;
ありがとうございました!
31 霧隠の城 下への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
霧吹きの井戸に呆然としました。
道灌さん、なんてものを作ったんだ。
全鑑さんも加減しろ先祖と思ったに違いない(о´∀`о)
驚きのエピソードで大変衝撃的でした。面白かったです。
作者からの返信
wikipediaでこの井戸の存在を知った時、使うしかないと思いました(笑)
河越城はいろいろといわくつきの城で、七不思議とかあったりします。
何というか、道灌さんの執念みたいなものを感じます^^;
全鑑さんとしては、「やはり天才か」としか言いようが無かったのでは^^;
しかしここまでギミックを尽くした城なのに、それをあっさりと奪ってしまった北条氏綱は、やはり恐ろしい男だったと思わされます(笑)
ありがとうございました。
編集済
30 霧隠の城 上への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
主戦派じゃなくて降伏させようとしているのに、潰れ役をやってねと押し付けられた。
太田全鑑さん。部下たちの命を預る家長としては、やってられるか!
でしょうね。
武士って、基本は自衛集団だし。
数の多さは、すれ違いのリスクを孕み、そして方向性がバラバラになった集団は弾け飛ぶ。
こんな状況だと……
(やだイケメン)
で見逃すルートもあり得たかも知れませんね。夢は吉夢となるか、凶夢となるか、決戦が近づいてきましたね。
面白かったです。
作者からの返信
「イケメンは見逃してやれよ!」(太田さんの心の声(笑)
先陣こそ誉れとかそういうタイプじゃなかった太田さん。
ある意味、関東武士らしいといえば関東武士らしいやり方です^^;
生き延びるためには何だってやる、という感じで。
……こうして、まともな将領がぽろぽろと落ちていく両上杉軍。
一方で、不退転であり、やる気がアガっている北条軍。
いい夢を見られるのは、どちらなのか……。
ありがとうございました。
29 弁千代決死行 下への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
燃える回でした。
左馬助の馬から涙腺が緩み、弁千代の覚悟、そして綱成さん登場と盛り上がりっぱなしで凄い回でした。
応仁の乱を鑑みるに、この頃の武士は悪党との差がなくなり、だいぶ質が落ちていますから、充分にあり得る描写だったかなって。たいへん面白かったです。
作者からの返信
伝えられる話では、弁千代は堂々と馬上、関東諸侯の陣中を通って河越城に入っていったそうです。
関東諸侯の将兵は「やだ……イケメン……」とか思って(ホントにこう伝えられています(笑))、誰も咎めなかったといいます。
ちなみに帰路も同様に、弁千代が堂々と出て来て、それで帰っていったそうです。
それで関東諸侯の将兵は「やだ……イケメン……」(以下略^^;
まあでも現実は厳しいと思いますので、拙作では左馬助の馬に乗りつつも、雑兵にヒャッハーされる展開と相成りました。
ヒャッハーされるなら、やはり兄貴には北斗の神の拳みたいなアレをやらせちゃえ……ということに(笑)
この頃の関東は、享徳の乱とか、関東版「応仁の乱」もあって、結構魔界と化しているところがあります。
ちょっとだけそのあたりを匂わせた雑兵ヒャッハーでしたので、「あり得る」とおっしゃられると嬉しいです^^;
ありがとうございました。
編集済
28 弁千代決死行 上への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
徳川家の鳥居さんが命と引き換えに、武田家との戦況をひっくり返した事例もあるので、伝令に行ってくれ、というのはわかる気もします。
忍者が指令を伝えてきました(えー、本当でござるか?
城主の弟が命懸けで伝えてきました(これは盛り上がる
と宣伝効果は段違いでしょうし。
失敗したら元も子もないけどネ!
北条の乾坤一擲の勝負の行方が楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
これ本当にそういう伝承があるんですよね、弁千代の河越GO(笑)
ちなみに徳川の鳥居さんほど壮烈ではなく、どちらかというと、前田慶次さんあたりが好きそうな感じの話です。
風魔小太郎のネームバリューを考えたら、河越GOをしても大丈夫な気もしますが、やっぱ城兵からすると弁千代さんに来てもらった方が嬉しいでしょうから、「伝承」を採用しました^^;
そんなわけで兄ちゃんに会いに来た弁千代。
紅顔の美少年の彼が、この状況をどう突き抜けるのか。
漂泊の武田晴信さんが応援に来る案も考えましたが、あまりにもアレなのでやめました(笑)
ありがとうございました。
26 運命 上への応援コメント
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。綱高さんが、実に熱く魅力的なキャラクターとして描かれていますね。
鷹揚な兄貴分が本気になるシーンは、やはり見ていて高揚を感じます。面白かったです。
作者からの返信
キレ芸は誰かに、どこかで使いたかったんです。
当初の予定では、氏康か綱成にやらせる予定でしたが、大将がキレたら話にならない……蒲生氏郷ぐらいだったら、そのまま敵将へGOできるからいいけど(笑)
綱高さんは、フツーの赤備えの猛将豪速球だとつまらないよな……という作者の妄想から、何だかこんな変化球キャラになってしまいましたが、書いてて楽しかったお方です。
ありがとうございました。
25 曲がり角への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
胸にガツンと響く、心の揺さぶれた回でした。
勝ち確定と見たのだろうけど、和平の使者を闇討ちじゃ、もう覚悟決めるしかないものなあ。
作者からの返信
まあ元々、両上杉、とくに扇谷としたら、北条を倒すために挙兵したのに、このままグダグダで終わるのはいかがなものか、というところでしょうし……。
河越をゲットしたところで「旧領回復」に過ぎないから、やっぱり北条家を食いたかったんでしょうね。
ちなみに伝えられるところでは、氏康が河越まで接近したところを扇谷が攻めて、氏康が「わざと」逃げたことになっています。
それでもって、扇谷を始めとする八万の軍が驕兵と化した、という話です。
……まあ、「結果」を知る後世から見ると「わざと」なんでしょうけど、実際はこんなんだったのかも、という空想で書いてみました^^;
ありがとうございました。
24 火蓋への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
左馬助(´;Д;`) ブワッ。
しかし、御作を読むと、北条は豊臣相手でも勝てると踏むなあと実感します。
この八万を皮切りに、無敵武田、軍神上杉すらも退けたのだから。
勝ち確定だからこそ起こる不和や油断の描き方が巧みで魅入られました。
面白かったです。
作者からの返信
左馬助さん、ホントにこの一瞬で歴史上に現れ消えていく、そんな人でした。
実際はフツーの官僚が「フツー」に戻っただけなんでしょうけど^^;
おっしゃるとおり、北条家は河越夜戦のような籠城の成功体験が祝いであり、同時に呪いでしたね……。
武田上杉レベルまでは良かったんですけど、関白相手はちょっとヤバかった(笑)
古河公方軍団、もうこのあたりになるとグダグダもいいところだと思いまして、その辺を意識しました。
山内上杉とか、本気出せば行けるんですけど、本気を出させないように苦心しました(笑)
おかげで長野業正さんをアレなキャラにしてしまいましたが^^;
ありがとうございました。
23 風は武蔵野へ 下への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
まさかの不死鳥のおとっつあん登場に驚きました(о´∀`о)
お子さんと違って確かな成果をあげた名将のはずですが……。
晴氏さんをどう扱うつもりなのやら。
晴氏さん、一周回って可愛らしいですね。彼の次の一手が気になります。
面白かったです。
作者からの返信
カクヨム広しといえども、不死鳥のオヤジを出したのは私だけ……と密かに自負しております(笑)
オヤジさん、晩年まではイケイケドンドンだったんですけどね、いかんせん、この河越夜戦に来てしまったのが運の尽きでした^^;
晴氏さんに対しては、親戚のお坊ちゃんという扱いで、生暖かい目で見ていると思いますよ(笑)
その晴氏さん、「僕が一番足利家の威光を使えるんだ!」とばかりにやってきたのはいいものの、肝心の両上杉もダメ、いわんや関東諸侯をやという状態に。
まあ囲んでいれば勝てるっていうのに、攻めろというのも微妙ですし……そしてありがちな、「あ、やっぱおれも」と狎れ合いグダグダに染められてしまうのか(笑)
ありがとうございました。
22 風は武蔵野へ 上への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
戦況整理回でしたが、改めて読んでもこの頃の関東は複雑怪奇だなあ(^◇^;)
もうちょっと時代が進むと、氏康さん達が頑張ったせいか、北条対それ以外で整理されるんですが……。
それだけこの戦いの影響が大きかったんだって、思い知らされました。面白かったです。
作者からの返信
伊勢新九郎(北条早雲)さんが手を出さなければ、魔界のまんまでしたね、関東。
研究者すら「複雑過ぎ」と愚痴るぐらい、酷い状況でした^^;
河越夜戦、実際は戦いなんて無かったという説もありますが、少なくともこのタイミングで扇谷はフルボッコにされ、山内はポイされてしまい、関東の旧権威は散々となります。
ましてや、古河公方に至っては……^^;
今川義元や武田晴信に匹敵する人材がいなかったことが、旧権威側の敗因でしょうね。
扇谷さんならワンチャンあるかもでしたけど、それがここでフルボッコにされてまうから……(遠い目
ありがとうございました。
21 石浜城攻略 下への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
爺様(まだ若い)の弄ぶとか好かないなあ、にニヤリとしました。
昌幸「せやせや」
信幸「……」
幸村「……」
兄ちゃんと弟にはちゃんと受け継がれたと思うよ。親父は知らない(≧∇≦)
カラッとした晴れやかな友情が読んでいて楽しかったです。面白かったです。
作者からの返信
まあ、この時代の真田さんは、周辺大名に翻弄される時期なんで、似たような状況の千葉さんとかを見ていると、超真田さんになりかねない空気が(笑)
武藤喜兵衛さんは……まあ一応、「強い者」いじめが好きだったからってことで^^;
ちょっとこのあたりのシーンは、千葉さんの河越夜戦における立ち位置を何とかしてやろうという私の意図もあって、きれいめに描いていたりします(笑)
ありがとうございました。
20 石浜城攻略 上への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
真田さん、酷いww
でもまあ、彼ならやりかねないというインパクトがありますからね。
関東諸将はどうにも足元が定まらない反面、鎌倉以来の結果盛んな家風を継いで、いろんな意味であらくたい印象があります。
たぶん、こうされるとひっかかるよなあ、という説得力がありました。
面白かったです。
作者からの返信
今回、「真田さんならでは」がやりたくて、こんな話になりました^^;
関東管領だの何だの、そういう名前とか出されちゃうとアレなところが、いかにも関東諸侯の「弱い」側面が出ているよなぁ、とも思いながら(笑)
ちなみにこっちの千葉さんも、北条家に厚遇されることによって、北条家側に転んでたりします。
これを知った時は、「おいおい」って思いました^^;
ありがとうございました。
19 城塞 下への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
真田さんの「二つ名欲しいなあ」に吹きました。貰ってるじゃん(信玄時代なので多分あと)
途中、(軍神以外に)千葉さんへの愛はないのかー(≧∇≦)
という展開でしたが、原さんが突っ込んで来ましたね。やはりヒーロー登場は燃える。面白かったです。
作者からの返信
真田@信玄時代「二つ名二つゲットだぜ!」
「鬼弾正」、「攻め弾正」の二つもゲットしたのも、この時の想いが元に……(笑)
千葉さんはwikipediaとかだと「北条に味方しました。でもそれだけです」というアレな扱いなんで、こういう人を見ると私は判官びいきを発動してしまいます^^;
そんなわけで鬼美濃召喚(笑)
槍大膳VS鬼美濃というドリームマッチをついカッとなってやってしまいました。
でも後悔はしていません^^;
ありがとうございました。
18 城塞 上への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
おや珍しい。私からすると御作では、悪役令嬢以来(読んだ順番で時系列がめちゃくちゃw)の癖のある女性が登場ですね(≧∇≦)
晴氏さんが酔っ払ってるからなあ。
今回も張り詰めた雰囲気が素敵でハラハラしました。面白かったです。
作者からの返信
実はこの「河越夜戦」、見事なまでのオッサン祭り(笑)と化しており、これではアカンと思って、こちらの晴氏夫人にして氏綱の娘を登場させた次第。
といっても、この一瞬だけという……^^;
しかし古河公方、ここでいつも通り日和見を決めていればまだ良かったのに、「八万で河越包囲? 乗るしかない、このビッグウェーブに!」とばかりに行っちゃったところがなぁ……(笑)
ありがとうございました。
17 燃ゆる波濤への応援コメント
こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
ドミノ倒しで里見の攻勢に巻き込まれた千葉さんに笑いましたw
病をおして名を上げようとしなくとも、次の代で軍神に攻められるから(酷
……諸説ありますが、軍神に唯一明確な土をつけた千葉&原家は、関東武士の底力を見せたと言えるでしょう。
とはいえこれは未来の話。本作だとその前にぷちって潰されそうだけど(⌒-⌒; )
果たしてどうなるのか楽しみで、面白かったです。
作者からの返信
千葉さんは何故か「そういう」運命なんでしょうか(笑)
軍神に愛されているんじゃないでしょうか、本来的な意味の軍神に。
だって、千葉さんって妙見さまの加護を受けた一族だし(遠い目
ちなみに今の千葉さんが病がちなのは私の創作です。
河越夜戦のすぐあとに亡くなっているので、そういう設定にしました。
……そんなこんなでレベルナイトメアな状況の千葉さん。
しかも相手は槍大膳こと正木大膳。
おっしゃるとおり、こんなん無理やん、というところですが、果たして^^;
ありがとうございました。
16 いざ鎌倉 下への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
綱高さんが無双してる(^◇^;)さすが赤備……。
里見家は強力な水軍を持ってるんだから、実は正面衝突する必要はないんですよね。
不死鳥な小田さんも水軍使って何度か窮地を逃れてた気がするし。
里見家も、撹乱も迂回もやりたい放題だったはずが、挑発にのって釘付けにされた。この頃はまだ若かったのか、父親が弱点なのか。色々考えさせられて面白かったです。
作者からの返信
赤備なんで、それなりの活躍をさせないとアカン……というプレッシャーの下で書いてました(笑)
里見家乱入は、完全に私の創作です^^;
実際の里見家は、おそらくプレッシャーを与えるに徹していたんでしょうね。
あるいは、房総でブイブイ言わしていただけかも(笑)
そんな里見家ですけど、大永鎌倉合戦というトラウマがあって、鶴岡八幡宮を燃やしたり、北条氏綱という魔王を怒らせてしまったり(実際に撃破されてます)と散々でした^^;
そんな里見家、じゃあ河越夜戦という好機に「よっしゃ」と来たらどうなるか……という想像の元に書きました(笑)
下剋上って、結局「おれの方が上!」と主張しているのなら、「やっぱ君は下だよね」と言われたらキツいだろうなぁと思って、義尭はこんなキャラに(笑)
自分としては面白キャラになってくれたと思ってるのですが^^;
ありがとうございました。
15 いざ鎌倉 上への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
無敵のエーススター二人をどうにか乗り越えたら、ライバルが突撃してきたww
里見さんは北条相手にしのぎきった(常陸の不死鳥? 彼は途中から北条派に寝返ったし)貴重な戦上手ですからね。
どのように動くのか、氏康さんは今度こそ活躍するのか楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
氏康「今川・武田と仲直りしたと思ったら、里見がやって来たでござる」
常陸の「おだ」さん、実は出番が……いえ、何でもありません(笑)
それはさておき、里見義尭。この稀代の梟雄が「うっほほーい」とばかりにやって来ちゃいました♪
おっしゃるとおり、そういえば氏康の活躍が欲しいな……と思い、わざわざ南総から来てもらったんですが、果たして^^;
ありがとうございました。
14 田子の浦 下への応援コメント
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
雪斎さん、悪魔か(^◇^;)……割と悪魔みたいな人やったわ。
でなきゃ、あの三国同盟は作れないし。前編と対照的な展開に噴きました。温度差が激しすぎる。
面白かったです!
作者からの返信
古河公方・関東管領・扇谷上杉らが率いる関東諸侯同盟軍八万って、この中の誰だったらそれだけの求心力というかリーダーシップを持っていたの……という疑問がありました。
史実では扇谷上杉家・難波田善銀なんでしょうけど、拙作では、より「らしい」風格の太原雪斎とさせていただきました^^;
怪僧にして縦横家な雪斎さん、フツーに「オイ古河公方、言うこと聞かなきゃ、河越の次は古河だ」と言えばいいものを、何でか鎌倉時代の執権北条家の通婚政策を持ち出してきます。
古河公方・足利晴氏って、割と「軽い」イメージがあるので、こういうの乗っちゃいそうだなぁと思いまして(笑)
まあいずれにせよ、「黒衣の宰相」らしく、雪斎の舌先三寸大活躍の巻と相成りました。
……でも、肝心の弟子の義元くんが和睦を決めちゃったから、今後、さあ大変となっていくのですけど^^;
ありがとうございました。
13 田子の浦 上への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
田子の浦の砂浜。その情景がくっきり浮かぶ程に素晴らしい、三人の描写でした。
その上で、やっぱり言いたい。
でも武田さん、良いこと言ってるけど、アンタこれまでも裏切ってきてし、今後も裏切るやないかい!(≧∇≦)
義元と氏康は曲者であっても、義理は果たすけど、信玄さんだけは信じちゃいけないイメージがあります。
それはそれとして、三人の描写はすごく良くて面白かったです。
作者からの返信
田子の浦のあの和歌が好きなもので、ついやってしまいました^^;
武田さんはねぇ……ある意味、「裏切りのルル、否、晴信」だから(笑)
滅茶苦茶頭良いし、強いし、そこまで極悪じゃないんだけど、何かねぇ……^^;
まあ、何だかんだ言って、第六天魔王が海道一の弓取りを討つという大番狂わせが、時代が晴信を狂わせたんじゃないかと。
まあ、その桶狭間のせいで、毘沙門天が解き放たれたりして、晴信としては「やってられるか!」という気持ちだったんでしょうけど(笑)
三人でご飯食べるシーンは、個人的にも気に入っているので、褒められてとても嬉しいです。
ありがとうございました。
12 甲斐の虎、相模の獅子、そして海道一の弓取りへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
丁々発止とやり合っているのに、妙に和気藹々というか、好敵手と高め合うみたいな健康的な雰囲気があって息を飲みました。
これも立派な外交戦で、虎胤さん一人の持つ意味が各陣営に凄く影響を与えている。読んでいてワクワクしました。
面白かったです^ - ^
作者からの返信
武田晴信と今川義元と北条氏康、何だかんだ言って、気が合ったんじゃないかな、と思うのです。
晴信と義元はほぼ同い年、氏康は五、六歳上で、大体同世代だし、戦国大名同士、やっぱり同業者的な「儲かりまっか」的なことがあったのでは、と(笑)
原虎胤さんの「出奔」、古府中で「信虎追放アカンやろ」と訴えたこと(史実)も含めて、実はパフォーマンスではないかと考えたことが、今回に反映されています。
虎胤が信虎への忠節を尽くしているのは事実でしょうけど、やっぱり信虎のアレなところは厭だったんじゃないかな、と。
そこを晴信が「じゃあこうしたら、忠節は尽くせるし、後で武田に帰って来ていいよ」と「出奔」させたんじゃ、と思ったのです。
ありがとうございました。
編集済
11 河東は誰にへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
今川が駿河に拘る理由、武田の賭けじみた奇策、本当に生き生きと描かれていて素晴らしかったです!
それと、この無茶ぶりに応えてくれる山本さんを川中島の合戦で失ったら、そりゃ信玄さんでも失速するよ……と将来を思ってしみじみしました。
面白かったです!
作者からの返信
今川義元からしたら、若い頃に「北を安定させよう」として武田家との和睦を模索したら、北条氏綱パパがお怒りになって(当時、武田と北条はケンカしてました)、河東を盗られてしまったという因縁があります。
それで氏綱パパが亡くなったもんだから、こうやって「奪還」しているという気持ちで戦っています。
で、それをもうちょっと深めて見たら、こんな「理由」を思いついた次第^^;
武田晴信は武田晴信で、「オレは義元のポケモ〇じゃない」から、「もういっそのこと仲直りさせて、オレは諏訪姫ゲットだぜ!」と閃いたんじゃないでしょうか。
そんな晴信を遠い目で見ている山本勘助(笑)
きっと川中島が無くても、ストレスで「隠居させて下さい」と言っていたかもしれませんね^^;
ありがとうございました。
10 河越と河東とへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
会議一つ取っても、神の目線で観れる者などおらず、それぞれがそれぞれの全力を尽くそうとしているのがわかります。
というか、綱成に勝てる奴がいる→切腹されたら困るから止めなきゃ に吹きました。
そりゃ必要だよネ( ´∀`)
さて、山本勘助さんの来訪がどう影響するか、楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
後世、小田原評定とか言われる熱い風評被害(笑)の北条家ですが、この時代は実のある会議をしていたんじゃないかなぁ、という感じです^^;
綱成をステゴロで勝てる氏康と小太郎。
まあ、この人たち幼馴染みという設定なんで、技巧派の氏康と、パワータイプの小太郎と、バランスの綱成の三すくみだったという設定です^^;
そんなわけで、綱成どうすんべ会議をしていたら、そのビッグウェーブに乗るしかないとばかりに、勘助の兄貴の登場です。
この勘助にも、綱成にぶつかってもらえれば……って、ちゃうねん!(笑)
ありがとうございました。
09 天秤への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
ビキビキと優位を取り合う今川と武田。グダグダと争う両上杉。
色んな陣営の思惑が色鮮やかなサラダボウルのように描かれて、ワクワクしました。
ところで氏康さん、久方ぶりのセリフが釣りしたい、でいいのか(≧∀≦)面白かったです。
作者からの返信
今川と武田はお互い「油断ならない奴」と思ってますが、パートナーとしては信頼しているという、パラドクスな関係です。
両上杉はお互い「信用できない奴」と思ってますが、パートナーとしては信頼「していない」という、やはりパラドクス(?)な関係です(笑)
義元としては河東を取り戻せればあとはどうでもイイ(酷い)ので、別に現状に不満はない(晴信は想定外ですが)という……^^;
極論を言えば、力押しにしてもいいわけですし……。
そういう「状況」を全て感じ取っている氏康さん、天才肌のタイプなんで、「まあ何とかなるだろう」と肌で感じて、とりあえず趣味の釣りがしたいと言ってしまうお茶目さんです(笑)
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
素晴らしい歴史小説だったと思います。
主人公側も敵方も魅力的な人物ばかりで、それぞれに見どころも用意されていて、堪能しました。
史実準拠部分と創作部分のバランスも良くて、歴史の面白さと物語の面白さを共に楽しむことが出来ました。とても面白かったです。
良い作品をありがとうございました。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
当時は角川武蔵野文学賞なる賞がカクヨムで開催されていて、それならば武蔵野を舞台にした作品を書けば受けるのではないかと思い、生まれて初めての長編歴史小説に四苦八苦して取り組んでいました。
最初は短編で終わらせるつもりだったのですが、今川義元の双頭の蛇の策を知った時点で、これは長編だなと覚悟を決めて執筆に向かいました。
やめようかなとも思ったのですが、書かない方が書いて受けないよりも後悔すると思い、改めて書きつづけた買いがありました。
歴史小説というのは、史実という制限がありつつ、それをかわして書いていく創作という自由があります。
その辺の塩梅に悩みつつ書きました。
ですので、その辺をお褒めいただき、また、お楽しみいただき、とても嬉しいです。
こちらこそ、ありがとうございました。