第六章 第三次征南戦争 前編

第一話 制裁

「中央世界運営会議は本日ミリジミア海上帝国及びその属国を最重要敵対的他世界国家として認定する事を決定した模様です」


ラウンジのテレビニュースで報道される出来事を真顔で受け止めていたのは南央洋中央条約機構軍最高司令官、山風天馬元帥であった。

「大変なことになったといえばそれまでだが、分かり切っていた事でもある」

そう呟いた元帥は最高司令官室へ向かっていった。




日本 首相官邸

「総理、国防省へ南央洋中央条約機構軍より通達です、中央世界運営会議にて決定した最重要敵対的他世界国家への制裁命令が神聖日光皇国より発せられ、南央洋中央条約機構がこれに従う旨加盟国へ通達します」

「どうゆうことだ、、確か細かい所は関係会議で行うとなっていたが、南央洋中央条約機構軍務局に任せてしまっていたな」

「それが、総理」

そう深刻そうに言う連絡官に総理は問う。

「どうしたんだ」

「先程の通達内容には追記がされていたとのですがそれを読み上げますか」

「ああ、早く」

『追記、日本国の皆様に置かれては事態をご理解されていない方も多いと思われるのでここに追記する。最重要敵対的他世界国家に対する制裁は実力行使のみであり、それ以外に存在しない、よって中央世界に存在するすべての国家は通達を持ってして戦争状態に入る』



「はあ――――――」














さて、第六章プロローグです。ここから長い戦争が始まります。

後三章、頑張って書きますのでどうか温かい目で読んでください。

後二万PV感謝です。

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