特別番外編 尖閣紛争ー2035- 最終話
航空支配戦闘機の戦闘は圧倒的であった。
あっという間に敵ステルス戦闘機を打ち落とし中国側が何が起こったかわからない状態のまま去って行った。
「さすがだな」
そう旗艦ほうしょうFICでいうのは艦隊司令新島光海将だった。
「司令、どうしますか」
「そうだな、『ほうしょうFICより艦隊各艦へ、対空、対潜警戒を厳とせよ』」
「無人偵察機で敵艦隊の位置は分からんか?」
Bプランになった時に既に無人偵察機が離陸している。
「無人偵察機より、敵艦隊発見そして戦爆連合30機が発艦、その後撃墜されました」
「分かった。
意味深に言ったあと艦隊司令は命令する。
『対空戦闘用意』
護衛艦 ふそう CIC
「対空戦闘用意」
「敵戦爆連合SM-2射程範囲まであと1分」
どれだけ来る、そう身構えるのはふそう艦長篠崎壮だった。
これは銀河システム搭載型ミサイル護衛艦の初陣でもあった、だからこそ
「敵機SM-2射程内、敵機ミサイル発射計35発」
「VLS1番から10番攻撃用意」
「SM-2目標入力完了」
「SM-2攻撃始め」
けたたましい警報音と共に次々とミサイルが発射されていく。
「艦隊各艦SM-2発射」
あと10秒、8、7、
「命中まで5、4、3、2、マークインターセプト。全弾命中、
「敵機15機撃墜、残りは撤退した模様」
「了解」
『ほうしょうFICから各艦へ、対空戦闘用具収め』
「対空戦闘用具収め」
たいげい型潜水艦
艦橋
「各員戦闘配置」
そうりゅう型潜水艦の後継にあたるたいげい型潜水艦は通常動力型潜水艦として世界で最も多い排水量を誇る。その戦略的価値は大きく東アジア各国では海上自衛隊で撃沈すべき艦艇のランキング2位に入っている。(一位はほうしょう型航空機搭載護衛艦)
そんな海自必殺の艦艇がこの海域に居ない訳がなかった。
「魚雷発射管1番から6番注水開始」
潜水艦隊の精鋭たちで構成されたこの艦は恐ろしく熟練度が高い。あっという間に作業を完了させる。
「発射準備完了」
「魚雷発射管1番から4番発射、目標敵航空母艦」
「発射」
この瞬間この海戦の勝敗は決まった。
翌日の新聞
『昨日の国防軍の演習中に海上自衛隊が及び航空自衛隊が中国人民解放軍と戦闘し敵空母1隻、駆逐艦1隻撃沈。航空機20機撃墜。国防軍側の被害はF-3A戦闘機が2機撃墜されたということです。この・・・』
番外編の終わりに
様々な方に読んで頂きありがとうございます。これを投稿した時点で約8000PVでした。これからも日本国の野望をよろしくお願いします。次話はやっと本編に戻ります。
私の他の作品もよろしくお願いします。
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