第三話 革命

斉東連邦共和王国 地下組織 斉東革命本部


「中央世界の連中は上手いこと南方世界の方を向いてくれて良かったよ」

「ああ、皇国の同志も上手くやってくれた」

そう笑う二人の幹部は不意に笑うのを止め深刻そうに話を続けた。

「ついに政権の支持率は30パーセントを切った、よく政権を維持しているという感じだな」

「前回の中央世界運営会議での消極的賛成が響いたのだろう、大人しく賛成にしておけば50パーセントを維持できたというのに」

「で、いつするんだ」

「どうするか、俺としては東都革命で先の同志達が倒れた日にしようと思っているが」

「それでは二週間後か」

「それまでに必要物資の用意を」

「もちろんだ」





南央市国 南央洋中央条約機構 戦略調査局


「局長、機構軍最高司令官名義で情報調査要請が来ています」

「なに、どうしたの」

「斉東連邦共和王国で斉東革命という組織の事です」

「社会主義系統か、斉東じゃ多いけどなぜだろう」

「問い合わせますか?」

「第三次征南戦争で忙しいこの時にそんなことできるわけないでしょ」

「はい、すみませんでした」

貴方は貴方の仕事をしなさいと言った後、局長は斉東に潜む情報員に早速調査を開始するように指示を送った。







神聖日光皇国 第三次征南戦争遂行委員会


「南央洋中央条約機構軍は動き出したようです」

「そうか、皇軍を再び作らなければならないな」

「ええ、宰相様」

扉が開きこの場に存在しないはずの人が入ってきた。

「宰相、それはどういうことですか」

リレロ アルジャ連合国在神聖日光皇国大使がそこにいた。

「・・・なぜここに居るんだ」

「そんなことはどうでもいい、皇国は非武装中立を放棄するのですか」

「どうかな、君達次第じゃないですか」

そう言った宰相は大使を嘲笑ってこう叫んだ。

「衛兵、ここに侵入者が居るぞ、捕らえよ」























大分怪しくなってしまった。

次回からはとりあえず近代軍vs現代軍で楽しく書いていこうと思います。










あれ、あと三章で終わるのかこれ、、、

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