第七話 邂逅と秘匿艦隊

菊水作戦艦隊発見の報はすぐさま国防省、総理官邸へと届いた。


総理官邸

「大和を始めとした菊水作戦艦隊が海戦水域に転移した、だと。」

「はい。現在しなのが通信で意思疎通をしているようですが、、、。それと史実の菊水作戦艦隊と構成が違っています。」

どうゆうことか史実と違う艦隊構成であった。だが日本が転移するぐらいである、なにが起きても不思議ではなかった。


「そうか。意思疎通ができたとしてどうするつもりなんだ。」

「統合幕僚部は海戦に参戦してもらうつもりだそうです。」

「なぜだ。」

「どうも戦力展開が間に合っておらず敵に増援がありなかなか厳しく、特に戦艦の装甲を艦砲で貫けない可能性があるとのこと。」

「それでか。」

確かに、約100年の技術の差があるのだ、。それに伴って戦いというものも変わる。

「最悪、呉も間に合わなかったら名古屋を動かしてもいい。」

「総理、しかし。」

「東側のせいで大湊を動かすよりましだろう。首都は横須賀で何とかなる。何のための秘匿艦隊ゴーストフリートだ。」

名古屋と大湊の港には数年前から日本国海上自衛隊にないはずのフネたちが居た。



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