応援コメント

42 善得寺」への応援コメント

  • ついに、ついにエピローグまで読ませていただきました。
    血みどろで、薄氷の上を歩くようなぎりぎりの戦でありながら、北条氏康という“漢”を中心とした青春歴史ロマンの趣が感じられたのは、四谷軒さんが持つオンリーワンの個性故でしょう。

    河越の戦は終わった。そして甲相駿三国同盟が結ばれた。しかしこれで終わりではなく、歴史も人のつながりも途切れることなく続いていく……。
    ですが今は、一つのお話が大団円を迎えた余韻に浸ろうと思います。
    青空に祖父と両親の幻で〆るラストシーンは、今まで追いかけてきたこちらにも万感の思いが溢れてきました。

    この物語を読むのが、毎朝の楽しみの一つでした。本当にありがとうございました!


    ……えー、最後に一つだけ。
    >「いや……鯵ではなく、鰯か」
    義元どのー、んなこと言ってると金石斎さん改め栄永翁がアップを始めますぞー(棒)

    作者からの返信

    ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
    後北条氏という、稀有な、戦国という時代に咲いた仇花のような存在ですが、それでも確かに彼らは生きていた、ということを描ければと思って書いてきました。
    その最たる出来事、河越夜戦。
    そんな戦いは無かったという説(扇谷朝定が頓死して終わったという説)もありますが、有ったとしたら、こんな想像も許されるのではないか、というスタンスで書いてきました。
    そのあたりを「個性」と言っていただいて、まことに嬉しく、あるいは面映ゆい感じです^^;

    実は三国同盟の成立はいつなのか定まっていませんが、「大団円」という雰囲気を出したいため、敢えてこのタイミングで締結してもらいました(笑)
    驚天動地の戦いを終え、英傑らとの同盟を成し、そして駿府からの帰り道、興国寺城の姿が。
    こういう、脳内ロケハン(?)をしたら、もう、じいちゃんや両親に出てもらうしかないでしょう、と思いました(笑)
    定番といえばそれまでですが、やっぱり歴史ものだし、こういう定番で〆るのは、有りだと思い、こうしました^^;
    祖父・伊勢新九郎が始め、父・北条氏綱が繋ぎ、そして今、北条氏康が仲間たちと共に、その受け継いだ大業を成し遂げた……そういう「歴史」を演出してみたつもりです。
    それを感じてもらえたようで、何よりです!

    ちなみに義元さんのギャグセンスは、実は栄永翁と同レベルだったりします^^;

    それでは、これまで毎朝お付き合いいただき、まことにありがとうございました!

  • 拝読致しました。
    やはり、最後はこの3人で締まるんですね。
    てか、義元さんがイイ味出し過ぎています……いや師匠まで……
    嗤うと歯が黒いのはもう鉄板ですよね。
    前回の綱成さんと小太郎さんのナグリアイもそうでしたけれど、この三人もどこか同窓会のような心やすさが感じられ、戦争を扱う物語なのに不思議と爽やかさがついてまわります。
    戦争と言う大悪から目を逸らしているのでなく、受け入れてなお泰然としていられるような三人、といいましょうか。
    国を背負い部下を背負い家を背負う、そんな最後に感じ入るものがありました。
    歴史の長編、お疲れさまでした&ありがとうございました。
    とても楽しめました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    何だかんだ言って、この河越夜戦をめぐる一連の動きの結果、三国同盟締結という運びになりましたので、この同盟締結のあたりをエンディングにしよう、と考えておりました^^;

    ホントに奇跡としか言いようのないくらいに、この三国にこの三人がちょうど当主として存在していた、このタイミング。
    フツーだったら三つ巴の争いになりかねないところを、同盟してしまうところが凄い。
    戦争という観点だけでなく、経済面でもこの同盟を機能させる(塩を送ったりしていたし)この三人、やはり「好敵手」として、互いに認め合っていたんだろうなぁ、と思います。

    この同盟は、戦国でも稀有な、対等の、それも三者の同盟として存続し、武田、北条、今川はこれを元に、さらなる発展を遂げます。
    ……桶狭間という魔境がやって来るまでは。

    けれども、今は、河越夜戦を乗り越えたことを言祝ぎ、三国同盟を結べたことに喜び、酒食を楽しむ、今川義元、武田晴信、北条氏康。
    これからのこの三人の生き様を想うと、作者としても感じ入るものがあります^^;

    おかげさまで完結いたしました。
    これまで長きにわたり、お読みいただき、深い感謝です。
    ありがとうございました!

  •  こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
     冒頭から義元さんが多才で吹きましたw そりゃドヤ顔キメるww
     再会した三人が楽しそうで、読んでて目が潤みました。
     かくして太陽は昇り、斜陽の時間がやってくる。今川、武田、北条、夢を叶えた群雄達は夢と共に滅びゆく。
     それでも、彼らが思うままに生きた結果が、轍となって歴史に刻まれた。
     面白かったです。

    作者からの返信

    今川義元って結構謎多い人なんで、ある意味その分からない部分を、やりたい放題やらせていただきました(笑)
    特に残酷とか傲慢とか、そういうところが無さそうだし、ちょっと癖のあるあんちゃんみたいな感じで書いていて、そういえば禅寺で修行していた→料理というアイディアを思い浮かべたのです^^;

    何だかんだ言って、この国の戦国時代のメルクマールだったと思います>三国同盟の結成。
    これで桶狭間という、この国の天地がひっくり返るイベントが無ければ、この三国による漸進でこの国が決まったかもしれません。
    ですが、北の軍神とかいたりして、やっぱ無理だったでしょうね……^^;

    それでも、少なくとも、北条家という稀代の一族が無ければ、関東は無法の荒野と化していたでしょうし、彼らのことは歴史に残すべきでしょう……。
    そういう想いで、書かせていただきました。
    長きにわたり、お付き合いいただきありがとうございました。

    ではではノシ

  • 義元、晴信、氏康。
    三人の若者が
    海辺で魚を焼いて食べるシーンが
    すごくキラキラと輝いていて
    覚えていたのですが。
    田子ノ浦の章だったかな?
    感動のラストで再び繋がり
    感慨深いものがありました。

    人間同士の繋がりっていいもんだなぁ
    と、しみじみ思える良い物語でした。

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、田子の浦のシーンです。
    何気なく書いたシーンですが、書いていた当時はラストシーンをああしようと思ってなかったので、今振り返ってみると感慨深いものがあります、私も(笑)
    やっぱり若者が飯食ってるのは、見ているだけで楽しいもんですし^^;

    戦国という殺伐な時代ですが、こういう未来を目指す若者、という部分もあったんじゃないかと思い、書かせていただきました。
    「いいもんだなぁ」とおっしゃられて、大変嬉しゅうございます。

    それでは、長きにわたり、お読みいただきありがとうございました!

  • とても豪勢なオールキャスト!この三強に謙信という軍神が、この狭い地域に割拠していたのがドラマですね。どれも天下を握る実力を持ちながら、近すぎて動きが取れぬままに各個撃破された戦闘教本通りのやられ方でした。それだけにロマンと夢は尽きません。

    最後に、爺様や両親と語るくだりは春の名残の暖かい夢のごとく、氏康の心情と喜びが良く感じられます。

    作者からの返信

    謙信はまったく予想外の存在だったんでしょうね。
    そういう意味では、山内上杉は正しい亡命先を選んだといったところでしょうか。
    あとは、やはりこの中で最強と思われていた今川義元が、まさかの桶狭間で斃れたのが痛かったんでしょうね。
    こういう場合、ifを言ってもしょうがないですけど、桶狭間さえなければなぁ、とも思います^^;

    最後のくだりは、後北条家はこの時代にしては珍しく、家族の内輪揉めがなかった一族で、結束というか互いの思いやりが強かったんだろうなぁと思い、ああいうかたちにしました。
    血戦をくぐり抜けたからこそ、今は亡き家族、そしてこれからの家族や親友への想い……その辺をお感じになられていただけて、とても嬉しいです。

    それでは、ここまでご覧いただきまして、まことにありがとうございました!

  •  素敵なラストでした。

     まだ続きがあるようですが、お疲れ様でした。こうやって人の世は受け継がれていくのですねぇ。

    作者からの返信

    恐縮です。
    そして、コメント付きレビュー、ありがとうございます。

    何というか、拙作のテーマには「受け継ぐ」というのがありまして、初代・早雲が築き上げ、二代目・氏綱が盛り上げ、そして拙作の主人公、三代目・氏康がその偉業を頂点に……という流れを、この河越夜戦に収斂させていく感じをイメージしました。
    脇においても、原虎胤→北条綱成とか、千葉利胤→真田幸綱とか、そういう流れを作っておりました。
    ……そういう訳で、後北条家は戦国という時代の新興大名ですが、こういう「受け継ぎ」があって、関東最大の大名となりおおせた、というかたちで描かせていただきました。
    ですので、Teturoさんに、そのようにおっしゃられると、まことに嬉しい限りです。

    そして北条家の戦いはまだ続きますし、よりによって戦国時代の終わりは小田原落城なんですが、ちょっとそこまでは書けないと言うか、あまり長く書くのも何だしなぁということで、これにて筆を置かせていただきました^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    武田晴信(義元どの!?味と鯵をかけた駄洒落なのか!?こやつまさか、根来金石斎か!北条に謀られたわ!!)



    長い戦いの果ての締めが大団円というのは乙ですね。忘れた頃に出て来る根来金石斎の駄洒落が、肩の力を抜かせてくれました。

    作者からの返信

    読了していただいて、ありがとうございます。


    今川義元って、私の中ではこんなキャラなんで、どうしても……^^;
    (アニメ「一休さん」の将軍様=足利義満のような感じです)

    武田晴信さんとしては、「ま~た何か言ってるよ」というポーカーフェイスの下で、心の中で「何て面白いんだ!」と爆笑しているかもしれません(笑)

    ……うん、やっぱり金石斎の策謀としか思えませんね(何で(笑)


    善得寺での会盟は、史実かどうか怪しいと言われていますが、これは小説なんで、ラストシーン(の一歩手前)として採用させてもらいました。
    おっしゃるとおり、大団円的な雰囲気にしたかったので^^;
    金石斎、私は結構お気に入りなんですが、反応が薄くて……(笑)
    ですので、そうおっしゃっていただけると、とても嬉しいです。


    それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
    深い感謝です!

  • チームスポーツを描いた少年漫画の最終回みたいな感動のラストシーンですね!
    一人一人の人物も個性的で、「これぞ群像劇!」というような、素晴らしい作品でした。
    まだまだ私の知らない歴史上の面白い人物や出来事がたくさんあるんだなあ、と、改めて日本史への興味が深まったように思います。

    作者からの返信

    ここまで読んでいただいてありがとうございます!
    何分にも、このような長編を書くこと自体が初めてなもので、いろいろと試行錯誤を重ねて書いてきた作品です。
    キャラクタなんて、その最たるもので、果たしてこれでいいのだろうか、書き分けできているんだろか、と悩みながら書き進めていきました。
    そこを、「個性的」「これぞ群像劇」とおっしゃっていただいて、誠にありがたい限りです。

    そして、拙作を読んで、日本史への興味が深まったということですが、これこそ、朝読のために拙作を書いた目的なので、非常に嬉しいです^^;

    ありがとうございました。

  • ラストは大河ドラマ最終回のような華やかさの中に、爽やかな家族愛の姿がありました。

    この後の子や孫の世代を知っていると微妙な気持ちになりますが。

    大作の完走お疲れさまでした。

    作者からの返信

    ベタベタなラストですが……でも、歴史ものなら、こういうラストは許されるだろうと思って書きました。早雲と氏綱たちも、また出してみたいという想いもありましたので。

    実は、氏政や氏直については、敢えてオミットしていました。三国同盟は氏政の嫁取りでもあるのに、出していません。
    出しちゃうと、歴史を知っている人が見ると、新巻さんのように「ああ……」ってなっちゃいますからね^^;

    一次創作の長編で完走したの、これが初めてなんです。
    コメントを拝見し、脱稿して非常に嬉しかったのを思い出しました。

    ありがとうございました。

  • 最後はやっぱり、肉親の情ですね。感動的なラストです。

    弁千代、無事でよかった。川越城の包囲戦も、随分長く続いていたんですね。霧隠の城からの脱出劇、そして、霧隠の命名。きれいにまとまって、かっこいいです。ところどころで出てくる真田も、後々を期待させます。

    晴信の軽妙さと、義元の軽みに、いつまでも仲良くしていて欲しいものだと思いました。反面、氏康は、人の上に立つ重みがありました。

    しっかりした文体に、オノマトぺがうまく作用して、臨場感のある読み心地でした。毎日の楽しみでした。一日の最後の歴史旅行を、ありがとうございました。

    作者からの返信

    まずは、長きに渡り、拙作をお読みいただいたことに多大なる感謝を申し上げます。

    さて、ラストシーン。
    拙作は朝読用ということもありまして、やはり親から子へ、孫へと「受け継ぐ」というのがテーマなので、こういうラストシーンにさせていただきました。北条家は、この時代にしては珍しく家族間の争いが無かった一族なので、これでいいのだ~(笑)……と勝手に思っております。

    弁千代は、実は河越参戦という筋もありましたが、そんな生半可な怪我ではないだろうと思い、やはり安静にしてもらいました。代わりに鬼美濃が北条綱成を助けに行くという展開になりましたが、これはこれで良かったのではないかと思います。

    河越城包囲は半年に及んだという話ですが、実際は無かったかもしれないという説もあり、微妙です。史料が無いみたいなんですね。
    その河越城の別称、霧隠城。このネタをwikipediaで知ったとき、これはもう使いたいなという欲求を感じました。で、真田を登場する運びになったとき(当初は出すつもりはありませんでした)、霧隠という伝説の忍びの名を思い出し、もうやるしかないな、と。作者としても、これはうまくいったのではないかと満足している次第。

    真田さんは、何というか、使い勝手の良いキャラです。困ったときは、この人の知略や忍びたちに何とかしてもらえれば良いので、重宝しました。とある自主企画に短編で参加しようと思い立ったときも、まず出そうと思ったのはこの人だったりします。

    武田晴信は、どっちかという重いキャラとして描かれることが多い人物(大河ドラマとか、昭和の小説では)ですが、私が書くと、何かこんな感じになってしまいました。不思議なことですが、まあ、やはり今川義元に引きずられたのでしょう。
    で、その今川義元は、「花倉の乱」以来、付き合いの長いキャラなんで(と、私は勝手に思っています)、好きにやらせてもらいました。アニメ「一休さん」に出てくる将軍さま=足利義満のイメージで描いています。いい奴なんだけど、ちょっと……という空気を感じていただければ幸いです。
    そんな二人と同盟する破目になった北条氏康さん。やはり年長者なのと、主役なので合戦の指揮の描写が多めなんで、「主君」としての立場が濃く描かれたかと感じています。

    しっかりとした文体、オノマトペ……面映ゆい限りです。書いている本人としては、割とナチュラルに(何も考えずに?)書いておりますので、本当に、嬉しい限りです。
    毎日の楽しみにしていただき、また、一日の最後のリラックスタイムという貴重なお時間を割いていただき、まことに恐縮でございます。

    それでは、ありがとうございました!

  • とても気持ちのよい最終回でした。歴史小説のラストって、結構難しいように思います。司馬遼太郎あたりでも、割りとあっさり終わってしまうものが多いですしね。
    歴史小説に青春小説や少年漫画的な要素を加えつつ、骨子となる部分は史実をなぞる、見事な手法ですね。物語で嘘を語るには、八割方を堅く抑えて残り二割で大きく法螺吹く、そんなのをどこかで目にしたことがありますが、なるほどですね。
    とっても楽しかったです。典座、流石目の付けどころが!
    素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    このラスト……すっごく悩んだんです。
    越後の軍神との新たな戦いが始まる……というのも考えたんですけどね。それやると、キリがなくなりそうで(笑)
    で、ベタですけど、やはり朝読なんで、ベタでもこういうラストが良かろうと思い、こうしました。
    「受け継ぐ」がテーマなんで、こういう形でおじいさんとご両親に出てもらいました^^;

    歴史小説書くまでは、青春ミステリィとか結構読んでたんで、その影響が色濃く出ていると、自己評価しています。
    史実と創作のバランスが肝なんだなぁと、書いてて分かることもありました。しかしこれ、おっしゃるとおり、物語るにあたって、嘘や法螺といった部分をどうするかということに通底する事でもありますね。

    こちらこそ、楽しんでいただいて、何よりでございます。

    あと、典座、御作にも出てきましたよね。たしか京極夏彦先生の小説(禅寺が舞台のミステリィ)で出てきたのを覚えていて、使ってみました(笑)
    今川義元は意外と、「一休さん」みたいな少年時代だったんじゃないかと思いまして^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • どう落としどころを持ってくるのかなというのは時代劇もの、特に死因が不明瞭だったり、劇的でない武将でいつも気になるのですが、河越は綺麗にすっきり纏まっていて素敵でした。大河の天地人は本能寺で謙信入道の登場でちょっとファンタジーよりすぎではと思っていましたが、こういう最後の余韻でいないはずの人の声が聞こえる演出は胸が熱くなります。すごく面白かったです、最高の物語をありがとうござました。

    作者からの返信

    まずは素敵なレビューをありがとうございます!
    まさかああ来るとは思わなかったので、意表を突かれました。
    作品内に江戸城(戦国)を出したけど、まさか江戸弁を使ってくるとは。
    このノリ……何というか、ヒオリムーブメント的なノリですね。
    驚きと共に、たいへん嬉しかったです。

    で、拙作の着地点なのですけど、短編小説的な手法を取りました。
    歴史小説というと、どうしてもその人物の生涯とか、時代の終わりまで書くようなイメージが私にはあったのですが、ここカクヨムに来るにあたって、某武蔵野賞に応募するため、歴史小説の短編を初めて書いたのです。
    そうしたら、「ああ、こういう風にある事件を切り出すかたちもアリなんだな」と自分ひとりで納得してしまい、これを長編にも応用してみよう、となったのです。
    幸い、史実で、河越夜戦は三国同盟(善得寺会盟)という象徴的な出来事でフィニッシュしているようなので、これを持ってくれば座りが良いだろうと思い、こうしました。
    まあ、仕掛け人(ある意味ラスボス)である今川義元が全て持って行ったような観はありますが(笑)

    大河「天地人」は観ていなかったのですが、景虎さん何してるんですかと言いたくなるような展開ですね(笑)
    謙信は桶狭間を評価していたから、信長に化けて出るのはちょっと無理があるし(^^;
    それで、拙作のラスト、「受け継ぐ」という拙作のテーマを表現するには、ベタですけど、これかな、と思い、書きました。
    実は作者が早雲と氏綱夫妻を出したかったという裏事情もありますが(笑)、先人から今の人へ、未来へ、という意味合いでは、これだろうと思い、ある意味伝統的な手法を採らせていただきました(^^;
    往年のジャンプの作品を参考にして(笑)

    それでは、長々と申し上げましたが、最後までお読みいただき、その上、素敵なレビューまでいただいて、こちらこそ、ありがとうございました!

  • 素晴らしかったです。個人的にもある程度覇者が出てくる時代よりも群雄割拠のころが好きなのでストライクな一作でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    群雄ひしめくこの時代ならではの面白さ、みたいなのを追求した作品なので、そうおっしゃっていただけると、大変嬉しいです。
    ちなみに、こやまここさんにレビューをいただいた時、そのレビューコメントのとおり、最終決戦で鬼美濃を活躍させる予定だったので、それを見抜かれたようで、ドキリとしました。カズハさんに探らせたのか、と思ってしまいました(笑)。

    ありがとうございました!

  • 良い作品に出会えました。続編等の予定はありますか?次回作にも期待したいと思います。

    作者からの返信

    恐縮です。
    続編は、考える余裕がまだ無いという状態でございます。頭真っ白でして……(^^;
    ただ、ひそかにちがう舞台と時代の短編を書いておりまして(実は短編小説マイスターを目指していたりします)、自分としてはチャレンジの意味で明日から投稿する予定です。

    鉄弾さんのような素晴らしい作品世界を描く方に期待されると嬉しくもあり、身が引き締まる思いです。
    ご期待に添えられるよう、精進いたしたいと思います。

    ありがとうございました!


  • 編集済

    鰯を魚に宴会場面からのラストシーン

    じい様の声、鳥肌がたちました。
    見守る人々の想い、ジーンとしました。

    重厚な内容の連載、本当に素晴らしいです。お疲れ様でした。

    作者からの返信

    戦国という時代の始まりを告げた男・伊勢新九郎(北条早雲)、彼はまさか孫が本当に上杉を駆逐するとは思ってなかっただろうなぁと思い、反則ですが、息子の氏綱夫妻と一緒に、氏康と会わせました(笑)
    やはり「受け継ぐ」という拙作のテーマを飾るには、これだろうなぁと思いまして(^^;

    カクコンという「戦国」に、力作を2編も投稿されているアメリッシュさんに「重厚」と言われると面映ゆいです(^^;
    こちらこそ、お疲れさまでした。

    ありがとうございました!

  • 連載お疲れ様でした!
    非常に読み応えがあって面白い作品でした。
    戦国武将の思惑、心情等がリアルさをもって感じられ、作品の世界にどっぷりのめり込みました。
    コンテストで賞をとって、書籍化まで行けるといいですね。
    他のどんなネット小説と比較しても、間違えなく私の中では最高傑作です。
    次回作期待してます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    書いているときは確かに疲れましたが、同時に楽しくもありました。

    そして拙作に「世界」を感じていただき、恐縮です。この戦国という時代、そして武将たちの生き様に、読む方に思いを馳せていただければ、と思って書いた甲斐があるというものです。

    コンテスト……これはまさに「戦国」って感じですね。私としては、手抜きだけはしないで駆け抜けたつもりです。その果てに、もし勲章があれば、非常にありがたいことです(^^;

    そして、拙作に、ご自身の初のレビューコメントを書いていただいたemondaemondaさんに最高傑作とおっしゃっていただき、私としてはそれこそ、コンテストの賞ぐらい嬉しいです。読者にとっての最高傑作を書けたというのは、物書きの端くれにとっては、それこそ勲章です。

    次回作……というか、実は全然ちがう舞台の小品を明日から投稿するつもりです。短編小説マイスターをひそかに目指しているのです。

    それでは、ありがとうございました!


  • 編集済

    おお、弁千代殿! ご健在であられましたか?!
    戦のあとは御大将自らの手料理振る舞い、一転してやわらかなエンディングですね。

    毎朝の執筆を積み重ねた力作のご完結、おめでとうございます。\(^o^)/
    まったく知識のなかった関東の武将群像を楽しまさせていただきました。

    朝読賞での佳きご首尾をお祈りしております。

    作者からの返信

    弁千代の、少年の成長物語、というのも拙作のテーマのひとつで、やっと元服させることができました(^^;

    禅寺、しかも自分が修行した寺で会合となると、やはりこういうもてなしをしたんじゃないかな、と妄想し、義元と雪斎には料理してもらいました。まあ、今までずっと戦ってばっかりだったので、ボーナストラックの今回のお話は、和やかムードでやらせてもらいました。

    そして投稿初期から見守っていただいて、ありがとうございます。このようなマイナーかつマニアックな話、誰も読まないだろうなぁと思っていたところを、上月さんのような読者に巡り合えて、望外の幸せです。朝読賞、拙作で人事は尽くしたので、天命を待たせてもらう所存です。

    ありがとうございました!