応援コメント

36 奮迅」への応援コメント

  • 拝読致しました。
    業正さん、なんと業の深い……漢字一字持っているだけのことはありますね。
    戦況は一手先手をとった北条側が優勢にみえますが、それでも激しく抵抗されている感があり。
    この勢いのまま、押しきるのとはできるのか。
    北条は木を倒して天下に名を響かせるのか、鼠賊として沈むのか。
    この先も楽しみです!(^-^)

    作者からの返信

    業正さんそれ自体は有能な武将です。
    だからこその意地悪(笑)であり、それなりに意味を持った作戦でした、逐次投入による縦深陣。
    これで綱成が凡将だったら潰されているでしょうし、時間と兵力に余裕があったらそもそも攻めてこないでしょう。
    ……が、そういう状況で踏破してくるから、綱成は怖い^^;

    こうして業正と綱成という、ある意味、ベストバウトというかたちになりましたが、業正には吉業という息子がくっついているので、それをうまく使えば……。
    果たしてその時、綱成の運命は。

    ありがとうございました!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     そうだよね、ここで策にはめてこその業正さん。成功すれば、韓信の背水の陣が再現できた。

     ……余談ですが、背水の陣って、入念な事前準備と罠を張り倒した後の、最後に仕掛ける罠なのに、本邦だと「もうあとがないと、覚悟して頑張れ」みたいな勘違いな訓示に使われて困ります。

     本作の業正さんと同等か、それ以上の準備をしてから、引用してほしい(^◇^;)

     綱成さんも熱いですが、千葉さんももう一つの主人公陣営かっていうくらい燃えますね。面白かったです。

    作者からの返信

    言われてみると淮陰候の例のアレみたいなことになってますね。
    その淮陰候が引用した孫子が「兵を死地に置け」とか言っちゃってるところが、そもそもの間違いの素かもしれませんね^^;

    業正さん、国士無双になれるくらい(笑)非常によく頑張っているんですけど、よりによって相手が地黄八幡というところがキツい。
    でも今後の人生で、武田信玄とかいう化け物の相手もしなければならないので、頑張って欲しいところです^^;

    千葉さん、最後の見せ場が近づいております。
    何でこの人を拙作に出しているのか、というところを後少しで描くつもりです。

    ありがとうございました。

  • どこまでも長野親子はいやらしいですね。敵とはいえ、その性根の悪さは救いようがないですね。戦国の世の中をs自分に正直にいきているのかもしれませんが、でも、やはり爽やかさとは対極にある御方のようです。

    それに、逃げることばかりの上杉の殿様に比べて、真っ先に当主自ら駆け抜ける北条氏康の潔さ。トップに立つ人物の差はどうしても出てしまいます。

    作者からの返信

    史実の長野さんは立派な人らしくて、他のフィクションでもカッコイイ描かれ方をしていますが、拙作ではその逆を行ってみました。
    こういう「生き汚い」感じもまた、戦国っぽいかな……と思いまして。
    北条綱成の家族との関係、鬼美濃との関係、そういう人間関係と真逆の人間模様を描き、対比させたかったのです。

    北条氏康は、退陣の合図が出るまで(鉦が鳴らされるまで)、戦場を駆けまわっていたそうです。
    戦いがほぼ終わっても見当たらなかったので、仕方なく黒備えが鉦を鳴らして呼んだ……とまで言われています。
    これはこれで問題があるような気もしますが、やはり上杉と北条では、積極性で差が出たんでしょうね^^;

    ありがとうございました。

  •   お前さんが左馬助の油断を利用したようにな・・・

     怖っ。人は本当に怒ると、こんな感じになるんでしょうねぇ。綱高さん、クールだなぁ。

    作者からの返信

    綱高さんは、洒脱だけど、怒ると怖いという設定でした。
    まあ、一番強い「赤備え」を率いる立場なんで、こういう「癖」があった方がいいかな、と思いまして。
    だから「怖い」とおっしゃられると、物書き(の端くれ)冥利に尽きる思いです^^;

    ありがとうございました。

  • 筆の運びがまるで北条の勢いをそのまま伝えるかのよう。
    鳥肌立ちました。
    この回、非常に好きです。お見事っ!

    作者からの返信

    恐縮です!

    実は、このエピソードのタイトル「奮迅」が、この物語全体の、執筆当初の仮タイトルだったりします。相模の獅子→獅子奮迅→奮迅、という感じで。二文字のシンプルなタイトルに対する憧れがありまして。結局、分かりづらいと思ってやめましたが^^;
    つまり、このエピソードは、この物語の執筆当初のエキスみたいなモノを濃厚に残しているエピソードだと思います。
    そのあたりが、「勢い」につながっていると思うのです。その分、書いててキツかった記憶があります^^;

    ありがとうございました!

  • 息も継がせぬ戦闘描写、お見事ですね。(●^o^●)
    小説でもコミックでも面白い1冊になると思います。

    こうした生の戦闘を経験していない家光以降の将軍たちは、自分の威光を如何にして末端まで浸透させるか、焦りと劣等感に駆られていたかもしれませんね。その結果がキリシタン取締りだったり、生母の格上げだったり、生類憐みの令だったり。


    作者からの返信

    もう無我夢中で書いています。
    経験していないことを書くとは、本当に難しいものです^^;

    史上類を見ない太平ですからね、そういうこともあるでしょう。吉宗くらいの治世に取り組む覚悟がないと、やり切れなかったかもしれません。

    ありがとうございました。

  • 歴史物の作品は確かに史実がありますけど、でも、それだから書きやすいとは思っておりません。だからこそ、こうして想像力をのばして作品になさる四谷軒さま、素晴らしいと思っております。


    作者からの返信

    「しばり」、制限、ルールがあるからこそ書ける、というのはあると思うのです。お題とか、部門もそうです。
    歴史ものはそういうところがあると思って書いています。史実という制限を、行間をどう読んでいくか、というところですね。とっかかりにできると良いですが、逆に詰まるところがあるのが難点です^^;

    ありがとうございました。