応援コメント

27 運命 下」への応援コメント

  • >「だから、弁千代、死んでくれ」

    Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
    ガチでこんな(↑)顔になりました(苦笑)
    実行する当人はまず生還できないであろう策、ということですよね。
    これまで北条家の結束の強さ(仲の良さ)を見てきているだけに、命じる氏康の胸中が推し量られてこちらも辛くなりました……

    第三部も楽しみに読ませていただきます。

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、弁千代さんは、このあと、伝説に残る「ある仕事」をやることになるので……^^;
    逆に言うと、この伝説のおかげで、弁千代さんは後世に名が伝わるという……。

    北条家という戦国大名は、非常に特異な家で、少なくとも一族で裏切った者はいません。
    向背常ならない関東諸侯は、生きるために謙信とかに返り忠してますけど(笑)、基本的に裏切りがない、非常にチームワークが良い家です。
    小田原征伐? あれは人たらし相手の特殊イベント(笑)だから、別枠で^^;
    ……そんなわけで、チームワークに優れた仲間たちなんですが、そんな仲間に「死ね」と命じる氏康。
    でもそうしないと、勝てないから命じています……たしかに、辛いですね。

    お楽しみいただければ幸いです。
    ありがとうございました!

    編集済
  • なんじゃそらー!

    ……あ、失礼しました、拝読させていただきました。
    このタイミングで弁千代さんに死ね、かぁ。キツいですね。おそらく、誰よりも氏康さんが……(;>_<;)
    普段は飄々としていても、左馬介さんがなくなって自分を追い込むほどの情を持つんですものね。
    そう思うと、時代の厳しさが感じられます。
    さて、死を覚悟しなくてはならないほどの策がどのようなものか、楽しみです(^^)

    作者からの返信

    このあと、弁千代さんは、伝説として伝えられる「ある行動」に出るのです。
    それがまあ、たしかに「やれ」と言われたら死ねと言っているのと同義の行動です^^;
    このために、弁千代さんを最初から出演させていたと言っても過言ではありません。

    左馬助さん、もしかしたら北条が両上杉を騙すための「偽の和睦申し出」だったという説もありますが、いずれにせよ、このあとから史料に出てきません。
    そこからの想像です。
    キツい想像ですけど、「偽の和睦申し出」だったとしても、そういう展開になってしまったのではないか、と……。

    そして、そういう展開を受けて、ついに氏康も腹をくくります。
    決めるか決めないか、やるかやらないか。
    「輿乗の敵」で、氏康自身が述べた言葉のように……。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     犠牲を知ってなお、死んでくれ、と部下に命じざるを得ないのが大将の辛いところですね……。
     氏康さんの激情が伝わってきて胸にジンと来ました。
     面白かったです。

    作者からの返信

    これが男塾だったら、氏康「弁千代、貴様死ねい!」弁千代「かしこまって候」で終わりなんですけどね(笑)
    でも、拙作では微妙にリアリティ的な何かがあって、氏康は弁千代に死んでもらうつもりだと辛いながらも明言する羽目に。
    けど、そこを判断し、決めるのが大将。
    よりによって、左馬助が死んだ後に、というところがキツいですね……。

    ありがとうございました。

  • 退却に退却を重ね、相手の補給路が伸び切り油断しまくっているときに大攻勢をかける…ナポレオンもヒトラーもロシアでやられ、日本軍も中国大陸でその泥沼にはまりこんでしまいましたね。古今東西、どこの戦線も攻勢終末点の見極めが難しいですね。徹底的に叩くということとの違いの見極めが難しい。

    作者からの返信

    河越の場合は、補給線はそこまで伸びていないので、おそらく「だれた」状態になって来たのが問題だったんでしょうね。
    いつまでつづくんだ、でももうちょっとで落城するから……みたいな「せめぎ合い」が、河越包囲陣の中であったんじゃないでしょうか。
    その微妙なタイミングを衝くことが出来たのが、北条の勝利につながったかと。

    ありがとうございました。

  • 鯉が滝を上って竜になる話は知っていましたが、鼠が巨木を倒して虎になる夢については、この小説で初めて知りました。
    私も鼠年生まれなので、この夢、かなって欲しい! とつい思ってしまいました。

    作者からの返信

    この鼠が虎になって巨木を倒す……という夢は、伊勢新九郎=北条早雲が見た夢として、北条家で伝説として語り継がれている夢です。
    すなわち、鼠年の男=早雲が、巨木=山内上杉と扇谷上杉を倒す、という吉夢という触れ込みです。
    おそらく、早雲が上杉を倒す口実にするために、そういう夢を見た、といいうことにしたのではないかと思われます。
    ……で、拙作では、じゃあ何でそういう夢を見たことにしたのかというところを踏み込んでみました(後々出てきます^^;)

    ありがとうございました。

  • 大将は部下に死ね、と言えなきゃいけないんですよね。
    もちろん、無駄死にしないように普段は最大限の思慮を巡らすわけですが、いざというときは、死んでくれ。
    そこで、応と返事を貰えるかどうかが日頃の行いなんでしょう。

    作者からの返信

    この時代、死ねと言う大将はたくさんいたでしょうけど、おっしゃるとおり、いろいろと考えたうえで死んでくれと言える大将はあまりいないでしょうね。

    で、逆に、家来の側から「やります」と言われるとなると、もう、毛利元就や織田信長といったレベルにならないと……。
    それでも生還してしまう、徳川家康や羽柴秀吉みたいな化け物もたまにいますが。

    ありがとうございました。

  • うをを、胸熱の展開ですね…!
    ハラハラドキドキで胸が高鳴りました…!
    そして、

    弁千代、死んでくれ

    に痺れました。
    良い展開…!

    作者からの返信

    ありがとうございます(^^;
    作者としても、ある意味キツい展開でしたが、そう言っていただけると嬉しいです。

    現代ならあり得ない、あってはならない「死んでくれ」。
    でも戦国大名なので、家来に死を命令することができてしまう……そこが悲しいところですが、そうしないと駄目なんだ……そういう氏康の思いを込めさせてもらいました。
    なので、痺れましたの一言をいただけると、本当にありがたいです。

    ありがとうございました。

  • 左馬助の想い、氏康にしっかり届きましたね。
    胸も目頭も熱くなってしまいました。
    報告を受けてからの哀しみ〜決意のシーン。
    氏康の表情から、内にある感情が見え隠れするのも堪りません。

    第3部も楽しみに、追いかけて読んでいきます♪

    作者からの返信

    お星様だけでなく、応援コメントまでいただいて、ありがとうございます。

    左馬助……死んでしまったとしても、遺された者が受け継ぐ、というテーマを描きたかったので、仕方ないと思いつつもこうしてしまいました。実際は追い返されただけで生還しているようです。
    氏康は、祖父や父から虎と成る鼠の夢を受け継いでいる武将ですから、左馬助の遺志も汲んで……というわけです。朝読用なので、こういう人間と人間のつながりを描きたかったのです。
    碧月さんにエモーショナルになっていただいて、恐縮しつつも、嬉しく思います(^^;

    第3部、よろしければご覧ください。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました♪

  • ――白々と、東の空が白々としてきて、ようやく夜が明けたことが知れる。
    西の方、うねうねと波打つ山稜が、その線を濃くして、見る者にその優美な形を教える。

    風景描写、すてきですね。(*^▽^*)
    俳句でも倒置法、よく遣われます。

    第2部の完結、おめでとうございます。
    ――「だから、弁千代、死んでくれ」
    第3部へどうつづくか、楽しみです。

    作者からの返信

    このあたり、武蔵野に住んでいるからたまたま書けたというか……ありがとうございます。
    第2部、ようやく終わってこれまで広げてきた風呂敷をたたむときが来ました(笑)

    あと、格好良いレビューを感謝です。何か、照れます(^^;

    ありがとうございました!

  • 扇谷上杉朝定の奢りに乗じて、そこをつく作戦なんですね。

    その作戦が、これですか。
    辛いですね。

    作者からの返信

    実際は北条軍が河越に近づいて、上杉軍の攻撃を誘い、そこで負けたフリをして油断を招いて、頃合いを見て夜襲したみたいなんですけどね……本当に氏康はしたたかな武将です。
    でも、小説的な盛り上がりを考えて、こうしてしまいました。
    私も書いててしんどかったです(^^;

    ありがとうございました。