特別番外編 尖閣紛争ー2035- 第二話

「トンビ01エンゲージ」

「トンビ02エンゲージ」

『アンノウンをターゲット01、02とする、後ろのステルスは空自のF-3Aがやる、DDAに攻撃させるな』

『了解』

「トンビ02、FOX3」

02がロックオンし99式空対空誘導弾改AAM-4Cを撃つ。

ターゲットとなった中国機はチャフやフレヤを放ちどうにかして撃墜を免れようとするがAAM-4Cは吸い込まれるように近づいていき命中した。

「ターゲット01キル」

一機は撃墜したものの残りの一機は今だ自分たちは囮だとでもいうように艦隊の方へ近づいている。

焦りを隠し冷静にロックオンする。

「トンビ01、FOX3」

敵機は何とか回避しようとするもミサイルは命中した。パイロットは直前に離脱していたので大丈夫だろう。


安心したところですぐに早期警戒管制電子戦機から通信が入る。

『トンビ01、02、空自のF-3Aは2機とも撃墜された。敵は新型ステルス機と思われる。こちらのECM攻撃は効果なし。すぐさま戦闘空域を離脱せよ。繰り返す、戦闘空域を離脱せよ。』

『それでは艦隊防空はどうするんだ』

いくら練度が高くても100%迎撃できるとは限らない。戦闘機による艦隊防空を放棄するのは21世紀の戦術としてあり得ないことであった。

『ライジングサン隊を信じろ』

ライジングサン隊とは今年新設された新飛行隊である。

そして使用している戦闘機は 航空支配戦闘機 F-0

日本がF-3シリーズの経験を活かし作られた。世界でF-22とF-0のみが分類される

航空支配戦闘機である。


確かにF-0を運用する部隊なら大丈夫だろう、そう思って空域を離脱した。





ライジングサン01の楠木3佐は去年の春から訓練してきた仲間と共に戦闘空域へと向かっていた。

「ライジングサン01より編隊各機へこれより艦隊防空任務に入る。敵機は新型ステルス機とみられる、、、かの有名な零戦のように華々しい初陣とするぞ。」

一呼吸おき宣言する

「ライジングサン01 エンゲージ」


新たなゼロが空を舞う。


















短めになってしまいました。あと2,3話ぐらいで本編へ戻ると思います。

あと99式空対空誘導弾改となってますがかなり改良されたという設定です。

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