GW一気読み、二作目です。
確かにおっさん祭りでしたね。
私としては名作にちなんでマリーンドルフ嬢枠で、
高坂弾正の登場を若干期待していたのですが(笑)
後、人物構成にあくどい感じがしない点を不思議に思っていましたが、
最後のあとがきで納得です。
関東に住まう子供たちに、良き昔話として
受け継がれんことを願います。
ああ、まだ
目を付けていて読んでいない
作品がたくさん残っている…(泣)
作者からの返信
こちらも読んでいただいて恐縮です^^;
そして、コメント付きレビュー、ありがとうございます!
まずはレビューについてですが、隆慶一郎さん、そういうことを述べていたんですね。
たしかに当時の北条氏康は、南北から攻め込まれ、駿河東部を敢えて差し出して、その上で河越へ向かうという、あとから見たら最善手なんですけど、その時の人たちには「もう北条は終わった」とか思われていたんでしょうね^^;
でも、駿河で今川義元と武田晴信を相手にするよりは、たしかに河東で古河公方・関東管領・扇谷上杉を相手にする方が、まだ戦いやすいと思います。
古河公方ズは、統制が取れていないし(笑)、おそらく長野業正ぐらいしか脅威が存在しません。
だから乾坤一擲の勝負に出て、そしてまた以後の関東をつかもうと考えたんでしょう。
こうして勝った氏康、義元と晴信と三国同盟を結びますが、この三国同盟の末路、そして各自の「家」の末路もまた、新たな波へ呑み込まれていく……。
そういう、歴史の、時代のうねりみたいなものを感じさせられたらなぁ、と考えておりましたので、そこに言及していただた、非常にありがたい、名レビューだと思います!
こちらからは、応援コメントへの返信です。
オッサン祭りを読んでいただいて、まことに恐縮です^^;
そして、高坂弾正(笑)
その手があったか(笑)
でも、弁千代さんを出してしまったから、もうイケメン枠は埋まっているのです^^;
そして、当時のカクヨムコンは、朝読賞という賞が存在しておりまして、今でいう「5分で読書」につながる、少年少女向けの部門賞でした。
これの特徴は、星が要らないところ(読者選考不要)だったので、当時カクヨムルーキーだった私は、これならひょっとしたら、と思って挑んだわけです。
むろん、少年少女向け、という方針に共鳴した、というのもありますが^^;
おっしゃるとおり、関東に住む少年少女たちに、昔、こんなことがあったんだよ、と伝えられれば、これほど嬉しいことはございません。
それでは、これまでお付き合いいただきありがとうございました。
夜遅くまで読んでいただいたようで……^^;
どうぞゆっくりお休みください。
私の作品につきましては、どうぞお暇な時にでも、お気が向きましたら、ご覧いただければ幸いです^^;
ありがとうございました。
改めまして、長編完了お疲れさまでした。
あれですね、DVDとかの付録についているメイキングのような感覚で本作の裏側を覗かせて頂いたようで、興味深かったです(^^;)。
本作に辿り着いたのはもともと「お、四谷軒様の新作、織田信長ではないですか!」というところから入り、「なんかこのオハグロさん、悪役なのに面白い」となって短編を経由してこちらに行き着いた次第で。
何がいいたいかと言うと、四谷軒様の作品は、脇役や敵役も一筋縄では行かないので、奥行きがあり楽しいと感じます。
なのでストーリーのトリックだけでなく群像を楽しむようになれば、きっと娘さんも四谷軒様の作品を楽しんでくれるのではないですかね!(^^)
改めまして、楽しい作品をありがとうございました。
また、別作品に伺わせていただきますね。
作者からの返信
こちらもお付き合いいただきありがとうございます。
何というか、「まえがき」を設けた結果、「あとがき」も無いとなぁ……と書いたところです^^;
まあ、どうせならということで、結構、明け透けなことを書いたと思います(笑)
当時は武蔵野賞が開設されたばかりで、武蔵野ネタならいける……と謎の自信(笑)があったのは事実ですし^^;
そして、そうなんです。
今川義元とは長い付き合いなんです(笑)
「河越夜戦」執筆当時は、「花倉の乱」と「河越夜戦」をリンクさせて、相乗効果を狙っていたわけなんですが、そうは問屋が卸さなかったわけです(笑)
一次創作で長編というのは、私の人生でも初の試みなので、いろいろと四苦八苦し、「やれることはみんなやろう」というスタンスで、盛りに盛りまくった記憶があります^^;
おかげさまで、今、「楽しい」と言われ、やはり苦しんだ甲斐はあったなと、感慨もひとしおです。
ちなみに娘の方は最近、ミステリというかホラー系に走っているので、さらに遠ざかっている印象です笑)
それでは、こちらこそ、改めまして、読了お疲れさまでした。
そして、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
あまり日本の小説には無く、欧米のものでよく見ますが、冒頭の献辞は「我が娘に」になりそうですね。
歴史小説は割と好きなのですが、下手に戦国時代は知識があるので、結果が分かっているのが個人的にはわくわく感が減じてしまいます。
その点、周辺にも焦点を当てることで、河越野戦自体の結末は分かっていても、本作は楽しめました。
作者からの返信
最後までお付き合いいただき、恐縮です。
しかも今回は三連でコメントをいただき、お星さままで……ありがたい限りです。
実は献辞も考えたんですけど……あまりにも恐れ多くて(娘にではなく、献辞をした先人たちに比して我が身を振り返って^^;)、やめておきました(笑)
私も歴史小説好きです(今さら何言ってんだ)。成人したあたりからミステリィにのめり込んだので、大分離れておりましたが。
それはさておき、私も大体は「知っている」ので、だからこそマイナなモノを書いてやろうという、へそ曲がりなところを発揮させていただいたつもりです。
たとえば、真田幸綱さんとか、千葉さん関係とか、誰も書かないだろうなぁというところを敢えて書かせていただきました。
やっぱり、なるべく「知らない」、読む人にとって「新しい」ものがあればいいな、と。それによって、何らかの喜びが得られれば幸いと思いまして。
楽しめましたとおっしゃっていただいて、そのあたりが多少なりとも果たせたかな、と胸をなでおろした次第です。
それでは、改めまして、ここまでの長きにわたり、お読みいただき、ご評価までいただいて、ありがとうございました。
まさか、あのリレー小説が縁で、新巻さんに拙作を読んでいただくことになるなんて、当時は思いもよりませんでした^^;
リレー小説に深い感謝です。
そして最後に、読んでいただいた新巻さんに、もう一度感謝を。
ありがとうございました!
やはり「関東戦国史」が参考文献に。わたしも以前読んだのですが、地名・人名になじみが薄く、どうもピンと来ませんでした。この物語を取っ掛かりにして、もう一度読んでみようと思います。
(実は「応仁の乱」も読みましたが、そっちも……だったので、どうか応仁の乱についても書いていただけませんか・笑)
作者からの返信
kindleで手に入るのが、それしか無かったという裏事情が(笑)
私の場合は、生まれも育ちも関東だったので、何とか分かりました^^;
実は河越のあたりしか読んでいないという……。私も再読します(笑)
「応仁の乱」……雰囲気を掴むために読んだという……理解度は、お察しください^^;
書くかどうかは、杉浦さんが「八王の乱」について書いてくれたら考えます(笑)
(いや実は今、アフター応仁の乱の、「明応の政変」について勉強しているんですが、これが難しいのなんの……^^;)
それでは、長きにわたり、お読みいただき、誠にありがとうございました。
さ、さすがですっ!志の貴きこと!!興味本位で頭掻きつつ有害図書を撒き散らす私とは正に雲泥!
なんといいましょうか、本作、良い意味での『ずれた感じ』を所々お見受けしていたんです。歴史を語る部分は実に重厚で薫り高く、一方、人物の活劇部分は弾けるような若々しさ。なるほど、若い方に目を向けているからこそ、と合点しました。この『ずれ感』が不思議な魅力を生み出していくのかもしれません。
四谷軒文学、これからも楽しみにしております!
作者からの返信
いや何か……照れくさいです。
コロナのこの状況下で、何かあったら、残すものはあるのかな、と考え、がむしゃらに書き始めたのがスタートだったもので^^;
でも私、御作のような作品は好きです。文学や芸術って、誰にも言えないけどこっそり楽しみたいようなところがあって、そこが起爆点のひとつになったのではないかと思っているので。
『ずれた感じ』、そうでしたか!
歴史についての部分は、実は史学を勉強していた時期があって、その影響かと思います。
そして、何か少年漫画的な感じ、あるいは児童文学的な感じは、子供が読んでいるものに(買ってあげる過程で呼んでいます)影響を受けたと思います。
……それを、魅力と、また、私の名を冠した「文学」と言っていただき、感謝の念に堪えません。
今後とも、ご期待に沿えれば幸いです。
それでは、この長い物語をお読みいただいて、ありがとうございました!
編集済
少しずつ楽しみに読んでいたのですが、ついに完結までたどり着いてしまいました。
愛読していた作品が完結するのは寂しいですが、楽しませてくださった四谷軒様に心から感謝申し上げますm(_ _)m
あとがきを読むことで、さらに物語に深みを感じました。
私は社会科が苦手でしたので、この物語にもっと早く出会えていればと思います。
ストーリーも面白いし、一人ひとりのキャラクターの個性があって楽しかったです。
最後の釣りがしたいという一言は、人間らしくて本当にグッと来ました。
完結おめでとうございます、そしてありがとうございます。
作者からの返信
恐縮です。
私の拙い文章がず~っとつづいていくこの物語、読んでいただく方には本当に感謝しかありません。
そして完結するのは作者も寂しかったです(^^;
また、楽しんでいただけたとのことで、何よりです。書いて良かったと思える瞬間です。
あとがきは、ここまで読んでいただいた方に、何でこの物語を書いたのかを説明はしておいた方がいいかな、と思って書きました。
それを「深み」と言っていただいけるなんて……本当に恐縮です(^^;
社会科が苦手な方や「歴史って分からん」という方に、歴史も楽しいところがあるよ、とオススメするというのが、この物語のテーマだったりします。朝読だし。なので、中村さんに「もっと早く出会えていれば」とのお言葉をいただき、嬉しい限りです。
ちょっと脱線しますけど、私は理系の話が苦手です。遺伝子の話とかが。でも、貴作「ライオット オブ ゲノム」を読んで、「面白そうだなぁ」と思えるようになりました!
ストーリーやキャラクターについて、「ライオット オブ ゲノム」の中村さんにそこまで言ってもらえるなんて、感涙ものです。
釣り……これは本当に自然に出てきた一言です。激動の合戦ばかりやって来たから、のんびりしたいなぁという思いでしょう。作者もそう思ってたし(笑)
最後に、おかげさまで完結いたしました。
ここまでのご閲覧、応援、レビュー、本当にありがとうございました!
完結おめでとうございます✨
熱い闘い、武将のお茶目な一面、繋いていく想い。そして、冒頭の一文も、今回は何かな〜♪とワクワクでとても楽しかったです(^^)
戦国というと、某無双系ゲームのキャラクター達が浮かんでしまう歴史知識が薄い私ですが(ホントごめんなさい💦)、初心者にも優しい仕様で、ちゃんとついていくことができました。(四谷軒さまの「花倉の乱」「その坂の名」で準備運動をさせて頂いていたのも効いています。)
途中人が亡くなるなど、苦しいシーンもありましたが、毎回読後は少し元気になるような+の感情が残りました。
「あとがき」を読んで、それは四谷軒さまの温かい眼差しが、全編に注がれていたからなのかと、再びじんとしてしまいました。
娘さん、もうちょっと大きくなっったらきっと読んでくれますよ。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます(^^;
素敵なレビューもありがとうございます。特に、目配りを利かせたというあたりが嬉しかったです。朝読用なので、子どもさんが少しでも分かり易く、を心掛けたもので。
さて、碧月さんにそうおっしゃっていただいて、この時代の人物たちのいろいろな面を描けたらなぁと思って四苦八苦し、そして朝読の子どもさんの教養の足しになるように冒頭の引用に頭を悩ませた甲斐がありました。
実はあの引用がある意味、一番気を遣いました。あまり知らないのを出してもアレだし……教科書か便覧には載ってそうなラインで選びました(まあ、脱線してますけど(^^;)。
無双系……氏康が何か海賊か山賊みたいな外見になっているアレですかね、向こう傷を盛り過ぎでしょって感じの(笑)
そして、「その坂の名」と「花倉の乱」を書いたことは、実は作者にとってもある意味準備運動でした。で、この時の反省として、やはり読む人の分かり易さを心掛けないとな、というところがありまして、そこを改善したつもりなのですが、「ついくていくことができました」とのお言葉をいただき、大変ありがたかったです。
この時代を描くとなると、死は避けられないポイントでした。しかし、拙作のテーマのひとつに、死者の想いを受け継ぐというのがありまして、朝読の対象のお子さんに、そういうところを感じて欲しいなぁと思っておりました。で、そのあたりが、碧月さんにも伝わったのかなぁと思い、嬉しい限りです(^^;
娘……親の影響で歴女になる気配もありそうなので(笑)、そしたら振ってみようかなと思ってます(^^;
最後に、こちらこそ、素敵なコメントとレビューをありがとうございました!
改めて執筆、お疲れさまでした。
歴史小説はファンタジーと異なり、考証等を行わなくてはなりません。その努力と情熱の結晶が、今回の作品であった私は思います。やろうと思っても、なかなかできることではないと思います。
今回、私が魅了されたのは、戦国の世を舞台にした歴史小説ということだけでなく、登場する武将たちの駆け引きがエンタメとしても秀逸であった思うからです。
これだけの技量があれば、さらに日本各地の武将たちの物語が作れるのではないかと思います。楽しかった。読んで良かったと思える作品に出会えたことに感謝であります。
作者からの返信
ありがとうございます。恐縮です。
歴史小説、去年から始めたばかりで、手探りでやっております。「正史」と矛盾が生じないようにするのと、敢えて生じてでも描きたい場合どうするかという、そういう考察が必要となってきます。でも、それはある意味楽しい部分もありますので、だからやれてしまいました(^^;
武将たちのやり取りは、この辺はもう勢いでやっています。キャラクターの設定はある意味「正史」を参照できるので、そこからこんな奴かなぁ、と妄想して、やり取りをさせました。
加えて、拙作は朝読用なので、読む人が「この人について知りたいなぁ」と思えるように努力したつもりなので、鉄弾さんにそうおっしゃっていただけると、大変嬉しいです。
他の武将についての物語も興味があります。なので、鉄弾さんのコメントの最後の下りのお言葉は、嬉しくもあり恐縮です(^^;
そして、読んで楽しさを、「良かった」を感じてくれて、非常にありがたいです。それを聞けて、拙作を書いて、私も「良かった」と思います!
ありがとうございました!
編集済
そんな執筆の歴史があられたのですね。
そして、20万字!
お疲れさまでした。
ひょんなことから歴史小説の執筆を開始したわたしは、
内容もさることながら(もちろん最重要ですが(^▽^;))
それだけの文字で壮大なスケールの物語を構成された事実に、
たゆまぬ努力を重ねられたことに、最大限の敬意を捧げます。
この小説を娘さんへの誇りとなさってくださいませ。(´▽`*)
作者からの返信
まあ、実は執筆の裏側(?)を言うつもりはなかったのですが、「まえがき」を書いたら、「あとがき」も書かないと座りが悪いな、と思い、書きました。
二次創作時代の長編も20万字だったので、それが心身に染みついていた結果かもしれません……きつかったです。ありがとうございます(^^;
あと、あとがきでも言ってますけど、スケールは最初小さかったのですが、武田とか里見とか入れていくうちに、でっかくなっちゃいました(笑)
ただ、おかげで詰まるということはなかったですね(^^;
娘には……たとえ読まなくとも、ある意味、貴女のために書きましたよ、というところが伝わればいいな、と思っています(;^_^A
ありがとうございました!
なるほど、この物語には、そういう裏事情というか制作秘話があったんですね。
児童・生徒に読んでもらいたい、先生が薦めたいと思える物を……。
とても僕には真似できません。素直に頭が下がります。
四谷軒さんの作品は、僕の知識の範囲外から攻めてきてくれるので大好きです(笑)
コンゴトモヨロシクお願い致しますm(_ _)m
さて、次は何の話を読ませていただこうか……
作者からの返信
こちらも読んでいただき、ありがとうございます。
ちなみに、このあとがきで、立派そうなことを言っていますが、ある程度「ねらい」があって、言っています^^;
当時、カクヨムは「朝読」といって、児童生徒の朝の読書活動を想定した賞を、カクヨムコン内の部門として設定していたので、その辺へのアピールだったりします。
歴史ものって、あまり賞を通らない印象があったので、「朝読」というフィールドなら、行けるんじゃないかという目論見です(笑)
いや、子ども向けに書いたのも本当ですけれど^^;
それはさておき、私は結構、マイナーだったり、不人気だったりするものが好きなので、そのあたりが、「範囲外」になっているのではないかと思います。
また、食指の動く拙作があれば、その時はよろしくお願いします^^;
それでは、改めまして、これまで読んでいただいて、ありがとうございました。
よろしければ、次回作でお会いいたしましょう!
ではではノシ