第3章 転移

第一話 日出づる国

とある星、とある国、とある場所

「爺、爺はいるか」

別室にいるお付きの者がやってくる。

「何でしょうか若様。」

高校生ぐらいの者が返す。

「また予知夢を見たぞ。だが信じられないようなものだがな。」

「どのような。」

「日出づる国が我が世界に転移してくる。」

「そのような。では皇国騎士3ヵ国にはお伝えしておきましょう。」




この世界で最も栄光を誇り歴史を持つ国。神聖日光皇国

皇国の皇族は成年するまで多くの予知夢を見るという。





南央市国 南央洋中央条約機構本部 機構軍統合最高指揮官室

「皇族方がそのような。」

予知夢の報告を受けた南央洋中央条約機構軍最高指揮官の山風天馬は何となくその国が転移してくる位置が分かっていた。

「上川君。」

そう呼ばれた補佐官は分かったのか

「西南央洋に第五艦隊派遣を統合幕僚部に指示ですね。」

「ああ。」


西南央洋には2週間前から謎の大渦が出来ていた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る